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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成28年6月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:山本 貴史 議員
質疑・質問日:07/12/2016
会派名:ふじのくに県民クラブ


○山本委員
 2点ほど、一括質問方式で簡潔にさせていただきたいと思います。
 UPZ圏内5市2町による浜岡原子力発電所の周辺市町の安全確保等に関する協定書の締結について、この5市2町にとりましては非常に大きな締結だと思っておりますが、この協定書の中身についてこれで大体5市2町の首長も一段落ということでいいのか、この先に何かちょっと積み残しがあって、まだこの先に何か目指すべきものがあるのかということとこの協定書は結びましたけれども県としてまだ若干でも中電との協定について課題があると認識されているのかどうかをまず1点確認させていただきたいと思います。

 それともう1点、協定書第8条の損害補償について1点確認させていただきたいんですけれども、この損害補償の対象となる境界線――線引きですね――これはUPZ圏内の31キロメートルを境にしているのか、協定を結んだ自治体の境をこの損害補償の対象としているのかを伺いたいと思います。
 福島原子力発電所の事故のときには、31キロメートルでの境界線や自治体の境ではなくて何キロメートルという範囲でやってしまったために同じ町内の中で補償を受けられたお宅と受けられないお宅が出てきてその町内の中が結構大変なことになったと地元の方々から伺っております。
 でありますので、今回の協定の損害補償についてはその対象となる境の部分はどの部分として協定を結ばれているのかについて確認させていただきたいと思います。

○植田原子力安全対策課長
 5市2町が締結しました安全協定についてお答えをいたします。
 まず初めに、この安全協定の内容につきまして5市2町のそれぞれ首長たちの意向はどうであるのかでございますが、この締結に先立ちまして全ての首長が集まりました会議がございましたときに陪席しておりましたので、そこのところで、この協定につきましては間違いなく各首長が異存なきものとして同意されていると承知しております。
 今後の課題でございますが、この協定に基づきましてやることがございます。この協定の締結日からそれぞれの市役所、町役場の職員は浜岡原子力発電所の事故があった場合には直ちに通報を受け首長に報告し、またその内容は何だったかを確認する義務が生じておりますので、その体制はもう既に捉えております。
 また一方、周辺環境の維持のための協定でございますので、今までは県が単独でやってまいりましたUPZ圏内の放射線測定も今後はこの5市2町がみずからの仕事として引き受けてくださることになっておりますので、具体的なその作業と確認が今後やるべきこととして準備されているところでございます。

 次に、協定書第8条の損害補償についての定義でございます。
 確かに10番委員御指摘のとおり、こちらにはUPZ圏内外、どこの部分を補償するという規定はございません。したがいまして私もこの実態と言いましょうか、起こってほしくないのですが、起こってしまったときの実情でUPZの内外であっても受けた損害を証明できれば当然その補償の対象になってくるという一般論があろうかと思います。
 今御質問にありました福島県の事例でUPZ要するに31キロメートルという線で内外で差をつけたという部分につきましては知見がございませんので、また今後研究させていただきたいと思います。

○山本委員
 ありがとうございます。
 実際起こってほしくないですけれども、起きた場合には恐らく境界線の部分が非常に争点になるかなと感じておりますので、どこかで分けても外と中というのは出てきてしまうわけなんですけれども、自治体との締結でございますので、そのあたりについてはある程度事前に、その場に至ってしまうと本当に混乱のさなかであると思いますので、おおむね首長に御了解いただける中身で内諾というか申し合わせができる形をぜひとっていただきたいなと思います。要望として終わりたいと思います。以上です。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp