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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成21年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:花井 征二 議員
質疑・質問日:03/04/2009
会派名:日本共産党静岡県議会議員団


○花井委員
 まず、予算のほうからお伺いいたします。
 工業水道会計の新年度予算ですけれども、236ページ、東駿河湾工業用水道建設改良費が14億2225万4000円となっています。239ページに債務負担行為がありますが、そこに同名の債務負担行為がありますから、その関係はこういうことかなというふうに思いますけれども、この分の計上額は5億9100万円ですから、それ以外8億3125万4000円というのがあるはずですよね。それが「等」というふうに書かれている、国道1号寺尾交差点配水管路移設工事等ですね。この部分は当然あって、それ以外にも債務負担行為は出てきていますから、それはそれとしてわかるんですけれども。それ以外のほうがどっちかというと多いわけで、どんなものがあるのかお伺いいたします。

 同様にして、湖西工業水道建設改良費も梅田浄水場第二配水池耐震補強工事等となっていますね。債務負担行為は同様にありますけれども、これが1億5600万円ですから、1億1894万9000円がそれ以外の工事等という部分だろうというふうに思うんで、その辺をお伺いをいたします。

 それから238ページに、豊川用水施設緊急改築事業にかかる割賦負担金の元金を、1971万円償還するというふうになっておりますけれど、これはまず、元金だけで利息がないのかという点と、それから、この事業自体の内容ですね、あるいは総額、金利等含めて一体いつまで払い続けることになるのか、1回限りのものなのかどうなのか、その点もお伺いをいたします。

 次に、水道事業ですけれども241ページに――これは243ページにもかかわっていると思うんですが――ここでは管理受託収益として、天竜川下流用水共用施設の管理受託ですね、これが1億175万7000円計上されております。それとの見合いでしょうけれども、243ページに共用施設管理費という形で1億4477万2000円が計上されておりますけれども、管理受託ということで、もしこれが企業局のほうに特別な利益がなければ、見合わないわけですから、当然、企業局のほうに十分な利益があって、その部分も管理をしているというふうに私は、理解するんですけれども、その辺の仕組みはどうなっているのか、その辺をお伺いいたします。

 それから、245ページの一番上に支払利息及び企業債取扱諸費というのがあります、ここには7億7254万8000円となってますから、前年度に比べて約1億4000万円ふえるという勘定になってますけれど、これは4条というんですか、資本的収支のほうに前年度あったものが、新年度こちらへ振りかえられたということのようですけれども、そのように措置する理由は一体何なんでしょうか、お伺いをいたします。建設利息からこちらの営業外費用の収益的収支のほうへ移ったその理由をお伺いいたします。

 それから、収益的収支が結局トータルとして9億8000万円ふえたというのは、先ほど説明資料の中で約9億円という言い方で言われたのが9億8000万円ですか、説明書の3ページですか。これはどこからふえているのかなと思って、私も見てみたんですけれども、結局244ページにある減価償却費、これが18億6000万円ですね。前年度が12億5100万円ですから、ここで6億1000万円ほどふえているという勘定になるわけです。この減価償却がふえた理由は何なんでしょうか、お伺いいたします。

 それ以外まだ、水道事業で、さっきの工業用水と同じように247ページに駿豆水道建設改良費、それから榛南水道建設改良費、遠州水道建設改良費というのがあって、これも249ページにある債務負担行為にかかわる分と、それ以外というふうになっていると思うんですけれども、駿豆水道でいえば債務負担行為が4億円ですから、差し引き6億7336万円がそれ以外だと思うんですね。債務負担行為以外だと思います。榛南水道の場合は2億9400万円ですから、債務負担行為が8150万円ですから2億1250万円。それから遠州水道の場合には27億5564万円ですから、債務負担行為が4億1500万円ですから、23億4064万円と、圧倒的にこちらのほうが多いわけですから、それぞれどういう工事なのかお示しいただきたいというふうに思います。

 それから、地域振興整備事業で253ページですけれど、土地売却原価40億8346万8000円とあります。どこのものというよりも分譲予定地それぞれがあるんだろうというふうに思うんですけれども、細かい数字までは言えないのかもしれませんけれども、一応、分譲予定地別に土地売却原価というのは分かれるはずだと思いますんで、お示しいただきたいと。

 それから、255ページの工事費負担金2億7000万円ですか、これはどこの工業団地の分なのか、そして幾つかの団地に分かれるとしたら、団地別に幾らかという点をお示しいただきたいと思います。

 それから、255ページの前受金というのがそれぞれあります。
湖西・西笠子が13億5600万円、それから牧之原中里が48億4000万円、新規団地事業収入が13億4700万円というふうになってます。
 もう一方、256ページを見ますと、開発整備費が79億8572万1000円ですか、それでその節の内訳を見ますと、工事費77億3470万円というのがあります。これが開発事業の中の工事費で、その中で土地購入費が41億6300万円というふうになっておりますんで、まず、土地購入はどこをどの程度購入するということなのか、その見込みは現実のものとしてあるのかどうかという点。

 もう1つは、先ほどの、工事費が77億3470万円と、前受金の75億4366万円、トータルになりますけれども、これが見合っているのかなとも思えるし、実際には、しかし、牧之原中里が債務負担行為で12億円計上されてありますから、実際には違うのかなと。ですから、前受金をもらうことと、工事の進捗との関係ですね、この辺がどうなっているのかお伺いをいたします。

 それから、補正の関係ですけれども工業用水道事業会計で169ページ、ここに工事費負担金というのが2861万2000円あります。富士川工業用水、東駿河湾工業用水、それぞれいただいておりますよね。静清工業用水、中遠工業用水、西遠工業用水、それぞれ数字が出ています。ここに出ている750万3000円とか704万円とか36万9000円と、それから1155万円、220万円という、この数字と実際に行う事業との兼ね合いというのは、次の170ページの建設改良費を見ても、余り整合性があるようには思えないんですけれども、この辺の関係は一体どういうふうに見ればいいのかという点。

 それから、水道事業会計で173ページの配水及び給水費の区分の中の15動力費です。1745万3000円というふうになっていますね。原水及び浄水費のほうでは1470万7000円と、これだけふえているのに、先ほどの説明書の中では、補正の説明で3ページ、平成20年度2月補正予算、主な補正内容、動力費等の維持管理経費の確定に伴い減額すると書いてますね。確かに全体としては減額だけれども、一番ふえているやつを何でわざわざ、これが確定したもんだから減額するというんですかね。ちょっと私には理解できないんですけれども、これも説明していただきたいというふうに思います。

 それから、174ページ総係費の19の負担金、この内容。

 それから、177ページの榛南水道建設改良費の7060万円については、その内容。

 それから、177ページの同じく遠州水道建設改良費、特にこの中では全体が1億6635万5000円減額になっているのに、委託料は4606万2000円ふえておりますけれども、これは一体どういうことなのか伺います。

 それから、地域振興で181ページですけれども、特別損失のその他特別損失で1億1819万2000円、これはもともと計上がなかったものですね。だから現計も同じ金額になっていると思うんですけれども。もともとなぜなかったのかということが1つと、販売用土地の評価がえに伴う補正と、具体的にどういう内容を指すのか、そしていつおやりになったのか、場所を含めて御説明をいただきたいというふうに思います。

 それから、182ページ、工事費負担金のところの3億4031万9000円、これは一体どこの分、そしてどこからいただくというのか、なぜ、補正が今の段階になったのか、その辺をお伺いいたします。
 予算書の関係は以上ですから、一応、ここで一遍やめます。

○望月事業室長
 まず、工業用水の236ページで、建設改良費のその他債務負担行為以外のものがどんなものがあるかということでございますが、全部で東駿河湾工業用水ですと、債務負担行為を含めて17件ございます。そのうち債務負担行為が5件ですので、12件が他の事業になっていまして、主には、富士川浄水場の沈殿地傾斜盤の改築工事とか、後は蒲原支線の配水管布設工事、それから厚原浄水場の4号濃縮槽改築工事、それから厚原浄水場の高架水槽揚水ポンプ改築工事、後は岳南配水管路和田川水管橋耐震補強工事、厚原浄水場沈殿地傾斜板設置工事、岳南配水管路川久保支線布設がえ工事、同じく川久保支線の布設がえ工事で久沢という場所ですね。後は、厚原浄水場の脱水ケーキ置き場ヤードで増設に伴う設計とか、それから、新規ユーザーのための配水管布設工事などがございます。
 それで、湖西工業用水ですと、梅田浄水場第二配水地の耐震補強工事ほか3件でございますが、吉美の水管橋の耐震補強工事とか、梅田浄水場水質機器改築工事、後は豊川用水二期事業建設に伴う負担金でございます。

○花井委員
 今みたいに言ってくれるのはいいんだけれど、本当はもうちょっと説明があったほうがいいなという意味も含めて、質問させていただいたわけです。同じように水道事業も地域振興整備事業もありますので、もし、資料としていただけるようだったら、それでもってその部分は省略して、後を答弁いただくということで結構だと思うんですけれど、副委員長、どうですか。

○須藤副委員長
 それでは、後で資料として提出してください。
 そのほかのことで答弁がありましたら、発言願います。

○岩本経営室長
 予算関係でいろいろありますので、一括ということで、まず、答えられるものだけお答えしたいと思います。
 地域会計の特別損失というお話ございまして、それは、内容によりますと、従来、公営企業法では販売用の土地について評価というのも、うちのほうでやったほうが、ちゃんと正味の財産というのは把握できるんじゃないかということでは言ってきたんですけれども、制度としては20年の9月に公営企業法の規則の改正がありまして、それはできる規定、任意だったんですけれど、うちのほうとしてはやったほうがいいという形で、今回、土地評価ということをやって、その評価と簿価ですね、それについては、評価損を計上しようではないかということで予算的にもやって、決算になれば決算でまた出てくるんですけれども、そういう形でやると言うことです。
 レディーメードの販売ということですので――オーダーメードでやりますと、それぞれ相手方と時価にかかわらず購買費が幾らで工事費が幾らでというふうに、相対でできるので、価格は出るんですけれども――既にやったものについては、その土地の時価が下がってるんですけれども、そういうものをやっていくということで、今までやってなかった販売用地についてやるということです。
あと、毎年やるのかということにもなろうかと思いますけれども、3年間ぐらいはその評価で、後は売買実例とかいろいろ出てくるので、それをもとに評価をしてやっていくということでございます。

○望月事業室長
 説明させてもらいます。まず、255ページの工事費負担金はどの団地のどのような工事かということでございますが、場所は湖西・西笠子の工業団地でございます。
 中身としましては、この団地の中に湖西市道と湖西市管理の笠子川という川がありまして、本来これは、市が行う工事の分でございますが、これを分譲価格を下げるために湖西市がこれらの費用を負担することになりまして、受け入れることになっている状況でございます。

 それから、3条の事業収入、前受金の算出根拠ということでございますが、各工業団地とも企業局が必要な費用をそのたびに計上しているんですが、相手との契約書に従いまして支払いを受けている部分金になります。それで、各年度の事業内容を考慮しまして、事業着手前に30%とか、着工の翌年に40%など、企業との交渉の中で決めてきております。
 あと、新規団地はどこかということでございますが、浜松市から事業化の相談を受けております、先ほど局長からも話がありました都田地区を想定しております。
 今回、予算化しましたのは、今後課題の整理がつきまして事業化となった場合に備えたものでございまして、現在、浜松市と技術的な内容とかスケジュールについて協議をしている状況でございます。

 あと、256ページになりますが、開発整備費のうち工事の内訳と言いますのは、湖西・西笠子と牧之原中里、それから新規団地、先ほど言いました都田地区です。
 それと、新規団地開発候補地の調査ということで、4件ほどになっております。
 それと、土地の購入費41億円の話でありますが、これは都田地区で計画しております工業団地の用地の分でございます。

 それと、169ページの補正予算の関係ですけれども、この中に工事負担金と建設改良との関係という話でございますが、建設改良費の中に一部この負担金が含まれていると、そういうふうに理解してもらえばいいんじゃないかなと思います。
 例えば、富士川工業用水ですと、2億6000万円の中に共同事業者であります農業関係、これは富士市なんですが、富士川の増水トンネルの改築工事を行っていますが、その負担金として7000万円が入ってきているような状況です。
 そのほかのものにつきましては、おのおの建設改良の中の一部として負担金が入ってきてございますのは、ほとんどが工業用水の新規ユーザーが、新たに自分のとこに配水管を引くために、その工事を企業局が肩がわりして、うちの引き込み管とあわせて工事をやっているために、負担金としていただいているもので、建設改良の個々の工事の中にこの負担金が含まれると、そういうふうに理解していただければと思います。

 それと、173ページの水道の関係ですが、動力費の増加原因は何かというふうなことですが、遠州水道につきましては増設工事を行ってまして、この中で当初、総合試運転を一定期間予定して予算を組み込んでおりましたけれども、いわゆる、電気とか機械設備というのは、個別個別の運転とか、それから全部一体的にやる運転というのがございまして、やはり、安全に確実に4月の給水を目指すためには、もうちょっと前の段階からやらないと、ちょっと厳しい状況というふうなことがわかりまして、当初予定していた以上に総合の試運転の時間がかかったためにお金がふえているような状況でございます。

 それと、177ページになりますが、榛南水道の補正でお金がふえたということでございますが、榛南水道につきましては、昨年の2月に赤水事故というのが起こりまして、2月の末だったもんですから、当初の予算計上ができなくて、今回補正計上させていただいたんですが、いわゆる、管理をもうちょっと充実させなきゃいけないということから、地頭方の調整池とか不動山調整池に水質計を設置するような工事。そのほか、送水管路に制水弁を設置して、漏水事故があった場合に短時間で対応できるような対策、こういうものが補正で入れさせてもらっております。

 それと、遠州水道が減額になりましたのは、ほとんどが執行額の確定に伴い減額したものでございます。

 182ページの工事負担金の内容は、先ほどお話ししましたとおり、湖西・西笠子の工業団地において、企業局が工事を行ってます湖西市の市道と湖西市管理の笠子川のつけかえ工事分でございます。

○大橋企業局理事
 また、質問の順番が飛んじゃって申しわけありません。
天竜川下流用水の施設の委託関係なんですけれども、天竜川下流の施設、水道と工業用水、企業局で中遠水道、遠州水道の共同施設としてつくっております。その中に農業用水、下流の土地改良事業等の農業用水も入っておりまして、組織的に県がやるほうが非常に問題ないということで、うちがやっております。
 金額の差につきましては、ここにありますように水道会計で入っておりますので、工業用水分と農業用水分が収入として入っております。それに水道分をプラスして支出するということで、差額が水道分ということになります。

○望月事業室長
 失礼します。さっきちょっと中途半端になりましたんで、1件だけよろしいですか。
 177ページ、遠州水道の委託の増ですが、これは、平成21年度以降に想定されています市町村が新たにつくる管路、これの設計を新たに入れ込んだ状況でございます。

○岩本経営室長
 順序がいろいろ混乱をしておりまして、それでは、174ページの19節の負担金がふえたという理由はということでございますが、これは、地方公営企業金融公庫というのが、地方公営企業金融機構に変わったんです。出資金、地方公共団体が資金を借りるために出資をするんですが、それが、機構に変わったことに伴いまして出資をお願いされたということで、水道の出資金の400万円をということです。

 それから、244ページの減価償却でございますが、これは遠州水道増設ということで、先ほど来から供用開始ということで固定資産が建設改良していってふえました。したがって、その翌年度から減価償却というのが発生してまいりますので、それが5億3000万円がふえたということです。

 それから、利息ですね。245ページ、支払利息がふえているということです。これも建設改良のときには4条で支払いをしていくんですけれども、施設ができた段階で、要するにその施設の段階であると3条に振りかえていくということで、建設利息から支払利息へということでございます。それは、遠州水道がほとんど主たるものです。
 遠州水道と言っても、既存の中遠と西遠の一部が入っていたりするんですけれども、増設系と我々呼んでるんですがその部分でございます。

 共同施設費というのは、例えば農業の土地改良区、水を欲しい方がいますよね、それから工業用水、それから水道という、事業者が集まって協定を結んで企業局に委託されているので――事務所に共同施設課とあるんですけれども――そこでやっていかにゃいけない、それは収入でと。負担する分は各会計、あるいは改良区からいただきます。そういう仕組みになっておりますんで、そこへ総係と言って、もらうものはもらう、出すものは出すという形でやっておるということであります。
 豊川用水につきましては、後ほど委員長に諮って資料を提出させていただきたいと思います。

○花井委員
 今の豊川用水もそうですし、さっきの話で253ページの地域振興事業会計の土地売却原価については、なかったですね。

 工事費負担金は、湖西・西笠子はありましたけれども、なかったというふうに思います。
 とりあえず、答えてない部分だけ先に答えてください。

○岩本経営室長
 253ページの土地売却原価の内訳はという御質問でございました。原価と言いますと、私どもも企業なもんですから、あんまりきちっと正確な額まで言えませんので、おおよその額で答えさせていただきたいというふうに思います。40億円というふうに予算ではなっていますが、島田大津が7億円程度、浜松坪井が27億円程度、残りが焼津水産流通でございます。

○花井委員
 資料でいただけるものと、お答えいただいたものということで、私の理解が悪いのか、説明が立派過ぎたのか、必ずしも全部よくわかったというふうにはいいがたいんですけれど、一応、よしとしておきます。

 それで、遠州水道の増設系統、いわゆる太田川水系の建設利息が支払利息のほうにきたという、先ほどのお話だったんですけれども、ちょっと私、聞きたいのは、太田川ダムの負担金というのは、今で82億ですか、82億4000万円だったかな、負担してきてこれで終わったんですよね、確か。ことしで終わったはずですよ。しかし、この負担金はすべてキャッシュで払ってきたのか、それとも借金をしたのか、この点をまずお伺いをしたい。

 それから、先ほど議論を聞いていて気になったのは、太田川ダムができたと、今湛水をやって30%程度ですか、たまってきてると。今後、一部給水を予定しているということで、当然、そのために入ってくる収入のほうは既に計上してあるんだけれども、実際に、果たして配水できるかどうかという点について、何か先ほどの答弁だと、若干疑問形の首をかしげざるを得ないような答弁でした。そこは本当に100%自信を持っておられているのか、それとも、さっきの答弁のように、ひょっとしたらひょっとするかもしれないという、心配をしているのか、どっちなのか。ちょっと先ほどの答弁を聞きながら気になったんで、その点についてあわせてお伺いをしておきます。

 それから、説明書を見ますと、先ほども議論があったように、工業用水の給水箇所というんでしょうか、お客さんが景気も悪くなってやめちゃったとか、いろいろなケースがあるわけです。そういうことを反映しているんだろうと思うんだけれども、企業局の事業概要の5ページ、工業用水道を見ると、ここでは契約の合計が389カ所になってるんですね。1月26日現在ですか。ところが2ページの予算の関係を見ますと、2月現計が392カ所になっているんですね。当初が391カ所、わずか二、三ページめくると3つの数字が出てくるわけですけれど、これはどういうことなのか御説明をいただきたいというふうに思います。

 あわせて、今後の工業用水道のお客さんのふえる見通しというんでしょうか、そして、将来的には大きなキャパシティーを持ってるわけですけれども、それが全部稼働しているわけじゃないわけですけど、そういう点で、本当に計画給水量というのは、本当に動かせないものなのかどうなのか、その辺の工業用水道の見通しについてお伺いをいたします。

 それから、遠州水道については、説明書の6ページを見ますと、給水量と下に給水実績が出ています。遠州水道だけは寺谷、それから於呂、都田と新寺谷と浄水場が4つあるんだということなんですけれども、そこでお伺いしたいのは、駿豆、榛南は浄水場が1つだからわかりやすいんだけれども、遠州水道はまとめてあるんで、それぞれ給水実績はどういうふうになっているのかお伺いするとともに、新年度の収益見込みですね、給水収益の見込み、それをどういうふうに見てらっしゃるのか。
駿豆が15億1556万1000円、榛南が4億8182万1000円と、これはもう予算上ちゃんとわかってるわけですけれども、遠州水道になると突然わからなくなるんで、浄水場ごとの給水実績がどうだったのか、それから収益見込みをどういうふうに見込んでいるのか、この点を御説明いただきたいというふうに思います。

 それから、これも先ほど議論があった話ではありますけれども、牧之原中里工業団地の関係ですけれども、もともとスズキのほうから話があった――確かスズキの納車センターですね――ということなんですけれども、それでいろいろ話し合いもされ、牧之原市長も企業局を訪問されたというふうな、いろいろな経緯があって、最終的には平成19年――2007年の10月15日、企業局と牧之原市とスズキの3者協定が締結されてますよね、ここで一体どういう内容のことが協定されたのか、何かスズキの社長が果たして今のこの景気でやってくれるのかなんていう心配をすること自体、私は、協定を結んでおきながら何でそんな心配をするのかと不思議でしょうがないんでね。もう一遍改めて聞きますけれど、3者協定というのは何を決めたんですか、どんな内容なんですか。できたら写しをもらいたいくらいですけれど、お伺いをいたします。

○須藤副委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開は14時45分とします。
( 休 憩 )
 それでは、休憩前に引き続きまして、委員会を再開をいたします。

○岩本経営室長
 先ほど、豊川用水関係の事業ということでの負担金、出資金の御質問がありまして、事業が豊川用水施設緊急改築事業ということで、施工年度が平成元年から平成10年、総事業費が305億円ということです。それで、割賦元金は、平成9年から平成31年までに4億7000万円、それから割賦利子が、平成9年から31年まで2億5700万円ということでございます。

 花井委員の重ねての御質問にお答えします。
 まず、太田川ダムの負担金ということでございました。平成20年の負担金でございますが、10億3146万4000円、その財源といたしましては、国庫補助金が5億1573万2000円、出資金が3億4300万円、それから起債が1億7200万円、自己資金が73万2000円でございます。

 その次でございますが、提出資料にある最近の会社数が不正確ではないかということですけれども、その時点その時点で、正確なものをつくろうと思いまして、最新の社数でやっておりました。
21年1月時点では389社ということで、年度末までには3社が入るであろうという見込みだったので392社としました。21年度当初のときには391社ということなんですけれども、だんだんこの情勢でいくと非常に頻繁に電話がかかったりするということもあって、最新の情報でということで391社ということで、最新の数値を挙げたということでございます。

 それから、工業用水の今後の見通しということですけれども、先ほど来お話をしておりますけれども、7月、9月以降ですか、経済のこともありますが、前年度に比べましても、前月に比べましてもだんだん減っているという状況でございますので、減量、減収ということになるかなというふうに思います。したがって、ユーザーの開拓とか、いろいろな形でやる一方、我々のほうもコスト縮減とか、委託料もコストを考えながらやっていかなければならないんじゃないかなというふうに思っております。

 それから、給水量がちょっと見にくいんではないかということですけれども、これは遠州水道全体でやっております。契約の日量は、20年が22万6100トン、21年が25万7300トンということで増となっております。それから平均使用量でございますが16万1600トンが、21年につきましては16万9100トンということで、収益が20年には36億円余、21年につきましては40億円ということになっております。

○大橋企業局理事
 先ほど太田川の給水は大丈夫か、供用開始できない場合大丈夫かという質問があったと思いますけれども、今言いましたように、うちのほう、まだ計画途中、一部供用開始ということで、最終的には目標年次に向かって給水量をふやしていくわけです。まだ増加途中いうことで、今既存の水源等を活用しながら融通し合いながらやっていけば21年度については心配なく市町村の要望にこたえた給水ができます。

 それと、もう1点、工業用水の計画給水量の見直し云々の御質問がありましたけれども、6月議会でも確か同じような御質問をいただきまして、お話させていただきましたけれども、計画給水量で施設整備は行っておりませんので、現在給水能力の整備を行っております。
 そういうことで、いろいろな水利権の問題等、今こういう景気状態ですけれども、これからどういう状況になっていくのか、地域の工業に対する考え方等々がございます。今ここで直ちに計画給水量を見直して減量することも可能なんですけれども、うちのほうにとってのメリットが少ないのかなというふうに考えておりますので、当分このまま社会情勢を見ながら維持させていただけたらと思っております。

○深井企業局長
 牧之原中里のスズキの納車センターの造成工事についてですけれども、スズキと牧之原市と企業局の3者の協定書の内容ですが、まず、中里の土地を整備しましょうという3者の事業の合意ですね、それから、事業年度、平成19年から平成23年の間に事業を実施するという事業年度、それから3者の役割分担で、牧之原市さんが周辺道路整備だとか用地買収交渉をやる、それから企業局が用地の取得、それから造成工事をやるというような役割分担。
 それから、先ほど協定を結んでいるから心配ないんじゃないかということでしたけれども、やはり、社会情勢が変わりまして、企業の経営状況から中止をするというようなこともあり得るわけでして、事業中止に至ったときの対応をどうするかということで、具体的な内容は、中止した時点までにかかった経費は直接スズキが原因で事業を中止するという場合には、それまでにかかった費用はすべてスズキが持つと。具体的に言いますと、例えば、土地代、それから設計費等の事務費、それから工事が始まっていれば、それまでにかかった工事費用というものは、その原因者が負担をするということですので、企業局が原因になってやめるということは、まず、あり得ませんので、ほとんどをスズキが負担をすると、そういう取り決めです。
 それから、お金の支払い方法等が主な内容になっております。リスクもあるということで、そのリスクをどういうふうに回避するかということが、一番のねらいで協定書を結んでいるということです。

○花井委員
 先ほどの答弁で1つ気になった点があります。
動力費の話ですけれど、先ほどこの説明は変じゃないですかと言ったのは、動力費がふえてるんですよね、さっき言ったように。理由は、遠州系の話で、早くに試運転を始めなきゃならないということでふえたというのは、それはわかりました。だったらふえた部分をわざわざ引用して、動力費等の維持管理経費の確定に伴い減額すると説明するのはおかしな話で、本来たくさん減ったやつを引用して、だから確定して減額するならわかるけれど、ふえたやつを引用して減額するというのは、これは変じゃないですかということを言ったはずなんですが、そこら辺はあいまいにしてお答えにならなかったようですけれど、そこだけもう一遍、念押しをしておきたいなというふうに思います。

 そういう意味での文章上の表現って時々おかしいことがあるんでね。例えば、説明書の12ページ、地域水道ビジョンの概要というのがありますね。その裏に現状分析と書いてある。現状分析の上から4番目、施設能力の確保、ここを読むと、えって、よくわからなくなっちゃうんですね。「遠州水道では、人口増加や関係市町の自己水源である地下水に、水位低下や塩水化等がみられます」、この主語の「遠州水道では」というのは、本来あっちゃいけないんではないですか。「みられます。このため遠州水道への水源の切替えが進んでおり」というふうに話が来るんですけれど、この主語があることによって文章の中身は全然意味をなさない言葉になってるように、私には読めるんですけれどね。
しっかりチェックして説明書を出してきてるんでしょうけれど、どうも気になるところが――それ以外にもあるのかもしれませんけれど――私は、ちょっと気になったもんですから、お答えにならないで済ませちゃおうというつもりではないと思うんで、単なる答弁漏れだと思いますんで、もう一遍、改めて、今の遠州水道のところもあわせて、ついでに伺っておきます。

 それから、太田川ダムの負担金のほうに起債があるということはわかりましたけれど、今回で終わるわけですから、通算で借金は幾らになるのかという点と、あわせて今後その起債を返していくとなると、金利分が全部でどれぐらいになるのか、その点もあわせて御説明をいただきます。

 それから、遠州水道関係の給水実績、あるいは給水収益の見込み、これは浄水場別にと、私はさっきお願いしたんですけれど。遠州水道の40億3182万7000円とトータルの給水収益は予算書に載ってますから、それはいいんですけれど、私はあえてそれを承知して言ったわけですけれども、浄水場別には出ないということなんですか。もう一遍そこは確認をしておきたいというふうに思います。

 スズキと牧之原市と企業局との3者協定については、局長の説明で理解いたしました。
いずれにしても、オーダーメードというのは、まさに、そういう約束のもとに始めてるわけだから、企業局が何か心配をしてるというふうに思ったんでね。心配する必要ないんじゃないのと、事実、リスク回避のためにそういう協定を結んでいるわけですから、そういう意味ではないということは、大体わかりました。
 じゃ、質問に答えていただきたい。

○大橋企業局理事
 委員から御指摘のありました3ページの動力費等の維持管理ということで、まことに申しわけありません。今後気をつけて十分見直していきたいと思います。
 それと、御指摘いただきました13ページの件につきましては、言葉が少し足りなかったと、「遠州水道で給水する市町では」が正確な言い方だと思います。十分気をつけて成果品にはしっかり反映させたいと思います。

○岩本経営室長
 太田川ダムの負担金の起債の累計ということで、ちょっと今、手元に資料がございませんので、調べさせていただいて、委員長にお諮りして提出させていただきたいと思います。

 それから、もう1つ、それぞれの浄水場で、なぜ出ないのかという話ですけれど、遠州広域になってしまうもんで、管がつながっているということです。連管がまたひとつ遠州広域の目玉ということになっておりますんで、あえて出していないということでございます。

○花井委員
 わかったような、わからないような、だったらなぜ、基本水量とか給水能力だとか、こういう数字が出てくるんですか。今みたいに管がつながってるからわかりませんよというんだったら、本当は、現在給水能力日量何万トンとかという数字、基本水量という数字、こういうものは本当は、言ってみればごちゃまぜになってるんだから出てこないはずなのに、こういうのがちゃんと書いてある以上は、本来個別にあるべきだというふうに思うんですね。そうでないとおかしいですよ。

○大橋企業局理事
 委員の御指摘の基本水量の6ページの表の給水能力は、処理場の能力ですので、管が下へいくとつながっておりますので、今度はその処理場の能力で処理した水が必ずほかの処理場の水と交わらないで給水していくなら、それぞれの処理場で幾トン水を給水しましたとなるんですが、管が連結しているもんですから、最終的な市町村の受水にいってはトータルでないと出ないということを経営室長が説明したということでございます。あくまでも処理場の能力ということです。

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