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委員会会議録

質問文書

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令和3年2月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:坪内 秀樹 議員
質疑・質問日:02/18/2021
会派名:自民改革会議


○坪内委員
 一問一答方式でお願いいたします。
 2項目お願いしたいと思いますが、建設委員会説明資料48ページ、景観施策の推進についてです。
 東部出身でありますので、伊豆半島における違反野立て看板の取組についてお伺いしたいと思います。
 違反看板2,232件のうち約9割が是正されたと書いてございます。今後も引き続き是正完了に向けて一生懸命取り組んでいただくことは大変大切なことですが、新たな違法看板が設置されないようにパトロールや広報、啓発の強化も必要となると思います。
 伊豆半島は、変化に富んだ海岸線など本県を代表する美しい景観を擁し、観光が基本産業になる地域でありますため広告物を設置すること自体はやむを得ないものとして、これまでの取組に加えた新たなステップとし良好な看板を作っていただく方向にいかなくてはならない場面もあるのではないかなと思っております。
 そこで、県民、事業者、観光客などに対する広報の取組について具体的に何を行っていくのかまた現在の規制の方向から良好な看板へ誘導していく方策についてどのように取り組んでいくのかお伺いしたいと思います。

○沼野景観まちづくり課長
 違反野立て看板対策は、先ほど1番委員がおっしゃられたとおり約9割の成果が上がったので、本年度から一般県民の方や観光交流客の方などの意識啓発を図るためSNSを活用した広報を始め、伊豆半島の取組成果をまとめたポスターを作成して市町の庁舎、道の駅それから昨年9月には県内約500店舗のコンビニエンスストアに掲示するなど積極的な広報を行ってきたところです。
 来る3月22日には、1週間ですけれども伊豆急行や伊豆箱根鉄道の電車内のつり看板に広告を掲出すること、4月からは県内約350店舗を営業するJAの金融機関にポスターを掲示する予定となっております。今後も引き続き積極的に広報を行っていくことを考えております。
 令和3年度におきましては、広告主や広告業者を対象に制度をしっかり理解していただくとともに、周囲の景観に配慮したより良好な看板への誘導を図るためガイドラインを作成してより丁寧に周知していただき、伊豆半島の美しい景観づくりに推進していきたいと考えております。

○坪内委員
 ありがとうございます。
とにかく観光産業がメインであり、必要になってくる道が変われば誘導看板も必要になってくるので、いろんなケース・バイ・ケースも考えながら早めにガイドラインもつくって周知していただくように、ぜひ努力していただきたいと要望いたします。

 次に、説明資料50ページの沼津駅周辺総合整備事業について少しお尋ねしたいと思います。
 この事業については、私も本会議で質問し知事から御答弁を頂きましたが、知事が就任して早々に貨物不要論を展開した影響で事業が中断したと私は認識しております。その後平成26年9月議会に知事が事業推進の方針を表明するまでの約4年間事業が進捗しなかった。この間の中断がなければもっと早く事業が進んだのではないかという反省点もあるのではないかと思います。
 この中断について、知事も本会議でこの状況で事業を進めるべきではないと判断したと答弁していますが、一旦立ち止まると判断したのは知事が単独で行ったものなのか、当局の見解を伺いたいと思います。

○飯田街路整備課長
 知事が一旦立ち止まる判断をした当時ですけれども、新貨物ターミナルの用地について鉄道高架化に対する根強い反対があり、用地の取得も約7割で止まっている状況が続いておりました。そのタイミングで知事は、この状況では事業を進めるべきではないとの判断をされたということです。当時我々に対しても、もっと地元の方々の理解を得るようにと指示が出されております。
 その当時ですけれども、少子高齢化や厳しい財政状況が日々強まってきている時期でありまして、またリーマンショック以降の景気低迷などもあったことから、事業を取り巻く社会状況も事業に着手した当時と少し変わってきていた状況にありました。
 そこで、これらの社会状況の変化も踏まえながら一旦立ち止まって、事業の再検証や住民との合意形成が必要ではなかったのかなと認識しているところです。

○坪内委員
 多々いろんな要因があったのかもしれませんが、知事就任時までの間に用地取得が42%、58%、66%と徐々に7割まで上がってきていた最中でもありました。ここでもう一頑張りするという背景がなかなか県民には伝わらず、立ち止まった理由をしっかりと説明し足りているのか危惧しているところです。
 ただ、過去のことをいくら言ってもしようがありません。事業の進捗の遅れを今後どのように取り戻していくかが大変必要だと思っていますので、お伺いしたいと思います。

○飯田街路整備課長
 来年度からはいよいよ工事着手に向けて詳細設計にも着手します。その中で少しでも工事期間を短縮できるように検討したいと考えております。
 また、詳細設計終了後には工事着手に移ってまいりますので、速やかに着手していけるように国や鉄道事業者と引き続き協議を鋭意進め、スピード感を持って進めてまいりたいと考えております。

○坪内委員
 私は、立ち止まっていたときにいろんなことが先行して準備できた感覚もあるのですが、この場でそんなことを言ってもしようがありませんので、鋭意努力して少しでも早く東部の中心となる沼津をぜひつくっていただきたいと思います。

 そんな中で、この土日にイトーヨーカドー沼津店が撤退するという新聞報道がありました。この施設はJR沼津駅北口付近の中心市街地に立地し、ショッピングモールの先駆けとして開店当初は県内最大規模を誇り、長い間商都沼津の中心を担ってきたところであります。この撤退により市街地の衰退を心配する声もある中で、跡地の利用、活性化、期待が高まっているものと報道がありそのとおりだと思っております。
沼津駅周辺総合整備事業が本格的に動き出せば高架化による跡地を利用した再開発が進み、市街地の活性化につながると大いに期待しているところですが、東部地域の拠点としてふさわしいまちづくりである沼津駅周辺総合整備事業にこのイトーヨーカドーの跡地をどのようにつなげられるのか、もし分かるのであるならば教えていただきたいと思います。夢と希望が沼津の人たちに与えられると思いますので、そこを活用するという答弁があるのかどうか分かりませんけれども、ぜひお尋ねしたいと思います。

○勝又都市局長
 沼津駅周辺総合整備事業はこれから本格的に動き出します。昨年度、2020年3月に沼津市が中心になり中心市街地まちづくり戦略を出しています。これは鉄道高架を見据えた中で、特に南側の商店街の人と物の歩き方とか流れ方を考えながら跡地利用をどうやっていこうかを戦略的に考えたものです。
 今回北側のイトーヨーカドー沼津店の撤退が出ましたけれど、鉄道高架により沼津市の駅の周辺が面的に一体化されますので、今後のやり方によって相乗効果は期待できると思います。
 さらに、隣接する長泉町、清水町とも圏域は近いですので、この辺の事業が動くことによりいろんな投資がされるのではないかと期待されることを見据えながら事業をスピーディーに進めていきたいと思っております。

○坪内委員
 私はこの事業を東部の夢と希望、将来がかかっている事業だと思っていますので、ぜひとも力強くスピーディーにお進め頂けますようにお願いをします。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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