• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成30年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:良知 淳行 議員
質疑・質問日:07/04/2018
会派名:自民改革会議


○良知委員
 それでは、一括質問方式でお願いしたいと思います。
 最初に、第107号議案の県有財産の取得についてであります。
 教育総合ネットワークシステム関連機器を更新するとのことでありますが、そのシステムはどのように使っているのか、また導入した経緯についてお伺いさせていただきます。

 報告第12号ですけれども、教育関連費の繰り越しとしまして県立学校等施設整備事業費で三島田方地区の特別支援学校に関するものと、また文化財保護費で文化財保護管理費助成の関係でございます。具体的な繰り越し内容、また見込みについて伺います。

 次に、藤枝市で下校中の児童が傷つけられる痛ましい事件がありましたが、不審者に対する防犯対策やマニュアル等を策定されているのかどうか改めて伺います。また県として市町にマニュアル作成の指導をしているのかも含めてお伺いさせていただきます。

 そして、日ごろ子供たちへの防犯教育はどのように実施させているのかもあわせて伺いたいと思います。

 今後ですけれども、今回の事故に当たって藤枝市の小学校に対して心理的な面でのケアはどのように実施されていくのかお伺いしたいと思います。

 7番委員からヘルメットの話がございましたが、改めて自転車通学のことについて伺います。
 まず、自転車通学をされている方が公立高校の中で大体何%ぐらいなのか。それと距離で2キロメートルを過ぎてから事故の確率が非常に高いと今回の新聞等でもいろいろ出ていますが、平成29年度の事故件数が4,278件、うち高校生の事故が1,062件で4分の1であり、特に学年では高校1年生で5、6、7月が一番多く、平成29年は6月がピークだったそうです。こんな言い方は失礼かもしれませんけれども高齢者や若者の事故は本当に何とかしっかり救っていかなければいけないと改めて感じるところもあり、伺いたいと思います。

○関情報化推進室長
 教育総合ネットワークシステム関連機器の件ですけれども、学校のICT化を推進するために平成22年度に県立学校の教職員一人一人に整備したパソコンが8年を経過します。8年を経過してOSのサポート切れが近いことや老朽化による故障が非常に多くなってきています。そこで今回県立学校の77校において約半数の4,200台とデータセンターとの情報のやりとりに必要なネットワーク機器を更新します。
 システムですけれども、国が言っている統合型校務応援システムを既に実現しており、県立学校共通の成績処理システムによって業務の標準化や指導要録の電子化をしております。またノーツやメール、掲示板などで情報共有を図り、約50業務のシステム化を行っております。特徴としてインターネットが使えますので、教員による教材作成などに活用しています。
 また、データセンターを中心とした集中管理を行っておりますので、学校における危機管理の負担軽減やセキュリティーの向上が図れております。ベテラン教員の技術やノウハウ、作成した指導案や教材をデータベース化し情報提供しています。そちらは事業づくりデータベースと言いまして約2,000素材の指導案やICT活用事例集が入っております。
 学校現場の意見ですけれども、校務パソコンが入ったおかげで朝の打ち合わせ時間が短縮されたことや連絡事項の正確な伝達、職員会議時間の大幅な短縮などが報告されています。校務用パソコンが入ったことで入る前と比較して教員1人が児童、生徒と向き合う時間が大体1日当たり18.4分ほど増加しています。

○木野財務課長
 繰り越しの報告について御説明いたします。
 議案説明書の49ページの下側に教育管理費として三島田方地区特別支援学校で翌年度へ500万円、その下に文化財保護費として191万6000円の繰り越しを報告いたしております。
 委員会説明資料の11ページの特別支援学校の施設整備の中段に三島田方地区があります。現在肢体不自由な子供が通っている特別支援学校が隣地にことしの秋に移動し、そこを解体して新たに知的障害のある子供が行く学校をつくろうと昨年度9月補正で解体、設計に係る費用を計上しました。
 昨年度のうちに解体部分の設計が上がる想定で500万円を計上したのですが、伊豆の国市とか地元との調整に時間がかかり発注がおくれたため、昨年2月に翌年度に500万円を繰り越すための明許を取り、今年度その500万円を繰り越しとして報告しています。解体部分につきましては6月中に設計は上がっておりますので最終的に開校までには十分間に合うスケジュールとなっております。
 もう一方の文化財保護費ですけれども、文化財の所有者が保存修理する経費に対して補助金を出すもので、今回の繰り越し案件は富士浅間宮と伊豆の国市の北条氏邸跡等の2件があります。
 富士浅間宮本殿の修理は、当初の想定よりも損傷が著しかったため、設計に時間がかかり着手が当初予定の11月から年度明けになったことにより繰り越しとなりました。もう一方の伊豆の国市の北条氏邸等の史跡につきましては保存活用計画の策定が住民との調整に時間を要したために年度内では無理ということで繰り越しております。富士宮浅間宮につきましては6月に完了しており、伊豆の国市のほうは7月末には保存計画が完了する見込みとなっております。

○名雪健康体育課長
 3件お答えしたいと思います。
 まず、マニュアル等の策定ですが、学校危機管理マニュアルの手引きに基づいて各市町では各学校で危機管理マニュアルを作成しております。
 県教育委員会としては、年度初めに危機管理マニュアルについての説明会を開催して作成指導等を行っているところでございます。

 日ごろの子供たちへの防犯教育でございますが、各学校において警察や民間を交えて防犯教室を行うとともに子供自身が犯罪に遭わないための知識や万が一犯罪に遭遇したときの対処方法を体験しながら学ぶ「あぶトレ」に基づいてくらし交通安全課と一緒に教室を開いているところでございます。
 また、各学校で児童への登校指導の際に教員からこういうところは危ないとか、こういうことがあったらこうしようと実地でのアドバイス、指導を行っているところでございます。

 そして、3点目の自転車の件ですが、データを持ち合わせていません。

○宮ア義務教育課長
 心理面のケアにつきましては、事件発生後に藤枝市教育委員会から県教委に対しまして緊急スクールカウンセラー、心の緊急支援チームの派遣要請がございました。これに対しまして直ちに派遣を行い、緊急スクールカウンセラーにつきましては8日間、心の緊急支援チームにつきましては2日間の派遣をいたしましてカウンセリング等を実施したところであります。

○良知委員
 御答弁ありがとうございました。
 教育総合ネットワークシステムについては、新たなシステムの中で少しでも次代を担う子供たちはしかりですけれども、少しでもステップアップできるようにしていただければと思うところでございます。
 同時に、教員の皆様方も多忙化の中で業務省力化に向けた効率のいい取り組みをされているようですけれども、改めてお願いしたいと思います。

 また、県立学校等施設整備における三島田方地区の特別支援学校については改めて支障のないようにしっかり計画にのっとってできることをお願いしたいと思います。

 文化財関係ですけれども、保護は非常に難しいことかもしれませんが、地域の歴史と同時に日本としての誇りが当然文化財には含まれているわけであり、少しでもしっかり着実に推進できるようまたお願いしたいと思います。

 自転車通学について、情報を持ち合わせていませんと言われましたが、実際に自転車通学で学校に来られる方は大体77%から78%と専門家による情報に載っています。息子は今高校1年生でふだんはロードバイクに乗ってヘルメットをかぶっているのですが、学校に行くときになったらヘルメットをかぶらないので、ヘルメットをかぶれと言ったらみっともないと言ってかぶって行かない。また近所の子供たちに聞いたら走る子は片道15キロメートルも走るのです。ですから往復30キロメートルです。うちの子は大体10キロメートルですけれど、往復20キロメートルで1週間、5日間となると100キロメートルです。100キロメートル掛ける1カ月間としたらどれだけの距離になるかっていうことになるわけですが約400キロです。部活を除いて計算して3カ年行ったら地球を1周軽く回ってしまって約1万5000キロメートルも走るのです。1万5000キロメートルの間に事故がないのは逆に言えばどうなのかなと思ったのです。
 きのうも公安委員会関係で質問させてもらいましたが、教育委員会と連携してしっかり考えていきたいと話がありましたが、痛ましい事故が起きてからヘルメットをかぶりましょうとか、また事故が少なくなったらヘルメットを取るのでは困りますので、しっかり取り組んでいただけたらと思っています。改めて要望して終わらせていただきますが、ぜひともヘルメットをつけることを御指導いただければと思います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp