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委員会会議録

質問文書

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平成22年6月就航地交流推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小田巻 進 議員
質疑・質問日:06/10/2010
会派名:民主党・無所属クラブ


○小田巻委員
 きょうの特別委員会、藤本所長さんには「静岡空港の就航と連携」そしてまた「産業振興と観光施策」ということでお話を伺ったわけですけれども、観光産業はやはりおもてなしということで、人と人との心のつながり。冒頭、「人」がテーマだというお話があったものですから、その点には本当に私も思いを1つにするところなんですけれども、今の観光というのは昔みたく物見遊山じゃなくて、一つにテーマを絞ってという観光が主流になりつつあるかと思います。その中で今、観光には――知事もよく言っているんですけど――地元の食材を生かした食の文化を探す観光、そしてまたいろんな工芸品等を見る観光、そしてまた歴史などを見ていく観光と、それぞれのテーマを持った観光がこれから主流になっていくんじゃないかと思います。その中で、――去年私は厚生委員会に入っていて、ちょっと話もさせてもらったことがあると思うんですけど――医療ですよね。
 今、中国のトップクラスの方々は、世界の最高を好んでいろんなことを求めているという中で、医療もそうだと思うんですよね。そして今、医療観光ということが盛んに言われているときで、健診ツアーなんていう、そんなパックもあるらしいんですけれども、今、国と、そしてまた県の考え方だとか、そして医療観光の現状、そして取り組む受け皿はどうなっているのか、というようなことをちょっと教えていただければありがたいです。

○藤本和彦氏
 ありがとうございます。
 実際に、医療で中国の方が来られているという話は聞いているんですけれども、具体的にどれぐらいかというのは、実はよくわかっていないんです。ただ、まさにその医療で、中国の方が医療を受けるのには何か規制があるらしくて、例えばがん治療を受けたくても中国の人は受けられないとか、ちょっと私も医療はよく勉強していないんですが、ただ、規制があるというようなことです。
 今ジェトロも、医療とか先端技術等々はやっていかなければならない課題になっていますので、それを先ほど話しました、地域と地域ということでフランスとファルマバレーがつながって、いい治療と、いい新薬ができていくということは、ぜひ目指していければなと思っているんですが、フランスのほうは研究開発費があって、こちらのほうは研究開発がなかなか難しいみたいなので、そこはちょっとこれからの課題だと思っています。

○小田巻委員
 医療観光の報道なんかを見ると、ビザがおりればいつでも何回でも治療を受けたいというような話があったものですから、そういういろんな弊害があるというのは今初めて知って、また勉強しなきゃならないなと思うところです。
 やはり医療観光というのは、これからどんどん伸びていくというか、みんなが注目していくんじゃないかと思うんです。そこら辺はどうなんでしょうか。

○藤本和彦氏
 きょう本当に1時間の中で――短い中でお答えさせていただいたんですが、私のコンセプトは、物も経済もすべて人が必要としていることが絶対にあって、その必要としているものをどう提供するかということがやっぱり社会に求められていると思っています。
 医療観光という名をつけてしまうとビジネスとか観光になるんですが、私はそういうことよりも、やっぱり必要としていると思うんです。中国に病院がないから日本に行くということ。
 例えば、私たちジェトロも海外に事務所があるんですけれども、まだ医療が整っていないところはやはりシンガポールまで行かないといけない。その不便があるんですが、今、実際にそういう方々がいるのであれば、その方々にどう対応していくかというふうにしていくことで自然に流れができてきて、医療を受けたら「やっぱりあそこの静岡の病院いいよね」となると「じゃあ私も行く」と。
 ちょっとそこのメモで「ステータス」と書いてあるんですけど、海外の方々は多分、やっぱり旅行する目的の中に自分はその場所に行ったという満足感もあるはずなんですね。韓国の方なんかは特にですけど、日本に行ったということで「北海道に行ってきたけどあなたは行ってないの」と。そんなこともあるんです。そういうようなステータスの部分もあるので「あの人は日本で医療を受けたんだよ」ということであれば「自分も受けたい」と。それが流れになってくると、観光というよりも、それを提供していくサービスを整えていかないと間に合わなくなるんじゃないかなというふうに思っております。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp