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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成24年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:安間 英雄 議員
質疑・質問日:12/20/2012
会派名:自民改革会議


○安間委員
 幾つかお尋ねをしますが、なるべく簡潔にやりたいなと思っております。
 最初に、総合計画の関係で高齢者の事故、これから高齢化の中で、大変力を入れなきゃならない点ではありますし、また高齢者事故については、被害に遭った方も不幸でありますが、やってしまったほうもなかなか不幸かなというような側面があるわけであります。そういう中で、磐田市、掛川市で高齢者事故ストップキャンペーンを行ったと記されております。
 このキャンペーンの内容と趣旨、そして他地区での開催状況、この点についてまずお伺いをします。

 そして、高齢運転者の事故防止対策として、高齢者ドライバーセーフティースクールを開催したとありますが、1つとしてどのような内容、趣旨のものか。2番として対象者。3番としてどのような参加者か、お伺いをしたいと思います。

 次に、消えない信号機についてでございます。東日本の大震災の津波では、大半が停電で信号機もなくていろいろの渋滞や事故につながったという報道がありました。また県内でも最近、強風の台風で停電が長かった地域があるわけであります。消えない信号機ということでありますが、リチウム蓄電池やディーゼル発電機を設置して、東日本のほうで対策をとっていることを聞いているわけであります。
 本県における非常時電源を完備した、いわゆる消えない信号機の設置状況、そして今後の計画、これらについてお伺いをしたいと思います。

 次に、遺失物の取り扱いについてでございます。ことしの10月神奈川県警で遺失物管理システムの障害で、現金など貴重品の遺失物情報の一部が他の都道府県と共有できず、持ち主に返還できないケースがあったといわれております。
 本県での影響について、どのように対処されているか、お伺いをします。

 次に、若手警察官の育成についてでございます。
職務質問のスペシャリストとして、藤枝駅前交番に勤務する警察官が全国優良警察職員表彰を受賞した記事を見ました。本県にこのような優秀な警察官がいることを非常に心強く感じるところであります。このような警察官には、ぜひ交番で働く若手警察官の指導育成にも尽力していただきたいと思います。
 そこで、若手警察官というのはどういう年齢をいうのか、その基準。そして交番における若手警察官の人数の推移、3番として若手警察官の指導育成体制、そして4番として指導育成上の課題と対策についてお伺いをしたいと思います。

 そして、先ほど振り込め詐欺のやりとりがありました。大変成果を上げてきているようでありますが、取り締まる側もしっかりやらなければならないんですが、その防犯という観点から、警察の皆さん、それぞれの地方自治体からも盛んに言っているんですけど、まだだまされる人がいると。何でかなと、一般的にはそのくらいに思っちゃうんですが、そういうことの中で対策といいますか、どのように認識をされているか。改めてお伺いをしたいと思います。

 それから、先般も私は言ったと思いますが、海外から要するに何十億円の宝くじに当たる権利に選ばれましたというのが、香港、上海、私の子供のところへはカナダからも来ました。金額的には大した額ではなく2,000円か、3,000円を振り込んでくださいということなんですが、どうもうさん臭くて、これらに関する何か被害みたいなのが出ていないのかどうか、どういうふうに認識されているか。その点についてわかりましたらお伺いしたいと思います。以上です。

○武村交通部参事官兼交通企画課長
 1つ目の高齢者事故ストップキャンペーンについてお答えします。高齢者事故ストップキャンペーンにつきましては、平成21年から県くらし交通安全課が主体となりまして、子供の母親などで組織する交通安全母の会と連携し、高齢者の事故防止を目的に実施されている事業となります。高齢者事故ストップキャンペーンの事業内容につきましては、各自治体の長に対し、県知事の交通安全メッセージを伝達するほか、県内の大型商業施設などで来訪者へ交通安全のリーフレットや反射材を配布しながら、高齢者の交通事故防止を呼びかけるものと聞いております。昨年は、調書にありますとおり12月に磐田市と掛川市を県の担当者や交通安全母の会の役員が訪れ、市長への交通安全メッセージの伝達や大型商業施設での交通安全リーフレットの配布等による広報啓発活動を実施したとのことであります。平成22年度は、河津町、静岡市、浜北市の3カ所で実施したというように聞いております。この事業につきましては、1年について大体二、三カ所ぐらいを県くらし交通安全課が選定し、各地でのキャンペーンを実施しているものと承知しております。

 2つ目の高齢者ドライバーセーフティースクールにつきまして、お答えします。
 1つ目のどのような内容、趣旨のものかということでございます。高齢者ドライバーセーフティースクールとは、増加傾向にある高齢者事故を抑止することを目的に、平成18年度から同事故の発生率が高い地域を選定し、指定自動車教習所協会に業務委託して行う参加・体験・実践型の交通安全講習となります。実施内容につきましては、教習車を実際に使用し、加齢に伴う身体機能の変化の確認、緊急回避措置体験、運転操作における癖などの運転行動の矯正など、実践的な講習を実施しております。
 2つ目の対象者につきましては、老人会の役員や地域における高齢者のリーダー的立場にある方に受講をお願いしており、平成23年度は297人、1回20人程度の参加をいただいております。
 3点目の参加者の募集につきましては、各警察署において、高齢者事故の発生状況の分析を行い、重大事故の発生や高齢ドライバーの事故率が高い地域の方々へ、町内会とか老人会を通じまして、こういう講習がありますが参加していただけませんかということで募集を行って、参加者を募って実施しているものであります。以上です。

○渡辺交通規制課長
 停電しても消えない信号機の設置についてお答えいたします。
 まず県内には、交差点用の信号機がおおむね5,400カ所あります。このうち停電時に非常用電源で対応できる信号機は10月末で834カ所となっております。その整備率はおおむね16%ということで、全国的にも整備率は高いと承知しております。非常用電源の内訳でございますけれども、交差点に発動発電機を固定してつけてある固定式と、交差点まで運搬可能な発電機を運んで接続して稼働させる可搬式が657カ所あります。それから、停電になった場合に自動的に発電機の電源が入って稼働を始めるといった自動起動式が176カ所、それから停電後電源が内臓されているリチウム電池に切りかわるといったリチウム電池式が1カ所あります。
 今後の設置計画でございます。これらの発電機を国道やアクセス道路などの主要幹線道路を重点に設置していきたいと考えております。
 なお、今後年度末までに、自動起動式の発電機を4カ所、それからリチウム電池式の発電機を28カ所設置することとしております。以上です。

○平口総務部参事官兼会計課長
 遺失物の取り扱いについて御説明いたします。委員御指摘の神奈川県警察のシステム障害につきましては、報道によりますと神奈川県以外で拾得された貴重な物件が神奈川県警察に届けられたものについて、全国に反映されず、全国照合ができなかったこと。それと他県警のホームページ上で遺失者自身が検索することができなかったことが障害となったようです。これらにつきましては、神奈川県警察からの依頼によって、本県に届けられた遺失物のデータを神奈川県警に提供して照合作業を実施しております。これの該当の有無については、現在まで回答はないということでございます。
 また、本県のシステムについては、既に確認いたしましたが、システムのふぐあいはございません。いずれにしましても遺失物につきましては、直接、住民に影響を及ぼすものでございますので、今後も本県のシステムの維持管理に努めてまいります。以上です。

○安本地域部長
 若手警察官育成の関係の4点についてお答えをいたします。
 若手警察官の基準であります。交番等に勤務するうち警察官として採用後5年未満の者と定義をしております。
 次に、交番における若手警察官の人数の推移であります。10年前のおよそ1.4倍にふえておりまして、平成24年4月1日現在で約700人でございます。地域警察官のおおむね3人に1人が若手という状況になっております。
 次に、指導育成体制でございますが、警察本部では地域課に地域指導室がありまして、そこで主に指導に当たっております。現在、地域指導室には管理官以下22人の体制で、職務質問技能指導係あるいは伝承官を中心に、地域警察官としての必要な知識技能の向上のための指導を行っております。それから各警察署においても、職務質問技能指導員という指定がございまして、それらを通じて指導育成に当たっております。
 最後に、指導育成体制の育成上の課題と対策についてでございます。まず課題は、やはり若手ということで知識経験が浅いということから、警察官としての誇りや使命感を醸成していく必要があるということであります。
 対策といたしましては、今言いました職務質問技能指導員等によるマンツーマン指導やロールプレイング方式というものを導入してございまして、疑似体験型の教養を取り入れて、実際の現場で職務質問をして、犯人を検挙する、悪を捕まえるといった成功体験を通じてみずから考えて、みずから実践してやりがいや使命感を持たせていく指導を行っております。以上です。

○大島生活安全部長
 振り込め詐欺の被害の関係で、どうしてもだまされる人がなかなかなくならないということでございます。アポ電といいまして、こんな変な電話があったよともう電話を聞いた瞬間に見破っている人もいるわけですけれども、実際にだまされている人というのは、まさか自分のところにかかってくるとは思わなかったということで、当事者意識がないことが多いということでございます。だまされましてもお金を振り込んだ直後に、あれと思って気がつく方が多いもんですから、やはり犯人が巧みにだましているというところがあるんじゃないかと思います。ただ、その背景といいますか、親が子を思う気持ちは、どうしても真剣に心配するところが多いと思います。またあとは家庭環境が核家族化ということで、高齢者だけの世帯であったりなかなか相談する人がいない、周りでアドバイスしてやれないということで、だからだましやすいということになっているんじゃないかと思っております。
 そうしたことから、対策としましては、民生委員の人にお願いをしたり、近所の方に声かけをお願いしたり、あるいは警察官が個々に訪問をして、こんな手口がはやっているから気をつけてくださいと、フェース・ツー・フェースで各家庭、各人によってタイプがありまして違いますので、その方に合ったきめ細かな対策をとっているところでございますが、なかなかやっぱり何十人、何百件の中の一人がどうしてもひっかかってしまうということで、対策を徹底してまいりたいと考えているところでございます。

 もう1つ、海外からの宝くじの関係でございます。今のところ私どものほうで被害を把握しているものはございません。ただ目的としまして、何か個人情報を入手するために、そういうものをつけてダイレクトメールで送るというものはあるそうでございます。単に宝くじを買う詐欺というよりは、いわゆる情報をとってしまうものもあって、いろんなものがあるそうでございますけど、いわゆる被害届けというものは、まだ受理していない、把握していないという状況でございます。以上です。

○安間委員
 ありがとうございました。
 高齢者ドライバーセーフティースクールの関係でありますが、多分、本当は受けてもらいたい人はなかなか来てくれないという状況じゃないかなと思いますので、いろんな自治会等、例えば老人会を通して、積極的に働きかけをしてもらいたいと思います。

 それから、消えない信号機の関係でありますが、これ設置費用がどのぐらいかかるのか、1つがどのぐらいなのか。そこら辺だけお伺いをしたいと思います。

 若手警察官の育成については、700人と、なかなかやっぱりここのところ増員をしたもんですから、その関係かなと思いますが、しっかりしてもらいたいなとそんなふうに思います。

 振り込め詐欺の関係は、やっぱり被害者の年齢がこのごろは高齢者ばっかりですかね、数年前ですけど、私の住むすぐそばで、旦那さんが金融関係に勤めているまだ若いお母さんが150万円ぐらいやられた例もあるんですが、最近はそういう人は少ないかなと、高齢者が多いかなと思いましたが、その割合だけわかりましたらお願いします。以上です。

○渡辺交通規制課長
 非常時電源を完備した信号機の価格の関係でございます。一般的な固定式、可搬式、それから自動起動式とリチウムイオン式があるわけですけれども、信号交差点まで持っていって接続するという、いわゆる可搬式につきましては、おおむね30万円前後、それから信号機にあらかじめ固定しておく固定式につきましては80万円前後、それから自動に電源が起動するという自動起動式につきましては200万円から300万円、それから電源がリチウムイオンの電源に切りかわるというリチウムイオン式というのは150万円から200万円、こういうような値段になっております。以上でございます。

○森下生活安全部参事官兼生活安全企画課長
 振り込め詐欺にかかる高齢者の被害者の割合でございますが、12月19日現在、65歳以上の方67.64%、約7割近くの方が被害に遭われています。

○遠藤(榮)委員長
 ここでしばらく休憩をいたします。
 15時15分まで休憩いたします。

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