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委員会会議録

質問文書

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令和3年2月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:岡本 護 議員
質疑・質問日:03/08/2021
会派名:ふじのくに県民クラブ


○岡本委員
 一問一答方式でお願いいたします。
 まず最初に、総務委員会説明資料14ページの新型コロナウイルスに打ち勝つ静岡県民支え合い基金で今回もお尋ねしたいと思います。
 個人の部分で、クラウドファンディングによる寄附と寄附申出書による寄附はどういう違いがあるのかお聞かせ頂きたいと思います。
 それから、先ほど説明の中でこの基金はまだ継続されていると承知しています。もう幾らかなくなったような気がするんですが、例えば続けるならまたさらに何か県民の皆さんにアピールする方法があったほうがいいような気もするんですが、この辺をお聞かせ頂きたいと思います。

○高木知事戦略局理事兼総務課長
 基金の関係について御説明いたします。
 まず1点目、個人のクラウドファンディング型と申出書による寄附申込みの違いは、御承知のとおり8月ぐらいまでクラウドファンディングでふるさとチョイスを活用した部門が372件、1000万円ちょっとになります。それと並行して器械がなかなかという方もいらっしゃるので、寄附の申出を紙ベースでやるケースも行っておりました。現在クラウドファンディングはもう閉じておりますので、個人の場合は全て寄附申出書によるものになっています。ただ一方で寄附申出書の関係についても、昔みたいに紙をコピーしてというのもできるんですけれども、パソコン上から申込み用紙に打ち込んで申し込むことも可能となっています。それが結果的に372件と295件の内容になっております。
 現在の状況ですけれども、御指摘のとおり特に個人ベースではなかなか申込みが増えない状況にあるのは事実でございます。一方で企業関係ですとこれがいいのか悪いのかは別ですが、3月期で時々ですけども金額がぽんと入ってくる場合もなきにしもあらずな状況です。2月末現在でこの数字になっておりますけれども、9番委員御指摘のとおりアピールが必要だなと私も思っております。前回の先議のときも申し上げましたけれども、この基金がどれだけ活用されているか広く知ってもらうのが一番のアピールになると思っております。ホームページ等々になろうかと思いますが、今のホームページを見ていただくと医療従事者の関係については病院からの意見ということで載せておりますので、そういったものを厚くアップデートしてPRしていきたいと考えています。

○岡本委員
 今お話しのように例えばクラウドファンディングは締めていましたね。締めなくても開けておいてもいいじゃないかという気がするのです。要は今こうした新しい方式に若い人たちがかなり関心を持っている気もしますので、そういう意味ではそれぞれの助成を受けた人たちの声を知らせながらまだまだ寄附しやすい環境を、特に大きな手間がかからないならやってもいいんじゃないかと思いますので、そこは意見として申し上げておきたいと思います。

 もう1つ、どちらにしてもそれぞれ寄附したことに対する特典などは特に変わることはないと理解していいですね。

○高木知事戦略局理事兼総務課長
 御指摘のとおり寄附していただくと金額によらず御礼書をきちんと送っておりますので、その辺の取扱いについては変わってきません。

○岡本委員
 分かりました。
 それでは、次の質問に移りたいと思います。先ほどから出ています説明資料15ページの広聴・広報の展開ですが、今紙媒体の県民だよりは一体どのくらい正確に発行されているのか、どのぐらいの人数もしくは世帯に届けられて見ている、読んでいるのか、その辺の数字の集計は出ているでしょうか。

○横山広聴広報課長
 広聴・広報の展開のうち県民だよりについてお答えします。
 県民だよりは、現在新聞折り込みがほとんどですけれども約100万部発行し全県下に各戸配付を行っております。新聞を取っている購読者世帯は、令和2年度の世論調査によりますと「よく読んでいる」と「時々読んでいる」の2つの答えを合わせた方々の割合が53.0%になっております。

○岡本委員
 100万部は新聞に折り込んで入れているということですね。ですから実質世帯は140万ありましたっけね、それはちょっと確認ですが。と同時に例えば自分自身は3紙取っているので、3部来るわけですよ。数字だけでいうとかなり重複している部分もあると思います。正直なところ実際の世帯数と本当に言ってみれば1件、1世帯として届けられている分がどんな具合かなと今心配があったものですから、実世帯と実際新聞折り込みで入れている部数の違いを聞かせていただきたく質問してみました。お願いします。

○横山広聴広報課長
 新聞折り込みの広告として入れるので、販売店が違う新聞になると複数部行く場合もあろうかと思いますけれども、新聞販売店が同じであれば折り込み広告は1種類行きますので、そういう意味で言えばほぼ発行したものが世帯に行くと考えております。

○岡本委員
 そんな大きな差はないかもしれませんが、私の例でいうと販売店が違いますので3部入ってきます。私のところは1軒で3軒分持っていますので、参考までに申し上げておきたいと思います。

 それから、紙からいわゆるデジタルに変えていくのはまさに時代の趨勢でそうなっていくと思いますが、例えば徐々に徐々にそれは変わってきているし変わっていこうとすると、およそどの辺をめどに全面的に切り替えていこうとするのか。まだまだ紙じゃないとなかなかそこまでなじまない人が年配者も含めて大勢いると思いますので、お聞かせ頂きたいと思います。

○横山広聴広報課長
 県民だよりの紙での配付ですが、やはり紙媒体を続けてほしいというデジタル弱者、情報弱者の方々もまだまだおりますので、全部をデジタルにするのはまだもう少し先になろうかと思います。ただ、今8ページで発行しているんですけれども、来年度から12か月のうち半分の6か月は4ページになる計画でございます。その分をデジタルの情報を増やしていきながら移行を図っていく試行錯誤を続けながらデジタルと紙の融合を進めていきます。どちらかという択一は考えておりませんので、両方生かしていくような連動をしていきたいと考えております。

○岡本委員
 いずれにしても、県民の皆さんに見ていただきたい、読んでいただきたいというのが大前提になるわけです。一気にどっちかとはなかなか難しいとすると紙でも出せる、デジタルもでは二重の大変さがあるかもしれませんが、見ていただく、読んでいただくためにはやっぱりクリアしていかないといけないと思います。ここはぜひ現実をしっかり見詰めた上で間違いのない、落ちのないようなこれからの取組にしていただきたいと要望しておきたいと思います。

 次に、説明資料16ページの企業版ふるさと納税の件ですが、ここに書かれていますように言ってみれば企業側と受ける側のメリット、デメリットがどのように捉えられているのか、まずお聞かせ頂きたいと思います。

 それからもう1つ、企業版の場合例えば先ほどの山の洲(くに)にしてみれば山梨県、長野県、新潟県は特に密接に交流あるので、ほかに投げかけするよりもそういうところにさらに強く投げかけしたらどうかと単純に思うのですが、そのことともう1つ、個人の県へのふるさと納税はどの程度進んできているのか併せてお聞かせ頂きたいと思います。

○杉山総合政策課長
 御答弁の前にまず個人版のふるさと納税につきましては、知事直轄組織ではなく経営管理部税務課の所管でございますので、先に御質問のあった2つについて御答弁させていただきます。
 まず、メリットとデメリットでございます。
 当然、私どものメリットといたしましては、企業版ふるさと納税という貴重な御寄附を頂くことにより県財政の財源確保への貢献が1つ。それともう1つは、地方創生を進めていく立場として官民連携が極めて重要だと思っています。こういう企業版ふるさと納税という機会を使って、企業と一緒に地方創生を進めていける点の2つをメリットとして考えております。
 一方納付される側、寄附される側の企業についてです。デメリットについては特段思い当たるところが見当たらないんですが、もしあるとすれば寄附された企業様の意図しない形で例えば企業名や金額高などが公表されることがデメリットになり得るんじゃないかと考えます。ただ寄附の申出の際には企業名や金額の公表、非公表については当該企業に確認を取りながら対応しているところであります。
 メリットについては2つございます。まず企業版ふるさと納税は個人版のふるさと納税と違って経済的見返りが禁止されております。そうした中でのメリットの1つ目は税制上の優遇措置です。寄附した金額の9割が税制上の損金算入及び法人関係税の税額控除がなされ、企業の負担は実質約1割となります。もう1つのメリットは、企業の社会貢献活動――いわゆるCSR活動の意識が高まる中で企業版ふるさと納税がそういったものに活用頂けることを考えております。こうしたことに対し私どもとしては、可能な案件につきまして積極的に寄附していただいたこと、あるいは寄附を充当して事業をやった成果を企業名公表して積極的に情報発信していこうと考えております。

 もう1つの質問、山の洲(くに)との関係です。
 確かに9番委員おっしゃるようにこの企業版ふるさと納税は、その地域とゆかりのある企業が寄附される傾向にございます。したがいまして今年度取り組んでみて感じたのは本県に例えば支店や支社、工場がある――もちろんこれは本社が静岡県以外に所在している場合ですけど――そういう企業が寄附される傾向にあります。
 山の洲(くに)に関しても今後この地域内でそういった関係が醸成されれば、そういったところに働きかけることによってゆかりの1つの形の現れとして、山の洲(くに)地域内からの御寄附も期待できるのではないかと考えております。

○岡本委員
 よく分かりました。他の部局に係ることはまた改めてお伺いします。
 今お話の中で山の洲(くに)のそれぞれの連携はいろんなところでかなり密接にしており、そういう意味ではお互いそこは十分できますのでぜひ強力に進めていただきたいと思います。
 これもほかにまたがるかもしれませんが、1つの思いとして例えば静岡県に住みたいというのが全国1位だとこの間発表がありました。そういうことがあれば個人も企業ももっと静岡県に寄附にしても食べ物にしてももっとどんどんやっていただけるんじゃないかと勝手に思っているわけですよ。だから大いにここはPRして静岡県にもっともっと潤いが起こる取組をしていただくように重ねてお願いして私の質問を終わります。ありがとうございました。

○野崎委員長
 ここで換気のため休憩します。
 再開は14時30分にします。

( 休 憩 )

○野崎委員長
 休憩前に引き続き、委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

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