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委員会会議録

質問文書

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令和2年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中谷 多加二 議員
質疑・質問日:03/10/2020
会派名:自民改革会議


○中谷委員
 特段質問はございませんが、慣例でございますので今年度末をもって退職を予定されている方々に一言ずつ申し上げたいと思います。
 まず、山口総務部長。階級、警視長。
 昭和53年4月、静岡県警察官拝命、勤続42年。主に生活安全部門と刑事部門において、卓越した捜査指揮により幾多の事件を検挙、解決されました。組織安全対策課長及び組織犯罪対策局長当時には、静岡県暴力団排除条例制定プロジェクトの最高責任者として指揮に当たり、暴力団の排除推進に大きく貢献をされ、平成30年度からの2年間は総務部長として警察活動を支える基盤の充実強化と、警察力を最大限に発揮する組織運営に多大な貢献をされました。
 次に、石津刑事部長、警視正。
 昭和57年4月拝命、勤続38年。刑事部長として平成30年には捜査本部が設置された死体遺棄事件等、重要凶悪事件の陣頭指揮をとり検挙に導かれました。ほかにも暴力団の組織的犯罪、公務員の汚職犯罪などの捜査指揮により多くの犯人を検挙されました。生活安全部長や刑事部参事官当時には特殊詐欺の抑止にも注力し、犯人検挙と犯罪抑止の両面から県内の治安維持に多大な貢献をされました。
 橋本総務部参事官、警視。
 昭和56年4月拝命、勤続39年。警備部門に長く従事され警備課長、外事課長、公安課長を歴任し警備、国際テロ対策を初め多くの警備事件を検挙されました。また警察庁で6年間勤務をされ、主にテロ対策で全国警察のために尽力をされました。本年度は総務部参事官として警察署、交番、駐在所の整備を推進したほか、令和2年度当初予算の獲得に努められました。
 次に、古橋生活安全部参事官兼生活安全企画課長、警視。
 昭和53年4月拝命、勤続42年。富士宮警察署長当時には、富士宮市電気商業組合との特殊詐欺被害防止に関する協定を締結。本年度においても特殊詐欺被害抑止対策の陣頭指揮により、県内の特殊詐欺被害件数が5年振りに減少するなど被害防止に貢献されました。また県警が管理する街頭防犯カメラの整備、運用を開始するなど各種犯罪被害の抑止で活躍をされました。
 植田地域部参事官兼地域課長、警視。
 昭和58年4月拝命、勤続37年。地域部門では地域課長、通信指令課長、自動車警ら隊長及び鉄道警察隊長の全ての所属長を歴任し、地域警察全般で幅広い知見を生かし手腕を発揮されました。平成30年度からの2年間は地域部参事官兼地域課長として豊富な経験を生かし、地域住民の安全・安心の確保と事件事故の減少に寄与されたほか、全国的に発生した交番襲撃事件に伴い地域警察官の安全対策を強力に推進をされました。
 山田組織犯罪対策局長、警視。
 昭和53年4月拝命、勤続42年。刑事部門では主に組織犯罪対策に従事し、暴力団事件を多数検挙するとともに地域社会から暴力団を排除する活動にも精力的に取り組み、本年度には暴力団によるみかじめ料などに罰則規定を設けた改正静岡県暴力団排除条例の施行に御尽力をされました。
 最後に、鈴木災害対策課長、警視。
 昭和58年4月拝命、勤続37年。昨年度、外事課長として不法滞在者の事件捜査や国際テロ対策の陣頭指揮に手腕を発揮されました。本年度は災害対策課長として災害被害防止に向けた啓発活動に注力するとともに、県や市、町、自衛隊、消防など関係機関との連携強化を図り実践的な訓練を企画、推進するなど災害対処能力向上に貢献をされました。
 以上7名の方々、申し上げた順に県警察に対する思いや後輩に対しまして一言いただければ幸いです。
 まずは、狙い撃ちで山口総務部長、お願いいたします。

○山口総務部長
 今、委員から過分なる御紹介をいただきましたこと、それからこうした場で発言の機会をいただいたことに対しまして御礼を申します。
 この委員会には通算6年間お世話になりました。ときには厳しい御指摘もいただきましたが、警察しっかりしろ、頑張れと応援団的な立場で対応していただきましたことを重ねて感謝を申し上げたいと思います。今後とも引き続きよろしくお願いしたいと思います。
 父親が私のいいかげんな性格を見抜いていたようで、おまえは警察へ行けということで警察社会に入りました。管理的な立場になりましてからは過大なるポストに配置していただきましたので、振り返りますといい警察人生だなと実感しております。
 20年ぐらい前、ときの警察本部長が静岡県を離任する際に、こんなことを残しました。「語れそも若き日に何をかなせし」やがてこの職場をリタイアするときには、自分が歩んできた人生を子や孫に胸を張って言える日が来ることを目指して頑張ろうといったような意味でございました。心の片隅にこの言葉を置き今日までやってきたところでございます。
 御紹介いただきました7人が抜けますと、この後ろにいる幹部はより責任ある立場、そして課題のあるポストにつかれると思います。そのときにはぜひとも課題から目を背けたり、先送りしたりすることなく正面から取り組んでいただきたいと思っております。
 物事は他人を糧にしてうまく行った試しがないという言葉もございます。ことしは東京2020オリンピック開催に伴います治安対策という大きな課題がございます。小嶋本部長のもと各級幹部がそれぞれの課題に正面から取り組んでいただければ克服できるのではないかなと期待して後輩の言葉へとさせていただきたいと思います。本当にありがとうございました。(拍手)

○石津刑事部長
 まず、委員の皆様には本委員会などを通じましてさまざま御指導をいただきました。本当にありがとうございました。
 また、ただいま身に余る御紹介をいただき非常に恐縮をしております。
 私は、警察人生の大半を捜査に費やしてまいりました。ただ、私個人が何か特別なことをしたわけではございません。そんな私をこうして最後まで刑事として使っていただいたことに非常に感謝しております。
 その一方で、これまでに携わってきた事件の中で、幾つかいまだ解決に至らない事件がございます。このことにつきましては被害者を初め県民の皆様に対し大変心苦しく思っております。
 退職まで2週間余りございますので、その間しっかりとこれらの事件に向き合ってまいりますし、たとえその間に解決に至らなくても、手前みそではございますが本県の刑事、警察は極めて優秀であると思っております。いずれ必ず解決に導いてくれるものと信じております。
 後輩の刑事たちには、これまで長年培われてきました本県刑事警察のよき伝統をしっかりと受け継いでいただくとともに、時代の変化に的確に対応するために進化を続けながら、一つ一つの事件に真摯に向き合うことで県民の期待と信頼に応える力強い刑事、警察具現化してくれるものと期待をしております。
 以上、簡単ではございますが退職に当たっての所感とさせていただきます。(拍手)

○橋本総務部参事官
 先ほど、過分な御紹介をありがとうございました。
 本委員会に説明員として1年間お世話になりました。非常に貴重な経験と勉強をさせていただきました。
 昭和56年に拝命しまして39年間、そのうち25年間は警備警察で勤務をさせていただきました。
 改めて振り返ってみますと、昭和から平成に変わる際に反保守闘争が非常に盛り上がった時期、過激派による爆弾テロ、オウム真理教の地下鉄サリン事件対策、それから2001年の9.11同時多発テロ以降の国際テロ対策ということで、その時々の社会情勢によって予想もしなかった事件、事故、事象が発生し、その対策に追われる日々を送ってきましたけれども、仲間と一緒に懸命に取り組んでまいりました。
 その結果、自慢できるような実績もありませんけども上司、先輩、同僚に恵まれ、また家族の協力もあり大過なく職務を全うできたと考えております。
 本年は、東京2020オリンピック・パラリンピック大会という大きな行事が開催されます。私も若干従事していましたので、本番ができないことは非常に残念ではありますけれども、どうか後輩たちにそれぞれの立場で万全な準備をしてテロを防止して警備実施が完遂できることを祈念しております。
 また、委員の皆様に今後も叱咤激励をもらって警察に対する御支援、御協力をお願いいたします。本当に長い間ありがとうございました。(拍手)

○古橋生活安全部参事官兼生活安全企画課長
 ただいま、本当に身に余る御紹介をいただきまして、まことに光栄でございます。
 私は、警察官生活の最終年に本委員会に携わることができましたことは、本当に名誉なことであり貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございました。
 私の42年の警察人生は、大別しますと薬物捜査や警察署の生活安全課などの生活安全部門が15年ぐらい、そして関東管区機動隊や警備課などの警備部門に8年、そして交番やパトカー、航空隊などの地域部門に13年、そのほかに警察署の副署長、署長ということでこれといった専門分野もございませんが、強いて言えば生活安全部門が若干長いわけですが、総じて上司、同僚、部下に支えられてここまで来たなというのが正直な気持ちであり、この場にかかわりました全ての人たちに感謝を申し上げたいと思います。
 生活安全部門は児童虐待、DVなどの人身安全対策や振り込め詐欺などの特殊詐欺対策、少年の健全育成、環境経済事案、日々進歩、日進月歩するサイバー犯罪など市民生活に密着して、複雑多岐にわたるものばかりでありまして、スピード感を持って進めるものやじっくり取り組むものが混在しております。担当する職員には高度の知識や技術、能力が求められることを踏まえて、日々研さんすることが最も大事だと思って実践してまいりました。警察の仕事は県民のためであることを忘れずに精進していただくことを祈念します。
 今後は、一県民としてこれまでの経験が生かせることがありましたら積極的にかかわっていきたいと思っております。このような場に携わることができましたことを組織に感謝するとともに、委員の皆様に重ねて御礼を申し上げます。ありがとうございました。(拍手)

○植田地域部参事官兼地域課長
 私は、2年間当委員会の説明員ということで務めさせていただきました。
 この間、所管事項について質問があった場合にはいかにわかりやすく委員の皆様に説明できるか、上司、同僚等の御支援をいただきながら何とかやってこられたと考えております。
 この3月で37年間の警察官としての勤務が終わります。所属長になってからは地域部門だったのですが、それまでは警務とか刑事とか警備とかさまざまな部門をやってきましたけれども、今になって思い残すこととか後悔もなく、無事卒業できることが本当に幸せだなと考えております。
 ことしは、御承知のとおり東京オリンピック・パラリンピックが開催される年でございます。後ろ髪を引かれる思いですが、この3月をもって卒業をさせていただくことになります。
 委員の皆様におかれましても、新型コロナウイルスが感染拡大する折ですので健康には十分に御留意いただきたいと思います。本当にありがとうございました。(拍手)

○山田組織犯罪対策局長
 私は、現職で2年半、その前は生活安全部の人身安全対策課長をやっておりましたので4年連続で本委員会の説明員を務めさせていただきました。非常に鍛えられたという思いがあります。
 警察学校を卒業して一番最初に赴任したのは、浜松中央警察署北部の交番でございました。オートレース場を所管するところでありましたけど、大変忙しい交番で1日に十数件、空き巣をやられたり、あるいは忍び込みという手口で十何件やられたりして、私はすごく憤りを感じこんなことがあっていいのかと。当時は3交代勤務でしたけども非番日、週休日であろうが出て、ほとんど寝ない状況で張り込みをした思い出が鮮明に残っています。今では働き方改革なのでそういうことをやると怒られるかもしれません。当時は真剣になってやりました。捕まえた経験もありますし、逃げられた経験もありましたけれども、それが今の私の礎になっている気がしております。
 また、昭和60年ごろからは暴力団事務所の撤去運動が浜松市内で活発に行われましたけれども、当時は暴力団というと肩で風を切って歩いていましたし、不当要求に当たっても肩書が入った名刺を出したり、あるいは指のない小指を出しながら要求したりすることが公然とやられている時代でした。考えてみると非常に時代は変わっていきました。それは暴力団を初めとする反社会的勢力の状況を見ると、世の中が変わってきたというのもわかるんじゃないかなと思います。
 そういう中で、昨年改正暴力団条例が施行されたことが県民の防犯意識をもう一段高めて、防犯という意識でのターニングポイントがあったのではないかというくらいに手ごたえがあったと感じています。それがゆえに県民の方から、暴力団の情報や反社会的勢力の動向についての情報が寄せられるようになり、取り締まりも行っています。それによって組織犯罪対策にかかわる捜査員のやりがいを感じているところでありまして、非常にいい効果が出ていると思っております。
 後輩に伝えたいことは率直な気持ちなんですけれども、人が変わっても世の中が変わっても、世の中に対する警察の役割が変わったとしても、残さないといけない心はあると思っています。それは悪いやつをやっつける、困っている人を助ける素朴な思いに帰着することを後輩に残して卒業したいと思います。どうもありがとうございました。(拍手)

○鈴木災害対策課長
 先ほどは、身に余る御紹介をいただきありがとうございました。
 私は、主として警備警察部門で24年間勤務させていただきました。
 そして、37年の警察人生の最後の1年に災害対策課長として本委員会に出席させていただき、委員の皆様からいただいた質問にお答えすることで県民の皆様に災害の被害防止という危機管理部門の現状や今後の方針などをお伝えすることができました。委員の皆様方には深く感謝を申し上げたいと思います。
 そして、気象庁によれば過去40年の統計を見ると、大雨が降る頻度は明らかに上昇傾向にあるとのことで過去の経験を超える風水害被害が発生し続けるものと思われますし、また南海トラフ地震はいつ発生してもおかしくはありません。
 こうした厳しい現状に鑑み、いかなる大規模災害にも的確に対処し、従来の取り組みにとらわれず想像力を働かせ、時期を逸することなく将来に向けた危機管理体制の構築に取り組んでいくよう後輩に託していきたいと思います。
 わずか1年ではありましたけれども、どうもありがとうございました。(拍手)

○中谷委員
 ありがとうございました。皆様方には今後とも御壮健でお過ごしいただきたいと思います。

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