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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成28年決算特別委員会産業分科会 質疑・質問
質疑・質問者:林 芳久仁 議員
質疑・質問日:10/25/2016
会派名:ふじのくに県民クラブ


○良知委員長
 休憩前に引き続き、分科会を再開いたします。
 質疑を継続いたします。
 では、発言願います。

○林委員
 分割質問方式で2点お伺いしますので、よろしくお願いします。
 まず、平成27年度歳出決算の全般的な状況を言いますけれども、予算に対する執行率について。
 この辺は、先ほど6番委員からもありました。これは経済産業部だけじゃなくて、軒並み部ごとに執行率の低い部分は当然ありますけれども、経済産業部については60%台以下の執行率のものがある。これを拾ってみると15事業あるわけですけれども、その中にはゼロのものもありますし10%以下のものもあるようです。
 この理由については説明がありましたけれども、国の補助金の関係や国からの交付金が不採択になったと。予算に上げたけれど不採択になったもの、事業の確定によるもの、それから事業の調整に要した日数が予定日数よりもかかったことで残念ながら執行に至らなかったもの等理由はいろいろ書いてあります。これは毎年のことで平成27年度には限らないんですけれども、私はこの辺が毎年非常に気になっているんです。
 単年度予算ですから、執行率を上げるために事業も早く進めるのが基本だと思うんです。この予算を立てるときに、単年度で十分に執行できる部分の予測というか精査について現状どのようにやられているのか、見直しされているのかについてお伺いしたいと思います。

○木野経理監
 事業の不用残が生じてしまっている現状、どう取り組んでいるかというお話です。
 経済産業部の場合は、最終的に団体とか個人も含めて補助金を出したり貸し付け等の資金を出したりということで、農林事務所等を通じて実際の農家や生産者、もしくは商工業者の要望を聞くなりして金額を積み上げて予算要求しております。そういった意味で言いますと、もう既に積み上げが始まっているんですけれども、後半に向けて情報収集しながら政府に対する要望を聞いた上で計上しております。
 平成27年度に31億円の不用残が生じている中で、そのうち22億円の不用残の理由は実際に農家等がもともと予定したものを執行しなかった部分で、聞き取り後に執行しなかった金額が多くございます。その部分はあらかじめはっきりわかっていれば当然2月補正予算で落とすんですけれども、まだ執行する可能性があるということでそういった方々に対応できるように取っておいて、結果的に不用残になった予算が数億円ある状況です。
 あと、契約の差金等も年度後半に出る部分がありますので予定価格で必要額を組むんですけれども、実際には執行の段階でかなり金額が落ちてその部分が残ってくると。あとは事業の精査をする中で、なるべく執行を効率化することで残り10億円程度が生じております。
 そういった意味で、来年度に向けて現在やっておりますけれどもかなり厳しい予算編成になりそうですので、まずは実際に執行する額はどれだけかをしっかり見きわめた上で今後も編成したいと思います。

○林委員
 今説明がありましたけれども、特別な事故とか予測できない場合はやむを得ないこともありますが国の予算確定が年度末になったとか、事業によって国も一律じゃないにしても例年同じような状況が続いているということで、その辺はある程度予測が可能といったらおかしいけれども、捉えてもいいんじゃないかと思います。

 そこで、平成28年度予算について改めて聞きますけれども、多少工夫された部分というか、この執行率を上げていくことについて各出先機関とも議論した上で予算を組んだのかどうか、もう一度伺います。

○木野経理監
 今年度は、特に森林部門が交通基盤部から移ってきたためその辺の苦労が大きいんです。
 国の経済対策に伴う補正予算は今年度もお願いすることになりますけれども、国から来る予算では実際に事務所や団体等が使う金額の想定以上のものが組まれたりしますので、より密に情報収集をしてなるべく早目に対応して、今回は9月補正予算でかなりの部分を積みました。
 国の予算編成の基準は、県の予算のタイミングとずれているところがありますのでなるべく早くに情報をとって、なおかつ執行する団体等から情報収集することも今回は密にやらせていただきました。

○林委員
 毎年同じような状況が続いていると再三申し上げていますけれども、これは経済産業部だけじゃないにしても、ぜひ予算を組むときにはある程度予測しながらしっかりした予算を組むと。単年度予算ですからその中で執行するのが基本だと思います。当然不用額は出ますのでそれはやむを得ないことで次年度に繰り越しになりますが、必ずしもこれはいい状況ではないのでよろしくお願いします。

 次に移ります。
 同じような質問ですけれども、林業改善資金特別会計について。
 これは資金の貸付金ですけれども、執行率が1.8%でそれだけ資金を利用する団体とか林業農家がいなかったのだと思うんです。以前の実績で貸し付け部分の予算としては通っていると思うんですけれども、これは何年間の実績の平均でやっているのかわかりませんが年度によってはかなり資金が余ると。この平成27年度決算では1.8%しか執行率がなかったということで、年度によって要望がかなりあったり少なかったりという部分がございますけれども、その実態を聞かせてください。

○清水林業振興課長
 特別会計の林業改善資金につきましては、林業もしくは木材産業の経営改善、林業労働災害の防止を図るために必要となります施設や機械の導入などについての資金を無利子で貸し付けるものになっております。
 年間の貸し付け予算枠につきましては4000万円で設定しておりますが、これは過去の実績から平成20年度の貸し付け実績が一番大きかったということで、このときの貸付額を参考に最大の貸付額という形で捉えまして設定しております。

○林委員
 過去の実績を見た上での予算づけとなりますけれども、特別会計はある程度関係団体が決まっています。この資金を利用する希望があるかの事前調査を林業関係機関を通してやっていると思いますけれども、その実態を改めて伺います。

○清水林業振興課長
 この貸付額につきましては、先ほど話しました過去の最大額と合わせまして関係機関を通じた資金需要の調査をしているところですが、近年の利用率が低調な理由としまして採算性の悪化によります設備投資意欲の低下等がありまして、今なかなか活用されていない状況として捉えております。

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