• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成26年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:多家 一彦 議員
質疑・質問日:12/16/2014
会派名:自民改革会議


○多家委員
 1問、分割質問方式でいきます。
 国民体育大会のことについてお伺いします。
 10月22日、第69回長崎がんばらんば国体が終わりまして、我が県の成績は天皇杯が26位、皇后杯が22位という結果が出ているんです。かつて静岡県はスポーツ王国、オレンジ旋風の県と言われて非常にスポーツ界では注目されていました。その結果がこういうことでありますので、どんなふうに思っているのか。

 それから、国体は毎年新たな県でやっていて、2003年――平成15年に二回り目の国体が静岡県で開催され、当然、そのときには天皇杯では総合優勝となっていたと思うんですが、この2003年――平成15年からの12年間、国体が終わった後、果たしてどんな順位になっているのか。新聞等で見ますと、県選手団の成績は低調、それから入賞数が激減と。そういう文字が躍っていて、我が県の状態が非常に落ちると。先ほど来、全国学力・学習状況調査の話とか、スポーツテストの話とか、覇を競う話がありましたけれども、それはそれ。しかし国体はまさしく県威を高揚するという覇を競う本当の国の中の舞台ですから、そのことについてどんなふうにお捉えになっているのか、お尋ねします。

○福永スポーツ振興課長
 国体についてお答えいたします。
 まず、今年度の天皇杯が26位という順位でございますが、私どもの当初の目標は8位以内でした。体育協会は獲得得点数1,200点という目標を立てておりましたが、実際は917点でございました。現在もさらに細かに各競技団体でもいろいろ分析をしておりますが、一番の大きな要因と考えられますのは、団体競技、特に球技の団体競技におきまして、得点がとれたのは水球のみとなっております。そのほかに優勝を期待できるのではないかとも言われていたバスケット少年男子とサッカーに関しましては、初戦、または2回戦等で敗退となっておりまして、団体競技そのものの得点がとれないのがまず一番大きな原因かと考えています。

 平成15年の国体以降の順位でございますが、その後は大体20位前後になっておりまして、過去では平成24年の岐阜大会の14位が最高でございまして、今年度を除きますと平成23年の山口大会の22位がこれまでの最低の成績でございました。
 その中で、なかなか順位が上がっていかないという部分がございましたけれど、県体育協会も今年度につきましては非常に危機意識を持っておりまして、競技力向上対策委員会等もございますが、そういった部分での対策、さらに各競技団体についても詳細な要因分析等を行っていただいた上で、今後の強化対策を図っていきたいということも伺っておりますし、私どもも国体の強化費で補助金を出しておりますので、そういった部分で連携して取り組んでいきたいと考えております。

○多家委員
 岐阜大会が14位、山口大会が22位ぐらいで、あとは総じて20位前後だという理解でいいですか。何を言いたいかというと、静岡県は知事にしろ、我々にしろ、工業品出荷額から、農業品生産額から、水産品の出荷額と、そういうものがおおむね10位ぐらい、人口を含めて県の力は10位ぐらいの中に入っていると自覚しているから、少なくともスポーツの世界においてもそのくらいの力を持っていなくちゃいけないのではないのかなという意味で言っているわけです。
 そういう理解の中でちょっと成績が落ち過ぎているなと、そんなふうに感じるわけですが、じゃあ、先ほど個人競技は毎回目にするわけですが、かなりいい選手がランダムに出てきています。それはそのときの話題になるわけですが、団体競技で水球以外は入賞できなかったと。こういう話ですが、じゃあ、団体について、先ほど野澤委員から部活動の指導の工夫ということで、人材派遣の会社によって競技力を上げていくと。国体の選手なんかはそういう意味では指導者がいると思うんですが、国体に出るようなチーム、もしくは選手についてどんな対応が今、とられているのか。先ほど競技力の対策向上委員会等があると言っていましたけれども、どんな対策がとられているのか、ちょっと教えてください。

○福永スポーツ振興課長
 まず、順位でございますが、過去最もよかったのが岐阜大会のときで14位でございますが、一番下が山口大会での22位ですので、その間のところで大体順位が変動しているところでございます。ですので、例えば平成19年の秋田大会の時には15位とか、そういった順位になっている現状でございます。
 それから、先ほどの部活動の工夫改善については競技力の向上という部分もあるんですけれども、どちらかというと、指導経験のない部活動の顧問等に対しての支援をするといった部分に強い目的を持っています。もともと専門でない先生が部活動の顧問をやっていらっしゃるんですが、そういった部分を支援する意味で外部指導者の活用が主目的なところもございます。
 競技力向上委員会で検討していただいていますのは、どういうような形でチームをつくっていくか、また県の選抜チームをつくったときにどういう形で選考をして、どういう形で練習をやっていくか、またもう少し言いますと、若い世代をどうやって育成していくか。トレーニングセンター方式で各地域のいい選手たちを集めて集中的にトレーニングをして強化をするとか、そういう取り組みもしておりまして、そういった部分で競技力向上の取り組みをしているのが現状でございます。

○多家委員
 団体競技の認識が正しいかどうかわかりませんけれども、サッカーはジュビロ磐田があったり清水エスパルスがあったり、バスケットボールはシャンソンVマジックがあったり、浜松市には全国レベルの実業団チームが多数あります。それから、バレーボールは東レアローズという常に全国を制覇するような団体があると思います。ラグビーはヤマハ発動機ジュビロがあると思いますし、実業団レベル、もしくは、セミプロレベルでいいますと、静岡県は非常に集約されたすばらしい団体があると思うんです。いざそれでは国民体育大会になると順位が全くだめだと、1回戦敗退という現実があるので、それらについてどんな捉え方をしているのか。
 先日の市町対抗駅伝、この市町対抗駅伝だけでも市町はそのために相当テンションが上がって活力を持ってくるとそんなふうに思うわけです。せっかくこういう力がありながら、その力を利用できていないのではないか、そんなふうに感じるんですが、競技団体といわゆる今ある既存の勢力と――勢力とは力を持っているグループですが――交流があるんですか、ないんですか。

○福永スポーツ振興課長
 まず、そういった各チームと競技団体とは、例えばジュビロ磐田とか清水エスパルスはサッカー協会ときちっと連携しています。多家委員御指摘のとおり、今おっしゃっていただいたチーム、例えばバレーボールの東レアローズとか、バスケットボールのシャンソンVマジック、それからサッカーでいきますと、Jリーグの選手は出られませんけれども、JFLのホンダFCがございます。そういったところが参加していただいていません。
 ここはやはり競技団体としてもぜひ参加していただきたいところもあるんですけれども、やはりトップレベルのチームでございますので、各チームによってコンディションの持っていき方やチームの強化方針があるものですから、本県の場合チームからは出ていただけていないのが現状でございます。ただ、やはり競技団体も今後積極的にお願いをしていきたいというお話を伺っております。

○多家委員
 もう1つ、別の視点からいうと、今の競技スポーツ指導者、高等学校のすぐれた指導者が継続的にやっていて、教育委員会のマターに余りにもかかわり過ぎているから、一般の――先ほど野澤委員からお話がありましたけれど――地域の柔道界については我々のほうがよっぽどよく知っているという指摘があるのと同じように、それぞれの競技団体の中には、教育委員会の視点ではなくて、スポーツ団体の視点でそういう捉え方をする必要があると思うんですが、そういうことはされているんですか。

○福永スポーツ振興課長
 確かに高校の先生がやっているところは種目的なものが多いというのは現状でございます。これは高校の先生だからお願いしているのではなくて、どの指導者がいいかということで競技団体で選考しています。そういった中で、やはり高校の先生が競技団体の活動を担っているところもあるものですから、競技団体の会合等に出ていただいています。現状としては競技団体が指導者ということで決めておりますので、そこは競技団体ときちっと連携がとれていると考えております。

○多家委員
 県体育協会と静岡県、もしくは県教育委員会の体育関係部署と、何か組織が硬直化しているというか、常に同じ人間が同じことをやっていて、結果的にいい結果が出てこないと、そんな感じを持っているんです。選手団の総監督が、反省でこんなふうに言っているんです。大半は昨年と同様の残念な結果であったと。原因を究明し、新たな強化策を打ち出すなど現状打破に期待すると。6年後の東京五輪を見据え、県、県体育協会、競技団体がより団結して次回以降の国体に臨んでいきたいと。現実にこういうことが総括として言われたんだけど、そのために何か具体的にされているかどうか、そのことをお尋ねします。

○福永スポーツ振興課長
 まず、今年度の動きの中では、今までそういった形はとっていないんですけれども、競技力向上委員会の中でそれぞれの種目の特性ごとに競技団体の責任者に集まっていただきまして、今回、分科会で原因分析を行ったと。現在、その辺はさらに詳細にまとめているところでございますが、そこは今年度、新たに取り組んだところでございます。競技力の実行委員長も相当その辺は危機感を持っているものですから、検討は今後続けていくということでお話を伺っております。

○多家委員
 期待をしています。
 あとは意見ですが、静岡陸上競技協会は浜松市の自動車メーカーの長がトップになって、大幅に改善されたと思っています。静岡県体育協会もある意味では脱皮をしていかないと、いつまでたっても同じだと、回り回ってきたときに予算をたくさんつけて、いわゆるふるさと選手を集めてやっていく。済んでしまえばもう金目もつかない、あとは平均的でいいということでは私はないと思うんです。
 特に、スポーツとか歌は何かあったときに非常に県民、国民に勇気を与えてくれるものだと思います。現実にラグビーワールドカップが2019年に日本にやってくると。2020年はオリンピックと、もしくは2016年にはアジアの自転車競技選手権大会が伊豆ベロドロームで開かれると、そういう大きな話題があるときに、マンネリ化していつまでも同じ体制でスポーツを見ていてはいけないなと、そんなふうに思います。ぜひ国民体育大会に静岡県の力と同様に、必ず10位以内に入っていくんだと、静岡県体育協会傘下の競技団体にしっかりと檄を飛ばしてほしいなと思います。以上です。

○林義務教育課長
 先ほど、3番委員から御質問いただきました謝金の件でございます。
 確認をいたしましたところ、謝金の取り扱いに関しましては、支払う側、つまり静岡県出版文化会で源泉徴収して支払っていることが確認されました。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp