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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成23年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:東堂 陽一 議員
質疑・質問日:11/08/2011
会派名:自民改革会議


○東堂委員
 4点質問いたします。
 まず、説明書の10ページでありますけれども、定例幹部職員会議等の開催ということがあります。
 年9回開催したという説明でございましたけれども、回数はこれで十分に役目を果たしているのかなという疑問を持ちました。
 初めてで様子も知らないものですから、どんな会議なのか、時間あるいは進め方等少し説明をいただきたいというふうに思います。

 次に、18ページ、集会広聴、調査広聴等の話であります。
 まず、アの集会広聴のa知事広聴と、その下のbの県政さわやかタウンミーティングの両方同時にお伺いしたいと思いますけれども、周知方法、あるいは人集めの方法をどのようにしてやっているかということ。そして、どのような方が参加されているか。知事広聴、県政さわやかタウンミーティングのそれぞれについて、お伺いをしたいと思います。

 3番目、31ページ、企画課の施策の体系の中で、上から4つ目の施策目的に生涯にわたり学び続ける環境づくり、業務目的は生涯学習を支える新たな拠点機能の整備とありますけれども、生涯学習というのは、人づくりでもありますし、それによるまちづくりだということだと思いますけれども、この説明を見ると、いろんな施策の展開の中にそういう観点が入っているのかなという疑問を持ちました。
 人づくりからのまちづくりという観点が入っているのかどうか、そういう考察がなされているかどうかということをお聞きしたいと思います。

 4点目には、業務棚卸表の9ページであります。
 テレビ広報の視聴度という指標について、目的及び目標の達成状況というところに、目標の80%という数字がありますけれども、この80%という数字の意味がちょっとわからないものですから、まずこの説明をお願いしたいと思います。
 そして、実際には50%弱ということで、非常に厳しいという自己評価をなされておりますが、この辺の原因の分析をどうなさっているのか。そして、改善策をどう考えているのかということ。

 さらには、テレビ広報、幾つか番組があると思いますけれども、どの程度費用がかかるものなのかということも教えていただきたいと思います。
 以上4点、まず質問したいと思います。

○天野(進)委員長
 それでは、ここでしばらく休憩いたします。
 再開は13時15分でお願いいたします。

( 休 憩 )

○天野(進)委員長
 それでは、休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 先に御報告を申します。
 過日、11番委員及び12番委員から要求のありました資料について、経営管理部から提出がありました。
 各委員のお手元に配付いたしましたので、御承知おき願います。
 それでは、委員会を続けます。

○天野知事戦略課長
 定例幹部職員会議の内容と時間、進め方に関する御質問でございます。
 定例幹部職員会議は、毎月1回程度、県の局長以上の幹部職員約100名を対象といたしまして、県政の重要課題に関する情報共有化を目的として開催をされております。時間は1時間でございまして、内容といたしましては、例えば総合計画の関係であるとか、富士山の世界文化遺産登録の関係ということにつきまして、部局長の報告事項、あるいは部局の取り組みの紹介などを行い、知事からコメントをいただいております。
 また、この会議の終了後、1時間半ほどの外部講師による講演会を開催して、県政の課題に対するさまざまなものの見方だとか、テーマに沿った識者の見解を伺うという内容になっております。以上です。

○木広報課長兼県民のこえ室長
 私のほうから2点、お答えをいたします。
 最初に、知事広聴と県政さわやかタウンミーティングの関係について、お答えをいたします。
 まず、知事広聴でございますけれども、地域が市町に限定されている関係がございまして、周知の方法としましては、主に市町の広報誌、回覧板を使って参加者を募っております。また、マスコミ等にいついつ開催しますという形でのパブリシティーも実施しているところでございます。
 参加者につきましては、平日に開かれる関係もございまして、50歳以上の方が8割から9割というような状況でございます。
 それから、さわやかタウンミーティングの関係でございますけれども、これにつきましては、各部局のほうで開催をしているということになりますものですから、例えば、経済産業部でございますと、水産関係の方とか農業関係の方、そういう方たちに声をかけて開催をしている状況でございます。個々にテーマを決めて開催をして、それについて意見交換もしているということでございます。

 それから、業務棚卸表の関係で、テレビ広報の視聴度ということでございますけれども、これにつきましては、毎年、世論調査で調査をしておりまして、県の広報番組またはコマーシャルを見た方がどの程度いらっしゃるかという数字を、ここに挙げております。お手元の9ページの表で見ますと、平成22年度実績が42.6%ということで、ここ3年ほど下がっています。
 それで、何で80%の目標を立てたかというお話でございます。東堂委員御存じかどうかわかりませんけれども、平成16年に大阪のおばちゃんを使ったオレオレ詐欺の被害防止CMをつくりましたが、実はそのときの調査で80.6%を記録したということがございまして、高い目標という形でここに掲げているところでございます。
 当時はかなりCM関係の予算がございまして、CMをつくって県政の広報をしていたところでございますけれども、大分予算が厳しくなってきております。その中で予算をうまく使ってやってきているところでございまして、現在2本の定時番組を流しておりますけれども、それぞれ視聴率が――説明書15ページでございますけれども――「スキッと!静岡!!」が年間通して11.7%、それから「週刊ふじのくに」が、これは11月から始まった関係もありますけれども7%ということで、そこそこの視聴率を取っているところです。
 ただ、御存じのとおり、テレビというのは、ながら見が多いということで、CMみたいにインパクトがあれば、多分見たということになると思うんですけれども、なかなかそうはいかないものですから、これは私どもの課題でございますけれども、二、三分の番組構成ではなくて、掲示板的な形の番組を少し考えていきたいなと。その中で、この視聴度を上げていきたいというふうに考えております。

 それから、定時広報番組の予算でございますけれども、この「スキッと!静岡!!」につきましては、平成22年度2437万2000円でございます。それから、「週刊ふじのくに」につきましては、11月から始まった関係がございまして、708万7500円という形になっております。こんな形で、大体1本当たり40万円から50万円の経費がかかっておりますけれども、先ほど申し上げたように、10%を超える視聴率を確保している関係もございますので、そこそこの成果は上げているんじゃないかと考えているところでございます。以上でございます。

○山口企画課長
 生涯にわたり学び続ける環境づくりでは、人づくりという視点からまちづくりという観点について検討しているかという質問についてでございますが、総合計画におきましては、生涯にわたり学び続ける環境づくりは、有徳の人づくりの中に位置づけておりまして、まさに生涯学習社会の実現に向けまして、生涯学習を支える教育施設や拠点機能の整備、充実を推進し、それによって生涯にわたる学習機会の充実を図ると。そういうものを総合計画の大きな目標に挙げております。
 これら施策に関しましては、教育委員会等とも連携しながら進めているところでございます。
 その中で、この施策の目的のうち、企画広報部では、今回、資料にも示しましたように、自然史資料に関する部分を所管しておりまして、県内の貴重な自然史資料を次世代へ継承するとともに、生涯学習の機能の充実による人づくり、それに役立てようとしております。
 具体的な取り組みといたしまして、自然史資料の収集につきましては、昨年度で27万点を集めまして、今後将来的には50万点の資料収集を目標としております。
 また、これら資料につきましては、出前博物館やミニ博物館を行いまして、この静岡県の持っている自然史資料を県民の方々にとって身近なものとしていただきまして、自然史資料を通じまして、自然科学に関心を持っていただき、人によっては科学者を目指すとか、また大人の方はこの自然史資料について研究または勉強していくことを生涯の趣味にするとか、そういったような人づくり、生涯学習に役立てたいと考えているところでございます。出前博物館、ミニ博物館におきましては、昨年度20万人を超える人が参加していただきましたことから、十分成果を上げているんではないかと考えるところでございます。
 次に、まちづくりについてですが、このように自然史資料とか生涯学習について、感銘を受けた方々が十分活動できる地域づくりというのを考えていかなければならないと思っております。
 このような自然史資料について非常に関心を持った人々が、さらにいろんな方々に自分たちの感銘を伝えることを通じまして、まさに静岡県全体が学びの王国しずおかや、ふじのくに丸ごと博物館となるような、そういった活動ができるような地域にしていきたいと考えているところでございます。
 そうしたことから、この自然史資料の活用拠点につきましても、そういった自然史資料を活用して十分情報発信ができるようなところを検討しているところでございまして、今現在では、既存施設の利用等も考えまして、再編が進んでおります静岡県立静岡南高等学校を有力な1つの候補地として、活用拠点施設の検討を進めているところでございます。以上です。

○東堂委員
 ありがとうございました。再質問をそれぞれさせていただきます。
 定例幹部職員会議でありますけれども、月1回ぐらい1時間程度の開催で、実際には年に9回だったということであります。情報の共有ということが目的に書いてありますけれども、課題に対して、どうするんだという相談、意見交換のような時間も、当然必要ではないかと思います。1時間ではとてもそういうことまではできかねるのではないかというふうに思いますけれども。聞きっ放しで終わっておるというような印象を受けましたけれども、その辺のことについて、御意見をお伺いしたいと思います。

 県政さわやかタウンミーティングに関しては、回覧板というのはよく意味がわからなかったんですが、市町の広報誌を借りるという話でありましたけれども、説明書の18ページの表を見ますと、発言者数とか意見数がちょっと少ないなと。せっかく出向いていって、県民と直接意見交換をするのに、少し意見の数が少ないのではないかという感想を持ちましたが、何か原因があるのか。知事の話が長過ぎるだとか、そういうことがあるのかなというふうに思いましたけれども、お聞きをしたいと思います。

 生涯学習については、お話のとおりでいいと思います。総合計画はそのとおりだと思いますが、実際にここに書かれている生涯学習の目的、あるいは課の目標、事業内容というものを見たときに、ここにあるのが不自然かなというような印象を受けます。政策として、博物館の整備とか出前博物館とかいうことはやってますけれども、それが生涯学習なのかな。生涯学習の前段階かもしれませんけれども、少し説明と現実の間にギャップがあるなという印象を受けました。
 あるいは、業務棚卸表の21ページには、県民が余暇を使って勉強した時間というようなことも書いてありますけれども――これは業務棚卸表全体にいえることで、指標設定というのは大変難しいと思いますけれども――ちょっとこの指標設定、勉強した人の割合というのが生涯学習の達成度かと言われると、これもどうかなというふうな感想を持ちました。その辺のことについて、指標についてもお伺いをしたいと思います。

 最後に、テレビ定時番組についてでありますけれども、私は実を言うと全部を見たことはないわけでありますけれども、偶然かもしれませんが、「スキッと!静岡!!」のほうはよく目にします。私の視聴率で言うと40%ぐらいかもしれませんが、それはやっぱり理由があるわけです。その前の番組を見ているものですから、続きで見ると。静岡県の番組を待って見ようという人は、恐らく非常に少ないというふうに思います。当然、前の番組の視聴率とか時間帯、そういうところが非常に大きな影響力を持つと思いますので、そういうことも考えて枠取りというのでしょうか、番組の時間帯を選ぶということをされているのかどうかということを最後にお聞きしたい。
 もしそうでなければ、ぜひそういうことも考慮に入れてもらいたい。県民に周知する方法、いろんな方法をなさっておりますけれども、どれも一長一短があって、決め手に欠いているという現状だというふうに思います。テレビはやっぱり訴える力が強いですよね。ながら見であっても、情報が耳に、目に入ってきます。若い方もそこそこ見ると思いますし、有効な伝達方法だと思いますので、そういうことも踏まえて改善をいただければというふうに思います。以上、再質問といたします。

○天野地域戦略課長
 この定例幹部職員会議につきましては、各部局で進めている重要な課題の進捗状況につきまして、部局長等がここで報告をいたしまして、局長以上の幹部職員がその情報共有を図ると。これは全庁的に、今、県政で進めているそれぞれの部局の課題がどんな進捗状況にあって、どんな課題を持っているのかというものを情報共有する場でございます。意見交換の時間がなくて聞きっ放しではないかというような御指摘がございましたが、最後に質疑の時間も取ってございまして、その中で、一応時間も短いながらも確保してございます。
 しかしながら、限られた時間の中で、委員おっしゃるとおり、こういった情報共有の目的をさらに徹底するために、それぞれ部局長が部局に情報を持ち帰ったときにそれぞれの課長への伝達を徹底するなどして、情報共有の徹底を図っていけるようにまた工夫をしてまいりたいと考えております。

○木広報課長兼県民のこえ室長
 知事広聴の関係でございますが、これは県民のこえ室長としての答弁になると思いますけれども、まず発言者が少ないというお話でございました。
 説明が足らなくて申しわけございません。事前に開催する市町にお願いしまして、発言者を指定してもらっております。例えば、福祉関係とか、それからあと産業関係とか、そういう形で昨年は最初8名でしたが、時間が2時間と限られておりますので、最近では6名という形でお願いして意見交換しております。その後30分程度時間があきますので、そのときに傍聴者のほうからコメントをいただくということで、この意見の数になっております。

 それから、先ほどのテレビ定時番組のお話でございますけれども、「スキッと!静岡!!」は、ことしから「ケンミンi」という番組にかわりまして、東堂委員の御指摘のとおり、「秘密のケンミンSHOW」の次に、わざともってきたと言うとおかしいのですけれども、コンペをやりまして、視聴率の高い枠を取って流しております。
 ですから、11月3日にたまたま知事が出た放送があったんですけれども、そのときは15.7%の視聴率を出せたということで、できるだけ見ていただく時間を選ぶというのも広報の重要な戦略になっておりますので、引き続きそんな形で番組の企画については詰めていきたいと思います。以上でございます。

○山口企画課長
 自然史資料の、私たち企画広報部が行っていますこの事業が、生涯学習には余りつながらないんじゃないかという御質問でございましたが、まさに生涯学習というものはどういうものかと考えたときに、それぞれの県民の方々が、関心を持った知識等を身につけることによって自分自身を高めていくと。そのために行う教育というような感がございます。
 そうしたことから、この自然史資料、静岡県におきまして、先ほど申しましたように、現在28万点ほどございますが、これらをただ保管しておくだけでは全く意味ないと思います。この資料の中には、非常に貴重な資料もございますし、また資料に直接触れることによって、十分、県民の関心を、この自然史資料を通じて、自然科学に向けるということもできる資料でございます。
 そうした自然史資料を十分活用しまして、それによって県民の方々の自然史についての関心を高め、自然史資料を通じて自分の知識を高め、自己の向上につなげるといったようなことに役立てたいと考えております。そうしたことから、現在企画広報部におきましては、この自然史資料を活用した活動拠点施設というものをつくりまして、まさに博物館が持っている機能のうちの最も大事な機能でございます知識の普及や情報提供に役立てていくことにしております。
 そういったことから、この自然史資料を十分活用することは、また活用するように行政が行うことは、生涯学習教育に十分役立つ営みであると考えております。
 また、この指標についてでございますが、余暇時間に学習した人の割合といった指標はアウトカム的なものでございますので、例えばこの生涯学習をやっているときに、どのような状況をもって生涯学習が達成されたかを指標としているところでございまして、こちらの指標の持つ意味は、まさにあいた時間をただ何もしないで過ごすのではなく、いわゆる学習というものに使うことによって、この生涯学習がそれぞれの県民にとっても身近なものであり、なおかつ達成するものであると、それがわかるような指標ということで用意させてもらった次第でございます。以上でございます。

○天野知事戦略課長
 済みません、1点ちょっと勘違いしておりました。
 定例幹部職員会議に質疑の時間がとってあると申し上げましたが、申しわけありません、講演会の質疑の時間と間違えておりました。定例幹部職員会議は、最後に知事のコメントで締めますけれども、先ほど言いましたように、もう一度委員の御意見も踏まえまして、こういった質疑等が出たときに、各部局にしっかり伝達できるように工夫をしてまいりたいと思います。

○東堂委員
 ありがとうございました。
 1点だけ、生涯学習の件で、この事業が生涯学習にふさわしくないという趣旨で申し上げたわけではございません。勘違いをするような質問をしたかもしれませんが、ただ、生涯学習を標榜するには、かの事業と、目的とかやっていることをすべて合わせたときに、果たしてふさわしい表現かなというふうに疑問を持ったということで、社会教育の面もありますし、教育委員会の所管というようなことも当然あると思いますけれども、余り縦割りにならないように、生涯学習というものを総合的にとらえて検討してもらいたいという希望をお伝えして、発言を終わります。

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