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委員会会議録

質問文書

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平成19年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 洋佑 議員
質疑・質問日:11/05/2007
会派名:自由民主党県議団


○鈴木(洋)委員
 2点ほどお聞きしたいと思います。
 先ほど来、決算書の歳入については不納欠損金でありますとか収入未済が多いとか、歳出に当たっては繰越明許費だとか不用額が多いとか、こういうことがたくさん出ておりますけれども、特にこの不納欠損額、収入未済のことに関しまして、先ほど伊藤病院経営室長の方から法的措置の問題については厚生労働省と検討中と、こういうお話がありましたけども、この厚生部全体にわたって法的措置を講じた事例があるかどうか。この意見書ですね、これが説明書の中にも、特に悪質多額な滞納者に対しては法的措置も含めてという言葉もところどころ出ているもんですから、この実例があるかどうか。
そしてまた、これはちょっと範疇を離れるかもわかりませんけれども、今後に対してこういうようなことを、先ほどの伊藤病院経営室長の説明のとおりなのかどうなのかということをお聞かせをいただきたいと思っています。

 メタボリックシンドロームについて、業務棚卸表の中にもありますけども、どんなことをやったのか具体例をお示しをいただきたいなと、こんなふうに思っております。

 それから、これ本当に聞いていいのかどうなのか、ちょっと私も迷ったんですけども、あえてお聞きいたします。病院事業決算書、そしてがんセンターの決算書、これの一番末尾の企業債明細書の借入資本金。この中で当然のことながら我々が見ると施設整備の状況は、がんセンターも病院も大体同じだなというような感覚を実は持たざるを得ないんです。借入金という表現がいいのかどうなのかわかりませんけども、償還期限だとか金利だとか大変微妙なものがあると思うんですけども、がんセンターの中で研究所の施設整備が何かちょっと高いなと。そこはもう1つの機関に決められている、具体例を言うと南駿農業協同組合。この辺の状況といいますか、どんなぐあいでこういう金利設定、そしてまた償還期限の決定。もちろんその使用目的によって当然違ってくるし、償還期限によっても違ってくるというのは十分理解をしておりますけども、その事情を御説明いただけるところがありましたらお教えをいただきたいなと思っております。

○伊藤病院経営室長
 病院の未収金関係で法的措置をとった事例があるかということですけれども、病院事業会計の関係では法的措置をとったことは過去ございません。ただ、県全体の事例でとらえますと、住宅家賃等については議会の承認等をいただきまして訴訟の提起等を行っているかと思います。病院関係につきましては現在検討中でございますけれども、すべてを法的措置に移すということではなくて内容を十分見まして、支払い能力があるにもかかわらず払わないと、こうした悪質な事例に着目して法的措置も視野に入れて検討したいと考えております。具体的には、裁判所を使った支払督促制度であるとか、小額訴訟等の活用をまず考えているところでございます。

 それから、同じく病院事業会計の借入資本金等の関係で申しますと、金利の設定と期限の設定ということでございますが、それぞれ運用資金等におきますと、その時期の貸付利率、それから施設、例えば建物ですと30年とか、設備ですと6年とか、そういった期間でもって貸付条件が定められておりますので、それに応じて設定をしているという状況でございます。その中で過去古いもので、例えば7%であるとか6%であるとか大変高利なものがございます。これまではこの高利なものについての繰り上げ償還等は認められなかったんですけれども、一定の条件のもとで本年度は7%以上のもの、それから来年度は6%以上というものについて、一定の経営改善を図った場合には認めるという動きがありますので、現在、総務省それから財務省と調整しながらこの繰り上げ償還ができるような格好での交渉を行っているところでございます。

○曽田企画監(予算・経理担当)
 先ほどの一般会計や特別会計における公的あるいは法的措置についてということでございます。
 私どもとしては、今まで未収金の増加に対しましては、事前にしっかりと制度説明を行う。あるいは担当室だけではなく未収金が発生した場合には所を挙げて対応する、あるいは分割納入というような形の中でいろいろな課題を整理しながら進めてまいりました。現在のところ、これらの対応をしても幾分ふえつつあるのが現状でございます。現在、御質問の法的措置については、私の知っている限りではまだ実施しておるということは聞いておりません。

○数原健康増進室長
 メタボリックシンドローム対策についてでございます。具体的な例と言われると非常に苦しいんですけれども、御承知のとおり県民の健康状態、非常に危険な状態というようなことで、メタボリックシンドロームも県民に広く広がってきていると。これはとりもなおさず、食とか運動、喫煙などの生活習慣によるものということで、私たちもこの対策については苦慮しているところでございます。
 昨年度は、具体的には物をごらんいただきたいと思うんですけれど、「世界が注目しているメタボリックシンドローム、あなたは知っていますか」と、こんなようなパンフレットをつくって皆さんにメタボリックシンドロームのチェックをしていただくというようなことですね、会社を通じて企業の従業員、また市町を通じて県民の皆さんに、まずはメタボリックシンドロームの状態かどうかというチェックをしていただくということで啓発を図っております。
 ほかにも皆さん、ごらんいただいたかもしれませんけれども、3月ごろにセイウチのポン太が出てきて腹筋をやるというようなテレビコマーシャルがあったと思います。ああいったものを使って、まずは県民の皆さんに広くメタボリックシンドロームという言葉を知っていただくという普及啓発に努めてまいりました。
 また、来年度以降、メタボリックシンドロームに注目した特定検診・保健指導が始まるということで18年度後半からの保険者の体制整備、こういったところにも努めてまいりました。

○宮城島がんセンターマネジメントセンター長
 まず、がんセンターの未収金についての法的措置なんですけれども、まだ法的措置をとった例はございません。法的措置をとった例がないというのは、未収金の中の生活困窮の割合が86.8%といった大変そういうのが高いという状況、また開院してから5年しかたっていないという状況もあって法的措置をとった例はございません。

 次に、企業債の借り入れについてでございます。がんセンターをつくった当時は大蔵省の借り入れですとか、それと公営企業金融公庫、いわゆる公的資金からの借り入れが多かったんですけども、最近は国の方からの資金の提示が民間資金というふうなことで来ますので、基本的には銀行等による入札という形で利率を決めております。期限なんですけれども、基本的にはシステムですとか医療機器みたいなものについては5年、駐車場等については20年、建物等については30年ということで、おのおの入札をかけております。その入札結果によって同じ時期でも微妙に利率が変わったところもございます。

○鈴木(洋)委員
 ありがとうございました、よくわかりました。
 ただ、不用額については金曜日にもちょっと議論がありまして、不用額は必ずしも悪ばかりとは言えないねと、非常にフレキシブルに対応できるような部分も残るので、先ほど牧田さんの方からもありましたけども、その辺のところを大いに有効的に利用して使ってもらえればなと、こんなふうに思っております。

 そのほかのことにつきましては十分、御丁寧な説明をいただきましてありがとうございました。
 メタボリックシンドロームについては隣の人からひとつ啓蒙をしていただければなと、こんなふうに思いまして、意見を言いまして私の質問を終わります。

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