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委員会会議録

質問文書

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平成29年6月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:藤曲 敬宏 議員
質疑・質問日:07/26/2017
会派名:自民改革会議


○藤曲委員
 1問だけ質問させていただきます。
 私立高校におけますバリアフリー対応についてお伺いしたいと思います。
 昨年、文教警察委員会に所属しておりまして、その際に車椅子の生徒で高校入学を検討されている方がいてバリアフリーの公立高校に関する対応について伺ったところ、85の公立高校の中でエレベーターの設置校が25校、設置率で29%、特別支援学校は13校、多目的トイレが同じく公立高校85高校中75校で設置率90%というお答えをいただきました。設置していない高校においても、身体障害の生徒が入学した時点で多目的トイレを改修工事するとか、エレベーターの設置は現状として無理でも階段に昇降機を設置する予算を確保してあるので対応できますという話でした。
 4月から静岡県でも障害を理由とする差別の解消の推進に関する条例が施行されて、学校施設バリアフリー化推進指針に基づいて私学においても同様の対応を進められていると思うんですけれども、現状に関して教えてください。

○田中私学振興課長
 障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律が施行されまして、私立学校においても10番委員がおっしゃられたとおり、障害を理由とする不当な差別の禁止や合理的配慮が求められております。文部科学省においても私立学校等における具体的対応の指針が示されているところでありまして、県はこれを受けまして全ての私立学校に対し法の趣旨や対応指針にのっとって適切に対応するよう要請しているところでございます。
 公立高校におけますバリアフリーの状況のデータをご紹介いただきましたが、私立高校についてエレベーターが何割の学校で設置されているといった具体的な状況は現在把握していないです。
 ただ、本県におきましては私立学校の経常的経費助成におきまして特別教育加算といった枠を設けております。その中に障害のある生徒を受け入れた場合ですとか、ユニバーサルデザインに取り組んだ場合に加算して助成する方法をとっており、私立学校における障害を持つ生徒の受け入れを支援しているところでございます。
 平成28年度におきましては、経常的経費助成で障害のある生徒を受け入れた事例として申請があったところは、県内の全日制の私立高校43校のうち20校で約半数でございました。

○藤曲委員
 ありがとうございます。
 なぜこんな質問をさせていただいたかと言いますと、4月に高校に車椅子で入学した方が入学前の昨年中に私立高校に幾つか相談に行ったそうです。事前に入学できるかどうかというところで、ある私学の東部の学校ですけれども積極的にどうぞ来てください、対応できますという返事で、エレベーターもあったそうです。今言った半分の高校はこういう形で対応しているように、積極的に受け入れを表明してくれている。一方である学校は十分な対応ができませんとやんわりと断られたというように、答えに差があったことを保護者から聞きました。4月から県としても全県的に全ての学校において受け入れる方向を私立、公立関係なく対応していただきたいと思いますし、指導をより積極的に進めていただき、障害の有無によって分け隔てなく学業に励める環境を整備することが大変大事だと思いますので、ぜひ県として指導していただきたいと要望として終わりにします。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

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