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委員会会議録

質問文書

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平成26年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:前林 孝一良 議員
質疑・質問日:07/02/2014
会派名:公明党静岡県議団


○前林委員
 それでは、一問一答で3問質問をさせていただきます。
 最初の質問は、先日報道にありましたけれども、高齢者の万引きが非常にふえているということです。内容は、盗んだ品の約75%が食料品、しかも単価が非常に低い。お金がないかといえば、お金は持っているのに万引きを行うという、非常にある意味で困った内容かなと私は思ったんですけれども、その辺の高齢者の万引きの状況を踏まえて、どのように分析されているのか。あるいはどのような対策を講じられるのか、その辺についてまずお伺いします。

○鈴木生活安全部参事官兼生活安全企画課長
 まず、万引きの実態でございますけれども、委員御指摘のとおり、高齢者にとっては食料品の万引きが一番多いということで、実際に万引きで検挙された高齢者にアンケートをした結果、75%の者が食料品を万引きしているということでございます。実際お金は所持しているわけなんですけれども、万引きの原因といたしましては、このお金を使いたくないという中では、やはり経済的な困窮も根底にはあるのかなと考えております。
 高齢者に対する万引きの防止対策でございますけれども、これにつきましては、各防犯講習等で万引きは犯罪であるということを高齢者にそれぞれ伝えまして、規範意識の向上を図っているところであります。

○前林委員
 状況は報道を見ればわかるんですけれども、やはり問題は、今、経済的なという話をされたんですが、お金を持っていないんじゃない、持っているということが問題なんであって、しかも万引きが見つかった場合には、お金は払えばいいんでしょとか、そういうような言いわけをされる方が非常に多いということを考えると、やっぱりこれは非常にしっかり対策というか、万引きは犯罪なんだという意識を今おっしゃったけれども、徹底する必要が私はあると思います。

 次の質問なんですけれども、検挙されれば少しは反省するということもあるかもしれないんですが、問題はやっぱり検挙されない部分の層がかなりあるんではないかと私は思うんです。その部分と、あとは再犯ですね、万引きはやっぱり癖になるという部分もあるので、その辺のところはどうなんでしょうか、お伺いしておきます。

○鈴木生活安全部参事官兼生活安全企画課長
 万引き対策につきましては、各事業所のほうにも、万引きを発見した場合は、確実に警察のほうに通報していただくように数年前からお願いを継続しております。その影響もあって、万引きを我々が認知する件数もふえてきたのではないかと思っておりますけれども、まだまだ闇に隠れた部分というのはあるかと思いますので、この対策も継続をしてまいりたいと思っております。
 再犯については、ちょっと済みません、すぐに資料は出ないものですから、資料精査の上、またお答えさせていただきたいと思います。

○前林委員
 その問題については、最後になりますけれども、やはり子供にしても高齢者にしても、万引きが犯罪なんだという意識をしっかり持たせることが大事だと思います。子供だから許されるとか、高齢者だから大丈夫とか、そういう気持ちを持つのが一番困るわけですので、そういう意味ではやはり犯罪は犯罪として認識していただくような、そういう警察の取り組みをお願いしたいと思います。

 次の質問に入ります。
 2番目は自転車事故なんですけれども、2012年ですから、一昨年度の自転車の死傷事故の発生率が静岡県はワースト5位だったということで載っております。静岡県は自転車の死傷事故が2012年は多かったんですけれども、逆にその後どういう対策をとられて、どういうふうになっていったのかについてお聞かせ願いたいと思います。

○平川交通部参事官兼交通企画課長
 その後の対策についてお答えをいたします。
 昨年12月に道路交通法が改正され、いわゆる右側の路側帯通行は禁止になりました。これと相まって、自転車の利用者に対するこのルールの周知と安全教育をしてまいりました。そのおかげで、ことしの5月末になりますが、負傷者等は減少している状況にございます。

○前林委員
 昨年、視察でオランダに行かせていただきました。やっぱりオランダのアムステルダムは非常に自転車が多くて、その自転車の多さというのは、とっても私たちの生活環境と違うぐらいすごいと思ったんですけれども、報道によりますと、ヨーロッパでは自転車利用度が高いほど事故が減るというようなことも書かれておるわけです。そういう意味では、やはりマナーの問題もありますけれども、警察のほうで事故を減らすためのいろんな努力が実を結ぶのではないかと思っております。自転車といえども、昨今の例にありますように、かなり大きな事故につながる危険性もあると思います。私も日ごろ車に乗っていて、自転車が非常に怖いと思ったこともありますので、その辺の取り組みをぜひ進めていただきたいと思います。

 3つ目、最後の質問に移りますけれども、交番・駐在所についてです。
 私も何回か質問をさせていただいている部分でありますし、他の議員の方々にもいろんな地域の方々からの要望が出ていると思うんですけれども、やはりこの社会がどんどん発展していく中で、人口の移動があるわけですね。そういう中にあって、交番の位置が変わらないということが、地域に与える住民不安であるとか、そういう部分があると思うんですけれども、この交番・駐在所の再編整備についてどのようにお考えなのか、それをまずお聞きしたいと思います。

○口山地域部参事官兼地域課長
 県内の交番・駐在所の再編整備についてお答えいたします。
 これまでに警察警戒力確保の必要性から、交番・駐在所の統廃合を進めてきたところであります。交番・駐在所の配置に当たりましては、人口動態や世帯数、それから事件事故の発生状況、自治会区、学校区など地域の実情を総合的に勘案し、県下における警戒力がバランスよく保たれるようにするほか、災害発生時における警察活動の拠点となるということで、迅速な活動を行う上でも警察官やその家族の安全確保が前提であります。さきに発表された第4次地震被害想定を初めとした、さまざまな災害による影響等も考慮いたしまして、整備を推進してまいりたいと考えております。以上です。

○前林委員
 大枠はそういう御答弁かなとは思ったんですが、具体的な話をさせていただきます。
 私は、静岡市駿河区選出の議員でございますけれども、私が子供のころ、50年ぐらい前は静岡駅の北口がメインですよね。南口におり立つと、ずっと向こうのほうに大浜海岸の松並木が見えたんですね。ということは、何もなかったということなんですね。それが、だんだん人口がふえてきて、今はマンションも建っていますし、ずっと商店街も続いていますし、何十年もたつ中で大きく変わってきて、特に私が住んでいる長田地区は、ちょっと正確な数字はわかりませんが、今、大体7万人ぐらい人口がありますけれども、その7万人の人口のところで、交番が丸子交番と下川原交番と用宗交番の3つしかないんですね。果たして、本当にこれでいいのかと私は思っております。特に、安倍川駅ができてからは、あの地域の住民が非常にふえてきているという状況もあります。それは、例えば6番委員のところだったら、焼津市は西焼津のほうに人口がシフトしているし、5番委員の藤枝市でしたら、例えば駿河台のほうにシフトしているとか、そういう新たな人口変動があるわけですよね。
 これはこれからの問題として御配慮願いたいんですけれども、そういう地元の要望にぜひ応えていただくためにも、見直しを柔軟に考えていただきたいと思います。交番があるということでもって、非常に地域の方々が安心するということもあります。むやみやたらと交番をつくれというのは、これはまた警察官の増員の問題につながるものですから、それは非常に厳しいなという気持ちはありますけれども、ぜひそういう声は聞いてほしいなということがございます。ぜひその辺御配慮をお願いしたいということを言わせていただきまして、終わります。

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