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委員会会議録

質問文書

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平成20年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:石橋 康弘 議員
質疑・質問日:03/10/2008
会派名:自由民主党県議団


○石橋委員
 それでは、まず1番目でございますが、昨年の9月議会の文教警察委員会で私は学校の給食の問題を取り上げまして、食育の重要性、子供たちの食事は安全かということにつきまして質問させていただきましたところ、今回の予算措置で栄養教諭が配置されて、食育に力を入れていくというような体制をとっていただくということは非常に結構だと思います。
 ただ、私が心配しておりますのは、昨年9月以降起こりました一連の中国のギョーザ問題を初め、中国の食材に関して非常に人間の命にかかわる重要なことであるということを全国民の皆さんが認識したと思うわけでありますけれども、それにつきまして、私は一度お伺いしたいんですが、静岡県の子供たちの食材、これは本当に中国のものが入ってないかどうかということを自信を持ってお答えができるのかどうか。
 本当に食材の地産地消がされているのか、かけ声だけでなくて本当に地元でとれたものを地元の子供たちが食べているかどうかということを、そういう体制になっているかどうかということと同時に、今後も折に触れ、やはり食材の安全チェックですね、そういう体制をやっぱりきちっととらないといけないと思うわけであります。
 ただ、納入業者が食材を入れて、それで給食をつくって子供たちに差し出すということではなくて、やっぱり時々は食材の検査をするというのが重要だと思いますので、その点についての今後の方針につきまして、お伺いしたいと思います。

 2点目でございますが、先般、伊豆文学フェスティバルの表彰式が沼津市で行われまして、マスコミ報道で教育長を見たわけでございますけども。
 伊豆文学フェスティバルといいますと何といいましても井上靖、川端康成と、我が伊豆市を中心としたところでございまして、それがなぜ表彰式は沼津市で行われるのかというのが甚だ疑問に思ったわけでございます。
 特にその内容が南伊豆の子浦ですか、子浦が舞台になったのが入賞したということでございますので、別に伊豆市に限らないですが、僕が申し上げたいのは、伊豆から情報が発信できるような工夫をできないかどうかということをお伺いしたいと思うわけでございます。これが2点目でございます。

 それから3点目はですね、この間これも質問させていただいたわけですが、全国学力・学習状況調査で秋田県が非常に学力のレベルが高いということが判明したわけでありますが、その後、何で秋田の学力が高かったのか、レベルが高かったのかということを現地に行くなり研究するなりして、何かやっているかどうかということです。
 何で秋田県がレベルが高いのかと、塾も少なくてないに等しいような県がなぜレベルが高いのかということをお調べになったかどうかということにつきまして、お伺いしたいと思います。

 それから4つ目でございますが、これも塾に関係するわけでありますけども、これも前に一度お伺いしたかもわかりませんが、東京都の杉並区の和田中学校で塾を有料で始めたということで、これが公教育に特効薬であるのか劇薬になるのか、県教育委員会としてはどのようにお考えになっているのか、その点をお伺いしたいと思います。

 それから5つ目でございますが、これも教員の質の向上のために、小中学校の教員を志望する大学生らを集めて、独自に教員を養成する塾を開設している自治体が多くなっているというふうに伺っておりますが、本県としてはどのようなお考えか、それについてお伺いしたいと思います。

 それと最後でございますが、マスコミによりますと教職員の心の病は7,655名で、大変な数であるわけでございます。その中で61%がうつ病であるというふうにマスコミには書かれているわけでありまして、非常に大変なことだというふうに考えているわけであります。
 特に本県の病気で休職中の教職員は、現在何名いらっしゃるのかということと、精神疾患ですね、うつに近い病状、そういった方々の休職者はそのうちの何名ぐらいになっているのかということを教えてください。

 それから、あと現場の体制でありますけども、周囲の先輩教員に相談できないのか。職場環境に問題があるのではないかというようなことも言われております。そういったことについてどのような体制になっているのかということをお伺いしたいと思います。

 それから休職者が復職するための研修プログラムはどのように行われているのかということもお伺いしたいと思います。
 それから問題が深刻化する前に、責任者である校長あるいは教頭が教諭の健康状態をどのように管理しているのか、現在の学校全体で支え合う体制をお伺いしたい。以上です。

○植田体育保健課長
 中国産のギョーザ問題に始まりまして、食品の安全というものが問題視されている状況の中で学校給食の状況を御報告させていただきたいと思います。
 まず、中国産冷凍ギョーザに対しましては、事件が起こりました後、静岡県内の公立小中学校で中国産冷凍ギョーザや天洋食品の製品を使っているかどうかという調査をいたしました。
 その結果、単独調理場では2カ所2校、共同調理では3カ所17校、計19校が天洋食品の冷凍食品を使っておりました。品名はロールキャベツと豚肉ピカタ――薄い豚肉に塩コショウを使って焼いたものというふうなものでございます。
 一般的にこの天洋食品以外の冷凍食品も中国製品でございますので、県の学校給食会が扱っております一般物資261品の中の中国製品は13品ございます。県の取扱物資の中には、天洋食品が含まれませんでしたので、その他の工場製かと思われます。それで約5%が中国製品です。外国製に広げますと15.8%が外国製品の副食物を扱っています。
 なお、基幹物資の米あるいはパン、うどん等は100%県の学校給食会が調達しているという状況でございます。副食物については大半が各調理場あるいは栄養士さんによりまして、食品を選択しているという状況でございますので、そちらについては完全な掌握ができてはおりません。
 このような状況の中で、学校給食における食品の安全管理を今後どのようにしていくのかという点でございます。
 現在やっておりますことは、給食会におけます物資選定委員会及び物資選定専門委員会という2つの委員会が、栄養士あるいは調理場の場長等を入れた専門委員会と、それぞれの学校代表、教育委員会の代表等が組織いたします物資選定委員会等が、商品の開発等あるいは不必要な食品の添加物の有無だとか、内容表示、賞味期限、製造業者名が不明なものだとか、あるいは材料の内容が不明な半製品、このようなものを除外するために制度として機能しております。
 このような物資選定委員会のほか、給食の直前に検食を行っております。これは児童生徒が食べる30分から1時間ぐらい前に担当が検食を行いまして、時間、意見、結果を検食簿等に必ず記録をいたしまして、万一異臭、異物を認めた場合は即給食をとめる、あるいは別の方法をとります。このようなものをやっております。
 また、食材の定期検査をやっております。これは学校給食衛生管理の基準に基づきまして、年間2回以上、食材の定期点検を行うようになっております。各市町は各調理場から、県立学校については完全給食実施校から、年1回は県の教育委員会にそれらの検査の結果を報告することになっております。この検査でございますが、やはり調理場でやる検査ですので、保菌検査といわれるものが中心ということになります。
 また、これらの食の安全という点に関しましては、学校給食の関係者は月2回、保菌検査、検便でサルモネラとか大腸菌だとか赤痢菌の調査を必ず行います。
 また、定期衛生検査を給食施設では年1回、給食設備では年に3回行うようになっております。また、給食食品等の検収――業者から仕入れる際のことを検収と言いますが――検査をして納めることになります。検収、保管の状況の衛生管理の体制及び活動状況を年3回検査をするということになっております。それらの検査等を含めて給食の食材の安心・安全に努めているという方針でございます。以上でございます。

○江間文化課長
 先ほどの伊豆文学フェスティバルの関係でお答えをします。
 先ほど御紹介いただきましたように、3月8日――先週の土曜日ですけど、伊豆文学賞の表彰式それから伊豆文学塾を沼津市の市民文化センター小ホールで開催させていただきました。
 今回で11回目を迎えたわけですけど、過去第1回からずっと資料を見てみますと、第1回の伊豆文学塾が下田市、表彰式が三島市ということで、別々の日に行っております。第2回から第8回までは三島市で文学塾とそれから表彰式、それから第9回が伊豆の国市で文学塾と表彰式、第10回、11回が沼津市という形で開催をしてきております。
 沼津市については、1つは平成21年度に国民文化祭がありまして、そのときにこの伊豆文学フェスティバルを東部における国民文化祭の県主催事業の1つとして開催したいということで、今、国民文化祭準備室からも話がきておりまして、この会場はもう既に沼津市が押さえてあるということで、平成20年度についてはそのプレ大会になるということもありまして、今のところ沼津市を予定しております。
 ただ、御指摘がありましたように伊豆にちなんだということが特色としてあるもんですから、22回以降については、またそれぞれの市町ともいろいろ検討をしながら開催地についても、できるだけいろいろと検討をしてまいりたいと思います。
 また1つには、新幹線の駅から近く遠方からも来やすいということで三島市、沼津市が多くなっているかと思います。ただ、特性を考えれば伊豆ということをもっと視野に入れて考えてもいいかなという思いもありますので、その辺は今後検討させていただければと思います。以上です。

○風間事務局参事兼義務教育課長
 まず、全国学力・学習状況調査の件でございますが、現在、検証改善委員会を組織いたしまして、他県の調査をいたしているところでございます。ただ、御指摘のような秋田県に行くかどうかということについてはまだ不明であります。
 なお、検証改善委員会におきましてはデータ分析支援ソフトをつくりまして、各学校での分析に役立てていただくと同時に、改善の視点等を記しました報告書を年度内にまとめ、配付し、改善の様子を指導するとともに情報の共有化を図りたいと考えているところでございます。

 次に、杉並区の和田中学校等の取り組みについてでございますが、この取り組み自体は成績上位の者の学力をさらにどう伸ばすかという試みであるというふうに考えておりますが、公教育のあり方等を考えたときに、これについては義務教育の機会均等あるいは学校施設の公共性等の点から検討すべき課題であるのではないかというふうに考えております。
 県の教育委員会としましては、教員の多忙化を解消して、子供たちが先生と向かい合う時間を確保する中で考えていくということを進めていきたいというふうに考えています。

 それから、教師塾というんでしょうか、教師の希望者の塾についてでございますが、教育委員会の役割というのは教師として採用した者の資質向上であると。教員志望の者の養成は本来大学等が行うべきものではないかというふうに基本的に考えているところであります。
 ただ、教育実習等については協力をしていくわけですけれども、したがいまして採用試験についてはこの後工夫をして、より多くの人材を確保していくということを試みるつもりでおりますし、さらに採用した者の資質の向上については、研修等で体系的に、計画的に進めていく必要があるというふうに考えているところでございます。以上でございます。

○峯山福利課長
 教職員の健康管理の状況です。
 県内小中高等学校の教職員で、病気で30日以上休んでいる者は18年度に休職を含めまして455人おりました。そのうち精神的な面が原因の方は162人と、休職者の35%を占めております。

 休職に当たっての復職のためのプログラムですけども、現在は90日以上休んだ者については2週間、180日以上休んだ者には4週間の復職の訓練を主治医と相談しながら学校の業務に合わせて実施しているところです。
 それをもとにしまして、復職に当たりましては健康審査会を県のほうで設けまして、そこで復職の可否を判定しまして復職を認めているところです。

 それから、管理職を含めての相談の体制ですが、従前からいろんな相談窓口を持っております。
 臨床心理士による相談窓口、電話による24時間の電話相談。そういうものをやっておりますが、特に身近な者が一番早く気づいてやるのが、対処の仕方でもいいということで、そのための研修もやっております。これは新任の管理職である教頭、事務長に対しまして年に1回ですけども研修会を実施したりしておりますが、特に学校におきましては、学校にあります衛生委員会とか衛生管理者に教頭とか養護教員がなっておりますので、その方たちによる指導とか、ふだんの状況を見てもらうとか、そういうような業務をやっていただいてるところです。
 特に校長先生については、いろいろなところで身近によく見ていただいて、何か心の変調とか身辺の行動のおかしさとか、そういうものがあったときには専門家と即相談するというようなことをお願いしているところです。以上です。

○石橋委員
 ありがとうございました。
 給食の食材の検査、今、年2回実施というふうに伺いましたけれども、これが多いか少ないかということに関しましては、私はちょっと少ないんじゃないかと思います。子供の生命にかかわることですから、もう少し回数をふやしたほうがいいんじゃないかと。それと同時に検査に行く日ですね、検査日はやはり通知しないで非通知で行くべきだと思います。そうじゃないと本当のことがわかりませんのでね、それが1点目。

 それから2点目は、やっぱり秋田県へは勉強に行ったほうがいいと思います、まだ決まってないと言っていましたのでね。きょうで委員会は終わりますけども、今月で今年度も終わりますけども、なぜ秋田県の学力が高いんだっていうのが分析してわかったら、また資料として委員長を通じていただきたいと、その2点を要望して私の質問を終わりたいと思います。以上。

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