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委員会会議録
質問文書
令和３年２月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 小長井 由雄 議員 |
| 質疑・質問日： | 03/08/2021 |
| 会派名： | ふじのくに県民クラブ |
○小長井委員
一問一答方式で、１問お伺いいたします。
先ほどから出ております外国人県民への情報提供への取組、あるいは外国人県民を対象とした新型コロナウイルス影響調査結果についてでありますが、様々な御質問の中で既にお答え頂いている部分もありますが、お伺いさせていただきます。
危機管理くらし環境委員会説明資料33ページの県への要望ということで出ております。
特に母語で受診可能な医療機関の情報が69％。次いで母語による感染予防等の情報提供、医療機関での通訳サービスといったものが60％以上の数値になっているわけありますけれども、現状こういったことに対してはどのような対応になっているのかをお聞かせください。
○長谷川多文化共生課長
新型コロナウイルス影響調査の結果について、どのように対応しているかでありますけれども、まず母語で受診可能な医療機関の情報につきましては、健康福祉部から外国人患者受入れ拠点医療機関リストを入手し、国際交流員が運営しておりますフェイスブックでポルトガル語、フィリピノ語、英語により情報提供しております。
母語における感染予防等の情報提供については、知事メッセージや感染予防対策をはじめ入管からの出入国に関する注意事項についても国際交流員ができるだけ頻繁にフェイスブックで情報提供をしています。
これらの情報については、県多文化共生総合相談センター「かめりあ」とも共有しておりますので、相談があれば外国人県民に情報提供するとともに、中国語、韓国語、ベトナム語、インドネシア語につきましては、「かめりあ」のフェイスブックで情報提供をしております。
医療機関での通訳サービスに関しましては、今年度から健康福祉部が電話医療通訳サービスを開始しております。外国人患者受入れ拠点医療機関として登録すれば、医療機関において17言語、24時間対応が可能となっております。
現在、健康福祉部ではさらに多くの医療機関が電話医療通訳サービスを導入するよう、外国人患者受入れ拠点機関に登録をしていただけるよう医療機関等に働きかけているところだと聞いております。
○小長井委員
いろいろな形で対応していただいているといったお話でありますが、69％など高い数値で要望が出ております。だから先ほどからお話がありますようにポータルサイトを立ち上げるなどといったことになってくるかと思います。
提供する情報の基準を見ますと、その要望に関する感染症とか医療とか福祉といったことがあるわけですので、そういうところも充実させていくかと思います。
１点だけお伺いしますけれども、医療機関での通訳サービスとのことで様々な方法があると思いますが、電話での通訳対応といったお話もありました。最近では翻訳機が非常に性能の良いのが出てきているんじゃないかと思いますが、そういったものの活用なども有効ではないかと思います。特に、医療についてはもし医療用の特別な言葉が翻訳機にないとなれば、それは開発していけばできない話ではない思いますので、そういったことの活用をぜひやっていただけたらどうかと思いますが、その点についての考えをお聞かせください。
○長谷川多文化共生課長
健康福祉部で導入しております電話医療通訳は、タブレット端末で通訳機関とつなぎ患者さんと医師、通訳機関の３者通話で対応していく形になっております。
翻訳機についても、最近ＡＩ技術を搭載するなどして性能は上がってきているようですが、医療の問題は場合によっては命の危険に直結するようなものになるので、全部機械翻訳に任せるのは難しい現状があるのではないかと思います。
しかしながら、簡単な受付業務や看護師が何か簡単な指示をするといった場合は翻訳機で十分対応が可能だと考えておりますので、ただで使えるようなアプリなどもありますので、そういったものの導入も健康福祉部を通して医療機関に紹介できたらいいかなと考えております。
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