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委員会会議録

質問文書

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平成23年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 進吾 議員
質疑・質問日:10/05/2011
会派名:自民改革会議


○天野(進)委員
 時間が時間ですので、あえて質問ではなくて私の考え方を述べさせていただきたいと思います。
 例えば、きょう配られたこの説明資料の中で、5番目にコミュニケーションスキル講座・教育相談の実施というこういう言葉があり、そこにいろいろと書かれております。漢字で書かれた言葉と、そして片仮名の言葉と、大変たくさんの単語が並んでいる。
ところで、皆さんあるいは御存じか、この漢語、例えば発達障害あるいは生徒支援、漢字で書かれた単語の6割が、明治以降日本人がつくった言葉なんです。6割の言葉を日本人があの明治維新によって、世界じゅうからさまざまな知識が導入されたときに、日本人は必死になってそれを日本語に直しました。例えば、ドイツで哲学を学んだ西周は、哲学という単語あるいは演繹方法、あるいは哲学用語、さまざまな用語、全部彼は日本語でつくっていったわけです。そう、だからこそ私たちは漢字をもってそれを理解することができてるわけです。残念ながらコミュニケーションスキルと書いても、それは英語がわからなきゃわかりません。もしこれが漢字で書いてあったとしたらニュアンスでわかるだろう。ニュアンスという表現も英語ですけども。しかし、私は漢字で書かれていたら、もっと日本人はなじめるものだっただろうというふうに思っております。
 漢語はその6割は日本人がつくり、そしてその漢語の多くを中国に輸出しております。それが日本です。もっともっと私は日本語というものを大事にしてほしいという思いをあえてきょうは教育委員会ですから申し上げておきます。

 次に、ここに配られた「ふじのくにi(アイ)マップ2011」ということで、ニート、引きこもり、不登校等を支援します、これを見させていただきました。そして残念ながら、実は私はここにある静岡市内にある各種のこういった施設、あるいはフリースクール等については具体的には何ら知りませんでした。わずかにわかるのは専修学校だけであります。
 数年前、教育長を初め数人の教育委員会の皆さんと静岡市内のある施設へ一緒に行きました。その当時、施設にいる子供たちはおよそ60人ぐらいだったでしょうか。全国から来ております。静岡県内は1人か2人、あとは北海道から九州まで全国から来ている子供たち。そして、ここの特徴は、およそ半年ないし1年でほとんどがもとの学校に戻っているということであります。
 今、ここに書かれているこの施設の中で、本当に学校に戻ってるんですか。不登校を何とかしようと言って、それができたときには、登校して初めて不登校が治るわけです。引きこもりもそうです。
 例えば、私が出会った女の子は明るい声で、「私ここへ来たのは中学1年のときでした。実は小学校5年、6年と一度も、そう毎日のようにカーテンを閉めてうちの中にずっともぐり続けて2年間いた。だからここへ来たときには小学校3年ぐらいの学力しかなかった」と話してくれました。しかしそれから2年後、彼女は中学3年になったときに、地元の高等学校に堂々と受験できるようになっていたんです。そういうフリースクールが静岡市内にございます。ぜひ私は教育委員会の関係者はこれがどういう学校であるのか、どうやって指導しているのか、そのノウハウをぜひこうした指導をする先生方に見ていただきたいということをあえて加えておきたい。どうぞ、もしその気があるなら、いつでも私が窓口になります。以上です。

○中沢(公)委員長
 答弁要りますか。

○天野(進)委員
 要りません。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp