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委員会会議録

質問文書

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平成26年12月定例会企画くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:伊藤 育子 議員
質疑・質問日:12/16/2014
会派名:自民改革会議


○伊藤委員
 分割質問方式でお願いいたします。
 まず、けさのニュースでも言っていましたけれども、温暖化対策をしっかりやっておかないと積雪量が全く違ってくるというニュースでした。積雪量にあんなに雪国が困っているので少なくなればいいのではないのかと思っていましたら、4月の水の量に困るのだということで、なるほどと思ったのですが、地球温暖化対策の中の緑化についてお伺いいたします。
 まず、ふじのくにの魅力を高める花と緑のまちづくり計画の基本目標に、身近にある公園や歩道等の花や緑の量が十分だと思う県民の割合というのがありますよね。これが平成26年度は55.5%とかなり多くなっています。一気に高くなったなという感じがするのですが、この数字をどう読むかは微妙なところだなと思うのです。というのは、もしかすると、花と緑の量を十分だと思う人は、もういっぱい緑があるから十分だと思うということで、逆にもういいよということなんですよね。これでいいよ、十分だよということなんですよね。そうすると、これから花をふやしていこう、緑をふやしていこうという政策と、何か逆方向の聞き方かなという気がするのですが、これについてはどういうふうにこの数字を捉えていらっしゃるのですか。これをどういうふうに読むかということがまず1点目です。

 それから、2点目は、このごろやたらに気になって仕方がないのが、街路樹から緑がまるっきりなくなってしまったことです。立っているのは棒だけだという街路樹のありようですね。これは緑化と言えるのだろうか。多分緑地面積の中に入っていると思うのですよ。緑地面積でありながらと思いながら、夏の状態でもそうなんですが、木を植えている割には、緑の量がまことに少ないと思うのです。そうすると緑地面積ではかるよりは、緑被の割合ではかったほうがむしろいいのかなと私は思っているんです。木をいっぱい植えろというよりは、1本の木が持つ緑の量をふやせば、緑はふえるわけですよね。そういう考え方もあるのかなと思いながら、このごろ街路樹を見ています。
 例えばですけれど、なぜこの木を街路樹として選んだのかということがありますよね。例えば、ナンキンハゼの街路樹がうちの前にあるのですが、ナンキンハゼは本当に美しい色に染まるわけですよ。一枚一枚の葉っぱの色がもう全て違うというふうな、オレンジあり、黄色あり、赤ありで、最初街路樹にナンキンハゼを決めた人がその美しさを見せたかったのだろうと。その四季折々の木の美しさ、街路樹の美しさも狙いだったのだろうと思うのですが、皆さんの中には気がついてらっしゃる方もいっぱいいらっしゃると思うんですが、紅葉し始めたところで切られちゃうわけですよ。色づいてきたな、楽しみだなと思っていると、全くなくなっちゃうわけですよ。あれはどこでどういう指導をしてらっしゃるのかなと思うのです。講習会もやっていらっしゃるようですけれども、何のための街路樹で、花と緑にあふれたまちづくりの実現とどう関係するんだろうと。こんなにばしばし切る指導を、例えば平成26年度の取り組みにありますよね。第2回の講習会が平成26年10月24日に開かれたみたいです。倒木、落枝事故から学ぶ街路樹の維持管理ということで御指導なさったと思います。その講習会に出た人たちが、もう丸坊主にしちゃったのかなという気がしないでもないわけですが、一体花と緑にあふれたまちづくりの実現について、県はどういう方針で具体的に取り組もうとなさっているのか。緑地面積だけではどうしようもない緑の量というものをお考えになっているのかどうか。その点についてまず1点お伺いします。

 その次は、ふじのくにの魅力を高める花と緑のまちづくり計画の中に、花と緑の空間の保全と創造という基本方針が出ています。その基本施策の中に事業所、個人の宅地などの緑化促進というものがございます。私は前回もこれについて関連する質問をさせていただいたのですが、この事業所、それから個人の宅地などの緑化促進については、平成23年度から始まっているわけですので、この3年間どのように取り組んでこられたのか、それについてお伺いしたいと思います。
 たしか、くらし・環境部長から島田市のこれから開発する宅地のありようについて御紹介をいただきましたので、見に行きました。その会社も訪ねました。大変に喜んでいらっしゃいましたし、方向は決して間違いではないのですが、同じ会社が今まで建てた住宅地――うちの周りには特にいっぱいあるんですけれど――どういうわけかガソリンスタンドが潰れてその後、7戸建つ宅地になっています。それから木工の会社がつぶれてその後が宅地になるとか,重油が上がったときにバラ園がつぶれて、そこが宅地になっているとか。そうした住居があれだけ建つと、本当に経済が回っていないのかなと思わないでもないのですが、それはさておき、同じ会社がおやりになった宅地造成なのですね。そこに建っているお宅というのはまるっきり緑がないです。ですから、かなり県の指導を聞いていて、それであのような宅地造成になったのかなというのは納得、了解なのですよ。
 ただ、じゃあ今まで建てた個人のお宅、それから事業所に木をふやす方法はないのかなと考えるわけです。裸で建っているような新しい住宅がいっぱいあるじゃないですか。ここのところに緑があれば、もっと全然違う雰囲気でもっとすてきに、もっと憩える、もっと温かい感じになるんだろうなと思いつつ、どうしたらいいのかなと思ったのですが、家・庭一体をここと結びつけたらと思うのです。家・庭一体というと、これはなかなか進まないと思います。名前を変えたほうがいいんじゃないかと思うのですが、お伺いしたいのが、この基本方針の事業所、個人の宅地などの緑化促進について、どのようにこの3年間取り組んでこられて、どれほどの成果があったのか、これについてお伺いします。まずはそこまで。

○菅沼環境ふれあい課長
 まず、1点目の身近にある公園や歩道等の花や緑の量が十分だと思う県民の割合が55%ですが、目標を70%に置いております。これは平成16年度のときの割合が約67%という実績でございまして、これを見据えて70%という数字を置いたものでございます。
 ですので、現在55%というのは、まだそれには及んでいないということで、もっと上げていく必要があるのかなと思っています。それにつきましては関係団体と協力しまして、いろんな形で花と緑に取り組んでらっしゃるボランティア団体の方たちを支援してまいりまして、こういった身近な花と緑をふやしていくということで数字を上げていきたいと考えております。

 2点目の花と緑のまちづくり計画の基本的な方針ですけれども、これは先ほどお話にもありましたように、まず1点目は花と緑の空間の保全と創造、2番目が花と緑を慈しむ心を持った人づくり、3つ目としまして、県民が参加するための仕組みづくりと、この3点を基本方針として取り組んでいます。
 具体的には、例えば公共施設でございますと、県庁各課等と連携しまして情報交換を行う。それから、いわゆる人づくりに関しましては、先ほど申しましたグリーンバンクなど関係団体を通じまして、いろんな形の物資的な支援のほか、例えば講習会、研修会をプランを立てて取り組んでいます。そういった形で取り組んでいます。

 それから、3点目のこの3年間で事業所や個人の住宅等の緑化促進についてどのように取り組んでいるかでございますけれども、県としましてはグリーンバンクを通じた、例えば事業所等の緑化についても支援をしております。具体的には補助金というような形をもちまして応援しております。
 例えば、平成25年度でございますと、県の補助事業としまして、花と緑の空間の保全と創造ということで、約7300万円の補助をしております。平成26年度には県としましては5300万円の補助をしており、こういったものをもちまして緑化に取り組んでいるところです。

 済みません、街路樹について委員からもお話しいただきましたけども、県としましては関係団体、市町、造園業者等に対する講習会等を開催しています。こういった中で、第1回目は先ほどお話もありましたけれども、街路樹の危険性等の研修でした。1月には、まさに先ほど委員からお話がありましたように緑化の意義についてです。そうしたものにつきましても講習会を開催しまして、街路を管理されている方が適正に緑を大事にするといった観点からの取り組みを応援してまいりたいと考えてございます。以上です。

○伊藤委員
 ありがとうございます。
 まず、数字の読み方なのですが、確かに上がっているのですよ。上がっていることはいいことだと、逆に疑わなければならない数字ではないのかなと私は思うわけですよ。
 というのは、この問いというのは十分だっていうことのパーセンテージでしょう。そうするとこれ以上は要らないよという数字ですよね。違いますか。ということは、高くなればなるほど、もういいよ、もういいよっていう人の数字なのかなというふうに読めませんか。だから、まだ十分ではないと思う人の数字ならわかるんだけど、もういいよという人の数字と読めないわけじゃないなというふうに、逆に心配になるわけ。もうこれ以上は要らないんだよという数字だとすると、その県民の意識の改革というのが、緑を愛する、もっと緑が欲しいよ、もっと潤いのまちにしたいよ、もっと花が欲しいよという人たちの思いをもう少し目覚めさせていくというのか、育てていくというのか、それと逆行するような数字ではないのかなと思うわけよ。だって、これで十分だということは、もう植えなくてもいいよという話でしょう。
 それがどんどんふえていくということの、これを喜んでいいのか、それともいやちょっとまずいととるのか。私はこれで十分だと言われれば、じゃあグリーンバンクで出している補助金をこれ以上ふやす必要もないと思います。花の会ではまだまだいっぱい植えたいよと言っているわけですよ。まだまだ足りない、あそこも花いっぱいにしたい、こっちも花いっぱいにしたい、だけどグリーンバンクからもうこれ以上出ないと言われるんですよ、どうしましょう、寄附でも集めましょうかみたいな話を花の会ではしているわけですよ。そういう思いは私は大事だと思うし、そうすると十分だという人たちのその数字の思いの分析というのが必要かなと思います。質問の聞き方がまずいのかなと思うのですが、ここは要望にしておきます。これは検討してみてくださいなというのがまず1つ。

 その次、今度は確かに環境ふれあい課長がおっしゃるように、安全性という点からすると、街路樹をもう切らなくちゃいけないという考え方はよくわかるんですよ。例えば木の枝が落ちてきたとか、それから落葉樹で雨が降ったりするとスリップしますよね。だからそういう危険性があるにしても、それを乗り越えてなおかつ枝が落ちてきてけがをするというのはどのくらいの確率ですかねと考えます。そのためにデザインした人がどなただか知りませんが、せっかくあそこにナンキンハゼを選んでその最初の構想がまるっきり生かされないままになってしまう。それだったら全部常緑樹にしてしまえばいいんですよ。常緑樹ならいいじゃありませんかとなってしまうわけでしょう。でも、常緑樹だけではおもしろくない。イチョウの並木もあれば、ナンキンハゼもあれば、ハナミズキもあればという、その楽しさというのは我々のそれこそ文化だと思うのです。そこの文化度を高くするための木の剪定のあり方というのは、確かにこの間は安全性からの講習会だったと思います。この次は、緑化の視点からの講習会ですよね。そのあんばいというのがまことに難しいとは思うのですが、街路樹のありようというのをもう1回考えてみる必要があるんじゃないか。緑化率は木が立っているから緑地面積とはならないということですよ。木が立っているだけで、緑のない木が幾ら立っていたからといって、それは緑地面積にはなりませんよね。ということだとすれば、これは講習会でも何でも、そのありようをあんばいで何とかしていただきたいなと思うわけです。これも要望にしておきます。

 さて、3つ目です。先ほどの個人住宅の問題ですが、補助金も出しています。花は確かにそうなんですよ。確かに皆さん一生懸命植えているし、花を愛する人たちもふえていますし、講習会に出てくださる方々もふえていますし、一生懸命で足りないのはジュニアだなと思っているのです。花を一生懸命植えてくださっている方々はみんな年寄りです。ですから、あの年寄りの方々にありがとうねと言える子供たち、それで私も大人になったらと、子供でもいいんですけれどね、花を植えるくらいなら幾らでもできますから。だから、ジュニアの会員を募集するとか、そういうあり方というのは、それはそれとして、私が気にしているのは一体化ですよ。家・庭一体の住まいのありようですよ。
 確かに先ほどおっしゃったように、家・庭一体の住まいづくりは進んでいるんですよ。それで進めている方向はいいんですが、今まで建ってしまった何もないところはどうするのかと考えたときの答弁はいただきませんでしたよね。個人の住宅の緑化を進める方法ですよ。これは進んでいるんですか。それをもう1回お願いします。

○柳住まいづくり課長
 もう既に建ってしまった個人住宅の緑化ですが、今、県の支援ということで、住まいづくり課で省エネリフォーム事業をやっております。そのメニューの中で、建物の壁の断熱化を必須工事でやらなければならないのですけれど、それをやった場合に、その他の工事として庭に植栽するというのも補助メニューに加えておりまして、そのことによって要は高木を庭に植えると。そうしますと影ができます。そうすると家が暑くなるのを抑えるとかそういう効果がありますので、省エネ効果があるということで、緑化に対しても今の事業で支援しております。実績は今、把握していませんけれども、そういう形で今やっているところでございます。

○伊藤委員
 なるほどと思ったのですが、省エネとつながりますよね。そういうことであるからこそ、一層家・庭一体の住まいづくりと結びつけるべきではありませんかと思うのですよ。家・庭一体と改めてぶち上げて、それで反感を買って大幅に予算を削られたじゃないですか。あんなことを言うものだから削られるのであって、省エネから入って、結果的に家・庭一体ができればいいわけでしょう。だとすれば、省エネから入るとか、緑化から入るとか、そういう入り口があるのではないかと思います。だから家・庭一体というネーミングでぶち上げるものだから、最初から拒否反応ですよ。聞いただけでもうだめという。そうではなくて、入り口を変えて、例えば子供が生まれたら記念に1本木を植えましょうとか、お父さんが課長になったから記念に木を1本植えましょうとか、マイツリーみたいな、私の木運動みたいな、そういうふうなものであおっていくとか、そうするとこれは省エネ効果もありますよとか、何かうまい方法があるのではないですか。いつでも正面突破じゃなくて、横から入って結果を出すということも考えたらどうでしょうかと思いますので、これは要望としておきますが、くらし・環境部長、何か御意見があったらどうぞ。

○池谷くらし・環境部長
 家・庭一体の話になりましたけど、過去の経緯はともかくとして、当初は家・庭一体イコール300坪というかなりセンセーショナルな数字がひとり歩きしたのも、皆様からの反感といっていいんでしょうか、そういうことをいただいた理由の1つかと思います。私たちの気持ちとしては、私たちというのは事務方の気持ちといってもいいのですけれども、豊かな暮らしの空間をつくっていく。それは東京のような殺伐としたところではなくて、静岡県だからこそできる、そういう家づくり、あるいはまちづくりですね。家・庭一体の住まいづくりは、まちづくりでもあると思うのですね。そういう住宅が並んでいけばまちづくりになりますので、そういう形を目指してやっていくのが大事なのではないかなと思っております。
 そうした中で、今お話しいただいたように、緑という観点もありますでしょうし、例えば省エネという観点から入ってきてもいいだろうと思うんです。十分という言葉はちょっとどうかなと思うのですけれど、十分な緑ではなく豊かな緑でいいと思うのですけれども、やはりそこに住む方々が豊かな緑あるいは豊かな自然の中で暮らせる。それは静岡県だからこそできるという、そういうことを住まいづくりの、あるいは緑化の担当部局としては進めていくことが重要であると思っております。そういう意味では家・庭一体という言葉に決して固執しておりませんので、正面突破はもう考えておりません。豊かな暮らしを、空間をつくっていくという形でぜひ御協力をお願いしたいと思います。以上です。

○伊藤委員
 くらし・環境部長が今いいことをおっしゃいましたよね。豊かさは十分じゃなくて、豊かさがどうなのかと。そのほうがもしかするといいのかなと。豊かではあるけどもっと豊かにというふうに思っているのかもしれないし、もう十分というとちょっと違うのかなという気がするものですから、その辺がまず1つと、やっぱり潤いはそこに緑があるとないとではえらい違いですよね。県庁はなぜこんなにすてきに見えるのかというと、この木があるからだと思いますよ。正面のところもそうですけれど、あの大きなケヤキが倒れたのが本当に残念ですが、あれが危険性というのでしょう。でも、あれがあるとないとでは大きな違いだし、そうして考えてみますと、緑というのは潤いをもたらすという意味で、町なかの緑を何とかとにかくふやしていくという方法をまたお考えいただきたいと思います。

 それでは、その次に行きます。
 子供を犯罪から守る取り組みですが、とにかく子供の事故が多過ぎるという感じがしますね。ただでさえ少ない子供、それもやっとこさ生まれてきた子供をそうおめおめと殺されてたまるかという思いはありますよね。年寄りなら殺されてもいいかというのではないですよ。そうではなくて、子供は本当に大事な世の中ですので何とかしたいと思っていたら、ここにとてつもなくいいテキストが出てきて、これを見させていただきました。ひまわりとか、はちみつじまんとあり、こうすると子供はすごく覚えやすいなと思います。
 自分が昔校長をやっていた立場から言いますけれど、1人の子供がいなくなったときは本当に大変だった。無事に出てきたからいいようなものの、本当に大変ですよ。これが1人亡くなったりしたらとんでもないことで、校長なら何より早くこの防犯講座を受けさせたいと思います。ひまわりを徹底させたいと。それから、はちみつじまんも徹底させたいと。
 この防犯講座の平成26年度実績はかなり伸びているようです。子どもの体験型防犯講座――あぶトレについては、受けた学校の反応、また反響はどうだったのでしょうか。これはやったほうがいいよというような感想はないのかどうか。そこら辺についてまず1点お伺いしたいということと、それからもう1つは2年で21校というのは少ないなと思うのですが、これは希望が多いのだけれども、対応できないということですか。この2点についてお伺いいたします。

○田(泰)委員長
 それでは、質問の途中ですけれども、ここでしばらく休憩とします。
 再開は13時15分とします。
( 休 憩 )
 休憩前に引き続き、委員会を再開します。
 ここで、秋山環境局長から発言を求められておりますので、これを許可します。

○秋山環境局長
 失礼します。先ほど、8番委員から最終処分場の関係で質問がございまして、小林廃棄物リサイクル課長から答弁いたしましたけれども、私から補足説明させていただきます。
 部局内でもう1回状況を検証いたしまして、現場を再度調査しまして、その上で適切に対応してまいりますので、よろしくお願いします。以上です。

○川上くらし交通安全課長
 子どもの体験型防犯講座の学校の反響でございますが、講座を開催した学校の教員の皆様にはアンケートに御協力をいただいております。このアンケート結果を見ますと、注意すべきこと、伝えてもらいたいことは確実に教えられていた、子供の反響はよかったというような回答が96%。それ以外に、来年度もぜひ自分の学校で開催してほしいというような評価を受けているところでございます。
 また、21校という回数なのですけれども、実は平成25年度から新しい事業として始めたもので、平成25年度につきましては、講師の養成が主でございました。その講師の養成をさらに平成26年度も一部兼ねまして開催されるということで、純粋にヒューマンパワーの関係で現在は21校という形になっております。以上であります。

○伊藤委員
 そうしますと、例えばこれからその効果がわかれば数が多くなっていきますよね。講座をどこでも受けさせたいと思うんですよ。1回やったことのあることと全くないのとでは全然違いますので、どこでも受けたいのではないのかなと思うのですが、その希望は多ければ抽せんになるのですか。例えば地域に帰って宣伝してよろしいのかどうかということですよね。宣伝されると困るのか、それとも宣伝してもよろしいのか、それくらいの数に対応できるのかどうかをお伺いしておきたいと思います。

○川上くらし交通安全課長
 実は平成26年度も学校に照会を出したところ、50校を超える学校から開催してほしいという希望がまいりました。ただ先ほど言いました純粋にヒューマンパワーの関係で、それがなかなか実施できないと。選定方法につきましては、できるだけこの35市町全般に行き渡らせたいということで、本年度の17校を選ばせていただきました。
 ただ、来年度からはこれを全県的に広めていかなければいけないということで、この講師の養成も含めて、さらなる拡大を図っていきたいと今考えているところであります。

○伊藤委員
 マンパワーの問題と言われると、もうどうしようもないわけですよ。ですから、広まっていく方法を考えないと。そのリーダーたちでなくともやれる、つまり先生方たちを特訓することですよね。先生方たちが子供たちにできるような、そういう仕組みを考えないと、ちょっとこれは無理なんじゃないでしょうか。みんなに行き渡るなんていうことを待っている間に何かが起きたらどうするかという話ですよね。その点はどうなんですか。計画があるんでしょうか。

○池谷くらし・環境部長
 あぶトレの関係でございますけど、来年度以降の予算のことになりますので、確たることは申し上げられませんが、総合計画審議会でも同じような意見が出ておりまして、できましたら私どもとしては、先生だけではなくて、PTAとかそういう方にも研修を受けていただくような形で、3年間で全校に対応できるような形を計画では考えております。

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