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委員会会議録

質問文書

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平成24年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:宮沢 正美 議員
質疑・質問日:12/21/2012
会派名:自民改革会議


○宮沢委員
 おはようございます。
 まず、議案のほうから質問させていただきます。
 今回、公の施設の指定管理者の選定についてということで、議案第152号、153号、154号と出ております。
 まず、議案第152号の関係ですが、一般論としまして指定管理で事故があった場合に、その事業者をまた指定管理者に選定をするというのは、なかなかわかりにくい部分もあるんですが、いろんな事情の中で、1年に限って小学館集英社プロダクションに指定をするというような議案になっております。その説明の中で、引き継ぎに当たって、いろいろなことを精査して、きちっと引き継ぐためには、やむを得ないということで小学館集英社プロダクションを指定したということのようでありますが、当然指定管理ですから予算も含めて、仕様書をつくって委託をしていくということになるかと思いますけど、その中身について、もう少し説明をいただきたいと思っております。

 それから、今回、議案第153、154号にあります公の施設の関係について質問をしますが、公の施設はどの施設も同じといえば同じなんですが、今回、特に水泳場とか、武道場とか、ある意味では、一旦事故が起きると命にかかわってくるような施設であると思います。そういう意味では、慎重に事業者の提案をきちっと精査をして、選定に至ったとは思いますが、特に三ケ日青年の家のこともありましたので、留意をされたといいますか仕様書の中でお願いした部分、またどういうことをポイントとして、この指定に至ったのかということについてお聞きをさせてください。

 それから、次に総合計画の関係で、昨日教育長のほうから総合計画の進捗状況についての御報告をいただきました。ふじのくにづくりの戦略体系の中で、教育委員会に関する進捗の評価をしているわけでありますが、このことについて、教育委員会としてはどのように受けとめているのか、その点をお聞きいたします。

 また、教育委員会の中では、静岡県教育振興基本計画、いわゆる「有徳の人」づくりアクションプランというのがあるかと思うんですが、その中では、平成25年度に見直しを行って、その後の中期3年計画を策定していこうということを想定されていると思いますが、今回の総合計画のこの評価をどのように踏まえて、この見直し等に当たっていくつもりなのか、この2点についてお聞きをさせていただきます。以上であります。

○活洲社会教育課長
 それでは、三ケ日青年の家の件についてお話をさせていただきます。
 いろいろ御心配とお手間をとらせて大変申しわけなく思っております。
 今回の平成25年度の指定管理につきましては、私ども3つの目的を持っております。1つは、陸上プログラムを主体とした、これまでの青少年教育施設としての運営を安全に行うこと。そして、2つ目は海洋活動の安全性の確立のため、運輸安全委員会に報告する措置をさらに高め、実効性のあるものにしていくこと。そして3つ目は、次の指定管理者への確実な引き継ぎを行うという3点を立ててございます。
 したがいまして、今回、平成25年度の1年とはいえ指定管理者を定めるに当たって、通常の指定管理者の選定と同じプロセスをとっております。したがって、仕様書等も当然ながらつくってございます。今回のことは、安全性の確立が一番大事なことでございます。したがいまして、通常の仕様書に加え、安全性についての特別な仕様書もつけ加えてございます。その中に、二度と事故を起こさないための利用者の安全対策に従事することや、募集要項の中で、安全性に関する配点基準を高めていくことに加えて、海洋活動プラグラムは平成25年度は実施しない、けれども海洋活動の訓練は定期的に行っていくということを定めております。
 それから、本年度中に策定したマニュアルについての訓練の実効性を高めるための具体的な内容を盛り込んでございます。また救助訓練、曳航訓練を実施すること。それから、職員研修を具体的に実施すること。安全管理体制の確立のため救助機関等、近隣の警察・消防等との連携を強化すること。マリーナとの連携を強化すること。そして、平成26年度からの指定管理者に対し、具体的にどのような引き継ぎ内容を用意するかを提示すること等を仕様書の中に盛り込んでございます。
 こうしたことによりまして、平成25年度はこれまで見直してきたことが、マニュアルという書面上のものから、具体的に技術を伴ったものとして定着し、そして次の指定管理者に確実に引き継がれていく、そうした1年になるように配慮しております。以上でございます。

○松田スポーツ振興課長
 水泳場、武道館についての、特に安全管理ということでお話でございます。まず、選定委員の選出では、今回特に、全国的に体育施設の指定管理者の評価等を行っている者、同じく全国的にプールの管理指導等に当たっている者を新たに選定委員に選出をさせていただきました。これが1点でございます。
 それから、審査項目でございますが、大きく20の項目がありますけども、その配点の中で危機管理と安全に関する部分の配点をふやしました。
 次に計画書、それから業者からのプレゼンテーションですけども、特に今回につきましては安全ということを前面に出しまして、業者のほうに多くの質問をさせていただきました。以上でございます。

○吉澤教育政策課長
 お尋ねの総合計画の教育委員会に関する計画の進捗評価についてであります。総合計画にある数値目標には、既に目標を達成したものもあります。また、主な取り組みの進捗状況においては、計画を前倒しして実施できたものが、平成22年度においては1項目でありましたが、平成23年度においては4つに増加をしております。このようなことから、全体としては順調に推移していると捉えておりますが、一方、数値目標の達成状況がより一層の推進を要するという「C」になっているものもございますので、その要因等を分析し、今後の取り組みを強化していく必要があると認識しております。

 また、次に「有徳の人」づくりアクションプランの中期計画の策定に向けた工程についてであります。「有徳の人」づくりアクションプランの中期計画策定に当たりましては、現行の計画の見直しの基礎資料になる平成23年度の評価書を、副知事を本部長とし各部長等を委員といたします生涯学習推進本部にて、本年度末を目途に作成をしているところであります。
 今回、審議していただいております総合計画の評価書の進捗状況や、今後の施策展開の方向性等を反映し、2月の文教警察委員会の際には、御報告をしたいと考えております。
 また、中期計画においては、現行の計画同様、教育委員会と知事部局、警察本部等の全庁体制によります策定プロジェクト推進本部を設置し、平成25年度末を予定として作成できればと考えております。以上であります。

○宮沢委員
 ありがとうございます。
 アクションプランの見直し等については、また2月の当委員会のほうに報告いただけるということでありますので、中身についてはまたそのときに、いろいろ議論をさせていただくことにいたします。

 指定管理の関係について、御報告いただきました。安全性を確立するということを大きな柱に、この1年取り組んでいくというお答えがありました。特に、そういう観点で進めていっていただくことを重ねて要望しておきますが、議案第134号で三ケ日青年の家の指定管理の債務負担行為が1億500万円ということになっております。この中にはいわゆる経常的な経費と、訓練とか何かに使うお金とか、予算の仕分けができていると思いますけど、あの施設を使わないにしても、維持していくには結構お金もかかるような気もするんですが、その辺の予算の中身、もしわかりましたらお答えをいただきたいと思います。

 続いて、新たに議案第153号、154号の関係ですけど、この指定に当たっても、そうした安全性の配慮ということで選定委員の選任の段階から、それからまた仕様書の中でも、そういうところに力点を置いて仕様書をつくり、今回の指定に至ったという御報告のようであります。これも一般論で申しわけありませんが、こうした体育施設の指定管理者に、各市町のいろんな施設も、体育協会等がNPOの法人格をとって指定を受けたい、または受けているというところが多く出てきていると思うんです。
 私はそれ自体、きちっと仕様書にのっとり、また選定委員会の中で審査をされて選定されているんだろうと思って、特に異議はありません。一般論ですが、貸し館的な業務については、体育協会とかそういうところでもできるんでしょうが、特に水泳場とか、非常に危険性のあるところについて、体育協会とかがノウハウを持っているのかなという心配もしていることも事実です。
 そういう意味で今回、この指定は静岡県の体育協会を選定されたようでありますけど、その辺について、専門的な知識とか技術が、十分に担保されているのかどうかということについて、もし見解がありましたらお願いをしたいと思います。以上です。2点。

○活洲社会教育課長
 済みません、先ほど御質問いただいたんですが、予算のことを落としておりまして、申しわけございませんでした。
 平成25年度の予算につきましては、まだ確定しておりませんので、細かな内訳については少し省かせていただきますけれども、御指摘のように運営費、管理費については、当然ながら利用者の活動がございますので、そんなに大きく変えることはできない状況にございます。
 海洋活動が平成25年度は実施されないということで、当然ながらその補助のための人件費ですとか、海洋活動そのものに当たる人数については見直しをさせていただきました。ただ、先ほどもお話しいたしましたように、安全体制の確立が平成25年度の一番大きな目的でもございます。そうしていきますと、安全体制を整えるために訓練を日常的に行う必要がございます。したがって、そうした安全体制確立のための人員というものも計上させていただいて、改めて見直した次第でございます。以上でございます。

○松田スポーツ振興課長
 例えば、水泳場につきましては、県の水泳連盟がございます。水泳連盟が持っておりますいろんな安全基準、ノウハウがあると思いますけど、それを支援、アドバイスをいただくというシステムができ上がっております。同じように、武道館につきましても、武道協議会が運営のアドバイザーになっておりますので、その面でのノウハウはしっかり伝わるのではないかなというふうに考えております。あわせまして、他県ですと指導員がパートだとか、アルバイトというようなことが見受けられますけども、指導員につきましては、この施設は正規の職員を雇っております。以上でございます。

○宮沢委員
 よくわかりました。理解させていただきます。
 三ケ日青年の家につきましては、議会初日に犠牲になられた方との和解の議案も議決されたということで、そういう意味では、再出発のスタート点に立ったということだと思っております。青少年の健全育成のためには、大変有効な、必要な施設だと思いますので、くれぐれもこういうことを二度と繰り返さないように、慎重の上にも慎重を期して安全性の確立をし、また海洋訓練も再開できるような、そういう取り組みをしていただくことを要望して、私の質問を終わります。以上です。

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