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委員会会議録

質問文書

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平成23年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:東堂 陽一 議員
質疑・質問日:11/02/2011
会派名:自民改革会議


○東堂委員
 2点質問させていただきます。今さらというような質問になるかもしれませんが、大事なことだと思いますので、質問させていただきます。
 学校に対する要請が非常に増大しているという御説明がありました。きょうの説明でも本当にたくさんのことをやっていらっしゃいますし、やらなきゃいけないことがどんどんふえている、そういう現状であるというふうにも思います。
 そういう中で本来の目的、特に学校教育でありますけども、子供たちと向き合って教えるということがおろそかになっていかないかという危惧をつねづね抱いております。例えばそういうことの改善策として、一般的な方法であるかもしれませんが、会議の数や書類の数というようなものを思い切って減らすという観点はとても大事だと思います。
 先ほど民間企業への研修という話もありましたけども、民間企業でやはり思い切った削減、本当に思い切ったトップの判断もあるわけですけれども、そういうことを踏まえて思い切った削減をする、これはやめて大丈夫かというようなところまで踏み込んでやっていくわけであります。思い切った削減、シンプルにということでありますけども、そういった実行が果たして本当にされているのかどうかという疑問を持っております。取り組みをしているのかどうか、そういうことをお聞きしたいと思います。これは学校現場においてもそして本庁の教育委員会においても両方のことでありますけども、やはりそういう取り組み、思い切った取り組みが必要だと思いますけども、そういうことにどれくらい意を持って取り組んでおられるのかということをお聞きしたいと思います。
 結果としては、それは経費の削減ということにもつながると思いますので、経営的な判断からも大事なことかと、県政の経営という判断からも大事かというふうに思いますので、1つ目にそのことを質問いたします。

 2つ目は、35人学級のことでございます。優先度が高いということで進めたという御説明がございました。ただ現場では先生の数が余りふえていないので、結果として先生の数が足りなくなっている、非常に負担がふえたという声を聞くわけであります。これもまた、先ほど申し上げたように、結果として35人学級にはなったけども、子供と向き合う時間という意味では果たして効果が相殺している面があるのじゃないかという心配があります。その辺の把握状況をお聞きしたいと思います。
 そして、この35人学級を実施するに当たって、費用的にはどのくらいかかっているのか。そしてこれはとりあえず整備が終わればそれで済むのか。あるいは今後も同じように増加費用がかかるものであるのかどうか。費用的な面でもお聞きしたいと思います。以上、2点質問いたします。

○吉澤教育政策課長
 お尋ねの学校業務等の縮減でありますが、平成21年度から22年度に入る際に、業務の見直しを一斉にかけました。実際には全体で調査が11%減、また会議等が17%の減となっております。また管理業務等についても、民間委託したほうがより効果的、効率的だというものについては一部しておりまして、これが8校ほどです。学校現場の多忙化というのは一つ課題になっておりますので、このような会議の縮減や調査等の縮減以外にも、平成22年度には学校運営改善事例集というのを作成いたしまして各学校に配付をし、子供たちと向き合う時間を拡充するために、さまざまな取り組みを行って効果的な活動をするようにということで、事例集を活用しているところでございます。以上であります。

○杉本事務局参事兼教育総務課長
 同じ件につきまして事務局関係です。ひとり1改革運動を全庁挙げて進めているわけですけど、その中の時間外勤務の縮減ということに合わせまして、会議、書類の削減の見直しについて各関係機関に通知して実施しているところであります。以上です。

○橋本学校人事課人事監
 35人学級の件ですが、負担がふえたという声も実際、私たちのところにも届いております。これは学級担任がふえたことによりまして、級外の教員の数が減ったということになるかと思いますが、一方、小人数指導ができることによっての効果も伝わってきております。
 実際に、子供たちの数が減ることによって、指導がきめ細やかにできるといったメリットもありますので、この辺も合わせまして、ほかの問題も絡んでいると思いますので、先ほどにありました業務の精選等も合わせて進めまして課題をクリアしていきたいと考えております。
 費用の点ですけれども、35人学級を進めるに当たりましては、国の定数を活用しておりますので、その点での負担というのは特にございません。以上です。

○東堂委員
 御説明はわかりました。平成21年から22年にかけていろいろ見直しもかけた、11%、17%の減だという、そういう効果や実績も上げたということでありますが、ただ現場では果たしてこれでよかったかというと、余り改善されていないのかもしれない。余りというとちょっと言葉が悪いかもしれませんけど、依然として多忙感は続いているというふうにも思いますので、さっき言ったように思い切った、よく見るとやめちゃってもいいじゃないかというのが結構あるんじゃないかと私は思いますので、そういう目を持って見ることがとても大事ではないか。民間発想と申しましたけども、そういうことも大事だと思うので、ぜひまたそういう目で見てもらいたいというふうに思います。

 35人学級はメリットを否定しているわけでは全くありません。ぜひ進めてもらえばそれで結構だと思いますが、反面やはり先生の繁忙感が増しているということで、とにかく最初にいろんなことをなさっている、どんどんやらなきゃならないことがふえているという話で始めましたけども、何が一番大事かという原点に立ち返るということが常に大事だと思います。学校であれば子供たちに教えるという本来業務、一番大事なことが何かということを忘れずに取り組んでもらいたいというふうに思います。
 本当に不祥事のことなどがあって大変だなとは思うわけでありますけども、決してそのところを見失わないようにして、常にそういう目で見てもらいたいという要望を込めての質問をさせていただきました。以上でございます。

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