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委員会会議録

質問文書

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令和3年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中田 次城 議員
質疑・質問日:08/10/2021
会派名:自民改革会議


○野田委員長
 1時間たっておりますが、休憩しないでよろしいですか。もう少し続けたいと思います。

○中田委員
 それでは、私は一問一答方式で1点だけ高校再編について伺います。
 地元のことですのでここで議論しておいたほうがいいなと思って発言させてもらいますが、非常に心配しております。何が心配か。令和5年4月開校に向けておよそあと1年半ですね、いろいろな情報が、例えば新しい高校をつくることになれば期待も含めて今度はこんな学校になるらしいよとか、地域との関わりについて体育館やプールはこうやって解放されるらしいよとか、いろいろな期待や不安が話題になって、それで人が人を呼んで最終的には募集定員の増加につながってくるんだなと思ってそういう期待をしているわけです。
 でも、いろいろ話を聞いてみると保護者の皆さんの中にも生徒の中にも非常に情報が少ない。一体どういう高校なんだろうと。地元の教育委員会と話をしてもコロナということもあるけれども、県との調整、打合せも今年度に入って少ないような気がすると。こういうお話も頂く中で私もこの問題については、3校を1つにすることで地元の皆さんがいろいろな思いを飲み込んでやったことでもあるので、そういう意味ではいい高校を何としてもつくっていただきたいと。
 そこで質問ですが、この新しい高校の例えば学力がどういうレベルなのか、またスポーツ、美術などに関する教科もできるということでいろいろな意味で特色があると期待もしているわけですが、保護者や生徒たちに向けて新しい高校はこういう高校なんですよと示せる時期はできるだけ早いほうがいいに決まっているわけです。令和5年開校ということは令和4年10月、11月には募集定員を発表したり、生徒たちにしてみれば夏休み前に三者面談をやったり高校を絞って進路を決めていくわけですよね。1年前の4月ぐらいにはこういう高校でいくんだよと当事者だけではなくて地域も含めてこの学校を前面に出していく努力が必要なんじゃないかと思っていますが、先ほど申し上げたとおり少し情報が乏しいように私は感じています。そういった意味でお伺いしたいと思います。

○花ア高校教育課指導監兼学校づくり推進室長
 伊東地区新構想高等学校についてお答えいたします。
 新構想高校につきましては、令和2年度末に基本計画を策定いたしました。その中には設置の学科、それから教育課程等が載っております。これにつきましては、その概要をまとめましたリーフレット、動画を作成いたしまして県教育委員会のホームページに掲載している状況でございます。
 ただし、県教育委員会のホームページに届くというのは意識がある方しか見られないので、今合併元の4高校が中心となって開校準備委員会を開いていますけれども、随時決まったことにつきましては地域の中学生や保護者等に向けた説明会を行いたいと考えております。
 先ほど5番委員御指摘のとおり、コロナの関係で大人数集まれないこともありますが、現段階で秋以降に各学校への高校の紹介及び新構想高校の魅力を伝える会を伊東市で開催したいと考えております。これにつきましては、地元の中学生及び保護者だけでなく一般の市民も含めまして人を集めたいと考えております。
 それから、学力のことですけれども先ほど申し上げました基本計画の中に設置の学科、類型が載っていますが、特に普通科につきましては今4つの類型を考えています。それが1つの学力の目安になるとは思いますけれども、まず国立大学への進学を見据えた特別進学類型、国公立・私立大学への進学を見据えました進学類型、体育系の大学、専門学校、スポーツクラブへの就職を見据えましたスポーツ健康類型そして美術系、デザイン系の大学、イラスト系、デジタルアート系の専門学校への進学を見据えましたアート類型、普通科につきましてはこのような4つの類型を考えています。
 それから、商業科につきましては各分野の大学、専門学校、就職を見据えまして3つの類型を今考えております。会計、情報、マーケティングと生徒の希望に合った類型を考えていますのでそれを見据えて中学生に選ばれる学校にしていきたいと考えております。

○中田委員
 今の答弁を聞いていますと、県教育委員会はもう示すものは示しているんだと。あとは地域が保護者たちに説明することが課題だみたいに私は受け取れるんですがそういうことなんですか。こういう教育課程でやります、それが当初からあるのは私は分かっていますよ。でも実際に今言ったようなことがどういう内容で、それが生徒にとってどう魅力があるものかまで、例えば地元の中学や教育委員会、地域にきっちり伝えることも県教育委員会の責任としてあるんじゃないですか。そこの部分が私は必ずしも十分ではないと思っていますよ。
 要はそこで聞きたいのは、県教育委員会は今私が言ったように情報発信という意味で、地域との共有は十分だと思っているんですか。

○花ア高校教育課指導監兼学校づくり推進室長
 先ほど答弁を申し上げましたが、まず教育委員会のホームページにそちらは掲載しているところでございます。開校準備委員会の中に我々高校教育課、それから教育施設課が委員として入り月に1回ずつ開校準備委員会が開かれています。昨年までは県教育委員会主導で設置準備委員会を設置していましたけれども、開校2年前になりまして具体的な内容になってきますので開校準備委員会に預けてありますが、ただし県教育委員会が何もしないということではございません。必ず委員という形で出席いたしまして学校から要望があったものにつきましてはその広報を発信していく所存でございます。

○中田委員
 県教育委員会がやるべきことはさらにあるだろうと常に探していただきたい。
 それで、この3つの高校を伊東市の城ケ崎高校の分校も含めて6クラス、40名定員で240人にするんだと。そうでないと、それぞれの高校は生徒が減って先細りするから最低6クラスつくって240人集めるんだと。なぜ240人、6クラスなんだと。それは教員の加配の問題があるからだと。こういうことだったじゃないですか。今私たちや地元の教育関係者が一番心配しているのは、せっかく統合しても240人集まらなかったらどうするんだという話ですよ。6クラスあるからこの教員の配置でやるんだと言ったが、240人集まらなかったらどうするんだという心配を地元の一部ではしているんですよ。だからそのことを共有してほしいんですよ。
 営業で考えれば、これだけ魅力あるものをつくりそれをこう発信したいと。そのためには今県が持っている情報をもっと地域に落として地域からの声も吸い上げて、現場の生徒や保護者ともこういう話をして地元のマスコミなんかも使って常に市民の間で新しい高校のことが話題になっていく。そういったことまで考えていかないと結果200人しか集まりませんでした、頑張りました、それで済む話じゃないんじゃないですか。私たちは3つの高校を1つにして、先ほど言ったけれどもいろいろな思いを抱え込んで新しい高校にかけているわけですよ。だとしたならば、もっともっと県教育委員会がやれることがあるんじゃないかと私は期待しているから言うんですよ。
 改めて聞きますけれども、令和5年の開校のときに240人の定員は守れますか。

○花ア高校教育課指導監兼学校づくり推進室長
 御指摘頂きましたとおり、とにかく6クラス規模の学校を令和5年4月につくりたいと。その理由は多様な生徒さんの希望をかなえるため、そして多様な部活動を設置するためには、そのような6クラス規模がいいと県教育委員会が判断しております。開校に向けまして6クラス規模を何とか維持できるようなに魅力も発信していきたいと考えております。

○中田委員
 教育委員会に要望しておきます。

○杉山(淳)委員
 まず、一問一等方式で教員免許更新制度についてお伺いします。
 教員免許更新制度は、さきの政権が鳴り物入りで導入し生年月日で区切り10年間1通り、1巡して2巡目に入っているかと思います。小中高校の教員だけが対象だと思われているんですが幼稚園の先生、ですからこども園の先生も対象です。私、保育園の関係の仕事をよくやって幼保一元化の仕事に携わっておりましたが、幼稚園の教員の先生、こども園の先生にとっては大変負担が大きかったと思うんです。そもそもあまり幼稚園とかこども園の先生方までが一緒の教員免許になっている印象を持たれていなかったところがまずあります。
 東海道沿線でない特に南伊豆町のこども園、幼稚園の先生方と話したんですけれども、30時間の講習を10年に1度受けることは本当に大きな負担でほとんどの費用が自己負担。当初職務専念義務免除の対象外にしていた教育委員会もありまして、休暇も取らなければならないと大変だったんですね。
 一方、浜松市は幼稚園の教員免許の講習会を市が主催者となり外部の先生を呼んで免許を更新させていたんですね。すばらしい先駆があるんですが、これは残念ながら全国的に広がらなくて浜松市だけがこの辺の沿線だとやっていたと思います。義務教育も高校も、市とか県がこの免許制度の講習会を自前で外部の先生、大学の先生を呼んで夏期講習のようにやっていたところはなかったと聞いています。
 それで、こういう免許更新制度を廃止するという報道があって、一方で萩生田文科大臣は研修は必要だと、研修なのか更新なのか分からないような構造があるんですけれども、現時点で県としてどういうことを把握しているのかと、この間県として国に対してこの問題で何か要望していたのかどうなのか伺いします。

○宮ア参事兼義務教育課長
 1点目の市町独自で更新講習を実施しているかですが、浜松市以外にはございません。ただし県教育委員会におきまして、昨年度今8番委員がおっしゃいました南伊豆地域については、賀茂地域の下田総合庁舎で岐阜女子大学と提携してオンラインによる更新講習を開催しようと計画しておりましたが、コロナの影響で中止となってしまった経緯がございます。
 また、2点目の国への要望と今後の展望につきましては、県教育委員会としてこれまで免許更新制度は必要ということで認めてまいりました。しかしながら現在国が抜本的な見直しを検討しておりますので、こちらの動向を注視して必要に応じて改善の要望を行ってまいりたいと考えております。

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