• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成30年2月企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:多家 一彦 議員
質疑・質問日:02/21/2018
会派名:自民改革会議


○多家委員
 1点、質問します。
 220ページのスポーツの聖地づくりの成果指標の中で、成人の週1回以上のスポーツ実施率を53.9%から65%にすると10%以上のアップを掲げています。もう1つ、国体総合順位については非常に厳しいと私自身も思っておりますが、相変わらず8位を掲げています。目標は高いほうがいいと思うんですが、実現できない数値を挙げることもいかがなものかと両極あると思うんです。
 そこで、この2つの目標値の考え方、目標達成のための取り組みについてどんなふうにお考えになっているか伺います。

○都築スポーツ振興課長
 スポーツ実施率と国体における総合順位についての成果指標の考え方についてお答えいたします。
 まず、スポーツ実施率につきましては現段階の53.9%に対しまして65%の目標設定をしています。今年度のスポーツ実施率は53.9%だったんですけれど、昨年が52.7%、その前が49.7%で、ここ5年の伸び率が10.8%と結構急激に伸びています。その伸び率も勘案した設定ということと、あと国の基本計画でも65%と設定しており、それに基づいた目標設定とさせていただいております。
 それと、国体総合順位につきましては、いわゆる競技力の指標を計るためにはさまざまな大会があるかと思いますけれども、やはり国民体育大会は国内で行われる最大の大会であります。いわゆる青年の部、少年の部もあり幅広い年代層から最も多くの選手が参加する、最も多い競技数があるということで、やはり客観的に比較するには適当な指標じゃないかと考えております。
 それぞれの対応でございますけれども、スポーツ実施率につきましては特に現段階でスポーツ実施率が低い成人層に対するスポーツ促進を図ることでスポーツをする機会の促進であるとか、健康福祉部と連携して成人向けのスポーツ普及の対応をしてまいりたいと考えています。
 もう1点、国体総合成績8位に向けてでございますけれども、従来から申し上げていますように課題となっているジュニア世代の底上げを初めとして戦力向上につながる競技種目の強化を重点的に支援する形、あとは県内の競技力向上につきましては優秀な選手や指導者等の確保が必要ということで新たに雇用する仕組みを来年度から導入するなど新たな取り組みを展開してまいりたいと考えております。

○多家委員
 221ページのスポーツに親しむ環境づくりというくくりで、生涯スポーツを支える環境づくり、地域スポーツ拠点の充実とあります。当然地域スポーツの拠点がないとまさしくスポーツ実施率が向上しないと思うんですが、どうお考えになっているのかが1点。

 それから、もう1点は国民体育大会について、知事はきのうの施政方針の中でも国体について静岡県はどう取り組むべきかを、るるお述べになっているんですが、結局17位を8位にするのは大変な話だと思います。もう既に1位から6位までは人口の多い、もしくは大きな事業所を抱える拠点県が常に占めているわけで、かつて静岡県は大昭和製紙とか国産電機とかシャンソンとか、さまざまな企業がスポーツを支えてオレンジ旋風静岡王国、スポーツ王国と言われた時代があったわけですが、現状ではそういうことがないわけですので何とかしようと。その中で国体に向かってマイナースポーツをうまく挙げて底上げさせる材料にすると言っていらっしゃると思っておりますけれど、マイナースポーツはどんなふうになっているか教えてください。

○都築スポーツ振興課長
 2点、拠点の整備についての考え方とマイナーなスポーツに対する現状でございます。
 まず、地域スポーツ拠点の充実という点で、226ページのスポーツに親しむ環境づくりのAのとおり、まずは県が所管している県立水泳場や武道館の充実化を図ること、もう1点は地域のスポーツ拠点という点で市町のスポーツ拠点と県の施設との役割分担についてそれぞれ相互連携の上できちんとスポーツ普及に対する基盤を整理していくべきと考えております。

 2点目のマイナースポーツの関係でございますけれども、ジュニアスポーツ発掘育成事業を今年度から開始しております。現在ジュニアスポーツ体験事業や体力測定、いわゆる測定競技であるとか適正能力診断等々の作業を現段階でしておりまして、現状12競技について対応しています。

○多家委員
 競技名が出てこないんでなかなか言いにくいところでありますけれども、言えるのかな。

○都築スポーツ振興課長
 ジュニアスポーツ発掘育成事業についての対象競技でございますけれども、ボート、ホッケー、ウエートリフティング、ハンドボール、自転車、フェンシング、バドミントン、弓道、ラグビー、カヌー、アーチェリー、なぎなたの12競技につきまして、先ほど申し上げましたとおり体験事業と適性能力診断で対応させていただいております。

○多家委員
 地域スポーツ拠点の充実は、市町と連携しながらやっていくと。それからそれぞれ経営する競技場も利用していくこともわかりますが、現実に国体の点数を上げるという点で、今挙げられたスポーツを専用に行える競技場が具体的にあるかどうか。例えばなぎなた、ウエートリフティング、ホッケー、カヌー、ハンドボール、アーチェリーはみんな特定の場所でしかできない気がしているんですが、押しなべてその種目に参加するときに環境が整えられる、もしくは体育協会と相談しながら進めていくことができるのか教えてください。

○都築スポーツ振興課長
 競技ごとに専用施設がある競技とない競技があるのは承知しております。ただ当然、競技ごとの強化につきましては競技団体との連携のもとで行っておりますし、競技環境につきましては競技団体との話の中でそれぞれ対応してまいることと承知しております。ただいわゆるハード整備につきましてはすぐに対応できるものではございません。いわゆる強化方法をどうするかにつきましては、また競技団体などといろいろと調整してまいりたいと考えております。

○多家委員
 結局、クラブスポーツか高等学校のスポーツか、もしくは職場のスポーツの中ですぐれたチームが出てくるわけですが、国体に参加する少年を捉えると高等学校が主体となると思いますが、果たして高等学校にそれぞれ今おっしゃられたようなクラブがあって、それぞれに適当な指導者が張りつけられるかについてはどんなお考えでしょうか。

○鈴木文化・観光部理事(スポーツ担当)
 12競技の関係で、まずお話したいと思います。
 先ほどの1つ前の御質問にもありますけれども、例えばボートとかカヌーは当然川や湖がなければなりません。ボートであれば船明ダムの競技施設や佐鳴湖に今2番委員がおっしゃった高校、ジュニアの段階で1つの学校で部活動ができるものもございますし、ラグビーで言えば今磐田市で多くの中学生を集めた地域のスポーツクラブでやっております。それはほかのマイナー競技についても同様で、部活だけはなくそれをやりたい子供たちを小学校高学年、中学校1年からさらにその上の段階でどうやって一緒に育成していくかについて次のステップを競技団体といろいろ協議していまして、地域拠点をつくったり特別拠点校をつくったりといろんなスタイルでこれからやっていく必要があると思っています。
 それともう1つ、指導者についても来年度、今まで県内にいる例えば学校教諭の指導者以外にも外部指導者を部活で使うことも始めておりますし、また我々としても民間にいらっしゃる例えば静岡県出身のアスリート、指導者を呼んで、セカンドキャリアも含めて県内企業に就職していただくことを支援する取り組みを来年度はやろうと今お諮りしているところでございます。

○多家委員
 よくわかるんですが、結果的に現実はうまくいくかどうか甚だ疑念があるところです。もう1つは教育委員会の話になってしまうんですが、結局高等学校でマイナースポーツがある学校はあるんですね。例えばフェンシングとかボートとかハンドボールとホッケーとか、高校でその競技をやった人が大学を卒業して教員になってうまくリンクできて、その母校に帰って来れれば、そのスポーツはその学校でいい選手を育成できる環境をつくれると思うんですが、うまくいかないですね。競技団体はこいつは大学で活躍したとか、こいつは実業団で活躍したとかみんな知っているんだけれど、うまくセカンドキャリアで連れて来れる、もしくは高校の先生がうまく母校というかスポーツの盛んな学校に帰って来れるかというとうまくいかないんです。その指導者をどう回すかがやはり1つ重要なことだと思いますので、スポーツの聖地づくりという発想で進めていくには、やはり指導者のことをしっかり考えないとできないと思いますので、意見として言っておきます。
 もう1つは、清水町と長泉町にホッケー専用競技場があり、長泉町と清水町が持っている、ホッケー協会も利用させていただく、日本中もそこにあることは知っている。ところが十三、四年たっていますから、いわゆる公認のグラウンドとして人工芝を張るためにつくった競技場ですが、もう経年劣化で果たして使えるかどうか。新たにやるためにそこを直してくれと言うと、外から補助金をもらいたいと。もしくは町で助成すると。県から出るかと言ったら一銭も出ないと。1億数千万円を町で出すのは大変だと。結局せっかくできている環境がそこでつぶれていく。それはホッケーばかりではないと思いますが、そういうことに目を配って専用競技場を上手に競技団体と当て込んでいく方法を考えていかないといけないのではないのかという意見だけ述べておきます。以上です。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp