委員会会議録

質問文書

平成22年２月定例会文教警察委員会質疑・質問

	質疑・質問者：	奥之山　隆議員
	質疑・質問日：	03/12/2010
	会派名：	自由民主党県議団

○奥之山委員
　今、本部長がいみじくも新しい考え方、いいなと思っておったわけです。
　先ほど、９番委員からも袋井署の話がありまして、万全を期してやっておるんだということで、それは引き続いてそうやっていただきたいと思うんです。この袋井署はいわゆる新設ですので、私も今まで近くでは菊川署とか掛川署とか、老朽化とか耐用年数を含めて移転するだとか改築するとかいうのは知っているんですが。当時いろんな議論を聞いておると、浜北市の衆も署をつくってもらおうという話でしたが、警察は浜北署というよりも浜松北署だと、何かそんな位置づけのような話をちょっと聞いたわけです。
　またもっと言うと、警察官全体の、日本じゅうで定員がふえないということもあったということで、なかなか新設は全国的にもないと。こういうことで浜北市に続いて袋井市でもつくっていただきたいということで、歴代の市長なり議会なりそういった人たちが、あるいは市民もそういうことを言っとったんですが、果たせるかな、合併ということを一つの契機に新設されるということになって、袋井市民の長年の悲願であります。そういう意味で立派ないい警察署をつくっていただきたいし、万全を期していただきたいと思うわけです。
　そして、今、本部長がちょっと言われましたが、警察だけですべてなし得るものではないということです。新設ということは今までないところにできるということで、この初めが肝心ですから、警察と関係する管内の市民というかこのうまい結びつきというか、警察ができたといってやみくも万歳三唱で喜ぶというか、ほかの施設とは違うものですから、治安の拠点、安心の拠点ができるということで、そういう契機をとらえて新しい警察と県民のあり方というか、そういうモデルをここにつくっていくんだという発想になってもいいんじゃないかというふうに私はずっと思っているわけです。
　私は、数年前には新設ですから１万平米ぐらいの広さの中に余裕を持ってつくっていただきたいと思っていましたが、ちょっと狭いところになってしまいました。狭いところですのでちょっと無理はあるんですが、例えば袋井市と武道館みたいな警察の武道場のような形にして、働く女性なんかが夕方お仕事を終えて、そこの警察の武道場でいわゆる護身術の訓練を警察と一緒に教えてもらうと。袋井市に行って女の子に何かやったらみんなしてやられちゃうぞと、このくらいのような、市民と警察がこれほどやっている例はないじゃないかというようなことをつくったらどうかというようなことを私は言ったことあるんですが、残念ながらそうはいきませんが、それにかわり得るそういう新しい県民と警察とのうまいぐあいの新しいモデルをつくると、そういうようなことをすべきだと我々市民としても思っておりますが、県警察としては新設する袋井警察署に対して、そういう意味での取り組みというのはあるかどうかということをちょっとお尋ねしたいと思います。
　それから、これはたまたま私が経験させていただいていい経験だったと思いますが、議長のときに菊川署――新しくつくりました都市計画というか区画整理というか、何かそれに合わせていいところに場所を求めたんですが――その開所式に議長として出席しました。それはもうさんざん部付の皆さんに言ってありますから、新しくやるときにはこうしていただきたいなと言ったのは、そこの警察署長は、署長ですから、親分ですから、その署長が式で座っているときに、交通部長の付近に座っているんだね。演壇があって、我々はこっち、知事の代理とか議長はこう並んで、そちらには本部長も並ぶし関東管区とかいいとこに並んでおるわけです。それは警察の衆は命令系統で、なんだこの衆らは市民というか県民よりも関東管区だかあっちのほうの偉い衆ばかり見てるだかなと、実は私はそう思ったんです。肝心かなめの署長があの辺にいて、あとこっちは町会議員さんとか、町の何かの衆だとか、交通安全の衆だとかと同じような席に座っているんですね。これはだめだなと、こんなもんじゃだめだと、私はそのときすぐ言ったんです。
　私は議会事務局が用意した祝辞は読んでもしょうがないなと思ってやめて、ほかのことを言いました。こんな式のやり方はだめじゃないかと、署長を中心にしてやるべきだと。それがそこに集まった人が、ああ、この署長のもとおれは協力せにゃいかんなと。関東管区なんか私は来ても来んでも関係ないと。あんたらが総括しているんだ。私はまさに地元の署長を中心にして、これからいい地域をつくるぞというようなことでなければいかんじゃないかと私は思いました。
　その辺も含めて、袋井のときには立派にやってもらいたいなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

　それから、本部長等にもお願いしたいんですが、昔は戦争っていえば国と国の戦争ですが、今は戦争というのはテロのような形になってきましたから、そこに自衛隊というか国防というか警察と、どちらがテロなんかから市民、県民、国民を守るかという、その守る範囲というのはどうもダブっているというか、のり代が重なっちゃっているというか、そういうことというのはあるのではないかなっていう形を考えると、今のいろんな本部長のお話ございましたが、警察もかなりのテロに対する、昔軍隊が持っていたような機能みたいなものも警察力として持たなきゃいかんのではないかなというふうに思います。
　それから、広域的な犯罪、あるいは国際的なこと、凶悪化とかいろんなことがございます。そういうのも含めて私はうんと極端に言うと通信衛星みたいな、アメリカなんかの軍事衛星とか通信衛星なんかではもうほとんど１軒残らずわかってしまうとか、あるいは衛星から吸っているたばこの銘柄までわかると言われるような時代ですから、そういう意味での警察力の強化というか、そういったものが国家として、あるいは県警として考えられているのかどうなのかということをお聞きしたいと思います。

　それから、駐在所の留守を預かる奥様の手当が減っちゃっていると。これは警察署、皆さん方全体が減っちゃっているわけですから、一たん関係あれば、暖かい布団から飛び出して寒い真冬にうちから飛び出してくるわけですし、眠りについたと思ったらすぐ起こされて出ていく場合もあるですし、皆さん方の仕事はある意味では命を自分の身を滅ぼしても県民を守るんだという、そういう立派なお仕事をされている皆さん方が、今の状況からいくとどんどんどんどん月給も下がっていっちゃうと。
　我々委員の中で、警察官の月給とかが下がっていいなんて思っている人は１人もいないと思うわけですが、そういう意味で、駐在所の留守を守るそういう方々にも、まさに体感治安として地域の方々は、我々の子供のときも、うちの村というか小学校にいました。駐在さんの子ってこう言うんだよね、村の小学校なんか。駐在さんの子がいるって、また安心に一つつながるというかね。ですから駐在所がなくなっちゃうということは、体感治安上どうかなっていうふうに思うわけですよ。
　それから、以前にも言ったことあるんですが、きのうも５番委員かな、駐在さんといえばその地域の顔役で、招待状が来て、いつもひな壇に並ぶと。私の地元にもあるんですが、そこの駐在さんといろんなときに話をしておりまして、また地域で駐在さんにそういう話を聞いたんですが、ある中学校でいたずら坊主がたばこ吸うと。先生が幾ら注意してもやめやへんと。大体先生が言うのは、これはもう法律で二十歳前に吸っちゃいかんぞと、法律上だめだぞと、こういうふうに言うわけですね。あるいは若いころからたばこを吸うと体に悪いぞと、大体法律上のこととか健康上で注意するわけですよ。
　その先生が、地元の駐在に頼んで、こういうわけで私の言うことを聞いちゃくれんで駐在さん何とかしてもらいたって言ったら、そこの駐在さん何やったと思いますか。その子供ら集めて、おまえら吸うなよと、おれもやめちゃうぞって、持ってた自分の吸っているたばこをたたきつけ、やめちゃうと。その迫力というか、駐在さんがそこまで言うならおれはもうやめないかんなと言って、子供がたばこやめたよというこういう話です。
　私はそういう本当に真心というか、子供を思い、そういったことがどれほどああいういたずら小僧というか、私なんかもそのなれの果てですが、そういうことに、ああいう子はかえってそういう怒ってくれたり、何か真剣にというのはうんと効くんだよね。
　そういうことを含めて私は非常に駐在の存在というか、そういうものは大切だと思うものですから、ぜひ我々が、私が知事で総務部長なら銭をつけると、なかなかそうもいきませんが、ぜひ何かの形で復活をするということも考えていただきたいなと思います。

　それから、それは話をしてそんなことができるかどうかというのはわかりますが、いつも私、どうすれば皆さん方の期待にこたえたりとか、県民が安心するかなんていうことを考えるときに思うんですが、月給が下がっちゃったということですから、私は若い警察官が警察署とか何か通う車は、車とガソリンは貸与だと、そのかわり朝晩通っていて余りにも目に余るような無法者がいたらばっとそれが覆面パトカーになると、そしてくるくるっとおどかしてしとめる。それくらいの役目をもっと持たせると、そのかわり車とガソリンは貸与と言えば、若い警察官がいろんなところ走っていて、いたずらなやつにはばっと出して回すだけで、そのかわり後はもうわからんですから。それがナンバーがわかるようなら、それは車は移動するから、下田で磐田に持っていたやつがわかると思うんですから。
　例えばそういうようなことで、県民の安心・安全も守りながら、警察官の人たちが働きやすいということなんかあってもいいんじゃないかなと。
　前にも私、本部長に何かいろいろ言ったときに、今の本部長が、「私らは制服を着たときにびしっと何か警察官としての責務を感じます」というようなことを言われたことあるんですが、よし頑張るぞと、そんなことを言われたことありますが、私は制服で通勤するような人もあってもいいんじゃないかなと思うんです。それはもう電車に乗ったりバスに制服で乗っていっちゃうと。それはある意味では仕事ですから、残業手当ぐらいつけて。そういうことだってひょっとしたらあってもいいんじゃないかなと。それが、やいやいと思って、それはそういう人を見ればそう悪いことはできんしね。心理はそんなものじゃないかなと思います。以上。

○真家警務部長
　新しい仮称袋井警察署の市民とのつながりをどうしていくんだと、そのモデル的な取り組みは今考えていることがあるのかという御質問かと思います。
　現在までは袋井警察署を建てようということで進んできました。これからそれらを検討するために、この準備室の５名体制をこの春から置くと。夏からそれを倍増して、10名体制で進めていくということでございます。
　今、袋井市は磐田警察署が管轄しておりますので、当然いろいろ磐田警察署の管轄をどう分けていくのか。また警察署協議会だとか警察官友の会だとか、交通安全協会だとか、そういうものをどうしていくのかというところから、１つずつこれから検討ということになってまいります。
　また、市民とのつながりというのは、また動き出してからもさらにこういう取り組みができるんじゃないかとか、そういうアイデアも出てこようかと思います。そのために今回の異動では県警でもしっかりした室長を配置して、万全を期していきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。

○池野総務部長
　警察署の開所式に当たりますこの席順ということでございます。
　確かに谷委員からも先ほどちょっとお話が出ましたけれども、清水署もやはり署長の位置がお客さんじゃなくて一般の方の席の一番前にいたっていうような形で、私もちょっと感じておりましたですが、いろいろやはりお世話になった方々、地元の方々、あるいは建設に携わった方々、そうした方々を上位の席に置くということと、それから地元の方々へのお披露目ということで、お客様を招待するという位置づけで、そういう署長の位置になっているものではないかと思います。
　しかしながら、委員のおっしゃるお話もごもっともでございますので、今後は署長の存在感を出すような式典にできるかどうかということも含めて検討していきたいというふうに思っております。

○清警備部長
　大変グローバルな話で私が答弁していいかどうかという問題があると思うんですが、極めて国レベルの話になると思います。
　まず情勢という点と、それからいかに対応するかという点、私が経験とか考えていることで御説明をしたいと思います。
　まず情勢は、ことしＡＰＥＣが開催されますので警察庁全体として対応をとっているところであり、当然本県もそれなりの対応をとっております。
　それから9.11以降、全世界が非常にテロに強力な対応をとりました。日本もそれに入って各種の法律とかいろんな面で整備をしてきたわけでありまして、実際に日本が襲われるかどうかという、そういう御懸念もあろうかと思いますが、これはオサマ・ビンラディンというのが出てきましてアルカイダという組織をつくり、それで9.11以降、アメリカがイラクを攻撃したということもあって、それに日本の自衛隊が行ったと。これに対しましてかなりの反発心を持ちまして、オサマ・ビンラディン、それからその腹心でありますアイマン・ザワヒリという男がいますが、この２人ほかが日本を名指しで攻撃するぞということを申したわけでございます。
　それでイスラムというのはどうかというと、こういうことがあると、昔から慣例的に言われているのは、イスラムは５代までさかのぼって復讐をするぞということが慣例的に言われておりまして、実際にやるかどうかということは別でございますが、要は執念深いということであります。日本にテロリストが入っているかどうかということを考えると、実際に入っていたということもございます。リオネル・デュモンというのが日本海側に住んでいたということもあるし、それからハリド・シェイク・モハメドという人間が日本で研修を受けていたということも確認されておりますし、過去にいろんなところで起きたテロに日本の無線機とか日本の自動車が使われていたということもあります。要するに決して日本も安心できないよということでありまして、私自身、それから警察全体がやっぱり非常に関心を持って対応をとっているところでございます。
　ただ、この対応は警察だけでできるものではなくて、まさに国レベルでいろんな各方面と検討しながら法律をつくったりやっていかなければいけない問題で、当然静岡県警だけでできる問題ではなくて、そういう方面と連絡をとり合ってやっているというふうに承知をしております。
　委員がちょっと言われました通信衛星の話も、これは内閣府のほうで当然そのようなことを措置しているというふうに承知しております。
　あと未然防止のためには情報収集が非常に重要になるわけですけれども、これも各方面で海外から情報をとるとか、こういうことをやっているというふうに承知をしております。
　静岡県警でも、平成20年だったと思いますが、国際テロ対策室を外事課の中につくっていただきまして、それで情報収集に当たっているということ、対応をとっているということであります。
　それでまだいろいろテロでもやることがありまして、重要防護施設ですね、こういうところがねらわれるおそれがあるとか、いろんなことが出てくると思いますので、昨日の質問にございました機動隊を原発に泊まりで交代で運用させているとか、そういう方面でいろんなところで重要防護施設に対する警戒を実施しているということでございます。
　お答えになったかどうかわかりませんけれども、そういう対応をとっております。

○池野総務部長
　先ほど委員から駐在所の関係、あるいは車の関係、それから制服で通勤というようないろんな警察活動への御支援、それから地域住民の皆様への治安に対する熱い情熱、そうしたものを御提言をいただきました。いろいろいただきました提言につきましては、今後の執務の参考ということにさせていただきたいというふうに思っております。ありがとうございました。

○奥之山委員
　すぐ興奮するので忘れちゃうんですが、今の答えですべていいんですが、先ほど９番の岩瀬委員からもお話がありましたが、私は本会議で、去年12月２日だったかな、高齢者用のエコカーというか、そういうものをつくったらどうだと言ったのは、いわゆる自主返納等を含めて認知症というかそんなものにならないようにと、高齢者の事故が多いですからなるべく免許証を返納してもらいたいと、それはある程度わかるんです。
　しかし、私がそのとき言ったのは、認知症の検査でとられちゃうんじゃなくて、とられちゃうと大体認知症になっちゃうんじゃないかねと。車で行くとこがなくなっちゃうと思うのね。そうすると、そうでなくてもうちのおやじを見てりゃそうですが、だんだん行くとこなくなりゃぼさっとして認知症みたいになっちゃうと。
　そういうことですから、私は自主返納をさせるについては新しい乗り物をつくるべきだと。それが高齢者用のエコカーだと、こう言ったわけですよ。もう行動範囲がそんなに、私は袋井市でうちのおやじの里があるけど、別に静岡市や浜松市まで車で行くことはないわけですから、そんなに遠くへ行かなくてもいい。それから時間がある人ですから、スピードがやみくもに――100キロも出ないでもいいわけです。歩くよりもちょっと早い程度というぐらいスローに走って、それで丈夫なもの。
　ですから、私はゴルフ場のカートというか、あんなものというか、電動車いすのでかいのというか、そして色も周りからよくわかるように、赤、黄色、青だ、あるいは空港なんかで後ろからああ何か来たなと思うと、障害者の人を乗せてさっと走ってきますよね。何か音もピーポーピーポーしと。ああいうような感じでだれもがその所在を確認できるような車、しかも例えば袋井市と、あるいは公安委員会と、あるいは道路管理者とか、そういう衆で話し合って、この道路はなるべく高齢者用の専用道みたいにしようねと、こんなとこはトラックやバスが入らんでもいいんじゃないか。
　また大体うちで見てると、おやじがおふくろを連れていくのは大体医者と、貯金をちょっとばかりおろして行くだとか、夕方のおかずを買いにいくだとかね、そんな遠くへ行っているわけじゃないですよね。そうすると、ある程度地域限定で、その人たちが常日ごろ通っている範囲の中を高齢者用のエコカーで、しかも充電式みたいなはやりのそういうのにでもすれば、それで後ろにちょっとした荷物が乗ると。ゲートボールに行けばゲートボールの道具が乗ると。畑に行けば大根から白菜を乗せて帰れると。そういうような荷かごをつけてやったら、今経済的に非常に大変ですけれども、私はそれはもう飛ぶように売れるんじゃないかと。そういう経済的対策も含めて去年12月２日だったかな、本会議でその話をしたわけです。
　そうしたら、その前後だったかしれませんが、全国知事会が47都道府県全部ではありませんでしたが、30数人の連名で私と同じことを提案していますよね。多分新聞に載っているから知っていると思います。ですから私は、警察とか自動車会社とか、先ほど本部長がまさにセンサーの話をしましたが、今のＩＴ技術を使えば、ほとんど上手におじいちゃん、おばあちゃんが乗る、おばあさんは余り乗らんかもしれんが、おじいさんあたりが乗る車なんかが安全運行ができると、そんなことができるんじゃないかなと私は思います。
　答えはあってもなくてもいいんですが、本会議で言いましたから、そのことについてもし意見があれば言っていただきたいと思います。これで終わりです。

○原田警察本部長
　最後におっしゃった交通機関の話ですけれども、そういうものが必要だということであれば、できるだけ早目にいろんな機関のところに持ち出して手だてをしておきませんと、例えば道路のどこを走るのかという問題とか生じてまいりますので、今、自転車ですら横に走るスペースを設けてこなかったという問題で、今ごろになっていろいろ手を尽くしているというふうなことでは、安全な通行はおぼつかないんじゃないかと思いますので、こういったことをもう少し早目早目に議論して、手を打ったほうがいいんじゃないかなと思っております。

　それから、地元の袋井市の件なんですけれども、つい先月か先々月ですか、青パトの件で大変磐田・袋井地区に御協力いただいておりますので、表彰させていただきまして、自治会の代表の方とも磐田警察署でお話しさせていただきました。
　本当に警察だけではなくて、地元全体が犯罪防止ということに大変熱心に取り組んでいる一体感があって、大変心強く感じました。ああいう地域でしたら、新たに警察署ができましても、がっちりと連携してやっていけそうな気がいたしました。地元の方には非常に心強く、また感謝していたということをお伝え願えればと思います。

　それからあと、家族報償費については本当に減額は遺憾であったんですけれども、仕分けで不要判定まで出されたというようなことで、全体に給与とか手当の水準を見直すというようなこともあって、やむなくのんだんですけれども。その後、大変御批判いただきまして、逆に言うと、我々にとってみますと1,000円の減額でこれだけいろいろよくないという御意見をいただいたのはかえってありがたい、ああ、評価されているんだなということで、今後また見直しをできればと心強く感じております。
　ただちょっと疑問に思いますのは、別に不要判定をいただいたからということで事業をやめるんではもちろんなくて継続しているんですけれども、報道ぶりがちょっと気になるんですね。と言いますのは、不要判定を下された11事業のうち、例えば10事業でしたか、存続とか姿を変えてやっておるとか、非常に批判的な論調で書かれております。どうしてそうなるんだろうと。全く無批判といいますか、じゃあ不要判定されたのが本当に不要かどうかとか、仕分けそのものに対する評価の視点が全く欠けているんじゃないかなと。仕分け自体は大変おもしろい試みで、我々職員にとっても大変刺激になりましたけれども、仕分け自体に対する評価、そういうものはきちっとぜひやっていただきたいと。応援いただけるのはありがたいですけれども、ほかの分野まで口を差し挟むのは何ですけれども、ほかの事業でも同じようなことがあるんじゃないかと懸念を持っております。
　幸いにして警察の事業については御理解いただけました。本当に大変ありがたく思っております。

○渥美委員長
　ここで、しばらく休憩します。
　再開は午後１時15分といたします。

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