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委員会会議録

質問文書

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平成25年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 一 議員
質疑・質問日:07/29/2013
会派名:自民改革会議


○天野(一)委員
 数点お伺いしたいと思います。一括質問方式で質問させていただきます。
 まず最初に、島根警察本部長は、今回初めての委員会ですので、静岡県に赴任してくる前の静岡県の印象と、赴任した後の感じたこと、また抱負を語っていただければありがたいなと思っております。まず1点。

 次に、インターネットの犯罪はどういう状況になっているか、それに対して県警はどういう形で対応しているのか。またサイバー攻撃が静岡県の場合はあったのかどうなのか。

 次に、浜岡原子力発電所のテロ対策については、今どういう状況になっているのかお伺いしたいと思います。

 次に、交番は、今まで日本の特色であったわけですけども、現実、1人で交番の駐在員がいるということは、時代に即応しないということで、交番の合併の計画と現状はどんなふうになっているのか、お伺いしたいと思っております。

 もう1点最後に、マラソン、それから花火、さまざまなイベントがたくさんあって、私は大変こういった警備が警察の大きな負担になってきているのではないかなと思っております。先ほど山岳警察の問題がありましたんですけども、今、各地域でいろいろなイベントがたくさん企画されてきております。そのときに、当然、警察に警備をお願いする、そういった形になって、犯罪よりもこういったイベントの警備もかなり大きな負担になっているのではないかなと。大体、静岡県下にこういったイベントの派遣で、どのくらいの人員が要請されているのか。今後、こういったイベントがどんどんふえていった場合に、警察では対応はできるのかどうなのか、その点についてお伺いしたいと思います。以上です。

○島根警察本部長
 初めに、静岡の印象、それから抱負ということでのお尋ねでございました。
 印象というと、私は、前任が警察庁の刑事局でございましたので、全国的ないろいろな指標を見る機会もかなりあったわけです。やはり静岡県は地域的な特性というか、一方で首都圏があり、一方で中部、近畿圏があり、その間に挟まれていて、犯罪であれば広域犯罪のような事象が多いということ。それから、交通でいえば、これはもう本当に大動脈。幹線、鉄道から道路まで間にあるわけでございますので、交通事故等も比較的多いんだというような話も聞きます。そういった印象でございました。
 それで、ちょうど私の着任した直後に、富士山の世界遺産登録ということで、全体的に非常に盛り上がった機運で、ある意味ではいい時期に着任させていただいたなという率直な印象を持ったところでございます。現実にはまだちょっと、実際に活動している警察署のほうは余り見れておりませんので、どちらかというと、数字的なものですとか、それから各部課からいろいろ報告を受けての話になります。警察でいろいろな事象を見る場合、まず、先ほど申し上げた犯罪の発生、それから検挙の状況、それから交通事故の発生状況、それから警備的な災害、その他の警備事象、こういったところを大きな指標として見るわけであります。犯罪につきましては、全国的な傾向と同様、冒頭にも申し上げたとおり、全体的に犯罪の認知件数が減っていって、非常にいい方向に進んでいるというように受け取っております。県の規模に見合った検挙もしっかりとやっていただいているということであります。
 残念ながら交通事故が少し多いということ、それから特にことしは交通死亡事故が非常にふえているということで、交通部門を中心に、対策をいろいろ立ててやっていただいておりますが、こういったものをさらに力を入れてやっていきたいと。
 それから、災害の関係では、第4次地震被害想定が出ましたので、それを踏まえて、またしかるべき対策をきちんとやっていきたいということでございます。
 それで、いろいろな報告を受けての印象です。各部門それぞれ全国で、今どういう状況で、どういうことをやっているかということをきちんと調べて、その上で、検討をしっかり行って方向性を出しているということで、非常によくやってもらっているなという印象を持っております。
 それで、これはきょうもいろいろストーカーとか、そういう事案のことも出ましたけれども、やはり警察に求められているのは、いざというときに、その危険をプロとして察知して、それにしっかりと対処できると、そういう力を身につけていくことだというように考えております。組織全体の話になりますが、大量退職時代もそろそろ山を越えつつあります。一連の大量退職、大量採用ということで、組織全体を見ると、中高年と若手が多い。それで中堅層がちょっと薄いという状況であります。できる限り早く一人一人の能力、経験を高めていくと、これが大事なんだろうと。それによって、まさに県民の期待と信頼に応える警察という、ことしの静岡県警察の運営指針を私もしっかりとトップの立場から部下職員を率いて、しっかりとやってまいりまして、皆様の期待と信頼に応えてまいりたいと、かように考えております。以上です。

○守屋生活安全部長
 インターネット関連犯罪ということでございますが、近年、インターネットオークション、あるいは不正アクセス等が増加中でございまして、昨年は185件を検挙しております。また、ことしの1月から6月でございますが、93件検挙しております。
 また、これに対する対応ということでございます。サイバーセキュリティ・カレッジといいまして、我々が出向いて、小中高、あるいは企業でこういう問題を説明してくることもあります。また、平成23年にサイバー犯罪対策室を設置いたしまして、増員をしていただいて、現在、室長以下35名の体制でサイバー犯罪を中心に専門的に取り組んでいるところでございます。以上です。

○平田警備部長
 インターネット犯罪につきまして、サイバー攻撃が県内であったのかということの回答です。
 サイバー攻撃、サイバーテロの予兆、サイバーテロに至るおそれのある事件、その前段階ですね、それについては2件発生しておりますが、サイバーテロは発生していない状況でございます。

 それから、引き続いて、浜岡原発のテロ対策についてです。
 浜岡原発に対しましては、銃器使用、それから車両等による強行突破などの侵入事案に対応するために、機関拳銃を配置した銃器対策部隊を配置して、所要の警戒を実施しております。それで、原発の海域については、海上保安庁が巡視船による警戒警備を実施しております。それ以外にも、業者による自主警備とあわせて、相互の連携を図って警戒を強化してございます。以上であります。

○村松地域部長
 交番の合併と申しますか、統廃合の現状等についてお答えをさせていただきます。
 交番・駐在所につきましては、これまでも治安上最適と思われる場所等に設置してまいりましたが、時代の変遷とともに、その地域が都市化したり、あるいは逆に過疎化するなど、状況が変わっております。こうした状況に的確に対応し、かつ犯罪の広域化、凶悪化、スピード化等、治安情勢の変化に応じまして、警察力の警戒力の低い、高い、これらを考慮しております。
 これまで駐在所であったところが都市化いたしますと夜間の警戒力が薄くなるということで、近隣の交番と統廃合いたしまして、夜間の警戒力を高めるという考え方で統廃合を進めてきております。その結果、現状でございますが、平成16年からことし平成25年の春までの間に、208カ所ありました交番を205カ所、駐在所につきましては176カ所ありましたところを147カ所、警察署の所在地に置いております署所在地を10カ所から3カ所、これらを統合いたしまして、現状に至っております。引き続き、その管内の治安状況等に応じまして、交番・駐在所等の統廃合を進めてまいる考えであります。

 引き続き、マラソン大会、花火等の雑踏警備の関係でございます。
 雑踏警備につきましては、昨年、平成24年中には、延べ警察官が約7,400人ほど従事しております。本年6月末現在では、延べ3,100人余が雑踏警備に当たっております。こうした状況の中、これらの警備により業務負担の関係について、先生御心配いただいておるわけですが、こうしたイベントに際しましては、それぞれの主催者、管理者等に自主警備措置をまずとっていただいて、警察と密接に関連した形で、事故のないような事前の対策と当日の対策をとっております。
 また、これら行事がふえた分の業務関係でございますが、これら業務につきましても、計画的な運用によりまして、それぞれ治安に間隙が生じないよう、運営しているところであります。今後ともこうした合理的な運営に努めてまいる考えであります。以上であります。

○安本交通部長
 同じくマラソン等に対する警察の対応でございます。
 こうしたマラソン、駅伝などの道路を使用して行われる大規模イベントというのは、道路を非常に長距離、あるいは長時間にわたって規制をする必要がございます。したがって、一般交通への影響について非常に考慮して、判断する必要がございます。一般交通への影響としましては、交通量の多い路線、時期、時間帯かどうかというものが1つの要素。さらには予想される交通量を処理できる迂回路の確保ですとか、さらには主催者側における交通整理、迂回誘導、広報案内等の体制は十分かというような観点から判断をしております。
 また、公益性合意形成につきましては、大会等のイベントの目的がいわゆるスポーツ振興だとか、青少年の健全育成等の公益目的がどの程度あるのかと。さらには、通行どめに伴っての道路を使用する地域住民とか、あるいは道路利用者への合意形成が十分であるかどうか、地方公共団体がどの程度かかわっておるのかというような判断でございます。
 警察官の負担等の関係でございますが、やっぱり多数の信号、交差点における規制を行う必要がございます。多数の警察官を動員しなければならないという場合がありますので、一例としてお答えするのは、フルマラソンでは約300人程度の動員が必要と思います。実施主体から警察に対して実施の相談があった場合につきましては、必要な助言を与えながら、計画の段階で対応を図って判断をしてまいります。以上です。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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