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委員会会議録

質問文書

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平成22年10月就航地交流推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中野 弘道 議員
質疑・質問日:10/25/2010
会派名:自民改革会議


○中野委員
 よろしくお願いします。富士山静岡空港と地元発展に大きく寄与するという大きな目的に、非常に我々も感銘というか、非常にありがたいことだなということでFDAを応援させていただいている一人でもあるんですけが、今、地方空港のあり方ということが、日本全体でも採算ベースも含めてどうしていくかという岐路に立っているように思っています。もちろん、御社が小松の撤退云々、やはり企業内の損益もありますし、当然企業の存続のためにいろいろな方法は取っていくべきだと思います。それは否めない事実でそれは仕方がないんですけども、富士山静岡空港をどのような形で利用していったらいいのか、これから地方空港全体のあり方も含めてですが、内山副社長は日本貨物航空の社長さんもやられていて、貨物関係のこともお詳しいと思いますし、静岡空港はこれからどうなるんだと。FDAが――先ほど3番委員からもありましたけど――移っちゃって行くんじゃないかという危惧ではなくて、静岡空港はこれからどうなるんだという、信号が黄色になっているような印象を受ける方も少なくはないんで、ぜひその辺の大きな視点に立った意味で副社長の御経験も踏まえて、どんな形が一番いいのか、やはり静岡空港の場合は、地方のハブ空港でやっていくと無限の可能性があるんだということを言っている方もいらっしゃいますが、ただ、採算もあるんで、そんなには来ないよと。実際、搭乗される方も、私は中部の焼津なんですけども、私の家からも20分で行けるんで非常に便利なんですよね。ただ、東部・浜松・西部だと、まあ直接関空に行ったほうがいいとか、中部国際空港、羽田、そっちへ行ったほうがいいという方もいらっしゃる。宿泊しないなら朝早くから家を出ないといけないということで、実際に搭乗のほうもやっぱり中部地区を中心にしたダイヤの編成に現状なっています。この静岡空港をどのような形で、もう少し大きな視点で副社長の考えというか、茨城空港も含めて全体のことがおわかりでしょうから、ポイントはここだというのがあれば、FDAの運営ということではなくて、その辺の観点を少し教えていただきたいなと思うんですが。

○内山拓郎氏
 これは、非常に日本でも大きな問題だと思うんです。それで、例えば静岡でもそうですし、羽田線がやれない空港ですよね。大阪線もそうですね。そういう空港っていうのは、ほかにもあるわけで、名古屋の小牧空港もそうですし、それから松本もそうですね。茨城空港もそれから福島なんかもそうなんでしょうね。ただ、福島や茨城は、例えば大阪線だとかはやれますよね。だから、本当に中部にある何カ所かの空港は、羽田線もやれない、大阪線もやれない。要は、幹線はやれない空港ですね。だけど、それならその空港がなくてもいいのかと言いますと、やはり地方の利便性だとかそれから産業の競争力だとか、そういうものは確かに空港がないと恐らく落ちてくるわけです。この間も牧之原の市長さんとお話をしていましたら、例えばあそこには榛原病院がありますが、お医者さんが福岡から週の何日か、何科のお医者さんかは知りませんが来られている。それこそ空港があるからできるんだというようなことを言っていました。そういうことで、確かにいろんな面で地方に空港っていうのは必要なものだと思うんですね。だから、これをどうやって維持していくのか、空港だけ維持ということじゃなくて、そこに路線がなければだめなんでしょうけれども。ただ、静岡の場合は当初の1年で利用者が60何万人とか結構いってますよね。これは、そういった羽田線や大阪線がない空港にしたら物すごくいい数字ですよね。マスコミの方は何かすごく減っているとか言っていますけど、僕は物すごくいい数字だと思います。例えば国際線の場合ですと、結構首都圏に近いとそういうことがありまして、お客さんがたくさん来て静岡にどれぐらい留まられるかは別にして、やっぱり首都圏に近いので、結構国際線は成り立つと思うんです。それから国内線は、やはり九州だとか北海道だとか、そういう遠い路線だとかそういうものは、成り立たせていくべきだと思うんですね。それで、空港の採算とかね、いろいろ言われていますけども、空港の採算なんて言っているのは、もう日本だけですよね。皆、外国じゃ空港っていうのはもうインフラですからね。道路と同じようなもので、地方にも必要なんですよね。それで例えば、着陸料やいろんな使用料というのをそれに基づいてかけてきますとなかなか、特に地方路線で小さい飛行機を運行している会社ばかりですから、なかなか採算ということになると難しいことになってきます。だから、今の日本全体の考え方でもう少し空路というのをどのように考えるかです。恐らく全体のコスト的には、例えば北海道まで道路で行く人はいないかもしれないけど、鉄道で行くとしても物すごくコストがかかっていると思います。飛行場をつくって行った方が、全体のコストは絶対に安いはずです。そういうことで、ヨーロッパやアメリカなんかは、結構そういうリージョナルの路線がたくさんあるんですね。ただ、アメリカでもヨーロッパでも、特定路線については補助があるんです。ある程度こういう路線は維持しようというために政府の補助があって、路線が維持できるようになっているんですね。だから、全体的に日本の航空路線をどうしていくんだというような国全体が考えるべき問題が結構あるんじゃないかと思います。

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