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委員会会議録

質問文書

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平成22年6月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:赤堀 佐代子 議員
質疑・質問日:07/21/2010
会派名:自民改革会議


○赤堀委員
 文化・観光部の概要の中の39ページに人づくりの予算化されたものがあります。これは昨年の半分ぐらいになってしまったわけですけれども、静岡県が進める人づくりについて、県民の皆さんに御理解をいただくとともに、県下各地の地域の人に実践していただくということで進められるようでございますけれども、この人づくりについて、具体的な活動の内容を教えてください。
 最近、こう見ておりますと、本当に自分勝手な子供、大人にもそういうのがあるんですけど。自分中心に考えて、相手のことなんか構わないというようなね、そういう子供が非常にふえてきております。そういうことで、やっぱりこれ本当に大切なことだなと。心と体のバランスがとれてないという面も私は危惧しております。文・武・芸ということで、川勝平太知事は文芸大の学長でございましたので、こういったことには非常に力を入れてやってくださるということを期待しておりますけれども、何せ、予算が半分になってしまったというのはちょっとさみしいなという感じがいたします。
 有徳を積むというか人づくりで、家庭・学校・地域づくりの中で、人づくりの推進員を配置するという、その推進員はどういう選考をされるのか。多文化共生もあります。ですから、新たな人づくりが必要ではないかなということも感じます。今度は、いろいろな意味で、静岡県を人づくりだけでなくて、いろんな中国のほうでも静岡県を売り込んでいくということで、そういうときにもやっぱり人の温かさというか、言葉は通じなくても心は通ずるわけですので、そういう人間づくりをしていっていただくためにも、これは非常に大切なことでありますので、どんな人選をされるのかお聞きします。

 それから、説明資料の中のSPACの件でございますけれども、11ページですけれども、年間を通して人材育成に力を入れていくということで、創造と公演の中で、ことし2月12日から15日まで、釜山のほうへ私もSPACの「ロビンソンとクルーソー」の韓国公演を見にいきました。非常に感動いたしました。日本語と韓国語と両方交えてやるのですけれども、向こうの子供たちとそれから家族の人たちで一緒に見に来ている。演じる人と見る人と一体になっちゃうのです。あれってすごいなと思って見せていただいたのですけど、私、ああいった感動を初めて覚えたわけですけれども、感動作でありました。
 そこのところで、演出家の李潤澤さんという人と後からお話をさせていただきました。そのときに、天野一議員が団長だったもんですから、いろんなお話の中から、朝鮮通信使のことを題材としてやっていかないかというような話まで持ち上がった状況でございます。日韓共同でやっていこうというようなこともありましたので、ぜひ海外公演を本当に実現させていただき、皆さんも行っていただけたらいいなということを感じました。
 これは、去年と同じもの、去年というか前年度ですね、私たちが行ったのは2月ですから前年度になるんですけれども、同じものを見せるのか、もっと違ったものを見せるのか、ちょっとその辺を教えてください。

 それから、19ページのふじのくに3776友好訪中事業でございます。これを知事が言ったときの執行部側は、「大丈夫、行くぞ」という感じだったのか、「いやあ、大変じゃないか」という感じだったのか、率直なところをお聞かせください。
 それと進捗状況で、今どれくらいで、目標はこれですけれども、上海の万博だけでなくて、中国へとにかく本年度中に行っていただく目標だと思うんですけれども、県の職員はどんなふうな感じで参加してくださるのか。その辺もお聞かせください。以上でございます。

○川島大学課長
 人づくりの事業につきまして、御説明をいたします。
 県の人づくりでございますけれども、基本的には、去る平成11年の10月までさかのぼります。故草柳大蔵先生を中心としました人づくり百年の計委員会というのがございました。その提言を広めるということと、それとその提言の内容を実践するということを中心にしております。その伝道師であり実践家として、人づくり推進員というのを位置づけております。
 人づくり推進員の活動でございますけれども、小中学校を中心に公民館や幼稚園等で開催される人づくり地域懇談会というのがございます。そこで、家庭でのしつけや地域ぐるみで子供を育てる地域活動などについて、推進員の方が経験や具体的な事例をもとにお話をし、その後、推進員と参加者が懇談によりお互いに悩みや疑問を共有しながら、人づくりや子育てを一緒に考え、参加者への助言などを行っているというのがその内容ということになります。
 そのほかにも自主的な活動として、地域のさまざまな団体から依頼を受けまして、しつけや子育てなど人づくりについて、さまざまな話や活動をするためにでかけるという内容でございます。具体的には、平成12年から活動しているわけでございますけれども、これまでに先ほど申しました人づくり地域懇談会について、2,379回開催をしているという実績がございます。
 また、推進委員の選び方ということでございますけれども、これにつきましては、市町村の教育委員会のほうから御推薦を受けまして、それを我々のほうで精査しまして、任命をさせていただいているというような状況でございます。以上でございます。

○後藤文化政策課長
 ことし行うSPACの韓国公演「ロビンソンとクルーソー」でありますけれども、既に公演が終わっておりまして、4月24日と25日に釜山市の郊外の金海というところで公演を行っております。これにつきましては、出演が三島景太さんと金美淑さん、韓国人の女性の方が三島さんと演ずるということで、今から3年前に夏の時期に初めてSPACで「ロビンソンとクルーソー」を公演したときと同じキャストであります。
 もう1つは、7月24日、25日で、これは密陽というところですね。釜山市からちょっと北へ行ったところで、その公演があったのですけれども、これについては出演が三島さんと仲谷さんということで、両方とも日本人でありますので、委員がことしの2月に視察をしていただいたキャストと同じでございます。以上です。

○岩城国際課長
 ふじのくに3776友好訪中事業についてお答えをいたします。
 まず、知事から最初にお話があったときの執行部側の反応はどうだったかと。実は私、昨年11月に知事が浙江省の省長と会談し、この3776の構想をお話しになったときにたまたま随行しておりまして、同席をしておりました。知事は、非常に自信にあふれて3,776人を送ると。浙江省との交流を深めるのだということをおっしゃいまして、私は、実務を預かる者として、これは少し大変だなというのが率直な感想ではありましたが、やればできると、頑張れば何とか達成できるということで、全力で取り組もうということで、今やっております。
 それから、今現在、どのくらいかと言いますと、940人の参加があります。
 それから、県職員がどういう形で参加するのかという御質問でありますけれど、これは、5月、8月、10月の公式訪問団に随行という形、それから各団体で訪問していただくときに一緒に行っていただく。例えば6月の終わりに沼津、三島等、東部の商工会議所の皆さんがおよそ60人の団体を組んで行っていただいたのですが、そのときに東部地域支援局の職員が同行して一緒に視察等を行ったという、そういう民間の方と一緒に行くという事例、それから、あとは県職員が家族等を連れて休みをとってみずから行くというパターンもありまして、実は今週の金曜日、23日から文化・観光部の職員が率先して休暇をとりまして、二十数名、2泊3日の弾丸ツアーではありますけれど行くと。そういった個人的に行くというパターンもございます。県庁を挙げて一丸となって取り組むということなもんですから、いろいろな機会を通じて、参加することによって、また交流を深めて、実を上げていきたいというふうに考えております。

○赤堀委員
 御答弁ありがとうございました。人づくりですけれども、教育委員会が先行してということで、何かことしはこういうことに力を入れた人づくりをやっていこうという、そういう目標はあるのですか。ただお願いしますといっただけの投げかけなのか、その辺をお聞かせください。

 それから、SPACですけれども、子供のときからやっぱり本物というか、いいもの、芸術というのを見せると、やっぱり見る目が違ってくるんですよね、感性が。ですから、ここのところにも無料招待というのがありますけど、これPRの方法をもっと考えたほうがいいんじゃないかなということを感じます。というのは、中学校へ丸投げ、公民館へ丸投げでなくて、人が集まるようなところ、こういう子たちにも参加させてやりたいなというようなところへもこのPRをするような、1公演当たり30名でどれぐらいの効果を期待しているのか。30名だけではないと思うのですけれども、その辺を聞かせてください。
 最後には、そういった成果を発表する場所というか、そんなのもつくられたら、もっと熱が入ってやるのじゃないかなと、そんなふうに思います。ぜひ、本物を小さいうちから根づかせるということをしていただきたい。
 それからお聞きしたいのは、静岡県を東・中・西に分けたときに、どこが一番文化の意識が高いか。答えにくいかもしれませんけど、それと全国では何県の文化が一番高いか。そんなのがわかったら教えてください。

 それから、ふじのくに3776友好訪中事業ですけれども、こぞってこの文化・観光部の人たちが行ってくださるというのは、本当に大変出費も多く、大変なときですけれども、そうやって知事に対しても敬意を表しながら、交流を高めるということで参加してくださるということは本当にありがたいなと、私もこの期間に行きたいなと思います。
 それから、そこのところでやっているのがすごいですよね、この写真を見るだけでも、百面何とかというのをやるんですよね。それはあっちが終わったときには静岡県でもやれるんですか。それをちょっと教えてください。そうすれば行かなくてもいいということではないんですけどね。そういうことで楽しみにしておりますので、よろしくお願いします。以上です。

○川島大学課長
 人づくり事業の今後どこに力を入れていくのかという御質問についてでございますけれども、人づくり事業につきましては、先ほどちょっと御説明をしましたが、人づくり百年の計委員会の教えというものを基本的に引き継いでやっているわけでございます。平成21年で約10年を迎えたわけでございます。その間、どちらかといいますと、その提言の内容をお伝えするというのが主だったかというふうに考えております。
 一方でそれを実践するという側面が薄かったのかなという反省に達しまして、そういった意味から、今後、実践活動を中心に普及していきたいという、そんな考えがございます。したがいまして、今回、人づくりのパンフレットをちょっとつくり変えたわけでございますけれども、その辺につきましても、実践活動を実際に入れ込んだ形で、それを見ればどういう実践をしているのかというのがわかるような形でのものにいたしました。
 そんな形でございまして、今後は、その実践に力を入れてまいろうというふうに考えております。以上でございます。

○後藤文化政策課長
 SPACの事業の中で、無料招待席ということについてお答えをいたします。
 これにつきましては、平成20年度からグランシップの公演とSPACの公演について、それぞれその公演を指定する中で、年間300人を目標に無料招待するという試みを始めたわけでございますが、平成21年度の実績につきましては、15公演で89人という数字にとどまっております。グランシップと静岡芸術劇場300人ずつが目標でありますので、今後、いろんなところでPRをしていきたいというふうに考えております。
 それから、もう1つ、静岡県の東・中・西で文化の意識が高いのはどこかというような御質問がありました。平成21年度に、文化に関する意識調査を実施しました。例えばこの1年間に文化芸術の鑑賞機会があったかどうか、鑑賞したかどうかという問いに対しましては、東部と中部は指数とすれば290人台、西部が320人というようなことですね。多少西部のほうが鑑賞機会が多かったということは言えると思いますけれども、ほとんど差がないというふうにとらえております。
 それから、全国的に見て、どこの県が一番文化に対する意識が高いかということでありますけれども、鑑賞機会の有無だとか、それから活動の有無だとかという、そういう全国の数字はとらえておりますけれども、都道府県別はちょっとデータが手元にありません。都道府県別のデータがあるかどうかもちょっとわかりませんので、それはちょっとお答えができません。
 ちなみに、先ほどの1年間に文化・芸術に関する鑑賞機会の有無で言いますと、国のデータは全国平均で50.9%なのですが、本県は61.8%ということで、本県はそういう意味では、1年間に鑑賞した率は高いということは言えると思います。以上です。

○石川交流促進課長
 御質問のありました上海万博の日本産業館における映像の出展のお話でございます。趣旨は、開催期間が終わった後に日本で見られるのかということだったと思います。まず、映像につきましては、参考資料でつけさせていただきましたように、日本産業館はもう200万人以上来館しているという、非常に人気のある館でございますけれども、そこにおきまして、3分半程度でふじのくに静岡の魅力をPRする力作だと思ってございます。
 結論から申しますと、開催期間後におきましても、こちらのほうでどんな映像であったかというのは見ることが可能ではございますけれども、それも小さな画像になってしまいますので、ぜひとも現地にお運びいただきまして、大迫力の画面で静岡のPRをしている映像をごらんいただければ幸いだと思ってございます。以上です。

○後藤文化政策課長
 先ほどお答えした中で、文化に関する意識調査の数字のとらえ方をちょっと間違えていましたものですから、訂正をさせてください。
 文化芸術の鑑賞機会の有無というところですね、地区別に見ますと、東部が174人、中部が185人、西部が207人ということで、鑑賞の率としましては、東部が59.6%、中部が62.7%、西部が63.9%というような数字になっております。これを見ましても、数字にそれほどの差はないということが言えると思います。またこの数値をもって直ちに文化の意識が高い、低いをあらわすものじゃないというようなことを申し上げておきたいと思います。以上です。

○赤堀委員
 はい、本当にありがとうございました。人づくりですけれども、人間学を進めていただければありがたいなと思います。自分はこの世に生まれてきて、どういうことに挑戦していこうかという時に、人間って前世とか現世とか後世とかというものを学んでいくと、人の気持ちも酌めるようになるし、優しさも出てくるのじゃないかなと思います。
 実践に力を入れていくということで、それをぜひやっていただきたいなと思います。川勝平太知事は創知協働の精神で人づくりをやろうと、富国有徳・創知協働の精神でやっていこうとしておりますので、ぜひそれをお願いしたいと思います。実践のほう、よろしくお願いいたします。

 それから、SPACですけれども、ありがとうございました。これは数字の上で見ると、やや西高東低かなという感じがしたのですけれども、そういうのでまた、いや、それじゃあもっとやっていかなくちゃいけないねということにも気づきを与えてもくださいますので、これ全部うのみでなくて、そういうことに使われたらいいかなと思います。国の平均値よりか高いなということもお聞かせいただいて、やや安心したわけですけれども、とかく時間、余裕があればそういうのに参加するとかというのでなくて、自分の意識でそういうものに参加するような工夫をやっぱりしていってほしいなと思います。

 それから、3776ですけれども、本当にありがとうございます。その映像はそこのど迫力で見たいと思いますので、行ってきます。ありがとうございました。

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