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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成19年12月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:松井 三郎 議員
質疑・質問日:12/13/2007
会派名:無所属


○松井委員
 それでは1点だけ質問いたします。企業局情報通信の41号――これは先ほどちょっと局長からも説明がありましたけれども――その3ページに、工業用水は製造業以外の企業も利用できますと、こういうことでありますが、この点についてちょっとお聞きをいたします。
 そこに、次のようなさまざまな用途に利用されていますということで、下水処理場、ごみ焼却場、ビルの冷暖房設備、公園等と記載があるわけですけれども、これはどんな企業が利用されているのか。特に公園等での散水用といいますと、公園の管理をしているのが公共団体であるとすると、そういう公共機関が利用する場合でも可能なのかどうかということ。それから、これが工業用水全体に占める割合といいますか、どの程度の使用率があるのか。その2点についてお伺いいたします。

○小関経営室長
 どのような企業かということであります。主な中では、公園では西遠工業用水ですと浜松城公園――浜松城の下の公園の中の散水とかですね、あるいは東駿河湾工業用水ですと静岡市の清見潟公園、中遠工業用水ですと県の施設であります小笠山総合運動公園、そういうところの公園で、すべて散水に使用されております。また、例えば操車場での洗車用というのは、JR新幹線の三島駅ですね、あそこは柿田川工業用水ですから、新幹線の三島駅に着く「こだま」は柿田川の水で洗っているということであります。あとは下水処理場、ごみ焼却場ということです。
 利用率のお話がありましたが、県全体では工業用水が146万トンありますけども、その1.4%の2万トンが雑用水。今のような、企業局情報通信の記事の1から4の項目に書かれているような内容です。
 一番高いのは浜松の西遠工業用水で6.6%であります。一番主なのが衛生工場、あの浜松のし尿処理場ですね、そういう衛生工場とか、下水処理場の希釈水、そういうのであったり、浜松地区ですと有名なのではグランドホテルだとかコンコルドだとかアクトタワーのホテルですね、そういうところの中水道的な面、トイレだとか空調、そういう中水道的なものに使われておりまして、西遠が一番高く給水能力に対して6.6%ということで非常に高いと。
 また、ちなみに給水能力の10%を超すまでは、一応、経済産業省、国交省ともに報告だけで許されております。能力の10%を超しますと許可制になります。以上です。

○松井委員
 ちょっと私の聞き方が不足していました。例えばビルの冷暖房用、これは一般の企業のビルも対象になると、こういうことでしょうか。

○小関経営室長
 まず、工業用水は、製造業であればビルの冷暖房に使ってもそれは工業用水なんです。製造業でない、例えば浜松市役所なんかも使われておりますが、浜松市役所とか、先ほど申しましたホテルだとかショッピングセンター、そういうところが冷暖房で使うと雑用水、製造業で使えば工業用水ということで、同じ目的に使われても使う業種によって違うということです。国はあくまでも工業用水というのは産業分類でいう製造業で使わなければならないと、だから製造業であればどこに使ってもいいよと。製造業以外だったら10%以内ならいいけども10%を超したら許可が必要だと、そういうふうになっております。以上です。

○松井委員
 実は何で聞いたかといいますと、多分、水道水との競合関係が出てくるのではないかと。一昨年ですか、東遠には工業用水がないものですから東遠工業用水道を一部事務組合で立ち上げたわけですけれども、そのとき私も掛川の企業をいろいろ回って使用してくださいと、こういう話をしたときに、市の方では、いや、今まで水道を使ってるから工業用水を使われちゃ困るよという意見もあったわけですね。そういう意味で、雑用水で使うということはいいことではありますけども、何か水道事業者との競合関係が発生するのではないかと、そういう心配をいたしました。
 というのは、多分、料金もかなり違うんだろうということもありますので、そういう意味も含めて、これから製造業以外で――雑用水になるのか工業用水になるのかわかりませんけれども――使用拡大をどうやって図っていくのか、競合関係を含めてお聞かせいただきたいと思います。

○小関経営室長
 まず競合の点でありますが、例えば浜松市は基本料金が10トンで1,155円ということで非常に高いと。しかし、そんなに水量が多くなければやはりコストバランスでいけば水道の方が有利です。うちの方の工業用水は――雑用水は基本的には何トンでもいいんですけども――一応基本的には日量100トン掛ける30ですので3,000トンがまず基本契約水量になっています。雑用水でしたら別にいいんですけども。ということで、それなりに水を使う方でしたら工業用水の方がメリットがある。ちょっとしか使わないということでしたら、もちろん設備投資も管が細くて済みますから、そういうことで水道の方が適するということで、競争相手というより、水を受ける方がどっちの方にメリットを感じるかでありまして、私自身としては競合関係にはないと、そのように思っております。
 2番目のPRですけれども、これは私どもPR冊子をつくってるということで、たしか9月の常任委員会のときにもお配りしましたけども、私どもとすると、今までは基本的には工業用水を欲しいという方があれば本管のところから自分で引っ張っていってくださいということだったんですけど、やっぱり西遠地区でちょっと危機感を持っておりまして、ここに書いてありますように私どもは契約水量に応じて、多ければ多いほど、公道での管を私どもが布設してお迎えに行きますということですので、ほんとにちょびっとでしたらちょっと無理ですけども、日量200トン、300トン、400トンと、それなりに取ってくださるといえば、私どもが10年でペイできる範囲内の投資をやっていきます。この工業用水の配水管の布設助成というのは、他県にないものとして私ども静岡県としては自慢できる制度という、そういうことで販売促進に努めております。以上です。

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