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委員会会議録

質問文書

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平成20年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:遠藤 榮 議員
質疑・質問日:07/03/2008
会派名:自由民主党県議団


○中澤(通)委員長
 休憩前に引き続いて委員会を再開いたします。

○三ッ谷生涯学習企画課長
 本日御質問いただきましたキャリア教育に関して、静岡県版のキャリア教育の手引きを3月に作成しましたので、お手元に配付させていただきました。御高覧いただければ幸いです。以上でございます。

○中澤(通)委員長
 それでは、質疑等を継続します。

○遠藤委員
 私も今5番委員と同じような気持ちで、今の社会というのは、これ我々大人にも責任があるんですが、非常に偽装の社会だということ。建物から始まって、今、食べ物、あらゆる物がこれまでかと思うほど偽装の形で、もうかればいいこういう社会になってしまっているわけであります。
 そういう中において、物や食べ物であるだけならまだまともだと思うんですが、まさに人間まで偽装されて、人間の仮面をつけた悪魔と言いましょうか、そんな人間まで出てきてしまいました。まさに秋葉原の事件なんて――昨日も9番委員がお話しされていたわけでありますが――まさに静岡県の裾野市ということで、我々も各地に視察に行ったときに嫌な思いをしました。しかしながら、私はこういう人たちが生まれてくる社会にも、職場にも、家庭にも、学校教育にも問題あると言いますと若干語弊がありますが、そういうことを考えたときに、今一度やっぱり原点を考えてみる必要があるのではなかろうかと思います。
テレビ、マスコミ等でいろいろな話が出てくるわけであります。格好の悪い、汚いやつは悪いやつ、きれいなやつはいいやつという観点といいましょうか、価値観のものが正しく教えられてないということがあります。例えば、怪獣であるならば怪獣はみんな悪いもんだということで、そういうことで徹底していじめてしまって殺してしまう。こういう心がやはり今回の秋葉原のことにつながったと思います。まさにだれでもいい、そしてゲーム感覚で人の命をとってしまう、そういう人間が生まれてきたというのは、この個人だけの問題じゃなくて、その子の育った、その人の育った環境にもあると思うんです。
 メールを送っていながら、そういう中で助けを求めたかどうか知りませんが、彼にもし友達があったならば、あんな状態にならなかったと思いますし、まさにそういう面で、我々社会の取り巻く環境の中で、やはりそういうこともあるんだということを考えていかなければならないと思っております。そうかと言って、全部のことができるわけじゃないんですが、やはり自分たちは自分たちの手の届くところをしっかり守っていくことが必要かなということを今感じているところであります。
 そこで、けさも私やってきたんですが、朝6時50分から7時まで声かけ運動と、それから一応曲がりなりにも交通整理をやっています。小学生が非常に危険なところを通るんです。新幹線の駅前ですから私のところは。七、八年かもっと続いてきているかもしれません。そういう中で、若干早く来る子と遅く来る子がいるものですから、その子供たちに聞くんです。例えば大きくなったら何になるのって。今の子供っていうのは、そういう意味で夢がないですね。例えば、自分の母親が店員をやっていれば、そういう売り子になりたいとかって。かつて子供が持っていた夢というか、将来に対する期待といいましょうか、おれはこういうことになりたいというものは持ってないんですね。私は特に戦中に生まれて戦後に育ったものですから、何になるかと聞かれたときには、機関士とかいろいろなことを言ったもんです。学校の先生とは言わなかったと思うんですが。やはりそういう中で、例えば野球の選手になるとか、サッカーの選手になるということも今の子供は言わないんですよね。
 そういう中、これから教育をやっていく中において、教育というものは非常に大きな影響を与えるということを痛切に今感じているところでございます。時間もないようでありますので、余りくだらないことを言ってますと後でおしかりを受けると思うんですが、やはり教育は人づくりだと思っております。そんなことで、これから1年間おつき合いをいただくわけでありますので、課題だけ少しあげておきたいと思います。

 私も若いころは青年団で活躍じゃないけど一生懸命やってきたつもりであります。もう60の半分過ぎているということですが、気持ちだけは青年だと思っております。そういう中におきまして、若干青少年問題について4点ばかり伺っておきたいと思います。
 青少年会館が非常に耐震性が悪いということで、皆様方の御協力といいましょうか、御理解をいただきまして、今年から耐震工事等々の計画に入られているわけでありまして、この経過と計画について説明をいただきたいと思います。

 それから、静岡県には青少年の家が4カ所、三ケ日、焼津、朝霧と観音山ですか。それともう1つ、富士山麓山の村ですか。この利用状況について説明をいただきたいと思います。

 それから、委員会配付資料「教育行政の基本方針と教育予算」の中にあったんですが、次代を担う青少年育成事業ということで、345万円計上されているんですが、この内容につきましてお教えをいただきたいと思います。

 それでその次にあるんですが、地域青少年リーダー養成事業という形で420何万円かあるわけでありますが、この事業について簡単でいいですから説明をいただきたいと思います。

 それから、あっちこっち飛んで大変申しわけないんですが、私はきょう教育委員会の方々にお願いをしまして、小学校と中学校の音楽の教科書を――私は音楽が下手だったものですから――見させていただきました。そして私は今、すごく感激しております。悲しいときもうれしいときも苦しいときも、歌を歌ってしのぐというのは、一つの人間の情緒であると言われているわけでありまして、よい子がいる町は楽しい楽しい歌の町だというような歌もあるわけでありますが、その中で、私はかつて本会議でも質問したことがあるんですが、童謡とか唱歌をやはりいろいろな形で教育の中でやるべきだということを申し上げたい。
 それはなぜかと言うと、私の母親が脳出血で倒れて6年半在宅看護をしました。その中で、ほとんど口のきけない母親が、例えば「荒城の月」なんて4番まで一言一句間違わないで歌えるんですね。童謡とか唱歌、みんな歌えるんです。だけれども言葉にはできないんです。だからそういうことを考えたときに、「三つ子の魂百まで」という言葉とつながるかどうかわかりませんが、本当にそういう面では、歌は我々が想像する以上に非常に大きな力を持っている。そしてこれはぼけ防止にもつながるんじゃないかとか、健康増進のためになるとか、いろいろな面ですばらしい力を持っているなということを自分自身で感じました。
 そして、静岡県では国際オペラコンクールという形で、世界的なすばらしいこともやっているんですが、私はこれはこれで伸ばしていくべきだと思います。けれども、唱歌をつくった静岡県出身の音楽家が何人もいます。例えば「背くらべ」の海野厚とか、「月の砂漠」の加藤まさをとか、「みかんの花咲く丘」とか「かわいい魚屋さん」、これは加藤省吾さんという人で、私たちの町の人間なんですが、こういう人たちが、非常にすばらしいものをつくって残してくれているんです。そして、本来ならば私はこの本の中になかったら少し文句を言おうかと思ったんですが、例えば「背くらべ」も、それから「みかんの花咲く丘」も小学校4年の教科書の中に入っているんですね。これを選んだ方が、だれか知りませんが。やっぱり静岡県出身の音楽家がつくった、そういうことを考えながら、静岡県の歌ですよという形で子供たちに教えていくのも一つの情緒かなと、情操教育かなということを感じました。
 それで、ここに、中学1年の教科書に「赤とんぼ」というのがありまして、子供たちにもこの間ちょっと話をしたんですが、「おわれてみたのはいつの日か」という歌詞があるんですが、あれは竹の棒で飛ばされて追われたんじゃなくて、背に背負われて見たのはいつの日かというようなことなんです。野口雨情の「七つの子」だって、多分カラスが七つなんて子供産みませんから、そういうことで七五三の姿を自分の子供たちに託して歌ったという説もあるんですが、やっぱりそういうものも子供たちに教えていくことが必要かなと。
 そして、私も静岡県の歌が、先輩たちがつくった歌が教科書の中に載っていたということで、大変うれしく思うし、やっぱりこういう問題も、やはり何て言いましょう、余り表へ出る問題じゃないんですが貴重な存在ではなかろうかと思います。

 それから、これは10番委員が本会議でも質問したんですが、ナショナルトレーニングセンターの関係。これは東京オリンピックが決まるかによってもまた内容が違ってくると思うんですが、既に馬術が御殿場、それからアーチェリーが掛川に決まっているわけであります。今から確か2年ちょっと前だったかもしれませんが、私もJOCの人たちと御殿場で実際会って、いろいろな話を聞きました。本会議でも教育長が答弁したんですが、またこういうことも含めながら、今、現実に考えている構想と言いましょうか、それにつきまして、県としての考え方をお教えいただきたいと思います。

 それから、高校の問題について質問させていただきたいと思います。
 今、各地で高校の統廃合が進んでいます。そういう中におきまして、私は高校って一体何かということをやっぱり考えるべきときではなかろうかと思います。特に農業高校とか、商業高校とか、工業高校という専門的な学校の統廃合が非常に多いわけであります。そういう中において、静岡県の農業のあり方、工業のあり方、商業のあり方について、これからどういうふうに考えていくかということを考えて、高校の統廃合というものはやるべきだと私は思います。
 そういうことで、けさ無理を言いまして、各高校の大学の進学率を見させていただきました。専門学校も含めて、そうすると進学校は大体100%行っているわけですね。しかし、実業高校の生徒たちというのは30%とか、多くても50%、そういうことで、ほとんど30から40%ぐらいであるわけでありまして、逆に言えばそれ以外の60%以上の人たちって、その人たちは就職しているんですね。それで地域のために活躍しているんです。こういうことを考えたときに、単なる数字合わせだけで物事をやっていただきたくないというのが、私の本音であるわけでございます。国の根幹は農業だと言いながら農業高校ってどんどんなくなっちゃっているわけですね。そういうことも含めて、やはり統廃合は慎重にやっていただきたい、こんなふうに考えるものでありますが、教育長のお考えをお聞きをいたしたいと思います。

 それから、最後になりますが、教育委員制度についてお尋ねをいたしたいと思います。確か、私は18年の12月の委員会で、教育委員会のあり方について質問をさせていただきました。当時は藤原次長であったわけでございますが、そういう中で、なぜ私が質問したかというのは、教育委員会と言いましょうか、6人の教育委員の人たちの顔が見えないということだからですね。現実に私も、今教育委員長の顔というのは――見ればわかるかもしれませんが――わかりません。
そういう状態の中で、教育委員の指名は我々が議会で承認しているんですよね。そして、いろいろな人事権や、いろいろな裁量はすべて教育委員会によって決められて、そして教育長が執行しているような形になっているわけですね。後で間違っていたら言っていただきたいんですが。そういうことを考えたときに、やはり教育委員会と我々というものは、もう少し身近にあってもいいんじゃないかなと。そういうことの中で、この委員会の人たちぐらいは、意見交換をさせていただくような機会を持ってほしいなというような感じもいたすわけであります。
 特に7月1日に閣議決定した教育振興基本計画、その中では、教育委員制度をもう少ししっかりやりなさいというようなことをうたってあるわけ。あるところでは、縮小もしくは廃止だという方もおられるわけでありまして、やはりそういう中において、教育委員会と我々、また事務方の皆様方との関係は、はっきりした形でやっぱりやるべきだと思うんですが、この点について教育長に答弁しろと言うと、これは当事者でございますので、だれか的確に答弁をいただきたいと思います。以上であります。

○河合青少年課長
 青少年にかかわる4点についてお答えいたします。
 まず初めに、青少年会館の改修についてでございますが、青少年会館につきましては、耐震診断が3ランクでありましたので、平成21年度に耐震工事を計画しておりまして、本年度補強計画設計を開始いたします。工事につきましては、平成21年7月から22年2月の8カ月間を予定し、壁面補強を中心とする建物の補強強化を図るつもりです。
 工事期間中につきましては、震動や騒音の発生が懸念されておりますが、青少年会館の運営業務に支障を及ぼすと考えられるかもしれませんけれども、なるべく今後検討してできることをやりたいというふうに思っております。
 計画につきましては、平成20年6月から8月までに補強計画を作成し、平成20年の10月から12月までに実施の設計を作成し、そして来年の7月から22年の2月末まで耐震補強工事という計画でございます。

 2番目の青少年の家の利用率についてであります。4所ありますけれども、昨年度から朝霧野外活動センターにつきましては、指定管理者制度を取り入れております。野外活動センターの利用率でございますが、昨年度につきましては4万5009人ということで71.4%。焼津青少年の家につきましては4万9898人ということで65.7%。三ケ日青年の家につきましては4万4826人ということで72.3%。観音山少年自然の家につきましては3万5625人で55.7%でございます。

 次の健全育成費のことにつきましては、青少年をめぐる環境整備のための緊急対策事業を新規に立ち上げまして、そちらのほうに使うということと、先ほど委員からもお話がありましたが、声かけ運動をしていただいているということで大変ありがたいというふうに思っておりますが、地域の声かけ運動に使うことになっております。

 最後の次代を担う青少年育成事業につきましては、青年学習機会の促進事業、植林保育事業、新青年活動事業、青年団体指導者養成事業、子供会指導者組織強化事業、青年運動推進事業等に使わせていただいております。以上です。

○松田スポーツ振興室長
 ナショナルトレーニングセンターに関連しました御質問にお答えいたします。
 委員御説明のとおり、文部科学省は、既に東京都北区西が丘にナショナルトレーニングセンター中核拠点を整備しまして強化に入っております。北京オリンピックに向けての強化でございます。文部科学省はこの中核拠点で対応できない冬季あるいは海洋系、あるいは屋外の施設につきましては、既存の施設を活用して高機能化を図るという姿勢を示しておりまして、御殿場市の構想にございます6つの競技のうち馬術を除く5つの競技、あるいはそれに附帯する宿泊施設等につきましては、国として新設して整備するという計画がないというふうな表現をしております。一方でJOC――日本オリンピック委員会は、先ほど委員からもお話ありましたけども、東京オリンピックの2016年の誘致、これに絡んで大きな変化が出るであろうというような期待も持っておりまして、御殿場市の構想を強く支持しているところでございます。
 国が新設施設の建設に入れない、既存施設に頼るというところは、1つには国のスポーツ予算の少なさ、こういったものが影響していると思いますけども、今回の御殿場市の構想につきましては、県といたしまして国のナショナルトレーニングセンター構想の中で動いているものでありまして、建設費用も恐らく300億円ぐらいかかるというような話も聞いておりますし、またその設置後の施設の維持管理も相当な予算が考えられます。そういう意味では、国のほうの動きも冷静に見定めながら、JOCの強い支援を受け御殿場市の要望活動等に県としても積極的に支援をしていくという姿勢を持っていきたいと思っています。以上でございます。

○遠藤教育長
 高等学校の再編整備のことについてであります。委員御指摘の高等学校とは一体なんなんだと、大学に行くためだけの存在なのかと、私は決してそうではないというふうに思っておりますが、そういう中で専門高校の統廃合を目指すんじゃないかというお話でありました。
 今から20年近く前に、実は専門高校と普通高校の中間をいくということで、総合学科高校という構想が起こりました。そして、この総合学科高校というのは、やっぱりそれなりに価値のある高校でありますので、当時県の教育委員会では、子供たちが通える範囲で1校は総合学科の高校をつくろうと、そういう計画を立てました。
 総合学科高校が出てくる前のいわゆる高等学校の状況というのは、普通科高校が7割、そして専門高校が3割、こういう状況でありました。そういう中で、総合学科高校ができたとき、通えるところに1校程度であったときに、総合学科高校が1、そして7と3の0.5ずつを総合学科に回すということで、今現在、これからの高等学校の学科構成のあり方として、6.5対2.5対1とこういうふうな割合で学科整備をしていこうと、こういう考えでおります。
 また、現実には専門高校は非常に元気であります。先ほどから各委員から学校の特色化とか、魅力化ってどうやって図っていくんだよと、こういう御意見もたくさん出ているんですが、実は専門高校は非常に特色化、魅力化を図りやすい学校であります。先般――去年でしたけれども、教育委員会で農業高校に行きました。教育委員の先生方、多くの方は「教育長、みんな農業高校にしてみたらどうなんだ」と、子供たちの活動ぶりが非常に生き生きとしていたということで、そんな御意見も出たりしました。産業教育審議会等でも専門高校のあり方について御意見をいただいていますので、決して専門高校を軽視しているということではなくて、大事に育てていきたいと、こんなふうに考えております。以上です。

○鳥居高校教育課長
 富士山麓山の村の利用状況ですけども、20年度から春野山の村が閉鎖しました。その分、西部の高校生たちがこちらの富士山麓山の村を利用するようになりまして、全体で今のところ目安ですけれども、19年度が約2万3000人でした。それに対して20年度ですが、今のところ2万5000人ということで2000人ふえている。ただ我々はもう少し利用を促進したいということで、今後の計画としては、勉強合宿等の利用の案内を各学校に出したいと思います。以上です。

○須藤教育次長
 私からは教育委員会制度についてお答えをいたします。
 委員から御説明ありましたように、教育委員会につきましては、教育行政について政治的中立性の確保ですとか、継続性、安定性の確保、地域住民の意向の反映といった理念を具体化するための制度といたしまして、知事部局から独立した形で、合議制の機関として存在しているところでございます。お話にありましたように、教育行政の施策の基本的な方向性ですとか教職員の任免等も含めた人事権、こうしたものに責任を負っている機関でございます。
 しかしながら、昨今、例えばいじめ問題の対応等をめぐりまして、形骸化しておるのではないかといった御批判ですとか、責任や権限の所在があいまいだといった御指摘等もいただいたところでありまして、昨年の6月には、こうした教育委員会制度の趣旨を生かしつつ、より責任をしっかりさせるということと、それから活性化を図るということへの法律改正もされました。先ほどお話がありましたように、1日に決定されました教育振興基本計画の中でもより責任体制の強化等についてうたったところでございます。
 教育委員会といたしましては、法律の改正もされましたので、それらの対応ということで、例えば、教育委員会施策に対する点検評価、これは第三者評価も実施するというような形になってますし、それから、教育委員に保護者代表を登用するということで、今年の4月1日から保護者代表の方も登用させていただいたところでございます。その他開かれた教育委員会といたしまして、より住民に顔の見えるという形にしたいということで、現在も行っています移動教育委員会ということで、学校現場等に赴きまして、保護者の方とも意見交換をする、こうした機会もよりふやしていきたいと思っていますし、それから、事務局との意思疎通という観点でも、例えば決定する事前から、順を追ってかなり具体的に意見交換していくですとか、委員会の開催も柔軟な開催ができないかといったことも今検討しているところでございます。
 そのほかに、積極的な意見交換の機会をつくるということで、例えば知事部局ですとか、ほかの行政委員というのもありまして、具体的には、例えばいろいろ青少年問題をめぐる状況等もあるものですから、先般公安委員と教育委員との間で意見交換の機会を設けるなどもしたところでございますし、その他教育委員会で種々審議会等も持ってございます。そうしたところにもより出席をしていただくという形に今後していきたいと思います。
 御提案いただきました県議会文教警察委員会の皆さんとの意見交換につきましても、私どもとしては、ぜひ積極的に対応させていただきたいと思いますので、よろしく御指導のほどお願いしたいと思います。以上でございます。

○遠藤委員
 青少年会館につきましては、この間8カ月ぐらい使えない状態になると思うんですが、ここにいる方、各団体は毎日動いている中での問題でありますので、その活動に支障を来さないような形で最善の努力をしていただきたいと思います。

 ほかにつきましては、これからの委員会の議論の中でやりたいと思います。青少年の家の問題やら、富士山麓山の村にしても、特に森林関係についてはもう少し使ってほしいなと思っております。これはまた後の活動の中でやっていきたいと思います。

 それから、ナショナルトレーニングセンターの関係。やっぱりスポーツ王国しずおかという形でいつかこんな話をしたかもしれませんが、かつて静岡が強かったのは企業のチームが強かったからと。かつての大昭和とか、旭化成とか――スズキさんは今でもやっていますが――そういうところの選手が圧倒的で、世界的な選手もたくさんいたということで、そういう企業の選手がいて、そして我々静岡県のスポーツを支えてきたということは事実であると思います。
 そういうことも含めて、ぜひこのトレーニングセンターにつきましては、本会議で10番委員の質問もあったわけでございますが、御殿場というところは大変そういう面では条件の整ったところでありますので、ぜひこの問題につきましても進めていっていただきたいと思います。

 それから、最後の教育委員会制度の問題について、私は若干これ疑問というか、私なりに考えているんですが、学校教育の振興ばっかり主になっちゃって、やはり後に残された生涯学習とか文化芸術とか、いわばスポーツの関係につきましては余りどうなんですかね。そんなこともありますので、これは委員長のお諮りをいただきまして、もし我々とそういうお話をさせていただけるような機会をつくっていただけるならば、ぜひお願いをしたいと思います。それは委員長にまたお願いをいたしておきたいと思います。
教育問題はまさに今、いろいろな形で、教育振興計画の中においても、やっぱり道徳教育とか愛国心をしっかりやれと書いてあるんですよね。そういうことも含めて、やはりそういう中で、ある程度の方向づけというものはかなり変わってきていると私は理解しているんですが、ぜひそういう形でお計らいをいただきたいと思います。私からの質問は以上であります。ありがとうございました。

○中澤(通)委員長
 ただいま2番委員から提案のありました教育委員とこの委員会との懇談会ということで、次長さんからも前向きにありたいという話もありました。御異議なければ、日程等については一任させていただければ、後のことについては調整をさせていただいて、また皆さん方にお知らせをいたしますので御了解ください。

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