• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成24年6月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 一 議員
質疑・質問日:07/05/2012
会派名:自民改革会議


○天野(一)委員
 工業用水について伺いたいと思うんですけど、その中で、先ほどうちの5番委員からも出ました静清工業用水なんですけども、契約水量がかなり減ってきて57.6%、これからふえるという可能性が非常に少なくなっているわけですね。当初の計画の水量をこのまま維持するのが、静清とそれから契約率が非常に低い湖西、西遠ですね。こういうのをこのまま維持していくのが本当に工業用水の形としていいのかどうなのか。将来人口も減り、日本の社会がこれから右肩上がりでない時代に、この工業用水のあり方、これからもちろん老朽化したものを直していかなければならないわけですけども、一番初めの計画給水量を維持していかなきゃならないのか、法律的にそれは変えられないのか、それは今後の将来の検討の中に入るのかどうなのかね、その点についてお伺いしたいなと思っております。

 それから、住宅団地はもうこれ全部、小笠のは終わっちゃったんですか、もう終わっているんですね。あとは、さっき言った工業団地のことだけですね。この赤字というか借金の部分の返済は、この企業局はどういう形になって今考えていったのか、もう一度ちょっとお伺いしたいなと思います。

○堀井事業課長
 一番目の御質問で、契約水量に対して実際の使用水量が少なくなっているということで、今後のあり方なんですけれど、例えば静清では、計画給水量が9万6000立米のところ契約水量が5万5000立米程度ということで、そこにすき間があるわけです。実は平成22年度に漏水事故があったときに、その復旧作業を昨年度やったわけですけれど、そこで管を復旧するに当たりその計画給水量見合いの9万6000立米ではなくて、実際の今の使用水量、それから今後将来の水需要、そういったものを考慮して将来の水需要に合わせた形での計画規模に合わせて、管路更新を行っております。それに伴ってもともとの900ミリという管径の導水管を800ミリと、サイズを下げて整備しておるということで、これをダウンサイジングと我々言ってるんですけども、そういった新たな計画規模に合わせた布設制度をやっていこうということで考えております。そして既に静清についてはそれで実施しているというところです。
 そして、今後その計画給水量と実際の水量と差があるところにつきましても、例えば西遠なんかもかなり差があるんですけども、そういったのも将来の水需要を算定した上で、それに見合った施設規模で更新していくというような形でのダウンサイジングをこれから考えていきたいというふうに考えております。

○島村経営課長
 住宅団地等の赤字はどうなのかということなんですが、今現在企業局がどこかに物すごい借金を抱えてるという状況にはございませんで、計算上過去の赤字の年の積み上げというのはあるんですが、かつての黒字の積み上げである自己資本金が200億円程度ありまして、先ほどの資料にもありますが、累積欠損金が145億円ですので、それら双方を実態を示すためにそうなっているんですが、差し引きしますとかなりの余裕があって、赤字で困っているという状況にはございません。そんなところです。以上です。

○天野(一)委員
 そうすると、工業用水のダウンサイジングをするわけですね。例えば静岡市なんかは、よく市民から伏流水を計画給水量9万6000トンでたくさん工業用水をとられて、非常に地下水がとりにくくなったとかいろいろな問題があるわけですけども、こういった問題なんかについては、今給水も減らしてるということとかいろんな形の中で、僕は静岡市民にもこういった工業用水の取水量は将来減らしていくというようなことのPRをやっぱりする必要があるんじゃないかなと。今水道とか地下水の問題なんかで、安倍川が非常に表面の表流水がなくなって、これが工業用水のせいじゃないかと思っている市民もいるわけですので、この辺のところは、そういう変更するというようなことも私は公表すべきじゃないかなと思うんですけど、その点について伺いたいと同時に、工事の金額がダウンをして当初の計画よりもどのくらい減るのかということも、私は明らかにすべきじゃないかなと思います。

 それから、さっきの借金の問題は表向き赤字であったものが、ずっと数字としては挙げていかなきゃならないのか。相殺をするような形のものはいつやるのかやらないのか、そのままずっと継続していくのか。その点についてお伺いしたいなと思います。

○堀井事業課長
 ダウンサイジングの話です。計画給水量をダウンさせるということで、取水量も当然小さくなります。それにつきましては静清は当初9万6000トンぐらいの取水量をとっておりましたけれど、そこで8万1000トン程度に取水量を削減しまして、既にそれの水利権も得て、許可も得ていますので、既に公表になっているという状況でございます。
 それから、ダウンサイジングをやった工事費削減効果ですけれど、静清の場合、先ほど900ミリの導水管を800ミリにかえたということで、大体15%程度の削減効果がわかっております。今後ダウンサイジングをやるについては、その規模に応じてどのくらいの量になるのかというのは、これから検討してまいりたいと思います。

○島村経営課長
 相殺の関係についてお答えします。自己資本金と累積の未処理欠損金、相殺につきましては、これまで制度がございませんで、両方示して見比べてということだったんですが、今度の会計制度の改正で、そのあたりの相殺もできるように制度改正がなったところでありまして、今後他県の状況も見ながら検討していきたいと思いますが、オーダーメード方式のほうがうまく確実に黒字を見込んでやっていくもんですから、そのあたりの利益で解消していくということもありますので、今後検討させていただきたいと思います。

○前田企業局長
 先ほどの田委員のお話もそうだったんですけども、環境の関係もそうですけど、要するに我々の取り組みをしっかりと示すというか、公表してわかっていただくということが必要だと思いますので、その方法についてお金をかけないでやる方法も今はありますので、それは考えてまいります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp