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委員会会議録

質問文書

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平成27年6月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小楠 和男 議員
質疑・質問日:07/07/2015
会派名:自民改革会議


○小楠委員
 一問一答方式で五、六点お願いします。
 まず、県立美術館なんですけれども、美術館運営事業費というのが平成27年度文化・観光部の概要に出ています。これを見ると収蔵品を購入する予算が見当たらないんですね。私のかすかな記憶だと、基金か何かがあったかなと思うんですけれども、収蔵品を購入する予算というのは今どうなっているんでしょうか。

○小泉文化政策課長
 収蔵品の購入につきましては、1つは今2番委員の御指摘のとおり、基金で購入するという形態をとっています。これは比較的、通常出るものの特に高くないもので、特に美術品の出方が市場に出る段階ですぐ押さえなきゃいけないもの――特に静岡県の関係ですと富士山絡みとかで、ある程度これはというものにつきましては基金で、もう1つにつきましては、その年度にある程度もう購入予定があって、所有者の方を押さえて、こちらでお願いできそうだというものにつきましては、単年度で予算をとるという両方の形をとっています。

○小楠委員
 ちゃんと予算がついているんならいいわけですけれども、やっぱり県立美術館のコンセプトに合ったものは続けて購入する必要があると思いますので、予算措置をしっかりしていってください。

 次に、今さらしょうがない話なのかもしれませんけれども、ふじのくに地球環境史ミュージアム――これ県民にわかりますかね――何で県立博物館じゃいけないんですかと私は思うんですよね。この名称ってどうやって決まったんですか。済みません、お願いします。

○小泉文化政策課長
 博物館は、もともと自然史系の博物館ということでございます。自然史の博物館ということでございますが、そのうち特に内容が地球環境史ということをテーマにしております。で、静岡県の関係のものが結構ございますけれども、その捉え方としては、専門分野としては地球環境史という形の切り口でやっております。もし博物館として名前をつけるとすると、一般論で言うと自然史博物館というのがございますけれども、全国的にも従前の自然史の――いわゆる自然系博物館というものとは特性の差別化と言いますか、この売りを出すという点でいきますと、やはり地球環境史ということで、ちょっと特性を出して命名したということで理解しております。

○小楠委員
 説明は説明として受けますけれども、わかりにくいよね。県民の皆さんが使いやすい、親しまれやすい対策を考えたほうがいいと思います。
 ふじのくにというのが頭につくのは――施設に全部つくかと言えばつかないんですよね。何で県の施策の中で、例えば後から言いますけれども、富士山世界遺産センターにはふじのくにと頭につかないのかなとか単純に思うんですよね――何か県で組織や施設をつくるときに、どういう名前をつけるかという明確なコンセプトって、文化・観光部長あるんですか。

○西田文化・観光部長
 一般的に組織の名称は、2番委員の御指摘のとおり、県民にわかりやすいものをつけるべきだということがございます。その中で統一ルールがあるということではなくて、例えば静岡県をつけるとかというのもあるし、つけない場合もありますけれども、その場合、何が一番望ましいかというところを考えつつ、それぞれの部局で決めているというのが実態でございまして、何か全部これにしなさいとかという指導も経営管理部からはないということで理解しております。今回の場合につきましては、目新しいと言いますか、新しいことを始めるということで、ぜひ皆さんの興味を引きたいということでつけた名前でございまして、例えばここにも学芸員がおりますけれども、通常の博物館という名前で募集するよりも、今回のこういう名前がついたということで、意気に感じて手を挙げてきていただいた学芸員の方がたくさんあったということもございますので、そういう点でも若干の利点があったのかなと思っております。

○小楠委員
 それ以上は聞きません。何か言葉遊びみたいになっていないかということをちょっと心配します。さっきも言ったように、県民にわかりやすい名称が私はいいと思います。

 富士山世界遺産センター(仮称)の関係なんですけれども、先ほど3番委員も言っていたとおり、残念ながら富士山に関しては、私は本会議でも言いましたけれども、登山者数は静岡県の3登山口を足したものよりも富士吉田口のほうが多いということもそうですし、残念ながら観光商品、旅行商品なんかも圧倒的に富士吉田口の5合目に行くということになっているわけですよね。そういう中で遅まきながらと言ったら失礼かもしれませんけれども、今度世界遺産センターを整備していくというふうになったと思うんです。で、山梨県はたしかビジターセンターと、名称は忘れましたけれども研究所をそれぞれ持っていたと思うんですけれども、山梨県は世界遺産登録後にこれらの施設を再編するとか、新しく何かつくるとか、そういう動きというのを知っているのかどうか。

 もう1点は、新しく我が県でつくる世界遺産センターは調査研究機関の機能も持つわけですけれども、山梨県の施設と連携などはどのように考えているのか、お聞きしたいと思います。

○落合世界遺産センター整備課長
 2番委員にお答えします。
 まず、再編という形ですけれども、話として既存の富士山ビジターセンターという名前につきましては、同一敷地にございますけれども、一応そのままということで考えていると。それで今回つくります山梨県立富士山世界遺産センターでございますけれども、一応6月議会に設置管理条例を出しまして、一般の企業に管理をお願いするという形でやる、ビジターセンターは特に改修せずに、まず新しい建物を同一敷地内に建ってるということでございます。

 そして、もう1点。山梨県との連携ということでございます。富士山世界遺産センター(仮称)を静岡県でもつくりますけれども、それと当然連携をしていきながら考えていかなきゃいけないと思っております。ですので、山梨県は山梨県の展示物につきましても、これからやっていきますけれども、それ以外にお互いの行事となるものについては、連携をこれからしっかりやっていかなきゃいけないということで、山梨県と今連携をとる形で東京とかで協議会をやっていまして、いろんな面でどんな形で連携ができるかというのを今年度詰めようと思っておりますので、いずれにしましても、連携の内容につきましては、また今後いろんな形で決まってきた段階で御紹介していきたいと思っております。

○小楠委員
 よくわかりました。いい意味で切磋琢磨して、それぞれいい施設になっていくよう期待しています。

 日本平山頂の公園整備計画の資料はありがとうございました。おぼろげながら何となく様子がわかるんですが、1つ、2つ確認したいんですけれども、静岡市が全体計画をつくっている中で、この山頂部については県が整備するということが多分どこかの段階で合意されたということかと思うんです。そのことと、もう1つは、これは県有地じゃないのかな。それもあわせて教えてください。

○杉本観光政策課長
 日本平の公園整備計画なんですが、静岡市の整備計画がこちらの資料に載せさせていただいたように、今、県で予定している山頂部につきましては、平成32年からの第3期に整備するという予定で動いていた中で、県が先行してそちらをやるようになった経緯というのは、東京オリンピック・パラリンピックなど、今後非常に誘客がふえてくるという中で、富士山を初めとする本県の美しい景観を眺望できるような、日本平の山頂部に施設が必要ではないかということで、県が先行して整備をしたいということで、そうした協議の状況でございますが、平成26年3月18日に県、市の地域政策会議の中での確認というところをスタートに協議を進めているところでございます。
 もう1点、山頂部につきましては、4ヘクタールの県有地がございまして、今そちらのほうに設置するという計画でおります。

○小楠委員
 わかりました。
 県有地があるということで、県が積極的に取り組むということでしたら、これはもう何にも問題ないと思っていますので、了解しました。

 空港の関係であと2点お願いします。
 航空貨物ですけれども、国内線が伸びないですよね。もちろんFDAのエンブラエルは、ベリー部もほとんどないんで対象外なんだろうなと思う。ということは、ANAも札幌便と沖縄便がほとんどだと思うわけですが、沖縄経由で海外へという取り組みを積極的にやっていたと思うんですけれども、沖縄経由海外という貨物の取扱量は現在どうなっているんでしょうか。

 もう1点は、新しい格納庫が整備されたということで、1年たつわけですよね。この格納庫はビジネスジェットや機体の整備というふうになっていますけれども、利用状況はどのぐらいなのでしょうか。以上2点お願いします。

○板垣空港利用促進課長
 済みません。沖縄経由で出した量を手元に資料を持っていなくて申しわけないんですけれども、確かに国内貨物のほうがちょっと今伸び悩んでおりまして、これに対しましては、国際貨物のほうが結構伸びてきているんですが、これはトライアル輸送事業ということで、取り組んでおりまして、今年度からその対象を国内貨物にも広げまして、県内の生鮮品等を2番委員の御指摘のように、例えば沖縄経由でとか、また北海道のほうとかに出せるように対象を広げまして、国内貨物にもテコ入れをしていこうと考えております。

○橋空港政策課長
 格納庫の利用状況ということでございます。
 正確な数字はちょっと確認できてございませんけれども、実は昨年の7月14日の完成以降、静岡エアコミュータという会社が所有していますビジネスジェット機2機が、そこに駐機するようになってございますので、その中で格納されているということでございます。実際に静岡空港のビジネスジェットの受け入れ状況でございます。平成26年度でございますけれども、国内機が108機、国際機が5機で全体で113機、一応御利用いただいていると。これが全て格納庫を使っているかどうかというのは確認できてございませんが、そのぐらいの利用があると。ちなみに平成25年度が全体で41回数ということですので、静岡エアコミュータが入ることによって、ビジネスジェットの利用がふえているということでございます。

○小楠委員
 たしかどこかの委員会で沖縄県へ視察に行ったときにも、沖縄県の貿易を扱うような公社へ伺わせていただいて、そこを間に入れたりした形で、積極的に海外に物を持って行くんだということを聞いた記憶がします。一方でANAはANAで沖縄を東南アジアの航空貨物のハブにするということでやっているわけなんで、手元に資料がないというのは少し残念な話で、積極的な活動ができてるのかなということをちょっと首を今かしげました。しっかりやってください。

 それで、ビジネスジェットも、静岡エアコミュータが入ったことによって一気にふえたんだろうと思います。なかなか日本はビジネスジェットとかプライベートジェットというのが普及しにくい国だと思うんですよね。外国のセレブリティの方々がプライベートジェットでどかんと行くというようなことよく報道されるわけですけれども、日本人の感覚ではなかなか難しいと思う。ただ一方で、ホンダのジェットが今試験飛行を繰り返してて、間もなく発売されるというようなかすかな期待もあります。そういうようなことをにらみながら、静岡空港を利用しやすい空港として積極的に働きかけていっていただけたらなと思います。以上、終わります。

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