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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和6年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:伊藤 和子 議員
質疑・質問日:03/07/2024
会派名:ふじのくに県民クラブ


○伊藤(和)委員
 分割質問方式でお願いいたします。
 最初に、夜間中学静岡県立ふじのくに中学校についてお伺いします。
 昨年の9月定例会の委員会で、次年度の三島教室の入学希望者が2名であったため、私は少な過ぎるのではないか、もっと周知して増やすべきではとの御意見を申し上げましたが、2次募集も終えていると思い、質問させていただきます。
 現在の生徒数と来年度の入学希望者数についてお伺いします。

○戸塚義務教育課長
 現在の生徒数は、磐田教室が9名、三島教室が5名でございます。
 前回の1次募集の結果、磐田教室が8名、三島教室が2名とお答えしました。今年度はこの後に2次募集と、従来なかった3次募集を3月にやろうと思っています。
 その結果を見てみないとトータルでは分からないところですが、大ざっぱに言うと2次募集が終わった時点で磐田教室は現在の倍程度、三島教室が微増という状況にあります。

○伊藤(和)委員
 入学希望者を増やすために周知や様々な御努力をされたのは分かるのですけれども、三島教室に限ってはまだまだ少ないと思っています。
 三島教室の入学希望者が本当に少ないんですけれども、要因を分かる範囲で教えていただければと思います。
 それと、入学基準について調べたのですけれども、他県の夜間中学と比較して厳し過ぎるのではと感じました。今後基準の見直しや変更のお考えがあるのかをお伺いします。

○戸塚義務教育課長
 三島教室の希望者数が少ない理由ですけれども、まず外国人の方が多い地域が限定的で磐田教室に比べてニーズが少ないこともあり、初年度で必要な方への情報提供が少なかったところがございます。
 三島教室の教員が手分けして、各校長会で説明したり、外国の方が多い企業を訪問してニーズを探ることを進めており、改善が見られればと思います。
 入学基準は、既にあった夜間中学を参考にして設けたところがございます。10番委員御指摘のとおり、例えば高卒資格を取ってしまった者をどうするのか。高校は何となく卒業したけれども中学で学び直したいとの声もあり、あとは年度途中、学年途中での入学なども考えられます。今は1年生だけなので3学年がそろうまでの期間に順次検討して対応できるところは進めていきたいと思います。

○伊藤(和)委員
 私は、夜間中学についての周知がまだまだ不足していると感じております。御努力されているのは本当によく分かりましたけれども、現状のままでは入学希望者が増えていかないと懸念しております。
 少し他県の例を挙げさせていただいてよろしいでしょうか。もう既に御存じだと思いますが、夜間中学は、形式上は中学校を卒業していても、不登校など様々な理由で通学できなかった人たちの学びの場という役目を担うことになってまいりました。福岡県大牟田市では、不登校などで学校に行けない人向けの夜間中学を学びの多様化学校として2024年4月から開校を目指しているとのことです。
 私は、このようにもっと柔軟な教育機会を提供していくことがとても大切ではないかと感じていますが、県として今後多様化学校の指定を受けるお考えがあるのかをお伺いします。

○戸塚義務教育課長
 現在の夜間中学を、学びの多様化学校として指定を受けるとのお話でございますが、言い方を変えると現在昼間の学校では不登校になっている方が、夜間中学で学ばれる形になるかと思います。学齢期のお子さんが夜間に学ぶことになるため、通学の問題とか細かな課題もあると思います。こういった事例を御紹介頂きましたので、全国の状況も調べた上で可能性を検討しつつ、まずは学びの多様化学校は市町での設置を推進していますので、その状況も見ながらとなります。

○伊藤(和)委員
 ぜひ今後御検討していただき、静岡県立ふじのくに中学校が他県からも注目、評価され、認知度が高まって静岡県内の入学希望者が増えていきますよう期待しております。

 次に、不登校支援のポータルサイトについてお伺いします。
 私は、子供が不登校で悩んでいる保護者の方々が開設しているオープンチャットに参加しております。オープンチャットに参加している保護者の方々の本当に切実な気持ちや訴えを見ていると、何とか少しでも力になれないかと本当に日々痛感しているところです。
 昨年の6月定例会で、オープンチャットに参加している保護者の方から不登校支援のポータルサイトを設置していただきたいとの御提案がございました。それに対して、今年2月20日に不登校支援のポータルサイトを設置してくださいました。本当にありがとうございます。感謝申し上げます。
 今後は、不安に思っている児童生徒や保護者、学校関係者の皆様にとって使い勝手がよくてサイトを見ると不安が軽減され、適切なアドバイスも受けられることにつながっていくポータルサイトとなっていただきますよう願っています。
 そんなポータルサイトを今回じっくりと見させていただきました。気になっている点が幾つかございましたので、質問させていただきます。
 最初に、不登校支援のポータルサイトの利用状況、アクセス数についてお伺いします。
 開設してから本日でまだ17日目ですので、いろいろ手探り状態ではと思っております。この間の問題点とか課題がございましたら、教えていただけますでしょうか。

○戸塚義務教育課長
 利用状況ですが、2月20日の開設以降のアクセス数は124回となっております。利用者が増加するよう今後周知に努めていきたいと思います。
 課題ですが、現状では何とかリンク先をまとめた状況になっています。周知をかけていく以上は内容を充実していかないといけないと考えています。

○伊藤(和)委員
 おっしゃるとおりだと思います。まだ開設したばかりですので、これから様々な御意見や御要望、御提案を頂いてさらに充実したサイトにしていただけることを期待しております。
 私がサイトを見て、最初に感じたことを率直に申し上げてよろしいですか。
 児童生徒向けと保護者向け、学校向けの3つに分かれておりました。児童生徒向けが小学生の皆さんにとっては非常に分かりにくいと思いました。児童生徒向けですから、小学生、中学生、高校生が多分検索すると思うのですが、非常に分かりにくいと思いました。
 何か工夫が必要ではと感じたのですが、お考えを聞かせていただければと思います。

○戸塚義務教育課長
 御指摘を頂きまして、ありがとうございます。
 我々も課題感を持っており、まだ利用する方に寄り添ったものにはなっていないと実感しています。例えば子供さんがアクセスしたときに、安心できるメッセージや優しい絵などを置いた上でリンクを貼る形が望ましいと思っています。現状は冷たい文字が並んだリンクになっているものですから、今後改善してまいりたいと思っており、課内でも話が出ております。来年度にかけてきっちりやっていくつもりです。

○伊藤(和)委員
 始めて17日間でアクセス数もまだ124回ですので、これから改善していただければと思います。開設してくださったことを本当にうれしく思っています。
 御利用してくださった方々からの御意見を基にもっと充実したサイトになっていただけるのが私の願いでございます。
 先ほども御答弁でおっしゃっていましたけれども、できれば小学校、中学校、高校と分けて見やすく小学生の方が入りやすいように、絵でもいいですから優しさを出していただければと思っております。

 最後の質問ですけれども、ポータルサイトを利用した方の御意見をもっと情報発信できる仕組みがほしいと感じたのですが、お伺いします。

○戸塚義務教育課長
 御意見ありがとうございます。
 御提案を頂きましたので、ホームページで技術的に可能かを相談したいと思います。

○伊藤(和)委員
 今回、教育委員会が不登校対策についてかなり力を入れています。新年度予算に本当に反映されているのでよく分かります。やはり不登校になる前、学校を休み始める前の行き渋りのときがとても大事と思っています。行き渋りのときに子供に対して適切な対応ができるか否かによって、学校に戻れるのか不登校になるのかが決まると言われております。
 ぜひ予算をかけてつくってくださったポータルサイトがきっかけで、子供たちや保護者、学校関係者の皆さんの不安軽減につながっていくようになっていただきたいと思います。
 最後に、私が参加しているオープンチャットには今60数名がいらっしゃるんですけれども、皆さん方から、開設されたポータルサイトに対しての御要望として、こういったものになったらいいな、もっとこうしてほしいなという意見を言える意見交換会の場や機会をぜひつくっていただければありがたいとの声を頂きました。最後に要望として、もしそのような機会をつくってくださることができるようでしたら、ぜひよろしくお願いいたします。以上でございます。

お問い合わせ

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