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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成30年9月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:藪田 宏行 議員
質疑・質問日:10/03/2018
会派名:自民改革会議


 昨日に引き続き、文化・観光部関係の審査を行います。
 では、発言願います。

○藪田委員
 一問一答方式で大きく2点についてお伺いします。
 最初に、スポーツの聖地づくりの取り組みについてということで、委員会説明資料の2ページと12ページ、主要事業参考資料の3ページに記載されている件であります。
御案内のように今年度の国体は始まっているところでありますが、静岡県は国体でも8位に入賞する、大きなというと失礼かもしれませんが目標を持っているわけであります。つい先日、体育協会のある役員さんからことしの状況を聞きましたら、総合的に大変厳しい状況じゃないかとのことです。そうした中、今度の補正予算でありますが、このタイミングではなくてもっと早く補正予算を実施したほうがよかったのではないかなと思ってございます。なぜこの時期に補正予算を計上することになったのか、県の考えをお伺いしたいと思います。

○吉住スポーツ振興課長
 3番委員にお答えいたします。
なぜ9月補正で今回の事業を計上したのかという点でございます。
今年度新たにスポーツ担当部長が設置され、スポーツの推進をしているところでございます。また2019年、2020年の2年間はオリンピック・パラリンピックやラグビーワールドカップなどの大型のスポーツイベントが開催されるということで、県民のスポーツへの関心が最も高まる時期だと考えております。そうした中スポーツへの関心を一過性のものとせずに、大会後恒常的に県民にスポーツを親しんでいただくためのソフト・ハードの基盤づくりを考える上でここが正念場の年となり、スポーツ局が力を発揮してスポーツ施策を総合的に推進していくことが重要と考えております。
こうしたことから、来年度以降の取り組みを一部先行する形で、9月補正では特に競技力向上分野の取り組みの予算を計上するとともに、副知事直下でスポーツ担当部長が中心となり部局横断的なプロジェクトチームを立ち上げることとしたものであります。現在行っております国体の取り組みをさらに今回の9月補正で強化し、来年度の取り組みを一部前倒しするような形で執行させていただきたいと考えております。

○藪田委員
 わかりました。
国体だけではなく特に来年、再来年と大きなスポーツイベントを抱えている我が県でありますので、広い意味でこの補正予算が生きていくようにぜひ検証もやって、大きいイベントが終わった後もこういう予算をつけてよかったなというようにやっていただきたいと思います。これは要望です。
 
次に、説明資料の2ページ、主要事業参考資料の15ページにあります私立幼稚園の教員人材確保支援事業費の助成についてお伺いします。
 6月の県議会の定例会で我が会派の代表質問あるいは委員会等でも質問が出たわけでありますが、私立幼稚園の処遇改善への支援制度の創設についてお伺いしたところ、県では平成30年度内の制度創設を目指して具体的な検討を現在しているんだという答弁があったかと思いますが、今度の補正予算はそうしたことも受けて計上されているのかなと理解をしているところであります。
この事業は、幼稚園教員の確保、定着を促進するため教員の給与改善を行う私立幼稚園に対して助成するとされております。具体的にこの予算額でこの事業を行うことにより、どのような効果を見込んでいるのか、まずお伺いしたいと思います。

○田中私学振興課長
 私立幼稚園は、主に保護者からの保育料と私学助成によって運営をしている状況です。一方で平成27年度に新しく認定こども園等の子ども・子育て支援新制度ができ、その新制度に移行した園につきましては、国の公定価格に基づいた給付による処遇改善分を含んで運営をされている状況でございます。そうした中、私立幼稚園におきましては認定こども園などと比べまして給与改善が十分に進んでおらず、教員の確保に苦慮しています。
このような背景の中で、本助成事業につきましては一時的な手当等を対象に補助するものではなくて、本俸のベースアップによる給与改善に必要な経費を補助することによります。私立幼稚園における給与水準の底上げが継続的に行われて、現在いる教員の定着率がアップするとか、新しい教員の円滑な雇用など安定的な人材確保につながるといった効果を見込んでいるものでございます。

○藪田委員
 わかりました。
ベースアップ関係ということで、底上げあるいは定着も大きく狙っているんだということでありますので、ぜひそうした効果が出るように期待をしているところであります。
 そうした大変結構な取り組みであるわけでありますけど、私立幼稚園は規模もさまざまですよね。大きいところもあれば、小さいところもあるということの中で、こうした補助金を上手に活用できるところはいいんですが、活用方法についてのノウハウがないというか、小さいところは陥りがちであるわけです。そういうことのないようにしていただきたいわけですが、補助金をうまく活用していくためにどのように取り組んでいくつもりかお伺いします。

○田中私学振興課長
 この補助事業ですけれども、各幼稚園が給料表を改正しベースアップを行っていただいて、教員個々の給与の実増加額に対して助成するものでございます。多くの私立幼稚園に取り組んでいただくためには、小さなところもありますので、まずは各幼稚園にベースアップの考え方や取り組み方、補助金の申請方法などといったことから理解していただくことが必要だと考えております。
そのため、こちらといたしましては私立幼稚園が集まる場で直接説明をして質問にお答えができるような機会を設ける方向で、現在幼稚園の団体でございます私立幼稚園振興協会と日程の調整をしているところでございまして、この事業の予算案を御承認いただきましたら速やかに説明を行えるように準備を進めているところでございます。

○藪田委員
 ぜひそうした細かな指導といいますか、説明をしていただきたいなと思います。いずれにしましても、保育園にしても幼稚園にしても人材確保が大変厳しい時代になっておりますので、こうした補助制度が円滑な人材確保につながりますように、団体を通じてでも結構ですのでそれぞれの園にきめ細やかな指導をぜひお願いしたいと思います。以上、要望して終わります。

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静岡県議会事務局議事課

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