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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成22年12月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:櫻町 宏毅 議員
質疑・質問日:12/02/2010
会派名:民主党・ふじのくに県議団


○櫻町委員
 時間の関係もありますので、手短に4点お聞きいたします。
 まず、静岡県総合計画の基本構想のほうでございますけども、この基本構想は4つの柱、命を守る危機管理と、“ふじのくに”の徳のある人材の育成、“ふじのくに”の豊かさの実現、そして“ふじのくに”の自立の実現ということで、“ふじのくに”の自立の実現の分野は交通基盤部の皆さんが所管をされているという認識だというふうに受けとめております。
 つきましては、この基本構想のほうの18ページに、“ふじのくに”の自立の実現の目標値といたしまして、具体的に2つ挙がっておりますけども、この具体的数値、なぜ自立の実現に向けてこの2つを取り上げられて、この数字を起用されたのかという点についてお伺いをいたします。

 続いて総合計画のほうでございますが、まず108ページ、地球を守る低炭素・循環型社会の構築の欄で、ふじのくにグリーン・イノベーションの推進という欄がございます。この中には、次世代の電気自動車の普及を促進するというふうにございますけども、現在お隣の神奈川県、それから愛知県については、電気自動車を普及させるに当たっての充電装置等施設の設置がかなり充実をしてきておりますが、本県については若干おくれている状況だと思っております。今後その総合計画の中で道路局の道路行政としてどういう体制整備をするのか、もう一方で都市整備、都市局の所管でどういう整備を今後されていく御予定なのか、それぞれ所管の局が変わりますけども、どんな考えなのかお聞きしたいと思います。

 それから3点目は113ページです。これも景観の関係でございますが、自然と調和する美しい景観の創造と保全という項目で、現在風力発電が東伊豆町で実行段階に移っておりますけども、その自然と調和する美しい景観という観点からいたしまして、この風力発電、静岡県は非常に風況がいいということもございますので、今後拡大する可能性があろうかと思いますけども、この総合計画の欄で自然と調和する美しい景観の中の風力発電の風車の位置づけ、これをどのように判断されているのか伺いたいと思います。

 そして、最後は空港の関係でございますけども、170ページでございますが、各委員からいろいろ御質問もありましたけども、現在交通基盤部の中の空港局の位置づけは、ハード部門の整備ということだと思いますけども、こちらの170ページにある目標値は、文化・観光部が所管をする利用者の人数だとか路線の数だとかいうことですよね。これに伴って交通基盤部の空港局としては、さまざまなハード整備をおやりなると思うんですが、実は平成23年度の予算の中にも3億円をかけて西側エプロンを拡大すると出ております。これから平成25年度までの間にハード面ということで空港整備にどのぐらいの設備投資――財政見込みで結構ですけど――どのような中身をどのくらいの額でおやりになる計画なのか、この点についてわかる範囲で結構ですの教えていただきたいと思います。以上4点です。

○山崎政策監
 総合計画の基本構想に掲げた目標ということで、交通基盤部としましては、「中心都市への30分行動圏に係る人口カバー率」と「都市機能の充足」ということで代表事例を2つ掲げております。
 これにつきまして、基本計画のほうで3つの大きな目標というようなことを掲げておりまして、まず多自然共生地域の形成ということ、それから都市のイノベーション、それから交通のネットワーク化であります。
 その中で、まず多自然共生地域については、いわゆる中山間地を含んだ地域になるんですが、ここで最も強く要望されているものは、先ほど委員からの質問もございましたが、道路の整備が重要だというような御意見がございました。そういう多自然のところに住んでいましても、ある程度中心都市へのニーズがある、例えば緊急医療にしましても中心都市とのかかわりは外せないというようなことも考えまして、代表事例としてこの30分行動圏というものをここの目標に入れております。
 次に、各都市が地域としてまとまっていくというような観点で、都市機能が充実しているかというようなことが重要ではないか考えました。
 ほかにもいろいろな指標がございますが、代表事例ということで、この2つがふさわしいのではないかということで、掲げております。以上でございます。

○村松道路企画課長
 電気自動車の充電施設の設置についてお答えいたします。
 道路への設置につきまして、今考えられることといたしましては、道の駅とかポケットパークに設置できるのかなということでございますが、現在のところは、まだ全体の充電施設の設置計画等の作業もこれからでございますので、私どもといたしましてはそのような充電施設をどこに設置するのかという案をつくりながら、協力できるものは協力していきたいというふうに考えております。以上でございます。

○増島都市計画課長
 113ページの自然と調和する美しい景観の創造と保全のところで、風力発電の風車についてどう考えるかというような御質問だったと思いますが、風力発電については、設置される場所によりまして、今いろいろ問題になっているのが伊豆半島地域だと思います。海岸線など風車が設置される場所によって景観に与える影響が大きく違うと考えております。
 景観につきましては、基本的には地元の市町が景観計画等を策定して、景観の保全を行っていくべきだというふうに考えておりまして、設置する場所によってその風車に対する考え方も異なってくると考えております。以上です。

○岩ア静岡県理事(交通ネットワーク担当)
 きのうもちょっと会派のほうに平成23年度予算で御説明申し上げましたけど、現在の見込みといいますか、部局のほうで要求している調整額としましては、全体として平成22、23年度でエプロンの約6億円がございます。きのうは、調整中という形でお示ししましたが、無停電電源装置が当面、平成23年度の整備としては考えられます。それからその平成23年度の中で、これがちょっとまだ現在交通基盤部で事業を実施するのか、文化・観光部で実施するのか、それとも事業そのものがどうなるのかという議論が現在、これ知事のところで財政当局といろいろ調整されておりますけど、具体的に言いますと空港ティーガーデンシティ構想の中で何を具体化していくのか、いるのか。これについて私ども直接は知事から希望は聞いておりますけども、ただこれほどの緊縮財政の中で、当然集中と選択という形でなったときに、どの施策が平成23年度以降展開していくのか。また所管として、一応ティーガーデンシティ構想そのものは文化・観光部が所管してございますが、空港の例えば区域内とか空港の区域内に近接する場所とかいった場合になりますとこれは文化・観光部が事業を実施するよりも――特に空港区域内でございますと国土交通省の変更認可が必要になり、私どものところでこれまでも所管してまいりましたので――そうした場合に県として、どちらが事業として実施したほうが適切なのか、今後検討されると思います。
 いずれにしましても、具体的に平成23年度以降どのような中身でどのような事業費で行うのか、また事業所管部はどこになるのか、これは今後の予算編成の中で明らかにされていくものということで、2月県議会前には決着がつくものと思っています。現在まだそういう形で、庁内的な調整中だということで、大変恐縮ですけど御理解いただきたいと思います。

○渡邉道路局長
 先ほど、電気自動車の普及に対しまして、道路局としての対応を課長から申し上げたんですが、現時点ではくらし・環境部が所管していますので、例えば充電施設をどれくらいのピッチで配置するとか、どこに置いたらよかろうということをくらし・環境部のほうで検討されると思います。
 その中で、例えば道路スペースが利用できるようでしたら、それも一緒に相談に乗りましょうと、またポケットパークに設置する場合には道路占用に関して積極的に応じようというような話になると思います。ですから先ほど課長のほうから充電設備の配置についても計画をつくりながらと申し上げたんですが、現時点におきましてはくらし・環境部が主導しておりまして、しかるべき相談を受けながら一緒にできるだけいい計画をつくるというようなかかわり方をしていくということでございます。以上です。

○増井交通基盤部理事(高次都市機能担当)
 電気自動車の普及についての都市局の関係について御説明をさせていただきます。
 やはり、今道路局のほうで話をされたように環境局がリードしています。そういう中で方法が幾つかありまして、1つは電気自動車を町なかで使うという方法、それからもう1つは特に伊豆半島などで、電気自動車は一定の距離しか走れないためそれを見ながらある程度のところに設置をしていくというような考え方があると聞いています。
 現時点ではまだ計画そのものがそんな決まってないということなので、環境局の主導により県全体の中でどこに充電施設を設置するかという計画を調整する中で、今後都市局においても考えていく必要があるかなというふうに考えております。以上でございます。

○櫻町委員
 ありがとうございました。目標値については、今のお話で理解しましたけど、これをやれば基本構想の大きな柱の1つになって、全部実現できるという意味じゃないと思っていますので、各施策をそれぞれ各部局単位で目標をお立てになってそれが達成されれば、この自立の実現というのは可能だという認識でございますので、ぜひその点については各部局の中で着実な遂行をお願いしたいと思います。

 それから、電気自動車の件については、これは今のガソリンの内燃機関からどんどん電気自動車にかわる、そのスピードは思ったより早くて、今神奈川県や愛知県のお話を聞く限りでは、かなり精力的にそういった急速充電の設備を整えることに対して助成をするなど、官民一体になって取り組んでおります。
 例えば愛知県から走ってきて神奈川県に行きたいのに、途中でとまっちゃって静岡県で充電する場所がないというようなことがあってはいかんと思います。そういった意味からすれば、環境局が所管だということでございますけども、交通基盤部として道路それから都市、それぞれの部局がやっぱり連携を取りながら、設置箇所の拡大とそれからユーザーの拡大に対して、行政がおくれることのないように、ぜひお願いをしたいというふうに思います。

 最後に空港ですが、理事苦しいところを御答弁いただきまして済みません。私もお金のことについては申し上げてはいけないのかなと思ったんですが、1400億円という巨額を投じて完成した静岡空港が、当初の目標は138万人で、ふたをあけたら60万人弱だったわけですよね。県民の方にしてみれば70万人とか80万人に上げるためには、今まであるものをそのままうまく利用してやればいいじゃんと、新たな設備投資でまたお金かかるじゃんというようなことを言われかねないわけですよ。ですけどエプロンを拡大するなどいろんな整備をもう1回させていただかないと70万人、80万人、90万人というところにはいかないですよという説明はやっぱり、総合計画の中で訴えていかないといけないと思います。
 そこで、この5年間にどのくらいの規模の設備投資を予定されているんでしょうかということを聞いたわけです。
 ですので、結局空港を利活用しなきゃいけないのは我々議員も同じですし、県民の皆さんもそういう御理解はいただけていると思っていますが、じゃあその目標にいかなかったから、目標にいかせるために新たな設備投資についての理解をしてくれているかというと、それはまた別問題だと思います。やっぱり投資の必要性みたいところをちゃんと説明していかなきゃいけないなというふうに思っておりますので、今後の課題ということで、ぜひ受けとめていただきたいと思います。以上です。

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