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委員会会議録

質問文書

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平成29年9月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 洋佑 議員
質疑・質問日:10/03/2017
会派名:自民改革会議


○鈴木(洋)委員
 関連も含めて、一括質問方式で二、三、質問をさせていただきます。
 野生鳥獣というと、すぐ伊豆半島の鹿だとか、富士の鹿だとか、こういう話が出ていますけれども、私のところは浜松市なものですから県の西部なんですけれども、実はしばらく前に私はある県議と同じ新幹線で2人で無駄話をしながら帰ったら、奥さんから電話があったんですね。何の電話かというと、「お父さん、今うちの前にイノシシがいます。タクシーで帰ってくるのならば、前の道でおりるとイノシシに襲われます。うちの玄関までタクシーで来てください」、そういう電話だったんですよ。大体想像すればわかると思うんですが、やいやいまた出たかって。それで実はきょうなんですね。きょうもその人はイノシシを捕まえちゃった。今度はわなでとっちゃったんですね。
 だから、事ほどさように鹿だけじゃなくてイノシシのことも十分頭の中へ入れて、野生鳥獣のことについては、今ハリネズミからハクビシンからいろいろいると思うんですね。私のところにも出てきます。都会でも出てきますね。ですからぜひその辺のところを御認識いただいた中で質問させていただきます。
 猟友会の会長がここ二、三年、足を引きずって歩いているもんですから何だろうなと思って、どうしただいと私は聞いたんです。そうしたらイノシシにさくられたと。去年も同じようにまたよくないもので、どうしただいと言ったら、またさくられたと。こういう状況でありますが、年寄りなものであんたが出なくてもいいじゃないかと言ったら、出れるやつがないと。要は猟友会の会員もふえない。有害鳥獣駆除へ出るにも頭数が足らんという状況がここ十何年か続いて、私も話をさせていただきながら見ているわけです。
 これらの現実を見てみまして、やっぱり何とかしたいなという思いがあります。でも鉄砲を持ったり弾を買ったりすると金もかかるし、管理もやったり警察の管理もしなきゃいかんというようなこともあるんですけれども、一方お百姓さんたちにとってみると、例えば自分の山が荒らされたり畑が荒らされたり田んぼが荒らされたりすると、もともとあんまりやりたくない百姓仕事をやっている人が多いわけですよね。もう意欲を失われちゃうんですよ。
 だから、その辺のところを考えるとやっぱり何とかしたいなと。猟友会の後継者のことも含めてこんなことを感じているわけです。鹿の肉だとかイノシシの肉は通称ジビエと言われるようなことも利用しながら、何とかうまく回らせてもらえるにはどうしたらいいのか。何か策がおありなのかどうか、この辺をお聞きさせていただきたいと思っております。

 それと、関連です。関連は簡単にちょこちょこっと言わせてもらいます。私も10項目ぐらい質問書きをしたんですけれども、みんなたくさん出ちゃったもんですから、あとは関連でお聞きしたいと思います。
 まずは、空き家対策。
 前回の委員会でも空き家対策で私は懲りちゃったという話をしましたけれども、切実な問題として、空き家になっちゃった隣の家が新築をするとか何かやるとかっていうと、隣地の空き家の境を見たり、何かの形で判こをもらったりということになって、全くできない、困っちゃう。そういうことが現実に起きていますよね。
 それから、もう1件は私は本当にどういうことかなと思っているんですけれども、相続か何かでやっていく間に物すごく権利者がふえちゃって、例えばの話、公共事業をやるときにそこの空き家がどうしても必要な土地が出てきちゃったと。こういうときには公共事業でも同じ状況が生じるのかどうか。これはぜひ救済措置というか、そういうことがないのかあるのか。非常に問題だと思うものですからひとつお聞きさせていただきたいと思いますし、何か公共事業がとまらない方法があるのかないのか。これがまず空き家対策についての関連質問です。

 それから、もう1点は6番委員からも7番委員からも出ていましたけれども、ヒアリの問題です。事業期間を見ますと来年の3月までということで5000万円の予算を執行するわけですけれども、3月は予算執行の面から3月と言っているのかどうなのかということが1つと、11月から3月までだよね、これ。そうするとアリは活動時期じゃないですよね。これはいいのかなって素直に思うんですね。それでふと思ったのは、やっぱりこれは来年に向けての本格的な対応策として見ていいのかどうなのか。
 それからもう1点は、ヒアリの問題なんかでも何でもよく水際対策って言っていますけれども、事このヒアリについては、船便でも飛行機でもコンテナ輸送をやっているといつまでたったって追いかけっこじゃないかという思いがあるんですね。
 あえて言えば、ヒアリは住んでいるところから来るものなので、ヒアリが住んでいるところの衆と話をしないと何ともならんじゃないの。どこかの隅っこにヒアリが張りついてきたってどうしようもないわけで、この水際対策という言葉はいいですが、これはいつまでたっても行っても三里で、ずっとやらないといけないわけですよね。この辺についてのお考えをお聞かせください。以上です。

○杉山鳥獣捕獲管理室長
 まず、イノシシのいい対策がありやなしやというお話ですが、私どものくらし・環境部では、全体のイノシシの計画は5カ年計画を立てております。その中で私たちでいろいろやれることは、猟期の延長ですとか、わなの径の12センチメートルの緩和――もうちょっと大きくしてとりやすくとか、そういうことはできるので、それはやっております。捕獲につきましては基本的に農林水産省の交付金を使って、経済産業部の地域農業課を主体に今捕獲を進めております。
 それで、ここから先は私の言える範囲をちょっと逸脱するのかもしれませんが、地域農業課で今年度、特に捕獲隊に力を入れています。というのは市町が猟友会の中、あるいは農協の捕獲する方の中から能力、技能をたくさん持っている人を選抜して、その方々にちょっとしたメリット――それは狩猟税の減免とかそういう話になりますけれども、そういうもので対応している例がございます。
 ただ、それで全部物事がうまく進むわけではもちろんないんですが、幾つかのそういう対策を講じながらやっているのも事実ですので、今言えることはそれぐらいです。

 もう1つ、あわせてヒアリのことについて、11月から3月までで終わりなのかどうなのかというお話についてですけれども、基本的な調査としては8月から10月まで国を中心に進めていますので、11月から3月は県が主体となって補うという意味です。
 このヒアリとかアカカミアリの件につきましては、御存じのとおりふじのくに地球環境史ミュージアムの岸本准教授にいろいろアドバイスをいただきながら進めています。9月補正予算の前の段階で、岸本准教授にもいろいろ御見解を伺っております。それによると2年程度は少なくとも手を緩めずにやったほうがよかろうという御意見を伺っていますので、この3月で終わりとは基本的には考えておりません。
 それと、水際対策は格好いいけれども、もうちょっと中国とか台湾とか東南アジアとか、そういうところの根本対策というお話だと私は承りましたが、それについて私たちでできることとしては、国に要望を上げていくことが1つ手段としては考えられると思いますので、検討していきたいと思っています。

○渋谷住まいづくり課長
 所有者不明の土地の関係でいただいた御質問でございます。
 一月ほど前ですか、民間の有識者から全国で410万ヘクタールの所有者不明の土地があるというような――これは九州より広いですが――報道が出ましたけれども、隣地等が入っていますので、いわゆる住宅地はそこまで物すごく広いわけではございませんが、当然存在しております。それらの土地はまずは相続の相手先を探していくところをやらざるを得ないのが現実でございます。
 その辺の登記の関係でございますけれども、法務省が中心になりまして、もう少しやりやすいように、あるいは場合によって国土交通省では所有者不明の土地を公共で自由に使える方策を何か考えるといったことが国レベルで進んでおりますので、まずはそちらの動きを待ちたいなと思っております。
 あわせまして、先ほど7番委員からもありましたけれども、これからそういうものをふやさない意味では、まずは当然ながら事前に早目に相続について、なかなか家族の中で話し合いにくいのかもしれませんが、先に話し合っておいていただいて、亡くなられた場合にすぐに引き継げるようにとPRしていくのが空き家対策に関連して我々のできることなのかなと思っておりますので、そんなことをやっていきたいと思っております。

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