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委員会会議録

質問文書

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令和3年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:木内 満 議員
質疑・質問日:08/11/2021
会派名:自民改革会議


○木内委員
 それでは、一括質問方式でお願いいたします。
 まず、第89号議案県有財産の取得についてタブレット型パソコン5,118台ですが、取得時期や県立学校に配備される計画はどのようになっているか、確認させてください。

 次に、熱海市伊豆山で起きた大雨被害に関連しますけれども、今回伊豆山の場合ですと大雨の警報が出ていてそして土砂災害の警戒情報が気象庁から発令されていましたが、熱海市では避難指示は出ていなかった状態でした。学校ごとの判断になると思いますが、仮にうちの地元の小学校の場合だと通学する状況になるかと考えます。地元だとたしか暴風警報か特別警報が出ていたら通学しなかったと思いますが、今回の伊豆山の場合だと平日であれば、通学になっていたのかなと懸念されます。
 今回土曜日だったので幸い学校管理下での被害はなかったと思いますけれども、今後熱海市の伊豆山の状況なども踏まえて大雨とか特に土砂災害が関係するようなケースについて、どのように子供の安全を守っていくか考えがあれば聞かせていただきたいと思っております。

 続いて、通学路の安全確保対策について八街市の下校時の交通事故を受けて、国も通学路の安全対策を講じると発表されましたし菅総理もその旨の発言をされています。
 最終的には各市町の対応が主になってくるかと思いますが、県としてもそうした活動を包括的に支援したり、今後できればそこに向けた支援体制や主体的な安全確保対策をしてもらいたいという希望があります。それについて今考えていること、今後考えられることがあれば教えてください。

 次に、県立中央図書館の整備計画についてですけれども、アフターコロナ時代の新たな総合図書館を目指すということで令和3年3月にこの整備計画が固まりました。コロナがあったことでアフターコロナの要素を盛り込んだ内容になっているのかなとは思っているんですが、アフターコロナ時代の対応で最後プラスされたのが図書館のDXの推進と3密の回避という項目でした。DXの推進についてはこの図書館の計画当初から話の中にあったことだと思っています。
 3密の回避は当たり前のいわゆるコロナ対策になるかなと思っているんですが、導入機能の概要として見ると図書館本体そのものについてはアフターコロナの要素は内容としてほとんど記載が追加されているものはないと思っています。その先の詳細な面積割りなどの中でもアフターコロナの要素の何が追加されたかが分かりづらいと思っています。具体的には緑地広場のところにアフターコロナ時代に対しては外部空間による閲覧席確保というような内容が追加されている程度だと理解しています。
 アフターコロナ時代に対応した図書館という計画も追加の検討をした割には、あまり要素が少ないのではないかと感想を抱いていますが、その点について何かあれば教えてください。

 最後に、今後の設計手法に関して方針が示されました。今回設計施工分離方式で行うと聞いています。
 富士山世界遺産センターのときの入札不調が、ここしばらく県の公共工事の中では大きく反省し生かしていかなければならない点だと思っています。富士山世界遺産センターは、プロポーザル方式の設計でのまさに奇抜なパースの実現に応えられる事業者が少なかったことから入札不調になり、予算を上げた上での設計変更を行った大変繰り返してはならない内容だったと承知しています。
 そういったことも踏まえた上で、あえて設計施工分離方式を検討した背景及び180億円という総額を示してくれてはいますが、今回その総額を超えることはなかなか理解が得られないと思っています。その上で改めて確実に当初想定の総額の範囲内に収める努力について、どう考えているのかお伺いしたいと思います。以上です。

○関ICT教育推進室長
 第89号議案関係についてお答えします。
 納入業者とは現在仮契約中であり本議会の議決を受けて本契約となります。その後製造メーカーへの発注が行われ学校への導入整備計画が立てられます。契約書に定めている時期は12月24日でありますが、5,118台全数を12月に一括納品していただくのではなく、納入業者が調達できた端末を順次学校に納品していただき初期設定を行った上で使うことになっております。

○近藤健康体育課長
 土砂災害と通学路の関係を私からお答えさせていただきます。
 まず、熱海市の土石流、土砂災害の関係ですけれども、これまでも各学校で県教育委員会が示した統一的なマニュアル作成の手引に基づき学校の中での危機管理体制として気象台、市町等が発表する警報、警戒情報や避難情報に応じて本部の立ち上げなどの必要な措置を取った上で、最新情報の入手手段、授業の中止や休業等の教育活動の実施の基準、伝達手段、それから在校時における避難行動や保護者への伝達手段といった対応と役割分担をあらかじめマニュアルで定めております。これを年度が替わる際に内容を見直すとともに、機能するように取り組んでおります。
 特に土砂災害ということですが、学校に来る前にそういった情報が出ているかどうかにつきましては、避難情報は市町になりますので市町の災害担当部門と日頃から連携できる体制をきっちり取れるよう、各学校現場へは周知徹底しております。
 それから、学校ごとの立地の条件によって土砂災害等の影響の度合いが変わるものですから、それを考慮して学校にいる場合はどう避難するのかしっかりとマニュアルの中に記載しておくように、今年の3月に通知を出しております。今後学校からマニュアルを集めまして、その内容を点検する形で役立つものにしていくことを考えております。

 続きまして、通学路の交通安全対策の関係につきましては千葉県八街市の事故を受けまして、各市町の教育委員会と各学校には改めて注意喚起したということ、それから先ほど6番委員からもお話がございましたけれども、今後の安全対策で現在小学校の通学路における合同点検の実施とそれから危険箇所があった場合には関係者が連携して対応策の検討と作成、そして対策の実施といった一連の通学路の安全対策を講じていただくようにお願いしているところです。
 これらの合同点検並びに一連の対応が円滑に進むように、県のくらし・環境部のくらし交通安全課、あと道路管理者になりますと道路部門、それから警察と情報を共有するとともに協力をお願いしまして、安全対策が円滑に講じられるように取り組んでいきたいと考えております。

○藤ケ谷新図書館整備室長
 新図書館整備の計画について御質問にお答えいたします。
 まず、アフターコロナ時代への対応についてでありますが、施設的に対応する側面とソフト面で対応する側面とあるかと思います。
 6番委員御指摘のとおり、施設面に関しましてはDXで非接触という技術を導入していくことはこの整備計画に入っております。そのほか閲覧席の座席の配置やフロアの工夫でアフターコロナに対応したどのような空間があるのかは、これから設計の公募を行ってまいりますので、設計者のアイデアを頂きながらつくっていく部分かと思います。
 それから、ソフト面に関しましては本年度DXの有識者会議を立ち上げて皆さんから御意見を頂きながら、今想定しているDX以上にどのような図書館DXが可能か検討しております。
 それからもう1つ、施設面ではないんですがリモート利用の促進についてです。
 県域全体がサービスの範囲ですので、図書館に来館しない非来館サービスの拡充も今検討しております。その点についても整備計画には載っておりませんが、これから管理運営計画の中で具体化していこうと考えております。

 2つ目に分離発注を選択した背景ですが、ここはかなり我々も検討を行いました。設計、施工の一括発注はやっぱり設計よりも施工、いわゆるゼネコンのほうが力が大きいところがあってどうしても施工側に寄ってしまい、設計で創意工夫が凝らしにくいといったデメリットがあります。
 片や分離発注には6番委員御指摘のとおりコスト管理がしにくい側面は確かに我々も承知しております。その中で、我々はとにかくよりよい建物を造りたいという観点で分離発注を選択いたしました。
 総額を超えないための工夫につきましては、文教警察委員会説明資料にも記載いたしましたが、本年度の発注方式として我々が名付けた方式ですが改良版公募型プロポーザル方式を採用しております。これは今ある面積表で空間配置をあらかじめ施工者側で行って、平面図も作って仮の設計をやりこの仕様で総額内に収まるかをまず施工者側で1回把握をする。それを出した上で、これから設計の公募を行う予定ですが、提案者にもそのコスト管理をしてもらって、それも提案の中で出してもらいます。
 今後、設計をしていく中においてもコストコントロール能力を併せ持つ設計者を選定すると選定方針に掲げましたが、そのコストコントロール能力ができる業者であるかどうかも設計者を選択するときの重要な要素としていきたいと考えております。

○木内委員
 図書館については、富士山世界遺産センターの入札不調の経緯もちゃんと承知しながら、それでもあえて設計施工分離方式を選択したんだと改めて文教警察委員会の議事録にちゃんと残してもらっておく趣旨で質問させてもらいましたので、万が一にも総額超過は許されないということだけ承知してくれれば結構です。以上です。

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