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委員会会議録

質問文書

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平成22年12月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:須藤 秀忠 議員
質疑・質問日:12/02/2010
会派名:無所属


○須藤委員
基本計画についてお伺いします。
ふじのくにづくりの、富士山世界遺産センターの整備を推進すると書いてあります。これについて、この隣の主な取り組みの表を見てみますと、富士山世界遺産センター――仮称――の整備について、年度が入っていない。これによりますと、平成25年度に世界文化遺産の登録がされた場合、この世界遺産センターの整備というのは、平成25年度の世界文化遺産登録がなされた後にやるものか、前にやるのか。私は機運をもっともっと盛り上げるためには、前に整備するべきだと思います。そうしないと、今平成22年度ですからね、23、24、25、26、27、28年度なんて言ったら、いつのことだか。向こう4年間というのを目標にやっているんですから、この中に入ってないんじゃないかと思うんですけれども、その点どうなのかお伺いします。

それから69ページの滞在型グリーンツーリズムの促進についてでありますけれども、農林漁業体験民宿認定基準の創設、農家レストランと農林漁業体験民宿のネットワーク化など、グリーンツーリズム促進のための環境整備を行うと。こういうふうに書いてあるんですけれども、今、こういう田舎ですね、農村とか漁村とか山村とか、そういうところになかなか宿泊施設がないわけですね。その民間の人たちが旅館業の許可をとってなくて、そうして簡単な気持ちで、私のところに泊めてやろうかしら、じゃあ2,000円ぐらいもらおうかしらって、この間も簡単な話が出たんですよ。そして、都会の人らと交流して本当にすばらしいですよ。富士山を見せてあげたいとか、桜を見せてあげたいとか言う。だけど、食事代ぐらいはいただかなきゃねという話が出るんです。でも、それは旅館業法でもって違法だから、だめだよって。あら、できないのって、そりゃおかしい、法律がおかしいという話になる。
そうすると、こういう滞在型グリーンツーリズムが、旅館業法との関係でどうしてもうまくいかない。やっぱり安価な料金で、謝礼程度でもって宿泊できて、交流していくというような体制づくりをしていかないとだめなんじゃないかと私は思っている。だから、長期宿泊体験活動に取り組む、その後も子ども農山漁村交流プロジェクトを推進するとか、地域協議会が実施する誘致活動の支援を行うと、一つ一つのことが、この法律によって全部実現が不可能じゃないかなと私は思うんですけれども、その辺の見解ですね、これからの対応をお聞かせ願いたい。私はね、何とか許可していくように、法律を変えてもそうしてほしいと思っているんですよ。そうするとうんと活性化すると思うんですよ。ぜひその辺の見解をよろしくお願いします。
 
○杉山世界遺産推進課長
44ページの富士山世界遺産センターにつきまして、年度が入っていないという御質問のことについてお答えいたします。
現在、世界文化遺産登録に向けまして、山梨県と静岡県が一丸となって推薦書の提出を来年に向けて進めております。最短で行けば、委員が御指摘のように、平成25年度に登録という形で作業を進めております。センターの整備につきましては、その中で、包括的な保存管理をきちっとやっていくか、それからどういうふうな形で情報発信していくかという活用の両面からきちっと議論していくということにつきまして、一定の時間がやはり伴うものと思っております。しかしながら、平成25年度の登録に向けて進めているという中では、可及的速やかに登録に向けて推進をするとともに、世界文化遺産センターにつきましての整備も進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

○石川交流促進課長
委員からの御質問で、グリーンツーリズムの促進という点で、その民宿ですとか宿泊施設がネックになって進んでいないのではないかというお話でございました。まさしく御指摘のところが課題だと思ってございます。それで、取り組みの表のところにも書きましたけれども、その民宿の基準につきましては本年度中に策定することとして、現在ワーキンググループを設置して、関係各課、あるいは政令市、県の農林事務所等々いろいろ検討を進めているところでございます。
こちらを年度内に作成することによりまして、何ができるかといいますと、今、旅館業法では基本は旅館業をすることが禁止されているんですけれども、国のほうで規制緩和されております。私どもが考えているのは、農家等であって営業面積33平米未満の小規模な宿でございますが、そこについては、規制を緩和して、民宿が旅館業としてその人を泊めることができるようにしようとしておるところでございます。
これによって、大規模な施設がないところでも、滞在型のグリーンツーリズムが進むのではないかということで、来年度から積極的にその取り組みを進めていきたいということでございます。またお話があった子ども農山漁村交流プロジェクト等、ほかの関連の交流を促進する取り組みもございますので、それら相まって積極的な効果が出せるように頑張ってまいりたいと思っているところでございます。以上です。

○須藤委員
今の富士山世界遺産センターのことについてでありますけれども、やっぱり一定の時間を要するけれども可及的速やかにやるということで漠然としています。向こう4年間の一つの目標としては年度をこの中のどこかに入れておくべきだと私は思っている。これやっぱり再検討していただきたいなと思います。よろしくお願いします。
世界遺産に登録されたらやるんじゃなくて、やっぱりもっと意欲を見せてもらわないと。また観光的にも、富士宮市なんか待っていますけれども、とにかくこういうものができるのとできないのでは随分と観光的価値も違うし、当然来てくれる人の数も違ってくる。とにかく早くしてもらいたいななんて思っていますけれども、それは再検討してやっていただきたいですけれども。

それから、宿泊施設のことですけれども、今33平米と言いましたね。何か別棟をつくって、何とかかんとかということじゃなくて、今住んでいる広い家――田舎なんか広いですよね、割と部屋数も多いし――そういうところへ泊まれる。それで、そこの家族と一緒になって過ごせるという方面における規制緩和をしていただけたらありがたいなと思うんですよ。何かしら新しい施設をつくるなんていったら、また金がかかっちゃうし、それにまたお客が来るか来ないかわからないようなことをやれないですよね。田舎のよさというのは、そこに住んでいる人たちと都市の人たちが交流を持って、そしていろんな人間味に触れ合っていくことのよさがあるんですから。そこら辺の同じ規制緩和でも、もっと広い規制緩和をやるように、国のほうへ働きかけをしていただきたいと思うけれども、いかがですか。

○石川交流促進課長
済みません。私の説明がちょっと誤解を招いたかと思っています。33平米と申しますのは、農家で住んでいらっしゃる家の中の一部、その旅館業に供するのが33平米未満ということで、現在のお宅を若干改修して宿泊業ができるようにと、そういう基準を策定してまいります。以上です。

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