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委員会会議録

質問文書

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令和5年11月地域公共交通対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:藤曲 敬宏 議員
質疑・質問日:11/21/2023
会派名:自民改革会議


○藤曲委員
 2点お伺いさせていただきます。1点ずつお伺いします。
 まず、担い手を確保することがなかなか難しいということですけれども、例えば大型の免許を取られる方々が二種に行かないで、ダンプであるとかトラックであるとか、そちらのほうの運転者、事業所に行く場合は現在多いのか。例えば、それが所得の問題、収入によって、大型を取る方々はそちらのほうに流れるのか。実際に二種を取って、結構収入があれば、二種免許、大型を取ろうというようになるのかどうか。実際にその担い手の皆さん方の考え方というのは、現状どのようになっているのか、お聞かせください。

○堀内参考人
 非常に難しい質問だと思います。要は、バスの運転者になりたいという人がバス会社に応募してくるという認識ではおりますので、まずはバスの運転者になりたいために大型二種を取得する。一方で、トラックはむしろお金かもしれないし、稼ぎたいために大型一種を取ってトラックの乗務員になるかもしれないというのがありまして、そこで一種の免許を取ったからトラックになって、そこから二種を取って、バスの運転手になろうとかって、そういう流れは余りないかもしれないとは考えております。
 ですから、バス会社においては、今、普通免許だけを持っている人も養成運転者として採用した上で、会社の中で二種免許まで取らせて、バス運転者を育て上げるといった制度をつくってやっていますので、まずは、バス会社に入って、そこからバスの運転者になっていくという流れかなと思っています。
 ただ、現状の人手不足の中でバスの運転者は欲しいものですから、トラックの運転者をやっている人からバスに来てもらうためには、やはりそこは給料が上がるとか、雇用環境をよくするとか、そういう環境を踏まえた上で、また来ていただくということなのかなと思っております。

○藤曲委員
 タクシーも普通車の二種免許じゃないですか。やはり二種を取るというと、一つハードルが高いというか、普通の免許とはまた違った、基準的にもハードルが高く求められるんですけれども、私は詳しくは分からないですが、大型二種は取るのも、やはり同じようにある程度違反がないとか、いろいろその基準というんですか、それを取るまでというのは、結構その一種とは違ってハードルが高いものなんでしょうか。

○堀内参考人
 当然、ハードルは高いと思いますが、参入できないような、そのハードルの高さではないという認識でおります。運転ができるのであればという意味ではですね。

○藤曲委員
 ありがとうございます。ライドシェアという、白タクと言われているようなことが今議論されている中で、二種の免許の基準、ハードルを少し下げるほうがいいのではないか、そうやって多くの方々が取れるような形にするのも一つの方法じゃないかというような意見も出ていますが、その辺のところ、大型の二種に関してはそのようなことはあるのでしょうか。

○堀内参考人
 例えば、ライドシェアの場合ですと、タクシーに自家用で乗るということになりますので、当然その運転の技術的なものに関しては、安全性ということを考慮すると、やはり二種免許のほうが望ましいということだと思いますし、バスにしても自家用にしても、基本的には一日の運行時間とか運行距離が短いケースがありますので、そこは考え方として自家用でもいいでしょうみたいなところがあるのですが、一日中運転しているとか、運転期間が長い、労働時間が長いものについては、当然これを事業としてやって、安全性を担保するためには、ここは二種免許は要るでしょうと、そこの線引きかなとは思っております。

○藤曲委員
 そこは余り、二種をどうこうというよりは、今の安全確保のためには必要だということですね。
 
もう一点だけ聞かせてください。28ページのところに、地域公共交通についてのまとめで、これを見ると、バス事業者が非常に厳しい状況の中で、地域間の幹線系統とか観光バスとか高速バスとか、ある程度黒字が見込まれるようなものに関しては、これは自分たちの事業として、これからも引き続きやっていきたい。ただし、地域公共交通、その地域の中においては、もう赤字経営がここまで続いており、自分たちが自主的にやるのは難しいので、あくまでも人材は出すけれども、お金は自治体なり、そういうところが出してもらわないと、これは維持できないというような。結論的に言うと、もう困難、お手上げというか、今までどおりにはもう決して全国的に行かないですということが、このまとめに結論的に、そういう御意見と受け止めたのですけれども、それでよろしいでしょうか。

○堀内参考人
 静岡県内においては、静岡市内の本当の中心部を除いて、全てそういった状況の赤字となっておりますので、今すぐにこういう方向にしなくちゃいけないということはないですが、もう既に地方部においては、こういう方法しか、住民の足を維持する、確保する方法はないと私は考えております。

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