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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和2年12月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:木内 満 議員
質疑・質問日:12/15/2020
会派名:自民改革会議


○木内委員
 分割質問方式で1問だけ質問します。
 ふじのくにNPO活動基本指針について意見がいっぱいあります。この場で答えられないことは答えなくて結構ですので、その代わり私が申し上げたことは、こういった意見があったのでそれを踏まえて検討を加えてもらいたいことをちゃんとパートナーシップ委員会に伝えてもらいたいと思います。
 まずそもそもですけれども、ふじのくにNPO活動基本指針案4ページのNPOには強みがあります云々のところで、NPOの強みがなぜあるかといえば、収益性がないものに対しても寄附やボランティア等の支援を受けられるからだと思っていますが、全体を通して見ますと、寄附やボランティアに関して県がどのように進めていくのかの記述があまりに乏しいと思っています。
 また、基本指針案5ページに本指針はNPO法にのっとったものであることからNPO法に基づくNPO法人向けの内容となっていますとあります。NPO法に基づく指針でありますが、全体を通して一般社団法人に対する調査に基づいた記述が大変多くなっています。
 基本指針案11ページに、一般社団法人は残余財産の分配を行わない旨定款に定めた場合税制上NPO法人とほぼ同等の取扱いとなると書いてありますが、あくまで税制上であって運営上はNPO法人と一般社団法人の最大の違いは、その組織設計において会員を選別することが許されるか許されないか根本的な部分に関わってくるところがあります。だからこそNPO法人は最初からその存在意義によって公益性が担保されている、一般社団法人は法人の設立において必ずしも公益性が担保されてないという視点が欠けています。
 その次の法人の4類型に関して、収入源と人材の面だけで分けていますけれども、NPO法人の類型に関しては、例えば当事者支援型、アドボカシー型、会員ドリブン型などもっと幅広い本来的な活動趣旨や支援対象における類型が大事であって、ただ財源がどこにあってどういう人を雇用しているかの類型だけで論じるのは極めて乱暴だと思っています。その辺の根本的な部分で極めて乱暴だなと思っています。
 全体的に寄附に関する記述が少ない。参考文献の中にも寄附に関するものは一切入っていない。県政世論調査を上げているが、全国的、時代的なトレンドを含め寄附白書なども参考にして、申し訳ないが寄附に関して勉強していただきたいと思います。
 寄附を募集するファンドレイジング行為はNPOにおける本業と言われています。うちの団体はこういった課題解決のためにこのように取り組むので寄附をお願いしますと言うこと自体が、団体の存在意義をつくるNPO活動と事業法人との根本的な線引きの部分だと思っているので、その部分に関してあまり理解がないと言わざるを得ないと思っています。
 その点を踏まえて、あと1回しかないようですがパートナーシップ委員会の議事録も出してと言ったらないようなので、この時点で我々に何を審査しろというのかというところでもあります。もうちょっと根本的な部分から見直しをしていただきたいと思います。

○若月県民生活課長
 10番委員がNPOやNPOをサポートすることに関して高い知見をお持ちであることは承知しております。
 今回の案は、パブリックコメントにかける前の文書をしたためた最初の案ですので、今頂いた御意見を踏まえてパートナーシップ委員会でも議論して、頂いた意見の全てを反映できるかは分かりませんけれども、その上で我々も勉強して基本指針を考えていきたいと考えております。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp