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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成19年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:岡本 信也 議員
質疑・質問日:11/05/2007
会派名:平成21


○岡本(信)委員
 まず病診連携のことでありますけれども、40%を超えているというようなことが報告にございましたけれども、実際に連携の中身ですね、どういう連携をしているのかという。例えば患者さんを紹介しているのか、あるいはカルテの交換までやっているのか、そういう連携の中身ですね、これについてお聞かせをいただきたい。

 2点目が医師の確保について。棚卸表の49ページに医師確保について一定の効果があったと書いてあります。どういう効果があったのか、あるいはもう1つは具体的にどういう政策を打って一定の効果が出たのか、その辺をお聞かせいただきたい。

 それから3点目、これはがんセンターについてお聞かせいただければありがたいと思うのですが、これは決算審査の意見に関する説明書ですね、その中に、がん治療の実績等により外来患者がふえていると、そして診察機能の向上に努めるということをがんセンターで答えているのですが、実際にこの診察機能の向上という中身ですね、私が聞くところによるとチーム医療の導入ということを以前からされてるということですが、割合、総合病院のような大きいところでは担当の医師が、つまり主治医が中心で、かなりそこの判断でどんどんやってしまうと――やってしまうという言葉は悪いですが――治療を進めてしまうということが結構あると聞いているんですが、がんセンターの場合はいろんな分野の医師がいろんな角度から見て、それで最適な治療法を探っていくということで聞いている、そして治療を進めていると。これは非常に重要なことだと思っておりますので、その辺の全国的な評価というんですかね、がんセンターの進め方に対する評価と。あるいはこの治療の進め方について、このシステムに関しての課題ですね、評価と課題、これについてお聞かせをいただければありがたいと思います。

○増田医療室長
 病診連携、45ページの数字でございますが、これは紹介率でございまして、紹介状を伴った患者のやりとりということでございます。

それから医師確保対策、具体的な効果ということでございますけれども、まず医師確保対策、なかなかすぐに効果が出るというようなことはございませんが、1つ出ておりますのは再就業支援で女性医師1人応募がございまして、現在この方が西部の病院で勤務されております。
それから中期的なものになりますけれども、県立病院の方で後期研修医の枠を拡大したところでございます。この目的は2つございまして、まず、なるべく多くの研修生に静岡県に来てもらって静岡県に定着していただくというのが1つ。それからもう1つは、この研修生を3年目ぐらいを基本にして、他の自治体立病院に派遣研修という形で出てもらいまして研修していただくということを考えております。18年度につきましては県立総合病院で7人、それから19年度につきましては県立総合病院で7人、それからこども病院で2人の研修医を別枠で確保したところでございまして、来年度――20年度にこの一部について自治体立病院に出ていただくということを考えております。
それから19年度の事業でございますが、就学資金につきましては報道されてますとおり17人確保したところでございます。

○大桑がんセンター事務局長
 がんセンターにおけます診療機能の向上ですけれども、外来患者がふえてまいりまして、そのために今後、外来ブースの拡充ですとか通院治療センターの拡充ということで外来機能を強化していきたいというふうに考えてます。
 それからチーム医療についてでございますけれども、高度先進医療ですとか全人的医療の提供ということで非常に患者満足度も高く、がんセンターが高い評価を得ている理由の1つでもあろうと考えております。
 それから課題と申しますか、当然内科医、外科医、それから病理診断医、画像診断医、それから看護師、コメディカルという職種が一堂に会してこのカンファレンスをやりますので、どうしても時間調整とかでなかなか時間とか労力の面で非常に負荷がかかるというところはあると思います。また、そういうことで非常に赤字要因といいますか、そういった負荷が経営上にもかかってくるのではないかなというふうには思っております。

○岡本(信)委員
 ありがとうございます。
 それでは要望を述べて終わりにしたいと思います。
 初めに病診連携のことでありますけれど、これについては紹介状ということで話がありましたけれども、実は11月に入って聖隷浜松病院に会派で研修に行きました。堺院長に対応していただいて、民間の病院でありますけども、いろんな角度で御意見をいただきました。
その中で連携というのがもう少し幅をもたせるというんですか、もう少しステップアップするというんですかね、そういうことも必要じゃないかっていうようなことを言われておりまして、これは病診連携になるのか言葉が適当かどうかわからないですけども、例えば佐久間病院というのがありまして、そこと聖隷浜松病院と、もうちょっと医師の定期的な交流をやりたい。それから浜松医大ともやりたいということを病院長が申しておりました。つまり人的な医師の交流ですね、それをやってお互いに高め合っていくというんですか、やっぱり僻地の病院、どうしても症例が少ないということで、そういう意味で症例の多いところへ研修に来て、またこちらからもその分を送り出して、交流をしながらお互いに高め合っていくということも必要ではないかな、そんなことを言ってました。これは参考でありますけど、こういう方向もいわゆる連携という中にはあるのではないかなというように思いますので、また御検討をいただきたいというふうに思います。

それから医師確保については、これは民間のサイドからということだったんですけれども、病院長の話ではやっぱり魅力のある病院でないと医師は集まらないんだということを言っておられました。過日、厚生委員会で長崎の方への県外視察に行かせていただいたんですが、やっぱり同じようなことを言っておられました。病院に魅力があるというのは給料が高いということももちろんあるのですが、医師として、魅力があるというのは症例がすごく多いことですかね、医師としての力量を高める要素がその病院にあったり、あるいはその病院にその配慮があると。だから学会へもどんどん出してもらえるとか、そういうことを言っておりました。その魅力がなくなると、あっという間に医師はどこかへ行ってしまうというようなことも言っておられました。
現在、聖隷浜松病院では産婦人科が16名、小児科医が12名、これは本科の方ですが、さらに研修医が27名ということで、これどうやって集めてるのかなというふうに、これだけでも病院ができそうな感じなんですが。それから総合診療内科というんですか、今、余りにも細分化されているのでそういった総合的な内科、これを8名確保というようなことで、どういうふうに集めているのかわからないんですが、そこに医師の勤務に魅力のある病院というんですかね。もちろん余り忙しいとどこかに行っちゃうかもしれませんけど、やっぱり学会とか、医師としての力量を高めるようなそういうことをフォローしていくような、そういうことをどんどん取り入れていかないといけないんじゃないかということを言ってました。
したがって、こちらの県等にかかわることですが、県立3病院を今度独立行政法人化するなど、これからの新しい方向が実は出ているということを聞きますと、県立3病院が医師から見て魅力があるのかということですね。もちろん患者さんにもきちっとした医療サービスが必要かと思うんですけれども、条例も通っておりますので、そこのことをこれから十分に検討をお願いをして、この3病院の立ち上げをぜひお願いをしていきたいというように思います。

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