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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成26年2月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:杉山 盛雄 議員
質疑・質問日:03/11/2014
会派名:自民改革会議


○杉山委員
 それでは一問一答方式で質問をしたいと思います。合計で5問です。
 まず最初に、建設委員会説明資料の28ページで議案第107号の一般国道414号トンネルの土木工事の請負契約について質問をしたいと思います。
 この国道414号の静浦地区というのは、朝と夕方の通勤時間を中心にして慢性的な渋滞が発生しておりまして、狭い道で満足な歩道もないために、安全性にも非常に問題があると。地元はこの静浦バイパスのトンネルの早期着工、完成をずっと望んでおりましたが、この建設委員会説明資料の28ページを見ますと、一般国道414号静浦バイパストンネル工事につきまして、約35億円の工事契約締結の議案が記載されているわけですが、今回の請負契約の具体的な内容を伺いたいと思います。

 それから、事業の全体計画の今後のスケジュールがわかったら、あわせて伺いたいと思います。まず、答弁願います。

○石塚道路整備課長
 一般国道414号静浦バイパスについてお答えいたします。
 静浦バイパスにつきましては、全体計画延長5キロのうち、沼津市下香貫から大平インターチェンジまでの延長約2キロを優先整備区間として整備を進めているところでございます。議案第107号でございますが、これはこの区間の一部となる延長1,177メートルのトンネル工事の契約締結についてお諮りするものでございます。
 このトンネルですが、閑静な住宅地でございます下香貫地区からトンネル掘削に着手するということになっております。トンネル工事の性格上、昼夜問わず24時間工事を進めて、また発破工事も伴うということでございます。このため、工事期間中の騒音対策、大量の掘削残土の搬出、運搬に対する安全対策なども必要となっております。
 今回の工事につきましては、騒音対策としまして、通常の防音扉のほか、トンネル坑口に対して防音ハウス、もう少しがっしりとした防音対策を進めるとともに、安全対策のほうといたしましては掘削残土の搬出路と交差する市道などにも交通整理員を配置いたしまして、工事を円滑に進めていきたいと考えてございます。

 また、工期につきましては、1,177メートルという長いトンネルでございますので、本年度から約4カ年の債務工事で進めておりまして、仮契約を結んだ工期は平成28年度の12月ということになってございます。
 今後、全体事業として言いますと、このトンネル工事を進めている間、トンネルの出口におきます大平地区で高架橋の準備を進めて、トンネル工事の貫通が終わりましたら、間を置かずに開通ができるように努めてまいりたいと考えてございます。

○杉山委員
 この予算をつけていただきまして、本当に地元で大変喜んでいると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

 今後のスケジュールについて、まず、トンネルの掘り始めがいつからで、掘り終わるのがいつで、総体的な供用開始がいつということを、もう1回具体的に教えてください。

○石塚道路整備課長
 今回の議会で承認いただけましたら、今、仮契約でございます契約を本契約といたしまして、すぐにでも着手の準備に入りたいと考えてございます。
 実際に入るのは年度明け早々ぐらいになろうかとは思います。
 今回発注したものは本体工事でございます。この後、トンネルの掘削に向けて設備工事の発注等が残ってございます。トンネルの照明とか明かり等を、トンネルが掘り終わるころに設置するという工事もあわせて発注する予定でございます。
 トンネル本体工事について平成28年12月までで仮契約を結んでございますので、その直後には設備工事ができるよう進めていきたいと考えてございます。
 次に、大平インターチェンジにかかる高架橋でございますが、この工事につきましては今、軟弱地盤でございまして、来年度にはその対策として橋梁の基礎工事にかかりたいと考えてございます。大平高架橋をある程度つくりまして、そのころにトンネルがあきましたら、坑口のところで大平高架橋とトンネルをドッキングするというか、つなげる工事が必要となります。それがトンネル貫通後の工事となります。工程を調整しておりますが、トンネル貫通から一、二年、そういう工事にかかろうかと考えてございます。なるべく早い開通を目指して努力してまいりたいと考えております。

○杉山委員
 次に行きます。
 建設委員会説明資料の29ページから30ページと、99ページにありますけれども、富士山静岡空港の旅客ターミナルビル等の取得につきまして若干伺いたいと思います。
 この第114号議案につきまして、富士山静岡空港の旅客ターミナルビル等につきましての財産取得議案の記載があります。この取得には、約21億円余の多額の税金が投入されるということになっておりますが、その内容について、もうちょっと県民にわかりやすく説明すべきではないかなと考えております。
 この取得等の目的と物件の取得範囲についての考え方についてお伺いをしたいと思います。

○渡邉空港経営課長
 旅客ターミナルビルの取得についてお答えを申し上げます。
 富士山静岡空港の旅客ターミナルビルを今回取得したいということで、議案を出させていただいております。旅客ターミナルビルは県が設置、整備をいたしました滑走路等の空港の機能と密接不可分の関係にある施設ということから、空港の利活用計画に即して整備をされるべきものと考えてございます。したがいまして、この旅客ターミナルビルというのは滑走路と同様に社会資本として整備されるべきものであって、その機能向上を図るに当たっては、やはりその滑走路を整備いたしました県においてなすべきものと考えたことから、今回取得させていただきたいという議案を上程しているところでございます。
 また、私ども、空港の経営をこれから考える立場からは、将来的にコンセッション――運営権を民間に譲渡する、こういう形の目標を持ちまして、それに向けての準備期間として平成26年度以降の期間を位置づけているわけでございます。今回ビルを取得いたしまして、滑走路とビルを1つにする、ハードを1つにして県が管理することで、その運営権をトータルとして民間にお渡しする、こういった考え方の具体を今後詰めていく中にあっての、一つの素地づくりができるのではないかなと考えているところでございます。
 それから、今回取得させていただく施設の範囲は、ターミナルビル等と書いてございますけれども、空港の効用と密接不可分の機能として分けることのできない施設を取得させていただこうと考えてございます。旅客ターミナルビルと、それに付随して警備員の宿舎でございますとか、あるいはごみ庫、こういった附帯する施設について取得させていただくということがまず1点。それから、今旅客のことだけ申し上げておりましたけれども、飛行機のおなかの中で運ばれます貨物につきましても今後大いに利用促進を図っていきたいという観点から、貨物の上屋、そしてターミナルビル、こちらの施設についても取得をさせていただこうと考えまして、今回の議案を上程させていただいているところでございます。

○杉山委員
 説明はわかりましたけども、これは県民にとって非常に大事なことですので、どういうふうな形で、県民に御理解いただけるような方法はちょっと私も思い浮かびませんけれども、もう一度考えてみますけれども、県の当局側でもよく考えてみてください。
 私らは立場として理解しているつもりですけれども、やはり静岡空港全体を取り巻く状況を考えると大変厳しいものがあって、その厳しい中にこういうものを、またこういう形で動くということが果たしていいことかどうかっていうのは、これは将来になって見てみないとわからないことなんですよ。でも、これは絶対に失敗が許されることではないので、ぜひ頑張ってください。これは要望です。

 次に、建設委員会説明資料54ページの伊豆中央道と修善寺道路における新たな料金割引制度の開始時期についてお伺いをしたいと思います。
 この伊豆中央道と修善寺道路につきましては、合併採算制を導入し、経営等を一体化させる取り組みにつきまして昨年の9月議会で同意して、12月には国から許可がおりたということです。許可を得ました内容につきましては、合併採算制の導入のほかに伊豆中央道の江間地区における改築事業の実施なども含まれております。
 先般、東駿河湾環状道路が開通した状況も踏まえ、将来にわたって交通の円滑化、通行の安全性を確保するためには、速やかな事業の実施が望まれるということですが、ただ、この料金割引の拡大については、この地元の利用者にとって非常にメリットが大きいんですね。この地元利用者のためにも一刻も早い開始が必要だと私どもは考えていますが、新たな料金の割引制度についてはいつから始める予定なのか。できれば、その時期を伺いたいと思います。

○井ノ口道路企画課長
 新たな割引制度の導入時期についてお答えいたします。
 現在、平成26年度からの料金割引を開始するということでお伝えしていたんですが、4月1日からこの割引制度を実施したいと思っております。
 内容といたしましては、今まで最大2割引きであった回数券ですが、これを最大5割まで引き上げたいと思っておりまして、それとともに、これまで伊豆中央道と修善寺道路で別々でありました回数券を、どちらの道路にも利用できるものとする共通券にしたいと思っております。
 具体的には160枚つづりの回数券を新たに設けまして、これを80回分の値段で発売いたします。
 それから、この共通回数券の利用には、今、伊豆中央道の料金所が機械式となっておりますので、江間料金所の料金徴収を有人式に変える必要があります。そのための改修工事や徴収の研修を今、道路公社が進めております。4月1日には、まだ本施設のブースが間に合いませんので、仮設のブースを使用することになりますが、改修工事の進捗にめどが立ったことから、4月1日から開始したいと思っております。

○杉山委員
 わかりました。4月1日からということで、この道路は御承知のとおり、先日、東駿河湾環状道路が開通して、伊豆中央道に接続されました。伊豆中央道を走っていきますとトンネルがあって、トンネルを出てすぐに料金所、それからすぐにまた信号機があって、しばらく走ったらまた料金所というような道路の形状になっておりまして、今言ったような施策というのは大変大事なことであると思います。昔、全体的に有料道路代金が高いというようなことが言われた時期がありますので、その辺についての考え方も非常によしということでありますので、ぜひこれもまた進めていっていただきたいと要望しておきます。

 それではその次に、議案説明書の117ページ、都市公園の維持修繕費の内容につきましてお伺いします。
 東部地区の運動の拠点であります愛鷹広域公園につきまして、ほかの地区に比べて施設が非常に見劣りしているということの中で、今、草薙総合運動場の再整備をやっておりますが、その次に愛鷹公園の整備等の要望が強いと思います。特に、野球場のスコアボードの電光掲示板につきまして、今は手でやっておりまして、非常に見にくいやら面倒やらという話で、更新の要望が以前から強く寄せられているわけであります。
 この愛鷹広域公園というのは、平成元年に野球場が開設し、それから平成8年に多目的競技場を供用開始したんですが、野球場も既に20年以上で、施設のほうも老朽化が進んでいる状況でありますので、適切な維持修繕、機能の充実を図っていくということが当然必要になってくると思います。
 9月の本会議の答弁の中で、愛鷹球場のスコアボードの改修などにつきまして、今後更新時期や費用を勘案しながら、適切な維持修繕や機能の充実を図っていくというふうにありました。この議案説明書の117ページを見ますと、来年度予算の都市公園維持補修費の説明に、愛鷹広域公園の野球場の機器の補修を行うという記載がありますが、予算額が昨年の約7000万円から3億6000万円に増加しております。この都市公園の維持修繕費の具体的な内容につきまして説明をしていただきたいと思います。

○松浦公園緑地課長
 都市公園の維持補修費の概要についてお答えいたします。
 県営の都市公園7公園を安全かつ快適に利用していただくために必要な施設整備及び改修工事を行う費用を毎年計上しております。前年度予算7060万円から本年度予算が3億6480万円へと増加しておりますのは、草薙総合運動場と小笠山総合運動公園にある陸上競技場を5年に1度、日本陸上競技連盟から一種競技場として継続認定していただくための検査を通るために、トラックの舗装やフィールドの改修等を行う費用に約2億3000万円程度が必要となっております。
 また、先ほど杉山委員がおっしゃっていました愛鷹スコアボードについても、愛鷹広域公園内の野球場のスコアボードの老朽化に伴いまして、電光掲示板に更新するために設計費を新たに計上しております。それがふえた要因になっております。また、このスコアボードの改修工事につきましては、平成28年度の夏の高校野球大会に間に合うように進めてまいります。

○杉山委員
 わかりました。この3億6000万円の中に愛鷹公園の野球場の機器の補修を伴う、いわゆる調査費が入っているっていうことですよね。調査費等がね。了解いたしました。平成28年7月までにこのスコアボートのほうもやっていただけるということで解釈しましたので、よろしくお願いします。これは質問ではありません。

 最後に、資料はないんですけれども、私の地元の沼津市に内浦、それから西浦地区という地区がございますけれども、ここは我が県の有するミカンの産地であります。実は、この2月の2週続きの大雪で大変な被害を受けまして、雪の重みで樹木の枝が折れたり、根本から割けたりと、実は来年度以降の栽培が非常に懸念されております。
 この本地域特産の高級ミカンであります寿太郎ミカン、寿太郎さんという人がまだ健在でおりますけれども、寿太郎ミカンの産地を守って、安定したミカン栽培を持続させていきたいと思っていますが、そのためには災害に強い基盤整備が不可欠であろうと感じております。早期に農道の整備をすることがまず重要であろうという認識をしておりますが、現在実施中の畑地帯総合整備事業における農道整備の実施の状況についてお伺いしたいと思います。

○松本農地整備課長
 沼津市内浦及び西浦地域の樹園地の農道整備についてお答えいたします。
 現在の農道は、既設の農道が幅員が2メートルから3メートルと非常に狭い状況になっておりまして、通作や農産物の輸送に支障を来しております。今回のような雪の害や台風等による倒木処理や改植を進める上でも大変支障になっています。このため、平成3年から15年にかけまして、平沢地域、また平成23年度以降は順次、重須、江梨、木負のミカン園を県営畑地帯総合整備事業により大型機械の搬入が可能となるような農道の整備をしております。内浦から西浦に至る幹線農道は全線で約18キロメートルを整備する計画でありまして、平成25年度までに約3キロメートルが整備されております。
 今後の整備につきましては、工事の箇所が非常に急峻な山間部になっておりまして、迀回路の確保ができない状況になっております。工事の施工をミカンの収穫期である10月から2月は中断せざるを得ない状況になります。
 今回、議案に上程させていただきましたけれども、平成26年度につきましては債務負担行為により工事契約を行いまして、工期を確保しまして工事の進捗を図ることにしております。今後とも効率的な整備を進めるとともに、地元農家や沼津市と連携を図りながら、いち早く産地の強化につなげる整備を推進したいと思っております。

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