委員会会議録

質問文書

平成28年２月定例会建設委員会質疑・質問

	質疑・質問者：	髙田　泰久議員
	質疑・質問日：	03/10/2016
	会派名：	ふじのくに県民クラブ

○髙田（泰）委員
　当局に確認の意味で質問します。
　提案理由として、今言われた遠州灘海浜公園篠原地区へ野球場を整備することのコンセンサスがとれていないということで修正案の提案が出されたわけですけれども、浜松市からは平成20年から毎年のように篠原地区へ球技場などのスポーツ施設の設置要望が出されてきている。そして平成23年からは津波対策を含めた野球場設置の要望が出されてきた。平成25年５月には浜松市、浜松商工会議所、浜松市自治会連合会連名での要望が出された。そして平成26年10月には浜松商工会議所から単独で津波からの避難所機能を兼ね備えた県営野球場の建設要望が出されたということでよろしいのかどうか、もう一度確認をさせていただきます。

○濵田公園緑地課長
　８番委員の今の発言に相違ありません。

○髙田（泰）委員
　そういう背景の中で、提案理由として今言われましたようにコンセンサスがとれていないからということで修正案が出されましたけれども、先ほど６番委員から確認の質問がありましたように、確かに浜松市民それから浜松市議会、野球場関係者等々の中でいろんな意見が出ているということを調査をしていただいたんだけれども、自民改革会議もそうでしょうし、私どもの会派にも毎年のように要望が公印をついて出されてきている。そういう背景。まさに浜松市が総意を挙げて浜松市内に津波対策、防災機能を兼ね備えた野球場を県に設置してほしいという強い要望を毎年のように出してきたことを我々は受けとめてきたのではないのかなと思います。
　基本的にそれを受けて、じゃあ前向きに考えようというときにいろんな基本的な調査をしていくだろうけれども、そこのコンセンサスというものはこれから細かいところは市がやるべきことじゃないのかなと思うんですけれども、そこはどうなんですか。

○土屋委員
　３番委員からの答弁でもありましたように、いろいろな要望が出されてそれを全て私たちが受け取った時点でやりますという話で賛成をしているわけではないじゃないかなと。それは違う会派の方々もあると思うんです。それはなぜかといったら、もらったものに対してこれがいいか悪いかを自分たちも判断するための調査をしたりとか、いろんな研究をして初めてその事業がいいから進めましょうというのを会派の皆さんに説明をするんじゃないかなというその点がまず１つあります。
　それで、私たちは公園をつくりたいという話について会派としてノーと言っているわけではないので、今年度の基本構想の予算については賛成をして構想をつくってくれと。そこから先については構想の部分が完成してませんので、実際にその中身がひとり歩きをするような形で今回の野球場の話が出てきてますから、まだ構想をつくったものをみんなに諮ってその先に進むべきかどうかというところの前の段階と判断をしています。実際その話は私たちは全くゼロという話でいたわけではないと判断していただきたいと思います。

○髙田（泰）委員
　公園ということだけではなくて、今要望の内容を当局に確認したように、浜松市からは長年篠原地区に防災機能を持った野球場ということで要望が出されてきた、そこは認識をされているということでよろしいですか。

○土屋委員
　平成６年度の基本構想の報告書があります。その中にスポーツブロックとして書いてあるのは現時点では球技場、２万人規模のスタジアムを備えたサッカー場。野球場はその外です。野球場の整備が予定されているという話がありますから、その時点からそういう要望があったことは承知しておりますけれども、実際その話が規模の話までということで言えば、私たちには一切ないということになります。

○髙田（泰）委員
　今、コンセンサスが得られているか得られてないかということで、得られていないからという理由をつけているわけなんだけれども、県が要望を受けて基本構想をスタートしようというときのコンセンサスというところを余りに細かくどこが誰だ、どうだこうだというところでコンセンサスがとれていないという言い方をされているように受けとめますけれども、そこはどうなんですか。

○宮沢委員
　同じことの繰り返しで申しわけありませんが、我々は市民の合意ということで一部を紹介して浜松市自治会連合会長さんのお話とか、あるいは浜松商工会議所の青年部のお話とか、あるいは一部になりますが野球関係者のお話ということで紹介させていただいております。ですからそういう意味で、やっぱりまだ篠原地区に野球場ということまで踏み込んで市民のコンセンサスが得られていないんじゃないかなと思っております。
　本来ならば、先ほど言いましたように要望書を提出するということは機関決定なり、あるいは市民の合意を前提として出してくるものであると思っておりますので、浜松市としてこういうものを出してくるのならば、やっぱり市の中の意見をまとめた上で出していただいたほうがありがたかったと思います。
　現実に、具体的にいろんなことの調査をしていく中で、いろいろまとまっていない、コンセンサスが得られていないという事実がわかったので、早急にこの事業を進めていくことに対して我々はもうちょっといろんな意味での検討が必要だということを申し上げて修正案を出したということでありますので、そこの理解をお願いできればと思います。

○髙田（泰）委員
　コンセンサスのあり方というのが大分行き違いというか、解釈の違いがあるように感じたわけなんだけれども、この浜松市の課題だけではなく東・中・西いろんな各地域から県に対しての要望が毎年のように出されますよね。その一つ一つが全部市民一人一人の合意のものなのかという判断をしているんじゃなくて、その地域の中の要望、それも今回の件に関しては非常に長い間浜松市から切望されてきたという判断の中で、方向づけを出そうというときだと思うんだよね。
　だから、浜松市議会、野球場関係者の一部にいろいろ調査の中で異論が出ている、それがコンセンサスがとれていないからといきなり結びつけること自体がいかがかなと思うんだけれども、その辺はいかがなんですか。

○宮沢委員
　我々も浜松市民全員から意見を聞いているわけでもないので、いろんな事業を進めていく上でそうだと思うんですが、しかるべきいろんな機関の代表の方、そういう皆さんの意見を尊重していくことになると思うんですね。そういう意味で先ほどから御紹介申し上げている皆さんについてはそういう意見ですよということを言っているわけであって、我々が浜松市に行って全員の意見を聞いたというわけではありませんので、浜松市からの要望書の前提となるものについての確証は得られてはいません。本来ならば要望書を出す時点でそういうことをしっかりと提出する人が機関決定をされてから出すのは本来の筋だと思いますけど、残念ながら現状ではそういうことに至ってないということをこれは再三申し上げてますが、我々はそういう見解を持っております。

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