• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成29年決算特別委員会産業分科会 質疑・質問
質疑・質問者:伴 卓 議員
質疑・質問日:11/01/2017
会派名:ふじのくに県民クラブ


○伴委員
 よろしくお願いします。
 決算審査意見に対する説明書をもとに3点、分割質問方式で合計4点お伺いをさせてください。
 まず1点目ですけれども、71ページをお願いいたします。
 こちらの下段のAの部分に、災害発生時の工業用水防災訓練の実施とありますが、右側の大きい枠の中、平成28年度より災害時管路情報システムの運用を開始したとあります。恐らくこれは漏水箇所を仮定、想定をして、ユーザーさんと仮想訓練を行っていると思うんですけれども、実施された訓練内容と、あるいはアンケートをとっているとありますので、改善点のフィードバックなどがあれば教えてください。

○佐藤水道企画課長
 災害時管路情報システムにつきましては、平成27年度の防災訓練で漏水箇所の見える化をどのようにするかというアンケートがございました。その結果に基づいて、静岡県の地理情報システムにうちの管路の情報が載っていますので、各ユーザーにパスワードとIDをお知らせして、災害時に漏水が発生したとき、どの区間で漏水が発生して断水しているかという情報を皆様にお知らせするシステムでございます。
 平成29年度の防災訓練で各ユーザーにそのシステムの中に入っていただいて、使えるかどうか見ていただきました。そのアンケートでは、画面の表示が重なったりしている部分があって、その辺が使いにくいとか、パスワードが入力しにくいというお話がございましたので、本年度からその改善に向けて作業を進めているところでございます。

○伴委員
 1点、再質問いたします。
 工業用水ユーザー、私の地元でいえば富士川と東駿になるんですけれども、行く行くは全地域で同じようなシステムを入れて訓練をしていく、あるいは全ての地域で平成28年度の取り組みとして進んでいる、この辺の進捗状況がもしわかれば教えてください。

○佐藤水道企画課長
 災害時管路情報システムにつきましては、7工水全てについて構築しております。ちなみに工水だけではなくて、3つの水道事業につきましてもシステムを構築して運用しているところでございます。

○伴委員
 ありがとうございました。
 個人的な話にはなってしまうんですけれども、先日、工業用水のある企業の方とお話をしていまして、この訓練に関して現場でも非常に温度差があります。あとはたまたま製紙関係者とお会いしているときでしたので、具体的な企業名は申し上げませんけれども、おざなりという状況ではないんでしょうけれども、会社の一部の人だけが担当をしていて、現場までしっかり声が届いていない。現場といってもいろいろ段階があると思うんですけれども、要は危機感がそれほどないのかなという印象を受けました。
 やはり、製紙業にとって水が途絶えることは本当にマシンがとまってしまうことになると感じています。県のほうから、アンケート等も踏まえて、危機感を持って訓練に当たってくれという指導が平成28年度はありましたでしょうか。

○佐藤水道企画課長
 広報につきましては、訓練をやりますという依頼文を年度の当初――6月ぐらいですか、全ユーザーに郵送をしております。恐らく防災担当者のところにその物が行っているということで、企業内でどれだけ情報共有されているかというのは、まだアンケート等はしておりません。ほかには受水企業と経営状況説明会をやる際に、こういうものができました、防災訓練をやっております、本日出席した方につきましては、企業の中でそのような広報をお願いしますというお話も私からさせていただいておりますし、Kリリースという広報紙を企業局が出しておりますが、そこにも本年度防災訓練をやります、本年度の防災訓練の結果このようなことが見えてきましたというお話をさせていただいている状況でございまして、まだまだ広報が足りない部分があると感じております。
 もう1つは、メールアドレスの登録もお願いしてるんですけれども、約6割の登録にとどまっているものですから、その辺につきましても機会があるごとにお知らせしてお願いをしています。

○伴委員
 ありがとうございます。
 1点、要望です。せっかくコストをかけてシステムを構築して、いざというときのために備えているので、例えがあれですけども、町内会の防災訓練でもおざなり的にテントを張って、アルファ米食べて、町内会長の話聞いて終わりみたいな感じになってしまったらもったいないと思うので、企業の側にも人工的な制限はあるとは思うんですが、実際に1回試しに水道をとめてみるわけにいかないので、こういったところは啓蒙活動、啓発にはまた注力をしていただければと思いました。

 次の質問に移ります。
 決算審査意見に対する説明書の73ページの下段のAの部分、左側の狭い枠のほうです。今後も工業用水の需要拡大につながるユーザー支援、地域産業の振興を図るため、CNF等の開発支援、収益事業の可能性について国や市町、県の関係部局と調整、連携をして調査研究の一層の推進を図るようにと意見が出ております。これに対して、新たな事業展開等に当たっては国内産業振興プロジェクトチームを中心に、企業ニーズ等を的確に把握して云々、最終的に現在策定中の経営戦略に盛り込み検討をしていくという企業局の回答が出ておりますけれども、特にこの中でCNF産業に関して富士地域、私の地元もそうですけれども、担っていることでありますので、この検討状況を教えていただければと思います。

○三沢地域整備課長
 CNF――セルロースナノファイバーにつきましては、情報がまだ広く行き渡っておらなかった平成27年度に、更新ユーザーのサンプル入手方法を知りたい、特性を知りたいという要望からサンプル展示会を始めました。今年度は約930人の出席者を数えるほどに成長いたしまして、CNF単独としては国内を代表する展示会との評価をいただいているところであります。このように地元中小企業のニーズに応えたことにより、先日の新聞報道にあったように、五條製紙がCNFを使用した新たな紙を開発するなどCNFの開発支援に成果があらわれてきているところでございます。
 さらに、昨年11月には庁内連携組織であります国内産業振興プロジェクトチームを企業局内に設置いたしました。CNF開発支援に重点的に取り組んでいるところです。
 今後、CNFの開発支援については、国内産業振興プロジェクトチームを中心に、経済産業部を初め関係部局の産業施策と連携調整を図りながら、企業局の役割を果たすように取り組んでいきたいと考えております。

○伴委員
 ありがとうございます。
 ちなみに、広く今CNFについて聞きましたけれども、企業局全体としてこうした産業支援、あるいは基盤整備の部分でも、何か平成28年度に取り組まれた事業等がありましたら教えてください。

○三沢地域整備課長
 基盤整備につきましては、同じく国内産業振興プロジェクトチームを中心として富士山麓フロンティアパーク小山への企業誘致、あるいは新たな工業団地造成の可能性ですとか、第6次産業の立地可能性等について検討をしております。
 新たな事業といたしまして、工業用地の新たな整備手法であるセミオーダーメード方式を創出しまして、現在第1号の事業化に向けて協議中であるほか、昨年度末、用地造成事業の対象業種に産業観光施設を追加したことに加えまして、さきの委員会でもお答えいたしましたとおり、食物工場、あるいは陸上養殖施設の追加を検討しているところでございます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp