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委員会会議録

質問文書

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令和2年9月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:木内 満 議員
質疑・質問日:10/05/2020
会派名:自民改革会議


○木内委員
 一問一答方式で1点だけ伺います。
 宗教法人平和寺の本山の敷地内に不法な盛土がされていることが発見されて、その中身を見たところ、大量の廃棄物が混入されたものが不法に投棄されていることが確認され、その後山腹にある柿木川に大量の土砂とともに廃棄物が流出している事案について、県として今どのように認識して、今度どのように対応するのかお聞かせください。

○小川廃棄物リサイクル課長
 伊豆市の西伊豆スカイライン上にあります当該宗教法人の敷地内に本堂再建と称して土地造成のために土砂が多量に持ち込まれております。これらの土砂が廃棄物等と混ざり合う形で一部流出しまして、それが柿木川に流出しております。
 現在、宗教法人を含む関係者から廃棄物を投棄した疑いがあるため調査を進めているところであります。宗教法人は廃棄物混じりの土砂を搬入した者は不明と説明しております。県は法律に基づき関係者に報告を求めておりますけれども、廃棄物が搬入されたのは二、三年前と今のところ報告されております。現在のところ搬出元や原因者の特定には至っておりません。
 しかしながら、廃棄物混じりの土砂が河川に流出している状況にありますので、引き続き市と連携して河川の水質検査など周辺の生活環境保全上の支障を調査しつつ、当該宗教法人にも廃棄物撤去の要請をしてまいりたいと考えております。

○木内委員
 小川廃棄物リサイクル課長は、現場を御覧になりましたか。

○小川廃棄物リサイクル課長
 先日、私も現場を見させていただきまして、下に廃棄物が埋まっているかどうかは、現状としては目視できないんですが、造成のために上には土砂が大量に搬入されている状況を現時点では確認しております。

○木内委員
 下に廃棄物が埋まっているかどうか目視できないとのことですが、私が見た限りにおいては、基本的には廃棄物と土砂は1対1程度の混合物として、それこそダンプ何百台分と思われるほど大量にあります。プラスチック片、コンクリートガラ、電線、電線被膜、プラスチック、ビニール、そして木片。岩と思われるものはほぼ全てコンクリートガラ。そんな土砂が大量に、もう山の形が変わるほど大量に運び込まれているのが現状です。土留めがしっかりとしたいわゆる造成のための固めも行われていないので、端から崩れていっている状況です
 もし万が一、今ここで大きな雨が降ったら、廃棄物は関係なく土砂だけであったとしても川はせき止められるのではないかと思うほどのひどいありさまです。
 その後、柿木川に通じる山中にはプラスチックをはじめとする大量の廃棄物が散乱している状態で、その川を下流から踏査した地元の狩野川漁協の組合長が言うには、異臭もする、廃棄物から何らかのそういったものが流出しているのではないかと思われるほどの異臭が漂っている状況だとのことです。
 万が一、この事案を県が放置したり、関係者の特定に関して二、三年前に持ち込まれたから不明といったことで、草の根を分けてでも探し出して全責任者に責任を取らせる態度を明確にしなければ、悪いやつらのいいモデルケースになっちゃうんじゃないかなと。土砂に混ぜて面倒くさいところに放置すれば、県も及び腰になってちゃんと見ないぞということがあってはたまりません。特に伊豆半島や我々委員長、副委員長もおります富士山麓は格好の餌食になる可能性があると思われます。改めて、本件解決に向けた力強い意気込みを伺います。

○小川廃棄物リサイクル課長
 本件につきましては、周辺の生活環境保全上の支障を調査してまいりたいと考えております。
 10番委員御指摘のとおり宗教法人を含む関係者から、その廃棄物を投棄した疑いがあると現在調べておりますので、捨てた者勝ちにならないように徹底して調べていきたいと思います。今後も引き続き市と連携して調査を進めていきたいと考えております。

○木内委員
 生活環境上の支障等を今からヒアリングするとのことですが、下流にある養魚場は流れ込むプラスチック等の廃棄物が除去できず水も使えず既に廃業したと聞いてます。
 迅速な対応が求められます。大井川の水には起こってもいないことについてあれだけ真剣に時間をかけて議論されているにもかかわらず、柿木川については今からヒアリングしますといった対応は、大変遅くお粗末だと思いますが、市川くらし・環境部長、いかが思われますか。

○市川くらし・環境部長
 現状は、先ほど小川廃棄物リサイクル課長から言ったとおり原因者が特定できていない状況です。
 警察も対策会議に入って相談しているところですけれども、各機関がそれぞれできることをやって、まずは原因者の特定を急ぐと。それぞれの機関で何ができるかと。既に西伊豆スカイラインから入る市道は道路管理上通行止めにしてダンプトラックが入れないように対策しているところであります。
 それぞれ法律等で何ができるか、原因者が不特定の場合にはどういった方法があるかを突き合わせて一生懸命考えているところであります。対応については関係者が集まって一生懸命考えております。
 河川についてでありますけれども、廃棄物が流れていって養魚場の方が廃業されたことは今初めて伺いましたが、緊急に取りあえず流れ出ないように速やかにやることは先日伺っております。緊急にできることはすぐやって、本格的にその原因者の調査などをしっかりやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○木内委員
 最後になりますけれども、先日見に行った際も、まだ運び込もうとして市道が閉鎖されていて入れなくて戻っていくトラックを目撃したとの話もあります。まだ運び込もうとしています。ともかく県として全関係者を何があろうと特定して、責任取らせるぞという強いメッセージを早く発しないと、なめられていると思ってますよ、私は。ぜひとも苛烈かつ迅速な対応をお願いして質問を終わります。

お問い合わせ

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