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委員会会議録

質問文書

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平成28年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中谷 多加二 議員
質疑・質問日:03/08/2016
会派名:自民改革会議


○中谷委員
 一問一答方式ですが、スポーツ関係予算といわて・しずおか交流事業についての2問。
 まず、スポーツ関係予算についてですが、本会議で我が会派の小野達也議員の代表質問に対して知事が、ことし行われる岩手国体の総合成績で上位を目指すと。国体強化費を大幅に増額した、強化合宿の充実、県外への遠征試合を拡充するなど県、県体育協会、競技団体が一体となって競技力の向上を図るという答弁をされています。
 ちなみに、その証左としてスポーツ関係の予算がふんだんに組まれています。これ文化・観光部関係、スポーツの関係も入っておりますが、スポーツ人材活用推進事業、地域スポーツクラブ推進事業、競技力向上対策事業、国体強化事業、トップアスリート強化事業、それから指導者スキルアップ促進、これもスポーツ関係です。それからジュニアスポーツ普及事業、国民体育大会等派遣事業、2020東京オリンピック「ふじのくに」スポーツ推進事業等々ございます。
 私もその方面に関係している一人として、非常にありがたいことだと思っています。組織も改編して文化・観光部にスポーツ局が設置されたわけですが、これまで教育委員会と例えば県体育協会を初め、各種の競技団体と連携して競技力の向上に取り組んできたということですが、スポーツ局に学校体育系以外は社会体育系を含めてごっそり移管をしてしまうということ。従来培ってきた経験などは教育委員会に当然蓄積されていると思っていますが、簡単にスポーツ局に引き継ぐことができるのかどうか心配をしています。
 教育委員会が持つノウハウをどのようにして引き継いでいくかというのがポイントだと思っていますが、この辺を教育委員会としてどう考えているか。
 知事が国体で上位を目指すと言われていますが、発言の場所によっては1桁を目指すという発言もされているわけで、平成26年度は天皇杯20位で皇后杯14位ということでした。それを一気にということは、多分に知事の性格上といいますか、よくわかりませんが、プレッシャーになる率が大いにあるのではないかと。
 一応予算とすると、教育委員会の予算もあれば、スポーツ局が所管する予算もある。それに関係する団体として、当然その両部に関係する皆様方の上にさん然と輝く川勝節があるわけですから、それを受けて頑張ってね、頑張ってねと、にこにこしながら怖い顔するみたいなところがあって、実は競技団体には非常にプレッシャーになることが心配されると私は懸念しています。
 そういう意味も含めて、どのように教育委員会は今まで培ってきたノウハウを引き継いでいくかということと、それから今までは学校体育、部活動の延長線上として社会体育が通例としてあったわけですが、今度は文化・観光部に持っていくということですと、そこで一旦所管が切れたというか、離れていくわけですね。その辺は問題が少なからず発生するだろうと私は思っていまして、そのあたりの考え方をお聞かせ願いたいと思います。

○福永スポーツ振興課長
 競技力向上のノウハウ等についての引き継ぎと連携についてということ、さらには学校体育と社会体育の連携ということについてお答えをさせていただきたいと思います。
 まず、競技力等につきましては、私どもスポーツ振興課では、これまでも体育協会や競技団体と密接に連携をしてまいりました。基本的に体育協会が競技団体を統括しておりますので、そういった中で体育協会を通じて競技団体等に対するさまざまな情報交換等をやってきたところでございます。
 その中には当然中学、高校の部活動の強化という部分も含まれておりました。そういった部分につきましては今後も引き継ぎや連携をしていかなければならないところでございまして、私どもは体育協会ともお話ししている中で、そこのところは非常に今後の課題と考えているところでございます。
 当然その中で、体育協会との連携は文化・観光部だけでなくて、教育委員会もきちっと体育協会と連携を図っていかなければいけないと考えております。
 その1つの考え方として、例えば定期的に体育協会と文化・観光部、教育委員会と情報交換会を行うとか、さらには体育協会に設けています競技力向上委員会等の部分につきまして教育委員会がどういう形でかかわっていけるか、これから体育協会と検討していきたいと考えております。
 そういう形をとりまして、常に情報を共有していくということ。競技力向上に対する考え方は、まずは競技団体が考えることにはなりますけれども、そこの部分は必ず共有していくような形をこれから体育協会と連携して進めていきたいと考えております。
 また、社会体育と学校体育の関係でございますが、生涯スポーツ関係につきましては文化・観光部に移管されるわけですけれども、その生涯スポーツを推進する上でも、当然学校体育との連携は必要になってまいります。
 そういった部分で、スポーツ推進指導員の方たちとの連携も行っていかなければいけないので、生涯スポーツを推進する上での連携については、やはり教育委員会が学校部分での普及については見合っていくと考えておりますので、その辺の情報を共有するシステム等もきちっと考えていかなければいけないと考えております。

○中谷委員
 やはり、情報を共有することが一番大事なことだと思うんですね。確かに今回の平成28年度当初予算でも、各方面に満遍なく力を入れていこうという予算立てというのはよく理解できますし、それとあわせてお金だけじゃなくて、私がちょっと期待したいのはそのスポーツ局――所管は違いますが――どういう人たちがスポーツ局の職員として働くのかと。
 これは元人事を担当していた杉山教育次長に聞いたほうが早いかもしれませんが、こういう人たちがやれば、スポーツに関する文化・観光部の中の1つの組織として当局は少なからず考える必要があると思うし、その辺のことも期待をしながら、教育委員会もしっかりフォローをしていただくことを期待したいと思います。

 次の質問ですが、いわて・しずおか交流事業の資料をいただいたんです。
 内容の確認をしますが、岩手県からは山田町の高等学校と大槌町の高校の生徒36人、県内が40人ということですね。本県の場の力を活用した被災地高校生へのおもてなしだそうです。
 例えば、その内容ですが静岡県ならではの体験というのがあってイチゴ狩り、お茶体験、三島スカイウオーク、沼津港と書いてある。それと高校生との交流。これはいいことだなと。韮山高校、田方農業高校生徒による交流と復興の現状等にかかわる情報交換。こういうことになっていて、具体な日程も知事表敬に始まって、それぞれ先ほど申し上げたこと、それから韮山反射炉のガイドとかもプログラムに組み込まれているわけです。
 これで間違いないかということの確認をまずしたいわけですが、あわせてこの事業ですけれど、例えば岩手県の被災をされた高校生はことし5年目ということもあっていろんなマスコミでそれぞれ違った角度から検証したり、現状を取り上げて報道されていることも承知をしておりますが、この静岡県ならではの場の力、イチゴ狩り、お茶体験、三島スカイウオーク。ちょっとよくわからないんですが、教えてもらえないか。

○橋健康安全教育室長
 静岡県ならではの場の力の御質問でございます。
 基本的には、県内の32校の高校から40名が参加するわけでございます。改めて防災教育の重要性を認識することが大事でございますけれども、岩手県の大槌高校、山田高校の教職員といろいろ何回も議論を重ねる中で、やはり静岡県のよさを体験したいという御希望がございまして、子供たちを通していろんな要望を聞く中で、こういうことの議論が出てきたわけでございます。
 基本的には、やはり防災の重要性を認識することを重点に考えておるところでございます。

○中谷委員
 ありがとうございました。
 イチゴ狩りとかお茶体験が悪いと言っているんじゃなくて、何でもそうですが箸休めとか3時の一服とかいろいろあるわけで、その程度に捉えればいいかなあという思いと、イチゴ狩りはやっぱり「きらぴ香」を食べさせてもらって。それからお茶は富士山のてっぺんで熟成したようなお茶があるわけですが、ちょっと高いので――予算的に300万円弱かな――いろいろございますが、その辺含めておもてなしの部分と防災復興に関する情報交換、いずれ静岡県も大変なときが来ると言われて久しくて、忘れちゃっている部分もあるかもしれませんが、ぜひ有効にこの体験を双方の高校生に生かしていただきますようにお願いをして終わります。

○鈴木(澄)委員長
 ここでしばらく休憩いたします。
 再開は午後3時15分といたします。

( 休 憩 )

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