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委員会会議録

質問文書

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令和2年9月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:杉山 淳 議員
質疑・質問日:10/02/2020
会派名:ふじのくに県民クラブ


○杉山(淳)委員
 一問一答方式でお願いします。
 最初にまとめて要望を言ってから質問したいと思います。
 まず、ゴー・トゥー・トラベル、ゴー・トゥー・イートという経済政策が始まったんですが、例えばイートというと食べることを思い出すんですけれども、私はイチゴ狩りがイメージにありまして、ですからイチゴ狩りもイートじゃないかと思うんですがメニューからは外れていると思います。でもそういうのはどんどん要望して一緒になるようにとか、何か言ったときにパッとこう反応できるようにぜひ皆さん勉強しましょうとお願いしたいと思っています。
 次に、ゴー・トゥー・商店街とゴー・トゥー・イベントは、これは恐らく国の事業ですが、皆さんの仕事の中で少しでも関連するものがあれば、この周知活動がやっぱり一番ですし、恐らくこのゴー・トゥー・商店街、ゴー・トゥー・イベントってほとんど話題にもなっていなくて知らないと思うので、ぜひ準備していただいて直接事業に関係する関連の業界の方から動けるようにお願いしたいと思います。
 次に、昨日偶然ですけど結婚式場をやっているアルファクラブという――葬祭でいうと富士葬祭のグループなんですけれども――そこの会合に行きまして、結婚式場は新型コロナの安全対策をすごくやっているんだけれども、結婚式を挙げてくれる人がいないとの話を聞きました。
 要望ですが、結婚式場は裾野の広い産業で例えば花は生花店の仕事もあるし、食べ物もあるので生産農家まで響くとも聞きました。あと女性がおしゃれしなくなったといわれますが、結婚式になるとやはりおしゃれをするそうで、服も売れるし貸し衣装も使われるしいろんな波及効果があって、あとギフト屋さんは、お祝いやお返しが売れるとのことです。そういった、ぜひ結婚式場みたいな裾野の広い産業は今大打撃を受けているので、何かいい知恵があったら発信していただけたらなと思います。
 次に、バイ・山の洲(くに)ですが、交通基盤部で中部横断自動車道の大会があり、静岡商工会議所が主催で長野県小諸市や長野市の人などが来ていました。バイ・山の洲(くに)は宣伝していなかったのですが、せっかく道路ができるとのことなので、今後日本海側の方まで広げてやっていただけるとのことでありがとうございます。
 本当に横の連携は必要だと思うので、やっぱり局長さんの役割だと思うので、アンテナを高くしていただくようにお願いいたします。
 次に、今日は幾つか建物の話があったんですけれども、私も県職員だったので耐震補強したら10年触れないって先輩に相当言われて、しっかりやれと言われた記憶があるんですけれども、最近できた環境衛生科学研究所って大胆にも耐震補強して9年目に建て替えてオープンしちゃって、いつの間に県の方針が変わったのかなと私は首をかしげちゃいました。
 何が言いたいかというと、方針は変わってもいいと思うんですけれども、県は絶対失敗とは言わない、認めないと思うんですよ。でも明らかにこの新型コロナ関係で環境衛生科学研究所が果たしている役割は大きい、検体検査は下田からも熱海からも持ち込んでくるわけだから、遠くになったら当然検査時間も長くなります。県庁との連携と盛んに言っていて、大学、特に静岡県立大学薬学部との連携、あと県立総合病院との連携は明らかに距離的に遠くなって、どう説明するのか私は興味深いです。他部局の話をしてもしょうがないと思うかもしれないけれども、自分の部局でも全体の費用対効果も含めて、今後の展望を一生懸命考えていただきたい。
 その中で1点だけ、今は東日本大震災から9年半の復興モード、あと東京オリンピックモードで物すごい建設業の予算が高かった時代があったんですよね。
 これからこの仕事がなくなって下がるわけで、それからやるのは知恵があると思うんだけれども、静岡県はどうかというとその高いときでも箱物をどんどん造っていたので、ちょっと先送りできればなど。局長さんたちが知恵を出してトータル的に考えていただきたいのが要望です。
 要望の最後ですけれども、静岡市の教育委員会は通知一本でほとんどの中学校の修学旅行を中止してしまいました。中止というか延期になっていますけれども、新型コロナの感染があったら大変だからそこのところを配慮して、十分校内で検討してくださいといった中止にするしかないような通知なんですね。一方で国はゴー・トゥー・キャンペーンとか旅行させようとしています。
 最近静岡市内にも修学旅行で来る人がいるんですよ。日本平夢テラスに来たり、日本平動物園に来たり、そういうことも考えますとやはり県として統一的な対応というか、教育委員会はブレーキをかけて、経済産業部は地場の産業をよくしようと、静岡市だから県じゃないですけどね。県の教育委員会は修学旅行は指針を設けて工夫して実施することになっていますけれども、こういうアンバランスが一番よくないと思っているのでぜひ横の連携をしてほしいということです。連携が取れていないのが一番駄目なので連携を取ってやっていただきたい。教育委員会がやっていることがもし仮にこっちがやっていることと違うことがないように、一緒に連携が取れる行政をお願いしたいと思っております。
 質問なんですけれども、産業委員会提出案件の概要及び報告事項65ページの関係なんですが、専門職大学は初年度、短大で大幅に定員割れしました。今後の考え方と受検者、合格者、入学者をそれぞれ教えていただけたらなと思います。

○藤田農業ビジネス課長
 農林環境専門職大学短期大学部の件ですが、まず昨年度の受検者数、合格者数、入学者数についてお答えします。
 入学定員100人に対して、受験者86人、合格者86人、入学者数77人でした。定員100人に対して77人ですので定員割れになります。その要因ですけれども、特にその前年の農林大学校の養成部が2年制で、それを母体にしているのが短期大学部ですので、その状況と比較して減少幅が特に大きかったのが県内の農業高校です。そこへの聞き取りを行った結果ですが、昨年度は設置認可時期が9月6日で既に各学校では進路相談を進めて、タイミング的に学生に十分情報を伝えることができなかったとのことです。
 また、農林大学校から専門職大学に変わったことで、学生の中では入試レベルが上がってしまうのではないかと懸念されたとも聞いております。
 さらに、授業料は農林大学校が年額7万9200円、専門職大学は23万4600円で、これも他の国立大学等と比べれば安いんですけれども上がってしまったといったことがあり、受検をちゅうちょした学生がいたことが考えられます。
 今年度につきましては、新型コロナの感染症のリスクがある中ではありますけれども、対策に気をつけながら今説明した懸念に対して、教育の特色や入試の結果、授業料減免制度などの情報を広く正確に伝えるため、県内の全ての高校139校及び近隣県の高校、県外17校――昨年12校ですのでさらに増やしましたけれども――を訪問しました。8月にはオープンキャンパスも実施して専門職大学の情報を伝えたところです。
 入学者の内訳を見ますと、県内の農業高校出身者が従来から多いのですが、近年普通科高校、場合によっては商業科高校、あるいは県外高校出身者が増えています。女性の数も増えています。そういった傾向も踏まえまして、ホームページで今年度新たにイメージソングを取り入れた非常に若者への訴求力の高い大学紹介動画を作りまして、テレビCMを8月の間放送しました。またインスタグラム等のSNSを使った情報発信も使いまして、広く本学の知名度を高める活動を行っております。
 生産現場から短期大学に対するニーズがございますので、それに対応するために引き続き学生の確保に向けて全力で取り組んでまいります。

○杉山(淳)委員
 ありがとうございました。1年目はいろいろ予期せぬことがあると思うので、そういった教訓を次の職業能力開発短期大学校にもぜひ生かしていただいて、初年度から需要のあるようにお願いします。

 最後になりますが再生可能エネルギーの推進について質問します。
 まず、先週の金曜日、9月25日の朝日新聞の一面トップは、再生可能エネルギーの発電比率23.1%達成と記事が出ていました。今年度の1月から6月の上半期の数字は10年先の2030年の政府目標を瞬間的に超えたとのことです。
 気候危機は、台風が巨大化するのも含めて、海面上昇と言われているいろんなトータル的なコストがかかるから、今からこういうことをやってCOを削減していこうとの国際的な動きです。
 一方で、再生可能エネルギーの推進は必要だと思います。その中で農業との連携で抹茶ソーラーは他県ではすごく話題になっていて、静岡県の先進的な取組だとある研修会で名前が出てきたんだけれども、抹茶ソーラーがどういうもので今どんな活動がなされているのか、どういうところでやっているのか教えていただきたいと思います。

○石川農業戦略課長
 抹茶ソーラーについてお答えします。
 10番委員のお話は、営農型太陽光発電で、農作物の上にソーラーパネルを設置する営農だと考えられます。これは平成25年に農地法の農地転用に係る取扱いが明確になりまして、それ以降農作物の上にソーラーパネルを設置する太陽光発電が増加しております。
 その結果、作物別に見てもお茶が2番目に多い状況になっておりまして、茶園の上にソーラーパネルが乗っている事例が各地で増えている状況です。

○小林お茶振興課長
 お茶についてもう少し付け加えて説明いたしますと、茶園にソーラーパネルが設置されている箇所数は県内で59か所、面積にしますと延べ9.5ヘクタールとなります。ちなみに県内では一番最初に菊川市の生産者の方が設置いたしました。これが平成26年の1月ですが、その方はソーラーパネルの施設といいましょうか、棚を使いまして、そこにさらに一番茶のときに被覆資材、遮光資材を覆いましててん茶を生産しております。うまくかぶせるところにも使って、取り組んでいる方もおります。ちなみに春先はそのソーラーパネルによって、霜が降りるときの放射冷却を軽減して、防霜効果もあります。

○杉山(淳)委員
 ありがとうございました。いろいろなチャレンジがされていることで、ぜひまた全体化していただけたらなと思います。ありがとうございました。私の質問は以上で終わります。

○杉山商工業局長
 先ほど10番委員からありましたゴー・トゥーの関係です。
 ゴー・トゥー・イートにつきましても既に商工会を中心とした実行委員会と商工会議所連合会を中心とした実行委員会において、このフレーム商品券事業について既に飲食店の募集等を開始し、食事券の販売も10月16日から、食事券利用も10月26日から開始することにしております。県としては、両方同じ時期にこのイベントが同時に進んでいけるように調整をしてきたところです。
 それから、ゴー・トゥー・商店街につきましても、これは国の事業ですが、我々は商店街に全部情報を提供してきております。30日には委託事業者も決まり近々商店街の募集もするとのことです。
 県内の商店街においても、この事業を活用したいとの話も伺っておりますので、県としても連絡を密にしながらこの事業が県内でもうまくいくようにやっていきたいと思います。

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