• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成30年2月企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:藤曲 敬宏 議員
質疑・質問日:02/21/2018
会派名:自民改革会議


○藤曲委員
 1点お伺いします。
 各委員から質問が出ました地域外交に関してですけれども、255ページの(1)地域外交の推進@人をつくり、富をつくり、平和を築く地域外交の展開ということで、今までなかった平和を築く地域外交の展開という文言が初めて出てきているんですけれども、ある面で地域外交に関しては、委員から数値化または成果指標をつくってほしい、見える化をしてほしいと。一方でこの新しいところは理念の部分だとは思うんですけれども、当然民間とか地方の交流は親善で、善隣外交が基本だということはわかっています。
 外交は国の専権事項であって、国益が大前提として動く中で話があると思うんですけれども、ある面、直接イコールではないにしても、やはり国益に資する部分が平和を築くという、当然平和であることが国益につながるわけかなと思います。
 今、2番委員とか3番委員からもお話があった日本の国益とか国際情勢を踏まえた地域外交という意味でいうと、例えば今静岡県がモンゴルとの交流をもっていますけれども、モンゴルは北朝鮮との交流で伝統的に深い関係があると。明日は河野外相がモンゴル外相と東京で会い、圧力を要請していく動きをしている。
 静岡県で年に1回なり交流している中で、決して直接的な外交ではないので国益にどうのこうのという言葉はつくれないにしても、やはり西側との交流が大事です、経済交流が大事ですという言い方もできますし、例えば2番委員からも出ましたけれども、韓国忠清南道とも交流していますが、慰安婦像を忠清南道につくるという話になるときに、例えば未来志向の日韓関係をつくっていきましょう、それがお互いにとってメリットですよねという言い方をすれば、直接的でないにしてもやっぱり国益にプラスになっていく地域外交になっていくと思うんです。
 例えば、知事はこの前の答弁で中国浙江省とはずっと変わらない関係をもってきたのは、非常にいい関係だったというのもあるんですけれど、一方で今はないんですけれども、例えば将来的に尖閣諸島の問題に対してどういう行動をしていくか、中国の動きはわからない。そのときに同じように交流していくのか、あるいはその問題が起こったときに例えばの話、知事がその年は行かないとか誰かほかの人を派遣するというさじかげんも、この言葉から私たちは言葉とか行動にはできないにしても念頭に置き、静岡県の地域外交をやっていただきたい。あくまでも地域外交ですけれども、国益もある面どこか念頭に置いてほしい。平和を築くという文言に、そういう思いをぜひ託して、国益という言葉は決して地域外交には必要ないかもしれませんけれども、そんな思いももってやっていただきたいし、インドとの交流は国が進めていますから、今は全面的にそうするバランス感覚というかさじかげんも必要かと思いますし、そういう意味で平和を築く地域外交という言葉は国際情勢を踏まえた上での地域外交を考えていただけるのかどうか伺いします。

○増井地域外交監
 地域外交を始めたときから、私どもの基本的な考え方として友好的互恵互助による善隣外交という言葉を前面に掲げてやってきたわけでございます。国はそのとき戦略的互恵互助という言葉を使っていたかと思いますが、県は戦略的ではなくて友好的だということで使ってきたわけでございます。
 先ほど、浙江省との関係の話が出ましたけれど、この間35周年記念で先方に行ったときに、普通ではあり得ないと外務省の方も言っていましたが、書記と省長と2人とも出られてきたことがございまして、これはやはり35年の重みであります。そのときに出た話は、雨の日も風の日もあったと。具体的には尖閣問題で日本が揺れて、ほかのいろんな団体は中国訪問をためらったときがございました。そのときでも本県は行くということで、訪問団を派遣したんです。先方からは十分なもてなしができないかもしれないという話がありましたが、向こうに行ったら歓迎を受け、35周年記念のときにあのときはよく来てくれた、大変よかったと、そういうことがあって今の交流が続いているという話もございました。
 今回、人をつくり、富をつくり、平和を築く地域外交の展開と書きましたけれども、やはり平和でなければ人の交流、ビジネスはうまくいかないと思います。人材を育成しビジネスをうまくさせるためには、当然平和が前提にあると。平和であるからこそ人が行き来すると思いますので、私たちはそういう考えのもとに平和を築くという言葉を掲げたところでございます。
 今後も、やはり国同士では政治的思惑もあってなかなか難しいこともあるかと思いますが、地方レベルでの交流はそうしたことから少し距離を置いた関係で、お互いの友好的互恵互助、善隣外交を前面に出して交流を進めていきたいと考えております。

○藤曲委員
 お話があったように、国際情勢は本当に刻々と変わっていきますし、次期総合計画は10年のスパンですから、このあと関係が変わっていくことはあります。変わらない関係をつくっていくというお話がありましたが、状況に応じて平和をつくっていくやり方も1つの地域外交かと思いますので、また状況を見ながら意見させていただきたいと思います。以上です。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp