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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年6月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:山田 誠 議員
質疑・質問日:08/10/2021
会派名:自民改革会議


○四本委員長
 休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

○山田委員
 一問一答方式で伺いたいと思います。
 今回、コロナと熱海の土石流の質問がたくさん出ておりますが、まずコロナ関係でふじのくに安全・安心認証制度について伺いたいと思います。
 先ほどからいろんなお話が出てますが、この調査、申請等の業務委託先の東武トップツアーズは山梨県の認証制度の業務委託も受けて様々な協力関係者も含めて非常に精力的にやったと聞いております。
 そういう経験がある中で、静岡県も今回やる中で様々なノウハウをしっかり確保していただきたいと思いますが、先ほど6番委員からも質問がありましたが、認証を取るときと促進助成費の助成金の申請の2つの申請があるわけですが、両方一遍になっていないと6番委員からもお話がありました。
 特に事業費の申請が少ないということなんですが、これについては最初に申請するときにこういうことでやりたいよって言っても、現地を確認して店舗の対策がこれだけでは足りないでしょう、こういったものを追加していかないといけないですよということで費用的なものもはっきり確定していない場合もあるだろうし、逆にもう今までにそれをきちんとつくっちゃったから自分たちは申請だけでいいでしょうという2つの形があるんじゃないかなと思っています。
 そういう中で、助成金の事業も大事なんですが、私はまずは認証を取ってもらうことが一番だと思います。先ほど話をした申請中に協議したりして追加があったりを踏まえるとなかなかすぐに助成金の申請に行かないのかなと思うんですが、その点について伺いたいと思います。

○太田危機対策課長
 認証の申請におきまして、機器の設備等の追加の設置等が求められているかどうかと、現状についてお答えいたします。
 まず認証ですけれども、現地確認を行うまでに設備を整えていただければ構わないとお願いしていますので、認証と助成事業につきまして同時に申請していただいても構わないとお話はしているんですけれども、今2番委員がおっしゃられましたように、皆さん先に認証を取ってということで認証の申請が多いものと理解しております。
 認証におきまして現地確認をしておりますけれども、今までの事例で見ますと、パーティションですとか設備が必要なものにつきましては大体そろえていただいているのが多くございます。
 例といたしましては、トイレの蓋を閉めてくださいといった貼り紙がないとか、湿度計の設置がないとか、軽微なものが現地確認の時点で不足している事例が多くございますので、そういったものにつきましては、湿度計で言いますと数千円のものですので認証の申請の途中で設備の費用が大幅にかかることは今までではあまり事例としてはございません。

○山田委員
 ありがとうございます。
 何にしても、今あまりそういった大きな変動はないということでありますが、とにかくやっぱり申請をできるだけしてもらう。ただ、この申請をしてもらう中で、先ほども話がありましたが、取って何のメリットがあるのかという話も申請する側としては当然あるかと思います。手間はかかるけど、それを取らなくても対策が十分できるならというのもあると思いますが、ぜひこの安全・安心認証制度については、取るに当たって例えば山梨県の場合で言えばゴー・トゥー・イートの対象には認証を取ったところしかなりませんよという優遇策、いわゆるインセンティブを与えた部分もあって非常に進んだところがあります。
 やっぱりこれを取ることによってプラスになることも幾つかあるかと思います。これから経済回復に向けて様々な施策が出てくるかと思います。今までに止めているものもありますけれども、そういったものもこれを取ることによってさらに優遇されるといったことも私は進めていくためには1つ必要なことじゃないかなと思っています。
 そういった考えは、まだこういう状況だもんですから、落ち着いてくるまではそれはなかなかできないと思いますが、落ち着いてくる時がいずれ来たときに、そういったことも考えていく必要があるんではないかなと思いますが、その考えがありましたら伺いたいと思います。

○太田危機対策課長
 現在、認証を取得いたしました飲食店につきましては県のホームページでお名前を一覧表で公表させていただいています。また認証の専用ホームページに検索機能を設けまして、各認証店での取組を御紹介しているところです。
 また今後、認証店の位置を地図で示して地図の中で認証店が探せるようホームページの改良を現在進めておりますので、そうした中で認証店を利用されるお客様に対して認証店を御紹介できるような取組をまずは進めてまいりたいと考えております。

○山田委員
 ありがとうございます。
 そうはいっても、やっぱりやるほうとしては何らかの形がないと多分やらないんじゃないかなというか、今までどおりでもいいよというところも出てくるのかなと思いますが、これは県内の人たち向けだけじゃなくて県外からいずれ来る人たちに向けての1つの大きなPRというか、安心していられる材料という形ではやはりこれは重要だなと思っています。
 というのは、やはり様々な各種団体が自分たちの自主ルール、当然これはそれなりのアドバイザーからちゃんとこうしたほうがいいというのを聞いた上でつくっていますが、非常にそれがかぶってきているというのがあります。そういった中で、やっぱりしっかりと県の認証を取ることによってある程度安全なんだなと。
 なおかつ、もう1つ重要なのは、環境もそうなんですけど、やはり来たお客さんがしっかりとルールを守ることだと思っています。やっぱりそこのところを認証制度を取る店においても絶対このルールを守ってくださいとお客さんに言うためには、うちはこの認証制度を取っているからこれをやっていただかないと困るんですと、自分たちお店が困るんですよ、あなた方も困るかもしれない、我々も困るんですよということを明確に言うような。
 先ほどから、1つのルール、規定が必要だとありましたが、私はその規定というのもルールにできるんではないかなと思いますので、その点についてお店だけじゃなくてお客さんにも守ってもらうルールだとしっかりとPRできるホームページの作りとか、様々な形で考えていただきたいと思いますが、その点についてのお考えがあれば聞かせていただきたいと思います。

○太田危機対策課長
 2番委員が今おっしゃられましたように、これまでこの認証制度を利用するお店、飲食店向けにホームページですとかPR等を中心に進めてまいりましたけれども、今後は新聞ですとかテレビの広告を通じまして、飲食店を利用される方々にもこの認証制度を広報いたしまして、利用していただく皆様にもコロナ対策に御協力頂けるように役立ててまいりたいと思っております。

○山田委員
 ぜひお願いしたいと思います。何にしても、静岡の県民性からしても非常に真面目な方々が圧倒的に多いですから、そういった意味ではルールとしてこういうものだよということがPRでどんどん浸透していけば本当にいい形にいくと思いますので、ぜひこれからも頑張っていただきたいと思います。

 最後に、熱海のことでありますけど、様々な方から質問がありましたが、今回いわゆる自己完結型で現場に入れる自衛隊、警察あるいは消防、こういった現場の捜索に関わる人間以外に後方支援をするメンバーがかなり入っています。やっぱりそういう部分があって初めてできる。だからこういう組織というのはもう限られた組織しかないと思います。そして命令系統が一本で行っているところは当然限られた組織しかないと。
 実際に現場に行った静岡市の消防隊員からも話を聞いていますが、例えば夜間クーラーがない中で自分たちの乗っていった車の中で寝なきゃいけないという大変な状況もあったと聞いています。それでもやっぱり自己完結型であるからこそ、それが可能だということがあると思います。
 今回、県のボランティア協会が熱海市と非常に早い時期から来られても対応できないから、ましてや非常線を張ったエリアには入れないですよと明確なメッセージを、ボランティアとして協力してくれる方々に向けて出したのが非常によかったと思っています。
 やっぱりそういったことから考えると、今後県内全域で大きな災害があった場合に、当然のことながら全国からボランティアが来る話があるかと思います。消防とか自衛隊あるいは警察といった本当に自己完結型の部隊と違って、ボランティアはどうしても命令系統もしっかりしていないわけですから、やはり今回のことをまた教訓として、そういったものが本当にきちんとできる形で組み合わせていかなければいけないと思います。
 今後そういったボランティアに対して、実際に危機管理の視点から今回どういうことが教訓としてあったのか、また今後そういったものをどうやってうまくリンクすることができるのか、お考えがあればお聞かせ頂きたいと思います。

○藤原危機管理監
 ボランティアへの対応でございますが、今回は2番委員御指摘のとおり、早めに熱海市からボランティアについてはある程度のところで制限というわけじゃないですけれども、大丈夫ですよとメッセージが出ていまして整理できたと思っています。
 そうはいっても、実際現場に行きますと全国から送られた衣服の仕分けとかをやっていた方もやっぱり何人かいました。一方で、現場に入って土砂を撤去するのはなかなか危ないもんですから、それはできないということでした。
 全国から大量の物が来てそれをさばく人が大量に要る、大きな場所が必要なのはよくある話でございまして、ほとんどのものが残念ながら使われないで終わってしまうこともよく聞く話です。
 先ほど話がありましたけれども、本県のボランティア協会は災害があると必ず現場に出かけて行きます。長野県に行ってもいろいろなことをやりながら、例えば餅つきまでやって向こうから喜ばれたとか、様々な活動をうちの県ボランティア協会はやっていらっしゃいます。
 それを通じて、他府県といろいろつながりもありますし、ボランティア協会同士のつながりができています。そういう中で、彼らは彼らなりにこういう場合はこういう場合があるね、こういうパターンもあるね、こういう形でやるといいよねというノウハウを蓄積しているところでございます。
 今後、こういったことが起こった場合には、ボランティア協会さんと、さらには社会福祉協議会なんかも一緒になって、そこに県も当然入って手を取り合ってやっていきたいと思います。それについてはボランティア協会が今まで蓄積したノウハウがありますので、これを表に出していくのかなと思っています。

○山田委員
 本当に大きな災害は来てはほしくないけどやっぱり来たときに対応しなければならない。自分でできることは自分でやる。でもどうしても力を借りなければならないものは借りてやる。これがやはり重要なことだと思います。
 本当に災害時、様々なことが突発的に起きるかと思います。今後、危機管理部にはしっかりとまた最前線で頑張っていただくようにお願いしたいと思いますし、我々もしっかりとそれをサポートできるように頑張っていかなければならないと思います。どうかよろしくお願いします。ありがとうございました。以上で終わります。

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