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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成28年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:植田 徹 議員
質疑・質問日:10/04/2016
会派名:自民改革会議


○植田委員
 3番、発言をします。
 数点分割で、前段の皆さんと重複をしないように質問していきたいと思います。
 まず、説明資料12ページのグローバル人材育成基金事業報告でございますけれども、これは県民や企業の皆さんから寄附をいただいて――もちろん県の出資金にもよりまして――実施しているわけですけども、今年度の寄附金の目標額あるいはこれからの見込みについてお伺いをしたいと思います。
 あと、来年度以降の寄附の目標額や寄附の集め方などについてもお伺いをしたいと思います。今年度から実施をされているようでありますから、そのことについて、まずお尋ねをいたします。

○小野田教育政策課長
 グローバル人材育成基金の目標額及び現在の状況等々につきましてお答えをさせていただきます。
 まず、目標額でございますけれども県予算ベースで4500万円の寄附金を計上しております。
 これに対する寄附金の状況でございますけれども、平成28年8月末現在で民間企業、団体、県民の皆様から総額5800万円の寄附あるいは寄附の申し出をいただいております。したがいまして先ほどお話ししました平成28年度に予算計上しております4500万円の寄附金収入につきましては現段階で確保している状況でございます。
 それから、今後でございますけれども、これまで寄附金につきましては、基金への幅広い御協力をいただくために県民だより、県のホームページでのPR、それから経済団体、金融機関等々へ教育長等が出向きまして本取り組みの趣旨を説明いたしまして基金への御理解と御協力をいただいてまいりました。来年度も引き続き幅広く御協力をいただくために、あらゆる機会を通じまして基金への御理解、御協力をお願いしていきたいと考えております。

○植田委員
 ありがとうございます。
 寄附金の募集要項も今御回答いただいたとおりだと思いますけども、皆さん教育委員会の方々が企業、あるいは個人の皆さんに徹底をされる意味で訪問的に寄附金のお願いをするということはあるんでしょうか、ないんでしょうか。

○小野田教育政策課長
 県民の皆様のところへ訪問という形で寄附をお願いすることはございません。ただし経済団体の役員の方に対して趣旨の説明をして協力をお願いするような訪問の形はとっております。

○植田委員
 ありがとうございます。
 次に、この基金を活用して留学をしたいという学生さん等の応募状況、それからその応募に対して選考をするわけですよね。その方法についてお伺いをいたします。

○渋谷高校教育課長
 グローバル人材育成基金を使った事業の、生徒の応募状況についてお答えいたします。
 説明資料12ページにございますように、グローバル人材育成基金のメニューがございまして、特に留学に関しては1番の3つのメニューで留学の支援をさせていただいております。
 まず、一番上にあります長期留学については、1年ぐらい学校を休学したり、学校のカリキュラムの中で1年留学する学校もありますけども、1年程度の長期の留学については実績5人という形になっております。応募が30人ございまして、こちらは作文等で意欲や動機等をしっかりと書類審査した上で、それを一次で絞って面接試験をやって英語力等を確認して、最終的に5人を選ばせていただいております。
 それから、2つ目の県内大学と連携した留学では県立大学と連携しまして、県立大学が既に連携をしていたカリフォルニア州立大学サクラメント校の大学生の留学プログラムに高校生の留学プログラムを2週間ほどつくっていただいて留学させるものでございまして、こちらも8月に5人送りました。10人応募がありまして、こちらは大学に入ってくる留学でございましたので10人全員を面接させていただきまして、英語力や意欲をしっかりと確認させていただいて5人を選定させてもらいました。
 それから、短期留学に関しましては、23人の実績に対して応募が76人ございました。こちらは1週間以上1カ月未満という形の短期留学を想定しておりまして、実際は学校が実施したり、NPO等の民間団体が実施したり、あと自分で民間のものに応募したりさまざまでございましたけれども、特に海外に行きたい意欲のある生徒で経済的に余り恵まれていない、留学するには金銭的にちょっと厳しい家庭環境に置かれている生徒を学校から特に推薦していただきまして、その者の書類審査をさせていただきまして23人を選ばせていただきました。

○植田委員
 ありがとうございます。
 金銭的に恵まれない子供を優先的にと、結構なことだと思います。是非これを続けていっていただきたいと思います。

 次に、説明資料13ページに平成28年度中学校体育大会・高等学校総合体育大会の結果等というところがありますけれども、中体連は入賞数が昨年度を下回ってると。高体連は若干上回ってほぼ横ばいだということです。これから東京オリンピックや国体などに向けて我が県のいわゆるジュニア世代の育成が大変重要だと考えますけれども、当局の見解をお聞かせください。

○朝倉健康体育課参事
 説明資料の13、14ページにございますように、中学校体育大会それから高等学校総合体育大会の入賞数はほぼ横ばいになっております。中体連につきましては、駅伝など一部がまだ入ってございませんのでそれが入りますと大体同じぐらいの数字になろうかと考えております。幾分上位者の数が増加していることがいい傾向であると思っております。
 それとあわせまして、やはり運動部活動につきましては中学生、高校生の多くの生徒が参加しております。その活動は県スポーツ界の基盤となるものと考えておりますし、またあわせましてこの年代の競技力向上が将来のトップレベルの競技力に反映されるものであると考えております。
 そのことから、全国高等学校総合体育大会または中体連の全国大会におきまして入賞者の数を増加するために競技力の向上、それから指導者養成を既に実施しておるところでございます。
 今後も、予定しております東京オリンピックを含む国際大会、または国体等におきまして本県選手の活躍が期待できますように、スポーツ振興課、または中体連、高体連、それから各競技団体とも連携しまして計画的、継続的にジュニア世代の育成を図ることができますよう取り組んでまいりたいと考えております。

○植田委員
 ありがとうございます。
 ことし、私の地元にある富士高校の山岳部女子が初めて参加して初めて優勝と、これはもう快挙であったと私は考えております。たまたまかもしれませんけれども、ぜひ今後も頑張っていただきたいと、まずこのように思います。

 次に、私は前回の6月の委員会で、給食の中のお茶の提供についてお尋ねをいたしましたけども、当局から給食でのお茶の提供について市町に聞き取りを始めるという御答弁がございました。その結果についてお伺いをいたします。

 また、この条例の方向性と制定に向けた進捗状況等についてもお伺いをいたします。

○福永理事兼健康体育課長
 学校におきますお茶の提供についてお答えさせていただきます。
 その後、私どもは幾つかの市町、あと学校を訪問して、また電話でお伺いしたりしてお茶の現状や課題について聞き取りをしました。そういった中で、どこも皆様、やはりお茶の効果やそういったものについては十分に認識を持っていただいていて、また給食の時間ではないんですけどいつでもお茶を飲めるような形で取り組んでいるような学校もございました。
 そういった中で、お茶の提供になりますと各市町、学校等の課題と考えてますのがお茶の確保の予算をどうするかとか、給食センター方式で学校に調理場がないところもあってそういったところのお湯の提供についてどうしようかとか、あと衛生管理に対する対応がだんだん厳しくなっておりましてそういった部分の職員の負担が大きくなっているなどの課題がございます。そういった反面、水筒を持参している生徒さんが非常に多いところもございまして、水筒にお茶を入れるなどの対応は可能であるということ。給食だけに限らずいつでもお茶を飲めるようにすることができるようになればとの意見が多かったところでございます。
 あと、ある校長先生からはせっかくお茶を出すのであればお茶の入れ方とかそういったところもきちっと学ばせたいという意見もいただいたところでございます。

 それと、条例につきましては現在経済産業部が9月30日までパブリックコメントを行ったところでございますので、今後その辺を踏まえてお諮りすることになるかとは思います。
 内容といたしましては、学校でお茶を飲むことを推進するということで、県、市、町等の役割、県民会議の設置、そういったものが盛り込まれているところでございます。
 今後、条例に基づきましてどのような取り組みができるかという部分につきましては、経済産業部とも連携して検討していくということで進めてまいりたいと考えてます。

○植田委員
 ありがとうございます。
 静岡県でありますから、私も含めて皆さんでお茶を振興させる意味で極力飲みたいと思います。今後も続けていっていただきたいと思います。

 最後に、皆さんまだお聞きしなかったと思うんですけども、なかなか答えにくい案件だと思うんですけれども、教育委員会関係の不祥事の発生件数が多いわけですけれども、教育委員会としてこのことをどう認識をされているのか。
 また、この要因とかあるいは再発防止についてお伺いをしたいと思います。

○北川理事兼教育総務課長
 教職員の不祥事につきましては、なかなか件数が減らないということで非常に危機感を持って取り組んでいるところであります。
 学校では、いろんな機会に管理職からいろいろな注意を促すということもしておりますし、教育委員会といたしましてもコンプライアンス委員会の開催、あるいは「信頼にこたえる」という不祥事の事例集を出すなどさまざまな取り組みをしておりますが、なかなか減らない現状であります。特に酒気帯び運転が平成25年、26年と2年間なかったんですが、そうしたものも最近出ておりまして非常に危機感を持っております。
 そうした中で、先生方が相談をする人がいないとか、いろんな悩みを打ち明けられないということも不祥事を起こした人からの聞き取り等でも聞いておりまして、そういう風通しのいい職場をつくっていこうということが1つであります。
 それに加えまして、今年度から始めたんですが教職員サポートルームということで、特に2年目ぐらいの先生方がなかなか聞く人もいないという孤独な中で、多忙の中で困っている先生がいるということで、教員経験者が学校を訪問してその先生方と面談をしていろんなアドバイスをしたり、悩みを聞き取ってくるような試みを始めたところでございます。
 こういった取り組みは、すぐに成果が出るものではないと思うんですが、こうしたさまざまな取り組みによって教職員の心の弱っている部分を取り除いて、不祥事のないものにしていきたいと考えております。

○植田委員
 教育関係者に限らず、我々議員も襟元を正さなければならないと考えておるわけですけども、例えば飲酒あるいは行動について厳しくみずからを律してというような朝礼、終礼を徹底させることも1つの案だと思います。
 もちろん、我々議員もしっかりと襟元を正していく所存であります。当局の皆さんにおかれましても、鋭意このことについてもう一度見詰め直していただきたいと思います。以上です。

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