• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年2月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:曳田 卓 議員
質疑・質問日:03/08/2021
会派名:ふじのくに県民クラブ


○曳田委員
 一問一答方式で広報広聴と地域外交の件でそれぞれお願いします。
 まず、広報広聴の件でたしか昨年12月議会の当委員会で県民だよりの編集を変えて左めくりにする話を聞いて、もう1回その辺を確認したいんですが、どういう理由でそうなったんでしたっけ。

○横山広聴広報課長
 広聴広報の展開のうち県民だよりについてお答えします。
 県民だよりにつきましては、1月号から全て記事が横書きになりまして、右から左に開く形に変わっております。
 変えた理由といたしましては、これまでも実は県民だよりは縦書きと横書きが混在しており、1つは非常に見にくいという意見があるのと、最近いろいろな横文字や片仮名の情報が多くなりまして、横書きのほうがどうしても見やすいよというのがあって記事全体を横書きにしました。そうしますと右から左へ開くやり方のほうが視線が左上から右下に流れ見やすくなり、横書きに統一することと併せて開きを逆にしております。
 あともう1つ加えて申しますと、先ほど来からデジタルとの融合が話題に出ておりますけれども、デジタルの世界ではどうしても縦書きがなじまず、記事も横書きで書くのが多く今後デジタルとの融合を図っていく意味でも横書き、右から左に開くほうが見やすくなるという判断で1月号から変えております。

○曳田委員
 何かうろ覚えでたしかそんな説明だったと思うんですけど、その中で今例えば横書きのほうがどうだこうだという話はどのくらいの数でどういうところから出てきたのか尋ねます。

○横山広聴広報課長
 横書きにしたほうがという御助言は、広報アドバイザーからもありましたし議論としては昔からあったものでございます。それで1月号に開きを変えて横書きにした際の見やすさについて読者の方々から意見を聴取し836件の回答がございました。そのうち78%は好意的に捉えていただいて、10%がやや否定的だという結果となっております。

○曳田委員
 恐らく私もその10%に入るのではなかろうかと思います。実はこの前県民だよりが来たときに土曜日でたまたまちょっと朝余裕があったものですから何気に新聞を開くわけです。右開きで見るわけです。その次に子供用の新聞も入っていました。これも右開きになっていた。さあと思っていたら県民だよりは反対に左開きなわけですよ。技術的なこともそうなのだけど、総務委員会説明資料15ページに届く広報と書いてありますけれども、僕はやっぱり読んでもらう、あるいは読ませる発想がないとこれは独りよがりかなという気がするわけです。さっき800人とおっしゃいましたけれどもどうかなという感じがします。というのは、私もまあ年も年ですからどうしても新聞を見るとやっぱり縦書きのほうがすーっと入ってくる。ましてや県議会だよりも非常にやっぱりある意味では読んでみようかなと読むんですよ。ところが正直言って県民だよりをぱっと見たときに、子供たちに生きる力をとか認知症とか、大事なことなんだけれども、――これ後で議論しますけれども――人間というのは面白いもんで何かが突っかかると基本的にもう読まなくなっちゃうんです。そこからさらにめくっていけばすーっと入ってくる。人間の心理は面白いものです。ですから先ほど800人の方の意見で70%とおっしゃいましたけれども、本当に果たしてそうなのだろうかと私は今疑問を持っています。
 それで、例えば12月号の県民だよりです。確かに縦書きと横書きが混在していますけれども、普通の新聞見ても縦書きと横書きがいろいろ混在していますよ。ですからその辺の理由が果たして妥当かどうか、私は別の問題だと思います。読ませる、読んでもらうという意識があるならばもう少し議論を深めてもらいたい気がします。どうでしょうか、このままいくんでしょうか。

○横山広聴広報課長
 10番委員御指摘のように新聞に折り込まれているもので新聞と開きが逆というのが、果たしていいものかという議論も我々の中でもしたところでございます。そうした中、例えばこれ静岡新聞が毎週土曜日に発行している情報誌ですけれども、新聞社が発行しているにもかかわらず全部横書きで右から左に開くタイプのものもあります。また日曜日に発行しているものでなかなか面白いなと思ったのが、新聞と同じように左から右に開く部分は縦書きに書いてあって、逆に表紙が裏表あるような形で裏の右から左に開く部分は横書きに書いてあるという、新聞社もいろいろ工夫しているんだなと思っております。
 ある意味権威というかしっかりしたもの、新聞に通ずるもの準ずるものとして、御指摘のようにやはり新聞と同じように縦書きのほうが読みやすいという意見も実はありました。引き続き読者の皆様からの意見はお受けしようと思っておりますので、また縦書き、開きがこっちという意見が多くなってきたり、または横書きは見にくいなどの意見がございましたら、順次開きなり縦書き、横書きについては検討を続けていきたいと思っております。

○曳田委員
 前向きな答弁ありがとうございます。
 いずれにしても、――本当に僕らも経験して思うのだけれども――とにかくしょっぱなでつまずくのは読むことに関してはやっぱり慣れが大事だと思うんですよ。ぜひその辺は今の横山広聴広報課長の答弁のとおりいろいろと今後検討材料にしていただきたいと思います。

 この質問はするつもりじゃなかったんですけど、内容を見て気になったのがまず県民だよりの編集はどういうメンバーでやっていらっしゃるのかお聞きしたいんですけども。

○横山広聴広報課長
 県民だよりの紙面の構成についてでありますが、各部局にこの時期にこういうものを発信したいよというものがいろいろありますので、毎年度3月ぐらいの時期に各部局から広報計画を集め、組み合わせながら全体の広報計画をざっくりと作り、広聴広聴課の職員が主になり県民だよりの構成を考えております。ただ上がってくる情報の基は各部局からのいろいろな県政の情報です。

○曳田委員
 まさに総務委員会でなければ質問できないことなのであえて言わせていただくと、確かに平時であれば当然おっしゃったように各部局のいろんなものがあって、じゃあそれをどういうふうにするかと決めると思います。ただ、新型コロナウイルス感染症という非常に県民にとって大変な問題については、――例えば我々も県政報告を出すときもそうですが――情報をどう配信していくのかと。例えば中小企業だったら苦しければどういうところに行ったら融資してもらえるか、あるいは生活に困ったらどこに行ったらという思いがあるにもかかわらず、2月号を見てもそこの部分が余り見当たらない。3月号の最後のほうにやっと支援制度について出てくるんですよ。本来だったら1月、2月、3月とみんな大変なわけですよね。県民の求めていることについてもう少し敏感に編集を考えていくべきじゃないかと思うんですがいかがでしょうか。

○横山広聴広報課長
 今、県民だよりの3月号を見ていただいたということで、そこでは新型コロナウイルス感染症とそれに関する支援制度について、発行まであと1か月あるとのことで急遽紙面を割いて載せました。本来ですと情報広場ということで各部局からのいろいろなイベントとかの情報が載る場所ですけれども、そこをこの融資制度や今後始まるであろう新型コロナワクチン接種についての情報を載せた経緯があります。御指摘のように支援制度とかはもっと早めに出したほうがよういのではとの点については反省するところではあるんですけれども、実は緊急事態宣言が発出されたときはもう5月号の紙面構成も全部終わってどういうものを載せるかも決定していた段階でした。表紙の写真や中の紙面もメッセージを変えたりとかいろいろやったりしました。可能な限り時々刻々変わる情勢に対応するよう心がけております。

○曳田委員
 そのことはちょっと立入り過ぎるかもしれないけれども、本当にこの3月号にしても本来は新型コロナウイルスのことや新型コロナワクチン接種がもう始まることが1面に来るべきですよ。要するにいろんなことを言っているわけですね。県の体制については今こうなっているけどこうなりますよとか。僕が言いたいのはこれを入れろじゃなくてそういう感性、つまり今県民が何を知りたいのかと。確かに3月号では子供たちに生きる力を、認知症の方も安心して暮らせる地域にと載せていてこれも大事ですよ。でもこれが果たして1面に必要かどうか。
 今後5月号の編集も始まるでしょうけど、僕らですら自分の県政報告出すときに、例えば1月ぐらいに考えてじゃあ3か月期間があったら何を出そうかと。いろんな情報を考えると当然新型コロナワクチン接種の状況や新型コロナウイルス感染症の感染状況とかを出そうかと思うわけです。さっきの100万部は大変な数ですよ。読まれる方々に情報格差が起きないよう、すべからず三百何十万県民がひとしくコロナウイルスを乗り切るための情報を得るようにしていただきたい。たまたまこの時期なのであえてきついこと言いますけれども、ぜひよろしくお願いしたいと思います。

 広報広聴の件でもう1点、QRコードがよくついています。スマホを使用していますから読み取るわけです。3月7日昨日の静岡新聞にLINEとヤフーが合併しました。LINEは8600万人と。――これは前も聞いているんですけども――記事の最後のほうには、ニュース配信については、利用者が最新情報をチェックするため定期的に使う鍵になる重要コンテンツと位置づけ、既存メディアとの連携強化を図るとありました。自分の県政報告にQRコード入れるんですけども、正直言って県のQRコードでスマホに出てくる内容があまりにもいろいろあり過ぎて、私たちが知ろうとする情報はどこに行ったらいいかなかなか分かりにくいというのが1つありました。
 それともう1つは、説明資料15ページの2(2)県庁のメディア化にユーチューブにふじのくにメディアチャンネルを設けるとあり、これ非常に期待する部分なんですよ。前に後藤疾病対策課長がいろんな形で情報を出して、非常に参考になったと思います。今後この時代、LINEとユーチューブは違うにしても先ほど来おっしゃっているように、紙媒体からそちらに移行する過渡期だと思うんですね。一歩、二歩も先を見据えてLINEやユーチューブをもう少し縦横無尽に使っていただきたいと思うんですけれども、その辺の戦略はどういうふうに描いていますでしょうか。

○横山広聴広報課長
 今後の広報の戦略についてのうちLINE、ユーチューブの活用等についてお答えします。
 実は、ユーチューブの動画に力を入れていろいろな職員が多くの本数を出し始めたのが今年になってからなんですね。非常に好評を得ておりましてどんどんどんどん本数も増やしますし強く力を入れてやっております。LINEとの連動を図るときにLINEからユーチューブに流したり、ユーチューブの概要のコメント欄のところから逆にLINEやツイッター、フェイスブック、あるいは県民だよりの電子版とかに流れを付けたり試行錯誤しながらやっております。御指摘のように縦横無尽にというところまで達しているかどうかはまだまだなところもあるんですけれども、若手の職員等を中心に勉強を進めながらブラッシュアップして力をつけているのが現状でございます。
 今後もユーチューブのふじのくにメディアチャンネルを開設することによって、より動画を探しやすい、情報にたどり着きやすいような仕組みを来年度も力を入れていくつもりです。

○野崎委員長
 前議会、前々議会にも同様の質問で同様の答弁を頂いている部分もあるかと思いますので、簡潔に絞って質問していただけるとありがたいと思います。

○曳田委員
 今の答弁のとおり、ひとつ引き続きよろしくお願いします。
 それで、地域外交のことで1点だけ確認させてください。
 先ほどの答弁で説明資料18ページの1(2)主な取組のモンゴルのところに将来本県で介護福祉士として働くことを目指すとあり、本県で働きたい人材がいらっしゃるとの話も聞いたのですけども、もう1回内容を教えていただけますか。

○影島地域外交課長
 本県には介護現場も含めまして人材確保に悩んでいる事業者の方が多い現状があります。そういった中でこれまでモンゴルと様々な交流をしてきました。モンゴルにおいて親日的なところもありまして、日本語を学び介護を勉強されている学生が多くおります。経済界でもマッチングして内定に結びついたケースもございます。また介護に関心を持って日本で働きたい希望を持っている学生または若手の医療従事者も多くおります。そういうことであるならば日本、その中でも静岡を選んでいただくという目的から、昨年度から本県への関心を高めて静岡県の介護現場で働いてもらい、必要に応じてその技術をもって自分の国で生かしていただけることも踏まえて事業を実施しました。

○曳田委員
 分かりました。
 もう1つ確認したいのは、実は介護保険課も一応フィリピンとやっていると聞いています。とにかく現場が大変な中で今のお話は非常にありがたいんですけども、その辺のところは地域外交とは全く別枠なのか、連携はあるのですか。

○影島地域外交課長
 もちろん介護保険課とも連携して事業を行っております。一昨日のプログラム実施に当たりましても県内の介護施設の現場の方々、そしてその事業所で働く外国人材の方々の声としてプログラムの中に取り入れて事業を実施しました。

○曳田委員
 この地域外交はいろんな意味で評価があるんですけれども、本当に今県内の介護現場で困っている実態があります。それが地域外交でこういう実績が出てくると非常に今後の期待感も高まるので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp