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委員会会議録

質問文書

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平成26年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:野澤 義雄 議員
質疑・質問日:12/16/2014
会派名:ふじのくに県議団


○野澤委員
 2問、一括質問方式でお願いします。
 最初に、議案第164号の12月補正予算の文化財保護費の減額補正及び債務負担行為についてお聞きしたいと思います。
 埋蔵文化財センターの改修工事に関する設計業務の変更という説明が冒頭、安倍教育長からありましたけれども、そのことにつきまして、どういったことで設計変更になったのか、いま一度御説明をお願いしたいと思います。それが1点。

 それから、設計に係る費用の補正減額が3291万5000円に対して、委託予算額が2800万円になっておりまして、金額で見ると計画が縮小しているように見えるんですけれども、どのようなことなのか御説明を願いたいと思います。

 それから、もう1点はこの説明資料の一番最後の部分ですけれども、運動部活動指導の工夫・改善支援事業が国の委託事業ということでここに記載がございますけれども、これは平成26年度の事業ですから、取り組みを始めたわけですね。それについて、今年度やってみてその成果があればお知らせをいただきたいし、また課題もあろうかと思いますので、まず成果と課題について伺いたいと思います。

○増田文化財保護課長
 県埋蔵文化財センター移転に伴うことにつきまして、野澤委員から2点御質問をいただきました。
 まず、1点目でございます。
 午前中に安倍教育長から説明がありましたように、設計に8カ月の期間が必要になったことで工期が延びました。当初は6カ月を予定していましたけれども、今年度になり現実的な作業をするに当たりまして、旧庵原高校の校舎の劣化が想定以上に進んでいたことが現地の調査で明らかになりました。それに伴って、劣化対応に係る工事の基礎となる現状把握に日数を要しました。
 さらに、今後は一般県民の方にも展示を見ていただくことになりまして、建築基準法に基づく用途変更への対応として、防火工事の工法、ばい煙施設、誘導灯の設置数等々の調整、あるいはそれに伴う見直しなどに日数を要した関係で、このような変更になりました。ただ、開設の予定につきましては平成28年度ということで、当初の予定と変更はございません。

 2点目でございます。
 補正の減額ですが、当初3291万5000円に対して、今度の設計費が2800万円となっております。これにつきましては、内部で検討を重ね、工事方法、整備内容等を精査した結果、このような金額になったところでございます。
 具体的なセンターの内容ですけれども、谷田地区にある埋蔵文化財センター機能の移転に加えまして、県内7カ所に散在しています出土文化財の保管庫の一括集約、さらに埋蔵文化財の展示公開等ができる予定になっております。このように旧庵原高校の跡地に新たに設置することによりまして、施設が一括的に集約できて保護体制が充実することと、今まで展示公開等が十分な形でなされていなかったものが、展示施設等も立派なものに改修することで、県民及び児童生徒の文化財保護に対する熱い期待に十分応えることができる形になると思っております。

○福永スポーツ振興課長
 運動部活動指導の工夫・改善支援事業についてお答えさせていただきます。
 本事業でございますが、18の高校がモデル校としてやっていくため、その各学校でどのような形で調整をしていくかということと、実はもう1つ、今回コーディネーターをいろいろ活用してやる部分の調整に時間を要しまして、実質始められたのがことしの11月からでございます。現在70名の指導者の方をお願いするということで動き始めているところでございます。成果等につきましては、もう少しお時間をいただいた上で、また御説明させていただきたいと思います。
 課題といたしましては、今すぐにということではないんですが、やはり種目によってそれだけの指導者がきちっと確保できるかどうか、これまでの外部指導者の方で重複いたしますが、そういうことが考えられるということと、あと、どのような形で参加してもらえるかという部分の調整、この辺が非常に課題として挙げられるかなと考えております。

○野澤委員
 ありがとうございました。
 埋蔵文化財センターは、設計変更の理由がよくわかりました。平成28年度オープンという答弁がありましたけれども、それでよろしいんですね。
 というのは、この総合計画後期アクションプラン評価書案の139ページには、出土文化財保管庫の集約ということで、平成28年度、29年度に良好な保管状況の維持、公開と記載がありますから、平成28年度には全てでき上がってオープンということでよろしいわけですね。確認をしたいと思います。

 それから、次の運動部活動指導の工夫・改善支援事業の関係ですけれども、ことしの11月から実質スタートではなかなかまだ成果というところまではいかないということも理解したいと思います。やはり課題として指導者をどのように確保していくかが大きなものになることも理解をしていきたいと思います。ちなみに、この実践校でちょうど私が住むところの引佐高校、気賀高校、三ヶ日高校とあって、西部地区でくくってある3つの中の1つにくくってあるわけです。こういった中で1人のコーディネーターというのは、西部地区で1人ということなのでしょうか。そういうことも含めて西部地区について――私の理解がそのほうが少し早いものですから――どのような形でこの支援体制を組んだのか、御説明願いたいと思います。

○増田文化財保護課長
 平成28年度に埋蔵文化財センターが新しい場所に移転が可能かという再度の御質問だったと思います。
 予定では平成28年度の開所に変わりございません。公開につきましても平成28年度にはできると思います。平成28年度に公開、さらに平成29年度に公開普及の充実に努めていくということで、開所は平成28年度で変わりございません。

○福永スポーツ振興課長
 コーディネーターの関係でございます。
 実は、今回の事業の特徴でございまして、1つ目は高校に外部指導者を派遣するという事業。これが説明資料の1事業概要のところと、3の取り組みの概要の地域のスポーツ指導者等を活用した運動部活動等の充実で、高校に専門家を派遣して取り組んでいただくという事業でございます。
 もう1つの生徒のニーズに応じた運動部活動の指導内容、方法の工夫改善としては、地域のクラブとか、そういったところと連携をいたしまして、合同で運動する機会を与える。例えば幾つかの学校がまとまってやるときにそこに指導者を派遣して、部活を引退して余り運動をやっていない子供たちに運動する機会、ダンスとかそういったものをやっていただくというもの。反対に高校生のクラブ等が行ってそこでやっていただく。そういう機会も設けるという2つの事業でございまして、1つ目の指導者を派遣するほうは人材派遣会社にお願いしまして、そこで全県を統一してコーディネートしていただくという形でございます。ですので、県内各学校の必要な内容等を把握した上で派遣等を行うものでございます。
 引佐高校、気賀高校、三ヶ日高校は来年度から合併いたしまして新設校として出発するわけですが、そのことも含めまして今回のこの部活動の中でも合同運動部活動をどのような形でできるかという部分を試すモデルとして挑戦しようというところもございまして、その3つの高校を合同でお願いして取り組むことができないかということでやっていただいています。現時点では、陸上とサッカーの指導者が外部指導者として引佐高校と気賀高校に派遣されております。そこでうまく合同で連携して取り組んでいただきたい、このようなことで取り扱っているところでございます。
 地域との連携ということに関しましては、西部地区では静岡産業大学がございまして、そこの方にコーディネートしていただいて、いろんな取り組みを行っていただくという形で考えています。

○野澤委員
 埋蔵文化財センターについてはよく理解をいたしました。実は当委員会でも10月の県外視察で鹿児島県の本当にすばらしい埋蔵文化財の保存、研究やその公開しているところを見てまいりましたけれども、本県と比較してうらやましいなと思うすばらしいものを見学してきました。建物のグレードよりも、ぜひ中身において負けないような形で開館ができたらなという期待をしておりますし、保存、保管のみならず、大勢の人が入館をして勉強できる場所にもなればなと思いますので、ぜひそのような取り組みで今後ともお願いしたいと思います。

 それから、運動部活動指導の工夫・改善支援事業ですけれども、そうすると、人材、コーチ等を派遣するのは人材派遣会社のコーディネートをお願いすると。そして、さまざまな地域との連携をやっていくのは、学校地域連携コーディネーターを各地区で1名つくって、その人が中心になってやっていくというすみ分けでよろしいですか。説明資料の一番裏のページですけれども、この図表を見るとどうも同じような内容の仕事をしているように見えるものですから伺ってみたいと思います。

○福永スポーツ振興課長
 野澤委員御指摘のとおりでございまして、人材派遣会社をこういった形で使うのは新しい取り組みでございますので、まず人材派遣会社を使ってどのようにやれるかを見ているところでございます。その人材派遣会社と地域のコーディネーターもそこにどういった指導者がいるかを把握するときには、やはりその人材派遣会社のデータバンクの登録を確認しながらになります。実際に地域とどのように連携してどんな取り組みをしていくかという部分については、これも地域のコーディネーターにお願いしてやっていただくという形になってまいります。

○野澤委員
 人材派遣会社は専門家ですから、さまざまな情報を入手しながら派遣可能な優秀な人材を選定しながらやられることだと思います。期待をしていますけれども、なぜこの質問をするかというと、実は私、この湖北地区の柔道、剣道の団体の長をやっているんです。ですから、誰が指導者にふさわしいか、今、体があいていて、学校にも指導にも行けるよというのは、多分、私のところが一番詳しいと思うんです。私だけじゃなくて私のグループが。そういうことで、もしこれが動き始めているならば、少しぐらいは問い合わせがあってもよかったかなという感じもしたものですから聞いてみたのですが、それはともかく、外部から委託をすることになると、さまざまな情報を得ながら、一番ふさわしい人、実が上がる指導をしてもらうことが大事ですから、人材派遣会社に期待をしますけれども、この事業は続くことでしょうから、様子をまた見させてもらいたいと思っています。以上です。

○福永スポーツ振興課長
 野澤委員御指摘のとおり、人材派遣会社も競技団体とのパイプがなかなかないものですから、今、私どもが間に入っております。指導者を確保することは、各競技団体の協力がなければ絶対にできないことでございます。まだ各学校のニーズを一気に募集するというわけにはいかないものですから、今後引き続き、各学校のニーズに応じて、それぞれ競技団体とさらにパイプを太くさせていただいて、人材の確保に努めていきたいと考えております。またその辺につきましては御相談に行くこともあると思いますので、御協力をよろしくお願いしたいと思います。

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